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2020年8月

2020.08.24

無線熱、少し高まる

少し前に、以前やっていたアマチュア無線を再開しようか考えてるという話をUPした。

手持ちの古い無線機はみんな電解コンデンサがパンクしてる古い家電特融の香りを放っていて、少しは使えるだろうけど、本来の性能はおそらく発揮できない気がする(以前画像を上げた奴は比較的新しいからメンテすれば使えそうだけど)。となると新たな初期投資をしないとダメなんだよなぁ、と思ってヤフオクなり、メルカリなりをツラツラと覗いていたら…気が付いたら中古の無線機を落札してた(^^;)<ばき

Ft817nd

入手したのはヤエスのFT-817ND。コンパクトボディにバッテリー駆動(外部電源も当然可)で、430MHz以下の周波数帯全て出れるオールバンド&AMまで波が出せるオールモードという恐ろしいヤツ。出力は最大5Wらしいが、元々自分はQRP(小出力通信のこと)嗜好があって、以前開局してたときはポータブル機で3Wとか、ハンディ機1.5Wとか、ミズホ通信のピコシリーズで2Wとか、そういうを使ってたりしてフルの10W出してた事は殆どないので5Wもあれば十分。小さすぎて操作性が悪いとか表示が見にくい、という悪い下馬評もあったけど、元々アナログ機を使ってた自分からすればデジタル表示なだけで最新鋭。操作性も元ピコトラ使いとしては何の問題も感じない。これは旧タイプで現行はモデルチェンジしたFT-818NDだけど、違いはTCXO水晶が入ってて出力が5W→6Wに代わってバッテリ容量が増えたくらいなので、じゃあとオプション水晶突っ込んで、バッテリーも中華リチウムポリマー入れてみた。これで旧型817NDでも十分現役続行でしょ?。現代に甦ったピコシリーズ、スーパーピコトラみたいなもんだよね817は(^^)

Ftandpico21

このピコ21Sもぢつはまだ電源入って下記のアンテナ繋いで受信出来る事は確認した。送信はマッチング取れたアンテナ無いから判らないけど、完動のFT-817NDがあれば、もうこのピコの出番はないな、味はあるんだけど(^^;)

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…で、当然だけど今は開局していないのでこれを使って送信は出来ない。なので当面受信に専念する。必須となるアンテナは適当にウッドデッキの手すりに針金を這わせて、それを金属製の物干し竿に電気的に接続し、さらに物干し竿合計3本を電気的に導通させ、しかもその物干し竿の末端からさらに数m針金を伸ばし庭木の間にアンテナを張った。ちゃんと庭土にアース棒刺して同軸ケーブルのシールド側をアースに落とした。

電波を出すのならこれは全然マッチングもなにもないダメダメだけど、受信するだけならロングワイヤーアンテナはアリだ、この無線機は受信範囲が広くて、アマチュア無線だけでなく、普通のAMラジオや短波ラジオ、FMラジオもみんな聞けるので、中学生の頃に持ってた短波ラジオ(東芝のトライX1600だったっけな?)のロッドアンテナにエナメル線繋いで画鋲で止めて壁に這わせて短波放送を聞いてた時以来久々のBCL(遠方のラジオ局の受信をすること)に挑戦、…ラジオたんぱ数十年ぶりに聞いた(苦笑)。やー、なんだか少年の頃に戻ったような気分だ、たのしー、令和の今でもBCLカードって貰えるの(^^)?<ばき

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針金&金属物干し竿ロングアンテナwithアース、地上高は低いけど折り返し長さがトータル15m以上あるからHFのアマチュアバンドも一通り聞ける。令和の時代なのに今も空は意外なくらいにぎわってるんだな。局長平均年齢60歳以上という超々高齢化した世界だけど、あと10年くらいはアナログ電波で遊べそうな気がする。

…よーし、久々に再開局してみるか。嫌な事も山ほどあるだろうけど、嫌になったらそこでやめればいいや、一度再開してみよう、大昔にせっかく勉強して免許取ったんだから、使わないともったいない。とはいえ昔と違って今は電波利用税だ、旧リグ認証費用だ、とイニシャルだけでなくランニングコストもバンバン発生するんだよね、税金大嫌いだからそこだけひっかかる。まぁ無駄な納税に我慢出来なくなったら、そこで止めれば課税逃れ出来るんだからそれでいいや(^^)♪
 

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2020.08.05

命あるものと暮らしたい

前回、トカゲのタマゴを孵化させた話を書いた。

小トカゲは半数を庭に放ち、半数は自宅から少し離れた藪に放った。一か所にいると何かあると全滅する可能性があるからね。また新たな相方を得て繁殖して欲しいからさ(^^)

そんな庭に放った小トカゲ君たち、たまにチョロチョロと姿を現してくれる。それが見るたびに少しずつ大きくなっていて、それが少し嬉しい。無機質な乗り物と違って、命あるものは成長し、変化し、そして死ぬ。それを体験させてくれるトカゲさん、ありがとう(^^)/

そしたら、何というか、もう少し生き物に触れて傍にいて欲しくなった。一人暮らしの寂しいオッサンの生活に突然閃いた命の輝きにヤラレたのかもしれない。とはいえ命を預かるのは多大な責任を伴う。植物だって大変なのに、動物はなぁ、と思って悶々としてた。

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新型コロナウィルスが収束せず第二波が日本を襲う現状で、一時的な仮のスタイルだったはずの在宅勤務がまだ継続している。在宅勤務は人生史上最も体を動かさない生活のしかただ。なので同じ量を食っていると劇的に体重が増えて腹回りがブヨブヨしてくる。なので業務終了して社給PCをログオフして自分の私生活モードに瞬時に切り替えた後で、よく自転車を乗り回している。歩いてもいいんだけど、乗り物大好きなので身体を動かす事と二輪車バランス感覚を味わえる自転車は子供のころから大好きで、今でも乗る。

先週のある曜日、自宅から少し離れた田んぼのあるフラットなところを淡々と走っていた。そしてふと田んぼの脇にある送水用のU字溝をのぞいてみた。そのタイミングでは送水がされておらず、U字溝は大半が枯れて、ごく一部にだけ残水が残ってた。そんなたった数mの残水の中に、小魚が沢山取り残されているじゃないか!

その時はまだ梅雨明けしてなかったけど、このままだと多分1~2日後にこの小魚たちは干上がって煮干しをばらまいたように死ぬ。それが自然摂理なのなら仕方ないのだけど、2~3cmの残水の中でその小魚たちはピチピチと泳ぎまくり、まだまだ元気。なんだか可哀想になってしまった(;_;)

なので、そこから自転車をガンガンコイで自宅に戻り、バイクを引っ張り出し、トップケースに雨水を汲んだタッパーと、物置に残ってた金魚用の手網を積んで、その現場に戻ってきた。

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Dobu202001

この浅い残水の中に、数センチくらいの小魚が沢山残ってる。

Dobu202002

側溝脇に跪いて手網を持った手をU字溝に突っ込み目視せずただ掬い取る、すると手網に数匹ずつ小魚が入る。その小魚を雨水を入れたタッパーに移す。それを繰り返した。手網の中にはヤゴやザリガニも入ってきた。ただヤゴもザリガニも小魚を捕食する生物だから一緒には持って帰れない。それに小魚が耐えれないくらいの水位や泥になっても生きられるから、ザリガニ君達はすまんが自分は救ってやれない。上手くいけば雨が降れば増水するだろう、それに賭けてくれ…すまん。

Dobu202003

とりあえず持ってきたタッパーにこれだけ掬った(救った)。溝の残水にはもう少し小魚らしい動く姿が見えるが、この容器を密閉して、酸欠死させないで自宅まで移送するには多分このくらいが限界。なので断腸の思いで、残りの小魚たちをそのまま残して片付けして、バイクに乗る格好をしてメットも被ってグローブを付ける前にタッパーの蓋を密閉して、そこから自宅までのタイムアタックに入る。沢山の命を積んでいるのだから急ぐよ、ただし命を揺らさず、こぼさず、安全に運ぶ。しかも安全第一の順法でね(^^)

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実はここは自宅からバイクで数分、信号で止められても10分かからない距離。なのですぐに自宅に到着。小魚君たち、ようこそ我が家へ(^^)/、少しの間、ここで一緒に暮らそうぜ。とはいえ、水槽もってないから、すまんが庭に置いて雨水貯めてた火鉢で勘弁な。元々いつかメダカでも飼うか、と思って用意しておいたのよ。

Hibachi202001

なのでいつか使うだろ、と買っておいた水槽用の敷石(ゼオライト)を洗面器に入れて貯めた雨水で米を研ぐ要領で洗って、それを雨水をためておいた火鉢の底に沈めた。そしてそこに小魚たちを放つ。多分この小魚たちはオイカワの幼魚。日淡魚なので、ここでしばらく一緒に暮らして、成長して手狭になったら近所の川に放流出来る。在来種だからね。とりあえず敷石だけだと殺風景なので、そのまままたバイクに乗って近所のホムセンの観賞魚コーナーにいって水草を一束だけ買って戻ってきて据えた。ついでに窒息しないように汚れを取るようにエアレーションフィルターを設置。エアレーションは釣り道具で持ってるビニールバケツについてた乾電池式エアポンプを使って、ニッケル水素単三電池に単一用スペーサをかぶせて使う。どのくらい持つのか不安だったけど、なんと18時間くらい連続稼働する。なので朝夕に充電済みの物と交換すれば問題ない。水草が光合成してくれれば少し酸素を供給するから、しばらくそれで我慢してね(^^)

なおエサはダイソーで買ってきたメダカのエサ。これをやりすぎないように注意しながらパラパラ入れると、小魚たちの動きが変わって水中や水面でガツガツ食い始めた。よしよし、しっかり食って元気になって大きくなれよ、しばらく一緒に暮らしてちょっとだけ楽しませてよ、その間は責任もって養うよ、そして大きくなったら自然に帰ろう。もしかしたら外来魚やサギとかに捕食されてしまうかもしれないし、別の要因で死んでしまうかもしれないけど、救い上げられなかったあのU字溝に残されて多分明日には干上がって死ぬ仲間たちの命を、お前らが継いでくれ、頼む。
 
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以下蛇足:

後日、小魚君たちの生活環境をよくするためのグッズを探しにホムセン巡りをしていたら、こんなものを発見!!

Kame202001

…ええ、当然我慢出来ませんでした、そんなの無理でしょ(;_;)?、なのでそのままお迎え。

Kame202002

たとえ命が無いモノでも一緒に暮らしたいモノはある、確実に。自分にとってはバイクもそうだし、カメのぬいぐるみもそう。いい年したオッサンだけど、こういうお気に入りなものはやめらないのよね(^~^)<ばき

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