当たり前なんだけど、よく噛もう
ここ最近、Youtubeでショートの動画を見てる。
どうでもいいジョーク動画や、ゆっくり解説系や、芸の無い芸人のわざとらしいチャンネルには興味がない、自分が見るのは生き物系の動画が多い。そして最近はヘビがカエルを丸飲みするところや、カエルがネズミやハムスターと言った小動物を丸飲みする捕食系動画がちょっと気になってる。
食われる側からすれば可哀想!、となるのだろうけど、食う側からすればそれは御馳走にあるつけるチャンスな訳で、立場を変えれば残虐動画にもほのぼの動画に見えるという不思議。そして命がああやって食われて次の命の糧になるという目を背けてはいけない自然の摂理、それにちょっと引かれる。
その動画をみていると、丸のみしたエサとなった小動物は、その姿のまま捕食者の体内で死に至り、そして消化されてゆく、と容易に想像できる。まぁそれは当たり前なんだけど、それを見てて食した食物を消化器でそのまま消化するのは大変だよなぁと思って、ふと気が付いた。
自分が食ってる日々の食糧、コレ最近よく噛んで食ってないような…?
------------
自分は31歳の頃にROICE'のホワイト生チョコにびっくりするほどドハマリして食い続けて虫歯になったのが最初で最後の虫歯で、それ以前もそれ以降も虫歯になったことがない。永久歯も真横に生えて圧迫した下の親知らず二本は抜いたけど、それ以外の歯は全て残ってる、幸せなことだ。
だから根気よく咀嚼することはそんなに苦じゃないんだけど、ここ最近あまりよく咀嚼せずにモノを食ってるようなきがしてきた。試しにある時に口の中に固形物感が無くなるまでガンガン咀嚼してみたけど、その時にいつもこんなに噛んでないわ、ということに気が付いてしまった。
砂肝とか、胃石とかを持ってるわけじゃないから、食料を物理的に細かく砕けるのは咀嚼だけだ。あとは化学反応で溶解することで原型を失わせて溶液化して体内に養分を取り込む。それをしやすくするのが物理的破壊である咀嚼行為。それをそんなにしてない、と気が付いたということは自分はここ最近あまり咀嚼しないですぐ飲み込んでいた、という事になる(冷汗)
------------
やわらかい食い物ならばそれでもいいのだろうけど、そうでなければ唾液の消化酵素との混合効果と固形物を細かくして飲み込みやすくして消化しやすくする咀嚼は、もっとしっかりやるべきだ。なのでそれ以降、意識して咀嚼をしつこく行うことにした。そうすると当然だけど食事の時間が長くなって、なのに食う量が少し減った。あまり咀嚼せず飲み込むとあっというまに喰い終わる感じだったけど、よく噛むとそれなりに時間が必要になり、結果それまでよりも喰う量が少しだけ減った。こころなしか満幅感を感じる量がそれまでより少ない感じ。
咀嚼して消化を助け、時間をかけて喰うことで食う量が減って、ついでに顎がくたびれるくらいよく噛むことによる運動効果、といっていいのかな、でもよく噛むと顎がくたびれるからこれも効能はあると思う。良いことばっかりだ。悪いことといえば永久歯を酷使して歯としての寿命を縮めている…かもしれない。でも今を元気に生きていなければ備えが必要な老後なんて来ない。だから今の生活を大事にしながら老人になったときを考えるのだ、どうすれば今のを楽しく生きながら将来も楽しく生きるか。これ相反する項目だけどその二つがぎりぎり両立するポイントはあるはず。
「よく咀嚼してモノを食す」、ということはその二つが両立するポイントを幅広いバンドにする効果があるんじゃないかな?、と漠然と思うのだ。
最近のコメント