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2020年9月

2020.09.17

22年ぶりのQSO

前回、久々に無線をやりたくなってきた、という話をUPした。最先端テクノロジー万歳な令和の時代に、なぜ今更ローテク極まる無線を再開する理由を上げておく。

 ・在宅で外界と日常コミュニケーションを取る手段の一つ(一人暮らしリスク低減)
 ・災害発生時等での通信インフラ途絶が起きても非常通信が可能(防災対策の一環)
 ・年をとってもやる気さえあれば続けられるので老後生活の娯楽(老後対策)
 
他にもいくつかあるけど、この3つで大半を占めると言っていい。ネットのSNSなんかでも外界コミュニケーションは取れるし、防災対策は無線以外にもあるし、年寄趣味も他にもあるだろう。でもそれなら無線でも別にいいだろ。他人相手のコミュニケーションが主の趣味だから楽しい事だけじゃなくいい事だけでなく不愉快なことも起こりうる世界、なので慎重に熟考を重ねた。

…後々に後悔するなら、この時点でやらなかったことを悔やむよりも、リスク承知で挑戦してやってみてダメだったらその時に後悔しよう。そういう覚悟が出来たので、粛々と再開局手続きを実施。このインターネット万歳の時代に、無線の開局申請はアナクロな方法で、しかも遅い(--;)。とはいえどうにか今日、発行された無線局免許状が自宅に届いた。コールサインは以前使っていたものですんなり再交付。これで堂々と(合法の範囲で)電波を送信することが出来るようになった(^^ゞ

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再開局申請をしてからこの数週間は、家にいる間はずっと無線機の電源をいれてワッチ(受信すること)をしていたので、何となくだけど雰囲気は判る。なので在宅勤務を終えてから無線機のスイッチを入れて、Sメーター振り切れるくらい強い局(市でいうと二つ先のあたりだから20km位離れてる?)のCQに、最小出力に絞った0.5Wで恐る恐るコールしてみた(約四半世紀ぶりだ!)

すると、貧弱な出力とアンテナにもかかわらずあっさり一発ですんなり取ってもらえた(呼びかけに答えてくれることをそう言う)。

当たり障りのない会話は半二重(片方が送信している間は片方が受信し続け、それを切り替えて交互に会話すること、電話のようにどちらも常時繋がっている通信は全二重という)なので、初めて会話する同士なので、長く語ると会話が成り立たない、なので適度の長さで切り上げて、会話のキャッチボールを繋ぐ。…これが面白いんだよなぁ、昔インターネットもパソコン通信もなかった時代、見ず知らずの人と能動的にコミュニケーションを取る無線は新たな世界が開ける楽しさがあった、それを思い出しながら10分ほどの無線通信を行って、無事終了、73サヨナラー~(^^)/

劣化して交換して取り外したバイクのバッテリーを直流電源にした弁当箱くらいのサイズの小さなポータブル無線機、アンテナに繋ぐ同軸ケーブルは窓を開けて通し、アンテナは窓の外に停めた車のルーフ上に四半世紀前に使ってたマグネット式のアンテナ基台を張り付けて、そこにメルカリで値切って買った古い中古のモービルホイップを立てただけ。…これがウチの無線設備(苦笑)

今の所は手持ちのアンテナが対応しているVHFとUHF帯しか運用出来ないけど、無線機自体は非力だけど全バンド出れるオールモード機。だからこれから「貧乏無銭家」らしく遊びながら細く長く無線趣味を続けて行こうと思う。実際今日のカムバック一回目の通信相手は80過ぎのOMさん(Old-Man、ベテランの事をそう称する)。自分がそんな頃まで生きていたとして無線趣味がその頃まで残っているかどうかわからないけどね(なにせ無線従事者は年々減り続けており、社会的問題である国民の少子高齢化どころじゃない老人だらけの年齢分布になってる。こんなに高齢者ばかりでお先真っ暗な状況なのは猟銃所持狩猟免許取得者に次いで深刻だと思う)

…でもまぁ、それでもあと10年くらいは大丈夫だろう(^^;)、なので無線で遊べるうちは遊ぼう。

バイクは最近中型バイクに乗るワカモノが少しずつ増えてきてる。以前の絶望的な状況から少しずつ変わってきている(まだ油断出来ないけど)。無線は…自分より若い人っているの(^^;;)?、少なくともウチに届くUHFの波の範囲には1~2名しか居ないような…

バイクも無線も、来たれ!女性やワカモノ!
 

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