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2024年1月

2024.01.31

十年ぶりは…ハードすぎた

1月後半、色々あって、久々にここに書くネタが豊富にあるなぁ、今年は幸先いいや、…と先週末まで思ってた。

ここ最近の悩みの種でもあるなかなか回復しない膝痛が、USB電源を使った電熱サポータ捲いて温めまくったら少しずつよくなっていった、とか。

Hizaita202401

年末ギリギリにやったふるさと納税返礼品がほぼまとまってやって来て在庫過剰になったとか、

Hurusatohenrei2023

そろそろ新たに調達した老後を見据えたバイクの話をしようかな、とか、

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一カ月前に脱皮のそぶりを見せないニューえびぞ~君の心配をしたけれど、何と真冬の冷たい時期に予告なく突然脱いだえびぞ~君とか

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水温一桁だから多分本来なら冬眠するような体調で活性下がりきってる時期のはずなんだけど…

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脱いだ方に赤みをみんなもっていかれて、なんだか青白い冬カラーになったえびぞ~君、カワイイなぁ(^◇^)♪

…と、浮かれてたのは,1/26の夕方に、出社して買い物しながら帰宅した時までだった。

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週末の夜に、なんだか咳っぽくなってきた。ケホケホと軽い咳が出る。そしてなんだか微熱が出てきた。37℃を少し超えてきた。ここ最近寒いからなぁ、ついに風邪ひいちまったか、豚肉と長ネギ食ってレモネード飲んで、シオノギのPL服用して暖かくして早く寝よう、と寝た。

翌朝の土曜日、起床時にはその状態が全く改善してないどころかむしろ悪くなってた。ただいわゆる新コロナとかインフルエンザみたいな高熱が出るわけじゃないし、味覚はあるし、まぁ新コロナ禍の間警戒しまくって一度も風邪ひいてないからちょっと重めなのかな、とその日は一日水分たっぷりとって寝て過ごすことにした。寝るのが一番風邪に効くからね。3時間寝て30分起きてまた寝る、みたいな、よくまぁこんなに寝れるな、というくらいひたすら寝て過ごした。

その翌日の日曜日、ついに来た。起床時で38℃後半、39℃まではいかなかったけど、ロキソニンを呑んでも30分くらいだけ楽になるけどその後また元に戻る、を繰り返した。そして肺と気管支の奥底が痛い、重たくて辛い止まらない咳。…ああ、これ経験あるぞ、新コロナじゃない、インフルエンザだろ?

インフルなら、発症してから体内でウィルスが増殖しきる前に抗ウイルス薬を投入しないと苦しい期間が長引くだけだ。だが寄りにも寄って今日は日曜日で、地域の町医者や発熱外来みんなやってない!、新コロナ時に機能してたこういう言時の相談テレホンは何度掛けても繋がらない。しびれを切らして膝痛で世話になってる比較的大きい(救急外来もあるし入院病床もある)地域中核病院にTELすると、新コロ対応でインプルと同時に検査する抗原キットを使ったドライブスルー検査でならインフル診断と抗ウイルス薬処方出来るとのこと。

高熱のままだととてもじゃないけどクルマの運転なんてできないのでロキソニン服薬して少し解熱させて楽になってから(タイムリミットは約30分)この間に一人クルマに乗り込んでそこに飛び込んだ。…結果として、インフルA型に見事感染、抗ウイルス薬を即日車中に居ながら処方をうけ、帰宅。休日緊急対応だったせいだろうか?、ウィルス検査は健保対象とならず全額自腹、会計はウイルス感染が確定したので窓口に来られると困るので現金支払いをここでしてくれ、と言われたけど、検査自腹が大きくて、サイフに1万チョイしかなくて支払えず、後日回復してウイルスが抜けきった1週間後くらいに支払いにきてくれ、と言われてそのまま開放された。健康保険証替わりのマイナンバーカードで本人特定されてるから逃げられないからの配慮なのかな?と思ったりしながら感謝。

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インフルエンザ感染なんて久々だなぁ、と思ってここの過去ログを見たら、ほぼきっかり10年前だった。

その前にも出張先で感染して寮に軟禁状態になった記憶があるのでもっと過去を調べたら、今から15年前に感染してた。

その頃はタミフルで救われてたが、今回はタイプの違う吸入タイプが出たのでチャレンジ。稲蒜といういままでの服用薬と違うタイプ。
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藁にも縋る思いでこれを吸い、また寝込んだ。…過去のインフルネタを見ると、これでもう戦いは終わったかのように見えるかも。自分もそう思ってた、でもここからが今回やたらきつかった。

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服用当日:高体温継続、咳をするだけで呼吸苦しく、肺炎か?、と不安になるくらい。息をすると喉の奥からゼルゼルゼル・・・という不快音が響いて来て、喉奥が痛くなる。服薬したけどちっとも眠くならず、高熱と頭痛と激しい咳と胸の痛さにさらされて、食欲ゼロでもの食えない状態で身動きとれなかった。特効薬飲んでるんだから寝ればよくなるはず!、の思い込みだけで横になってたけど深くは眠れず。

服用翌日:状態全く変わらず。月曜だが仕事出来る状態じゃない。耐えかねて30分だけ正気にさせてくれるロキソニンを飲む、するとそれが効いてる間だけ何となく寝られる。ただせき込むと目が覚める、なにも食えない状態変わらずで、味の付いたものを飲む気に慣れず麦茶とかプーアル茶ばかり飲んでた。かなり弱って来てた。この状態は続くとツライ…

服用三日目:若干熱下がる!、だがまだ仕事は無理で休む。喉と気管支と肺の状態変わらずなため咳き込みが怖い。ロキソニンの代わりにシオノギのPL(総合感冒薬なのでちょっと熱が下がるのだ)を飲んで寝て起き上がって食パン1枚だけ齧って寝る、みたいな感じ。ここまでくると布団に横になってる時間が長すぎて、今度は身体の節々が痛くなってきた。せっかく癒えてきた膝痛も、左横を剥いても痛い、右横にしても痛い、あおむけでも伏せても痛い、つまり何やっても痛みを感じるので毛布を足の間に挟むなど工夫したが改善せずツイに腰痛的な痛みまで・・・さすがに耐えかねて、体圧分散タイプのテンピュール素材の分厚いマットレスを引っ張り出してきて使う。あまり身体にまとわりつく柔らかさは個人的にはあまり好きじゃないので持ってるけど使ってなかったが、そんなこと言ってられない。そしたらそれが意外とよかった。解熱が進んできたこともありその夜は久々に深く眠れた。念のため缶のカロリーメイト1缶どうにか飲んで、総合感冒薬も飲んでね。

服用4日目:これ実は今日の事だけど、目覚めで身体の痛みはなし、発熱はまだあるけど37℃少しくらい(この一週間体温測りすぎて電子体温計の電池使い切ってしまったため不明)、ずっと苦しかった咳が収まってやっと起き上がれて普通に活動できるように。久々に朝飯を食って、ふるさと納税返礼品の野菜ジュースPETを遠慮なくガブ飲みして、養分が内臓に染み入る感覚を久々に味わった。これなら月末〆で承認決済しなきゃいけない仕事が在宅勤務なら出来るな、と判断して、今日はふらふらしながらも在宅で仕事再開。ふぅやっと社会復帰出来たかな?

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以上ダラダラ書いて来たけどこれが月末騒動の顛末。

正直、インフルエンザをなめてた、かかってもどうにかなると思ってた。10年前も15年前もタミフル飲んだら比較的早く元気になったのもあって、今回もそうだろと勝手に思ってた。でも月日がたち自分と言う生命体は時の流れと共に確実に老いて衰えてる。だから同じようなウィルスの攻撃に大ダメージを受けてしまった、という事だと思う。それに経験があるインフルだから、まだある意味助かった、これが未だ感染してない新型コロナだったら…そう考えると初老に足を突っ込んだ世代としてはこういう感染症一発でも油断しちゃいけないんだな、としみじみ感じた、喰らうリスクを甘く見積もるな、その時点と過去の経験や見積は全然見合わない状態かもしれないんだから、今回みたいに。


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2024.01.11

能登の地震に思うこと

今年は正月早々に大きな地震があり、甚大な被害が出た。

自分がサラリーマンになって空で言うと阪神大震災、新潟の地震、東日本大震災、熊本の地震、その他にも被害を生んだ地震があるが、今回は津波被害も出たという事で本当に尋常ならざる被害が能登半島に出ている。

それが起きた時、ちょうどクルマに乗っていて自分の住む地方では全く気が付かなかった。帰宅してAMラジオを付けたら、震度7の地震が起きて、日本海側に津波警報が出て、どうでもいい殻とも書く逃げろ!と絶叫するNHK第一放送の女性アナウンサーの声にただ事でない雰囲気を感じた。

とりあえず詳細は判らないがその翌日にとりあえずYahooの募金システムで、この2年ほど貯めていたTポイントを全額寄付した。正直大した金額じゃないけど、募金が積みあがって行く初動に乗ることが大事かなと、思っての初手。

その後、仕事仲間の実家が能登半島だったことを思い出し、無事かどうかの連絡を試みたが…反応が無い。まぁ通信インフラも途絶えていて生きていたら大変な状態になってるだろうし、知人レベルの自分ではとりあえず何もできないので1/2はそれ以上の対応はしなかった。

明けた1/3、メッセージに既読が付いた。ただ返信はない。少なくとも生きてはいるらしいので、一安心。でも実家は半島の先の方の、北側だったはず、一番被害が大きいあたりだろうから相当大変だろう。無用な連絡はあまりせず、落ち着いたら連絡をくれ、だけ送った。数時間後に既読が付いたのでまた一安心。

クレカによる募金第二段を考えてたけど、ここで一旦休止して大きなシステムには乗らず、自分から知人に直接渡すことに方針変更した、お見舞いとも言うが、それが有効に使えるようになったら送金しようと思う。

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今回は幸運にも自分のいる場所に被害はなかったが、これはただ運が良かっただけであり、今すぐ同じかそれ以上の大震災がいきなりやって来てとんでもない被害が出る可能性はゼロじゃない。少なくとも東日本大震災の被災地に直接入って直接復興作業に従事した経験から、「明日は我が身」という教訓が骨身にしみている。

自分の生活には一般人の目からすると多分過剰気味な災害対応準備が組み込まれていて、各種生活インフラが途絶えたとしてもある程度生き抜くための備えと知識、技量は持っているつもりだが、この正月休みにそれを総点検して、実際に使って生活する模擬避難生活を実施してみた。

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発電機始動テストOK、バッテリー蓄電放電OK、各種コンバーター類動作チェックOK、アマチュア無線のニューイヤーパーティに参加してて手持ちの設備で同一県内だけでなく他県に跨る無線通信が可能な事をチェック。無線機を長時間安定稼働させるための独立した電源は別途用意してあるけどそれも出し惜しみせず使ってみて何時間持つかをチェックした。食生活も貯留水と避難生活用食料、災害生活用熱源などだけを使って3食食って、暖房も最小限で過ごし、それが終わってから使った分の水と電気をため込んで、灯油を貯留可能な最大量まで買って、木炭やカセットコンロガスといった燃料も買い増し、食って減った備蓄食料も買い増しておいた。そして車もバイクも全てタンクはガソリンで満タンにして、タイヤの空気圧も少し高めにしておいた。

その点検結果から、雨水と風呂水主体の雑生活用水が途絶えた場合のポリ袋に貯める簡易トイレ用品を100回分、仮設照明点灯時間を延ばすためのLED電球、ネットワーク機器類を安定稼働させ手持ちの太陽光パネルで蓄電するための少し容量のあるポータブル電源、

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暖房燃料を節約するためのUSBモバイルバッテリを使った電熱ベストなどをアマゾンのセール期間中に買って、それが届いたら今度はそれらを使ってサンバーの車中で一夜を過ごす真冬の車中泊実験も敢行。それなりに寒いけど、段ボールを即興で組み合わせてガムテで組み合わせた棺桶みたいな空間に、ポタ電から給電するUSB電熱グッズを使ったホンノリした熱源、キャンプ用のシュラフ等々、使える限られたリソースをフルに使って寒空の下、フルフラットにした貨物車の荷室でしっかり寝る事が出来た。

…よし、まだ俺はやれる!。ただ地震よ、災害よ、『いつでも来い!』、とは言わない、出来れば来ないでくれ、頼むから。この手の備えも、覚悟も、全部無駄にさせてくれ。本当に住む地域がメタメタになったら困ってしまう顔なじみで仲の良いご近所さんは沢山いるからね、起きない事がベターなんだよ、どう考えてもね。

だけどそれでも「起きたら」を考えて事前にやれる準備と訓練と覚悟は腹を据えて決めておく。それが自分の生き様そのものだからさ。
 

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