« 在宅勤務の悪影響 | トップページ | ゴルフは一生やらない »

2020.06.30

泉佐野市の勝訴に思うこと

ふるさと納税をめぐるドタバタの裁判で、今日泉佐野市が国に対して最高裁で勝訴するというニュースが流れた。

これは国が後出しジャンケンで法的には問題が無かった泉佐野市を後から決めたルールで過去の行いを適用させてシステムからリジェクトさせたというある意味トンデモない方策に対する、正義の判決。

泉佐野市のふるさと納税制度を使った寄付金集めに対して、色々言う人たちは居るけど、モラル的にはともかく法的には問題が無かったやり方で、それを一般庶民が非難するならともかく、国が後から決めたルールで、ただ感情をもってその過去の行いを違法とした、という無茶苦茶な事例を最高裁が国に付託せずにちゃんと裁いたという画期的な判例で、日本に法治と社会正義はあったんだなぁ、感情で無罪を有罪にする韓国みたいな無法がまかり通る国ではなかった、という「過ちがあっても正せる良識がある国」である事を公に示せた良好事例だと思う。

確かに泉佐野市の過去のやり方は感情的には非難されるかもしれない方法だったけど、実は違法ではなかった。それに元々国策を押し付けられて財政が悪化して苦しんでいたので、窮鼠猫を噛む的な起死回生を狙った奇策だった。なのにそれを国が暴力的で全体主義的な国家権力をもってイジメるという前代未聞の愚行を自分はおかしいとずっと思ってた。国がまるで醜いジャイアン的いじめっ子のように一方的に弱者を見せしめにして叩いて、それに逆らえない手下のスネ夫的な自治体と一緒になって泉佐野市やその他いくつかの犠牲者をスケープゴートとして吊し上げて殴りつけながら喜んでいるようにしか見えなかった。

これを持ってこれからふるさと納税制度に泉佐野市が復活したら、「おめでとう」の意味を込めて、自分が可能なふるさと納税をいくらかしようと思う。昔みたいな高返還率の返戻品目当てじゃなく、傍若無人な暴力的なふるまいをした国家権力に、正義と法の秩序を持って戦って見事勝利を収めた泉佐野市に対する「お祝い」として、ほんのちょっとだけでも寄付をすることで応援したいと思う、自分には何の関係もない自治体なんだけどね。

|

« 在宅勤務の悪影響 | トップページ | ゴルフは一生やらない »

ニュース」カテゴリの記事

コメント

inoさん、お疲れ様です。

泉佐野市問題、全く同感です。
国、どうしちゃったんだろうってずっと思ってました。
三権分立、とりあえず機能してて良かったです。

偶々一昨年、泉佐野市に少しだけふるさと納税して、
立派な返礼品をいただいてびっくりしたことがありました。
制度としての良し悪しはともかく、努力されてるんだなあと
思いましたもの。
最高裁で勝訴して、嬉しく思います。

ところでinoさん、くれぐれも目は御大事になさってください。
生きてくうえで本当に大切なので。
ご健勝をお祈りしています(^.^)/~~~

投稿: 前向きピンク | 2020.06.30 20:17

 個人的な意見ですが、ふるさと納税というシステムが嫌いだったりします┐(´д`)┌
 応援したいなら寄付すればいいし、返礼品も不要かと。
 まあ、いろいろな考え方があるでしょうけれど。

投稿: 剣片喰(けんかたばみ) | 2020.07.03 23:21

ああ、目が疲れた…(*_*)

前向きピンクさん:

コメントありがとうございます(^^)

泉佐野市、以前大騒ぎした時に自分も少し寄付してみたんですよね、返礼品はその地域の名産の玉ねぎ10kg、水ナスのピクルス3瓶、タオルケーキなるものがなんだか知りたくてそれも1万円分。まさかタオル巻いた飾りだとは知りませんでした、実家の母にそのままプレゼントです(笑)

限られた枠内で頑張ってるな、というのが実際に参加してみた当事者としての率直な感じでした。今回制度に復帰されたら、「お疲れさまでした寄付」をするつもりです。

-----------

剣片喰さん:

コメントありがとうございます(^^)

千葉県流山市でタナックス製品が返礼品でもらえる、という話が上がったころにへーそんなことあるんだ、とやってみたのが最初なので2018年が最初の利用でした。

なんだか変な制度だとは思いましたが、自分が世話になってきた震災被害地や去年は福島広野町にも寄付して去年は広野町から精米を貰いました。廃炉対応をしてた時に試験栽培した稲をそのまま刈り取って捨てている農家さんの苦悩を見知っていたのでその米を出荷できるようになった応援でもありました(一般ルートでは風評被害で売られてないですから…)

悪法なれど法は法。出来る範囲で応援を必要としている、寄付を喜んでくれる所に今年も寄付するつもりです。それをしない場合に収める住んでいる自治体からは一度たりとも感謝されたことが無い(当然の義務だから黙って払え、という態度)ですが、ふるさと納税した自治体は少なくとも感謝してくれますからね。自分で税金を納める先が選択できるなら有意義に使って感謝してくれる所に収めたいものです。

黙って殴りつけて蹴飛ばされて奪ってゆくだけの、住んでいる自治体には収める事は正直苦痛です、自分一人が生きるための市民サービス分としては多めの額を払ってますから減らして普通の額に落としても別に問題ないですしね。


投稿: ino | 2020.07.14 20:56

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 在宅勤務の悪影響 | トップページ | ゴルフは一生やらない »