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2022年5月

2022.05.31

値上げと内容量減少は続くよ、どこまでも

最近色々なモノが値上がりしてるという話をUPしたけど、その続き。

全開紹介した事例は、ドンキホーテで売ってた298円の500g入りのレギュラーコーヒの粉が突然380gに減らされた話だったけど、今回はその真横に売られてたドンキPB相当のMJBコーヒー。これ確か、大昔は1kg入りだったはず。それがステルス値上げで900gになって、それでも先の安いコーヒが無くなったのでけっかとしてグラム単価では一番安いか、とあきらめながらそれを買ってたら、最近同じ場所に同じようなパッケージだけど、量が少ないモノが混在しているのに気付いた。価格は同じだよ?

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おいおいおいおい、同じ値段で同じような商品なのに、1割も減量しやがって、サギじゃねーか(-_-;)

納得いかなくて売り場のあちこちを見てたら、商品棚の一番下(くるぶしくらいの高さ)の所に、こんな記載があった。なおこのテロップの高さは5cmくらいなのでこの文章をスラスラ読める人は小さい子供だけのような気がする。

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色々なコストが上がってるのは確かだろう、値上げしないとペイしない、と言うのも判らなくもない。でもこういう減量方式だと、一度減った容量は絶対に元に戻らない。根拠?、ヨーグルトがその事例。昔は今と同じパッケージで500gだったのに、ステルス値上げされ、その後何度も何度も生乳が余って捨てるかも、と言う時ですら一度たりとも量が増えることはなかった。そりゃそうだ、企業は少なく高く売ればもうかるんだから、一度少なくしたのなら絶対に!絶対に!絶対に!元になんて戻さない。

あとね、あまりに色々なモノが値上がりしてるので思うけど、ウクライナ情勢で、とか言えば何でも値上げしていい、という風潮が生じていて。今こそ値上げして儲けるチャンス到来!、赤信号みんなで渡れば怖くない、さあ業界業種一斉に値上げ♪、値上げ♪、という状態になってるんじゃないかと邪推する。

転売ヤーが商機を見て高値でモノを欲しがる人に売りつけて儲けるのとまったく同じモチベーションで、企業は世の中の商品の値上げするチャンスを狙い、その時期到来という波に乗って高値になってゆく。それに一般庶民が抗うためには、まず冷静に値上がりを分析すること。単価が上がるだけでなくこの事例のようなステルス値上げを見逃さないこと。そのためには商品の重量や容量を必ず確認する事だ。

最近トマトジュースや野菜ジュースのペットボトルが薄くなってるの気付いてるかな?これもそれだ。そして安値を追い求めるためには品質が今までより下がるけど安く買えるものに乗り換えて、それで納得満足することが必要になる。頑張れ庶民仲間、これを乗り切って行こうぜp(^^)q

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小麦の世界的な産地であるウクライナがああなって、それを暴力でむしばむ同じく小麦の産地であるロシアも制裁をくらい、西側に流れなくなってる。制裁は結局中国が買うだろうから多分あまり意味がないのだけど、少なくとも小麦相場は当面続くだろう。つまり値上げ相場だ。じゃあ一般庶民はどう抗えばいいのか?、

自分は今はコメを食うべきだと思ってる。最近出回り始めたオーストラリア米は5kgで1100円くらい。国産より3割くらい安い。制裁的関税がもしなくなればもっともっと安くなる。とりあえずすべての食材の相場変動をウォッチしながら、コメがノーマークだった人はその可能性を試してみて欲しい。

以前はコメを節約するために押麦やジャガイモやパスタを加えて増量して食ってたけど、今は押麦は1kf330円、今後さらに値上がりする。つまり米粒の方が安い。そうなれば、安いコメだけ食った方が安上がり。どんな困難があっても乗り越えるための活路はどこかに必ずある。あきらめずに行こう。

値上げを阻止する術がないのなら、受け入れる事も必要だけど、その中にあってもやれることをやっていこう。おっと、そろそろ庭先ジャガイモの収穫と、秋収穫のためのサツマイモの作付の時期だな、そっちにも助けてもらうよ、よろしくね(^^)

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2022.05.30

今日は私的記念日(’忘れてた)

世間一般は平和と程遠いロシアのウクライナ侵略と、平和だねと思わせる矢部美穂女史の結婚の話題しかないような感じだけど、自分がいつも聞いてるラジオのニュースで「今日は5と3と0にかけて『ゴミゼロの日』なんだそうです」、という話をしてて忘れてた何かを思い出した。

…ああそうだ、自分のあいまいな記憶が確かなら5/30といえば、自分が離婚した日じゃないか。ゴミゼロの日と同じ日、で記憶の片隅に残ってた(苦笑)。もう何年前だっけ?19年?20年?祝う記念日じゃないからそこまで覚えてないや(^^;)

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今から思えば、こんな自分が結婚してた、なんて何かの間違いだと思う(実際間違いだったわけなので離婚に至ったわけなので間違ってない)でも、すごく短い間ではあったけど嬉しかったし、楽しかったし、生きる事の幸せも感じられたから自分はいい経験をさせてもらえたなと感謝の念しかない。その思いは今も継続。ただただ、ありがとう。そして自分なんかに関わらせてしまってごめんなさい。その感情しか残ってない。

あの時最後に見送ってからは一度も会わず、話もせず、専業主婦だったので自分の会社に預けてた彼女の年金手帳を郵送した時に今までありがとう、の手紙を書いて同封したのが最後のコミュニケーション。その後は会う必要もないし、電話もメールすらなく、会いたいと願わずに今に至る。同じ時間軸同じ座標に存在していても、ネジレの空間に居る存在でどこまで行っても交わらない、それでいい、それが最良の策だった。

何度か「それでいいの?本当に?」などと無神経に聞かれた事は何度もあったけど、それでいいんだよね。だって自分が一生添い遂げたいと思ってた人はもうその身体には入ってなかったんだから。消えたとか死んだというよりも、元々架空の存在、だから仮に望んでも願っても、物理的な面会は出来ても精神的な面会は出来ないと判ってた、残念ながら。

正直なところ、もしその時の中身だった存在に会えるのなら、入ってる器は正直どうでもよくて、老婆でもオッサンでも、犬でもネコでも昆虫でもミミズでも草でも石でもいいから会ってみたいなと思うことは、自分は弱い人間なんで申し訳ないけど無いと言えばウソになる。でもその魂は元々フィクションで最初から存在しなかった。…まぁそういう事にしといた方がいいんだと思う(謎)

そういうことはヨコに置いておいても、もともと自分はそういう生き方していい人間じゃないってことがこれで判ったんだ、そこが自分にってお最大のメリットだった。人生七転び八起き、転んでもタダじゃ起きないよ(^^)

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どうであったかなんて事は今更どうでもよくてそういう過去は過去、大事なことはその過去を顧みて同じ失敗をしないよう繰り返し反省すること(これが出来ない人のなんと多いことよ…)、そしてその経験を生かして先に進むこと。

離婚してから現時点では、自分はみっとみないくらいに藻掻いて足掻いてきたけど、その時々にやれる範囲で頑張ってきたな、と思う。家庭を持つ夢は叶わなかったけど、今もそれなりに生活は出来てるし、今後の準備も整ってきてる。今の全てはあの時の人生リスタートから築いた結果。ゴールはまだ先、そこまでの道のり苦楽があると思うけど、それを笑ってやり過ごせるくらいに強い人間になりたいと、と私的記念日に思うのだ。

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2022.05.08

コスパ最優先ではない観点が必要になった時代

新型コロナが猛威を振るい始めたころ、どういうわけか、令和にもなって昭和のオイルショックと同じロジックでトイレットペーパーが買い占められ品不足になるという事態が生じた。

人間の本質は結局いつになっても変わらないんだな、と実感させられた事件だった。なお自分はトイペの在庫はそこそこあったので騒動(ブーム?)には巻き込まれず(乗らず)、何の実害も無かった。もっと激しい品補足が生じた紙マスクも、その当時保有してた在庫であの期間を余裕で乗り切ってた。まぁ洗ってみたりして頑張ってはみたんだけどね。

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…で、その時に思ったのは、生きてる限り必ず使うものは、やはりある程度備えて持ってなくてはダメだという事。
食料、水分(飲食用と洗濯清掃便所等の生活雑用水)、燃料、衣類、トイペもその一つだと思い知った。

それまでトイペは常に最安値であるものを買っていた。安値とは、1円で何m買えるのかという単価で最安値、という事。通常シングル巻は1本60m。それが12本入ってるのが税込218円が当時の最安値(超特価セールとかではなく通常価格で)だったと思う。それを最大3set分保持して、収納に12本が収まるくらい減ったらそれを一つ買い足して補充する、というサイクルだった。つまり最大で36本、最低でも23~24本は持ってる計算。自分の生活だとトイペはトイレだけでなく鼻紙とかのボックスティッシュや油汚れ拭き取りのキッチンペーパー替わりにも使うので、これで2~3カ月くらいの備蓄量だった。貧乏節約生活としてはこれが最もコストパフォーマンスが良かった。

だが、令和のトイペ騒動以降、その考えを改めた。そしてそれ以降はこれを買ってる。

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高密度巻きタイプのトイペ。1本で従来の1.67倍の長さの100m。これが12巻で税込470円。通常巻きは再生紙100%なんだけど、これは高密度巻きするためかパルプ100%なのが唯一気に食わない。紙として最終用途でリサイクルしようがないトイペは再生紙100%であるべきだと思うので、コスパ最優先、または資源有効利用という観点で考えればコレは無駄遣いだ。事実1円あたりの単価で言うと

 最安値:(60m×12本)/218円=3.3m/円
 高密巻:(100m×12本)/470円=2.55m/円

つまり1円あたりでいうと1.29倍高いので約30%割高なものを買ってる事になる。貧乏節約生活からすればこの行動は無駄な贅沢であって生活破綻行為ともいえる。…じゃあなぜこんな贅沢をするのか?、それは『収納するスペースが無限ではないから』、だ。限られた空間に最も多く保持するためにその30%増しのコストをかける価値があると自分は判断した。

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ウチにはトイペをスッキリと収納する空間がこれしかない。家中のどこにでも積み上げればいいというのなら、まだまだ置けるけど生活の質感を下げてまでトイペを抱え込む事はしたくない、人生はバランスだからね。限られた狭い収納に可能な限り多くの量を保持する、そのために30%増しのコストをかけるのだ。

常に安価な最安値でいつでもこれが手に入るのなら、こんなことはしない。最安値単価のモノを買うのが正義だと思う。でも今のご時世はちょっとしたことですぐ物不足が生じたり、世界情勢の変化で物価が上がったりする。ミニマリストという生き方は社会が完全に安定して成熟してる場合には正立するけど、そうで無い時にはちょっとしたことで即死する生活だ。体脂肪率で考えれば判りやすい、絞りに絞ると美しいかもしれないけど何かあったら備えが無いから餓えて死ぬしかない。貯金に置き換えるともっとわかりやすい。収入を全て使い切った贅沢な暮らしをしていると何買ったら備蓄が無いから破綻する。脂肪は悪じゃない、蓄財も同じ、そして備蓄もそうだ。それらが多すぎる(そのために犠牲にするものが多い)のならばそれは悪といってもいいかもだけど、その時々で必要量は変わる。今はそれを再見積すべき世界情勢、社会変化の時代が来たといっていいと思う。

今回の話はたかだかトイペだろ?、というなかれ、あの時無くなるという焦燥感を味わった人ならゼロになってもいい物じゃないはず。そりゃ昭和のオイルショック時代と違って洗浄便座が当たり前の時代だけど、ゼロには出来ない。そういうものは日常生活を見渡すといくつもあるんじゃないかな?

備えるべき対象は人それぞれで使うモノやその人なりの価値観によってガラリと違ってくるのでこれをしろ、とは明言できない。仮にそう言えたとしても最適量は人によってまた変わるからこれだけあればいいなんてことも言えない。そういった事を個人個人が加味した上でさらに社会情勢と未来予想図も含めた複合的判断(言い方を変えれば前向きなバクチとも言っていい)が必要になった。

少なくとも自分自身にとってはどんなものでも1円でも安ければそれが絶対正義じゃない時代になった事は忘れず自覚して生きてゆくよ、当然だけど、自己責任でね。
 

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