ヱビは成長する
…いや、生き物なんだから、そんなの当たり前だろう?、と言わないでちょっとお付き合いを(汗)
我が家の同居人、アメリカザリガニのニューえびぞう君、先日目の前で脱皮した話をUPしたけど、その続き。
先日の話で、雑食でタンパク質大好きなはずのザリガニが水草ばかり食っててどうなってんの?、ということを書いたけど、あの脱皮以降、ニューえびぞう君に何かが起きたようでそれまでと違う挙動というか生き方を始めたもよう。
まず、水草を以前のようにもりもりそればかり食わなくなった。ちょっとは食ってるけど。じゃあ肉食に戻ったの?というとそうでもない。目の前に以前大好物だったボンレスハムの切れ端とかを近づけても反応しない。でもそれを放置したまま夜寝て朝になると無くなってたりするからこっそり食ってるみたい。まぁ偏食が治ったのならそれでもいい。でもなんというか、そういう新たな仕草も、自分が行うインプットに対して、隠れて反応するというか、意図的に歯向かうというか、理由なき反抗期みたいなものに入ったような気がするのだ。
寝しなにいつも自分は割りばしでえびぞう君のエビのしっぽのあたりをツンツンしてみる。するとえびぞう君はアワアワしながら水中を前進して進む。その動きがユーモラスでカワイイ。ただあまりつつきすぎるとストレスになるのでほんのチョイの一瞬の戯れなスキンシップなんだけど、今まではただ逃げてただけのえびぞう君が、ここ最近は二回に1回くらいクルリと向きを変えて、その割りばしに戦いを挑むようになってきた(笑)、小さいハサミで防戦一方でカワイイことはカワイイんだけど、そこに今までとは違う成長を感じたりする。
また水底の砂利をかかえて動かすリフォームは今もやってるけど、今までの幼児が砂場で遊んでるようなほほえましい動きではなくなっていて、身体がちょっと大きくなった分もう少しそのやり方が上手になっていて、でもそこにたまにちょっとぶっきらぼうでヒネた動きをするようになった。…文字ではこれをうまく言えないんだけど、先の割りばしに対する戦い方と同じで、なんとなく今までは無かったワンパク小僧感というかナマイキ感が出てきた感じ。
何をするにも仕草がカワイイ3歳くらいの子供から、ちょっと口答えするようになった小学校低学年くらいの子供に成長するとこういう感じ?。…いや、これ人間の子供じゃなくて、単なるエビなんだけど。でもその動きやしぐさに幼さからの成長を感じられる。面白いなぁ(^^)
自分には出来なかったけど、自身の子供がいてその成長を見てると、ただカワイイだけのころから徐々に物心ついてくるようになり、背も伸びて口答えするようになって自身の意思を行動に移すようになって、親と関係ない自分だけの交友関係を築いて自分の世界を作ってゆく姿が体験出来るんだと思う。それは自分自身が子供から大人になってゆく過程を重ね合わせて見直してゆくことが出来る貴重な体験なんだろうな、と未経験の自分は想像するしかないんだけど、ニューえびぞう君に、ほんのちょっとだけその姿を見たような、そんな気がする。
…ん?、まてよ?、とするとあと何回か脱皮するともっとグレてくるの?、いやいやえびぞう君よ、楽しく共生しようぜ、大事にするからさ(^^)
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