バイクに乗り続けるための試行錯誤を継続中
以前ちょっとだけカミングアウトしてたけど、実はウチに新しいコが増えてる。買換えではなく純増ね、そこは自分らしいでしょ(^^)?
それはホンダが、いや日本が世界に誇るといってもいい、全世界で1億台以上が売れたという…まぁいわゆる新聞配達やソバ屋の出前で活躍してる、スーパーカブってやつだ。
日本中世界中で走ってるから珍しくもなんともないごく普通の実用車。これは110ccなので原付二種、高速道路は乗れないけど一般道では普通車と同じ速度で走れるし、リヤシートを付けると二人乗りも出来る。新聞配達や郵便配達でも活躍するように荷物は沢山載せられるし、やたら燃費が良くて、一般道を四輪車と一緒にテケテケ走ると、65km/Lくらい走ってくれてビックリ。
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熱い80年代のバイクブームに乗せられた世代のバイク乗りなので、スーパーカブと言えば上記の通り、実用車であり、ダサいバイクの象徴みたいな感じで、代車で仕方なく借りて乗ることはあっても、好き好んで乗るバイクという捉え方をしたことはほぼ無かった。
じゃあそんなバイクをなんで今更手に入れて乗り始めたのか?、というと、これは死ぬまでというと大げさだけど末永くバイクに乗り続けるためにどうしたらいいのか?、ということをここ数年間考えていて、そのための試行錯誤の一環だったりする。
自分のバイクライフとしてはカブは体力が衰えた老人になったら乗ろう、と思ってたバイクだ。自分の勝手な想像ではそれはあと15年とか20年とかそのくらい先を漠然と考えてた。でもバイク業界が置かれた状況はめまぐるしくて、ABSが義務付けされたり、排ガス規制でエンジン性能がスカスカになったり、そういった対応でどんどん値段が上がってたり、しかも将来は内燃機関が全廃されて電動モーター化されてしまうかもしれないという激動の荒波が押し寄せてる。
電動のバイクに老人になってから乗りたい?、いや、それは嫌だな、エンジンの鼓動と音と熱を感じていたい、エンジン車があるうちに、そして余計な規制がこれ以上入るまえに、バイクがバイクであるうちに、カブを調達して乗ってみるか…、それがこのコがウチにやってくるきっかけだった。
現行新車で買えるカブは数種類あって、豪華仕様、アウトドア志向仕様、新聞配達用巨大キャリア仕様、そして普通の、とあるけど、今のはもうABS義務化の波を受けてディスクブレーキやキャストホイールと言った、カブらしいイメージが近未来的になり価格も高い。なのでそうなる前の、カブと言う乗り物のイメージを色濃く残した最終モデルである1世代前のスーパーカブ(型式JA44)の、スーパーカブ生誕60周年記念車という、このコが中古で放出され身請け話が回ってきたときに飛びついた。
ダサいバイクの象徴だった、スーパーカブは、今ではワカモノが好んで乗るようなシティカジュアルなモーターサイクルとして受け入れられていて、大昔はボロイカブの中古なんて5000円くらいで解体屋でゴロゴロしてたイメージだけど、今のカブは高い。このコも2018年式とかなり新しいけど、それでも6年落ち、そんな中古だったけど提示価格は結構いい値段だった。カブの中古にその値段は…と一瞬躊躇したけど、身に行って見てビックリ!、8000kmも走ってるのにメッキピカピカでプラパーツツヤツヤ、劣化してるのはスタンドの接地面(アスファルトやコンクリートが当たって塗装が削れる)ところだけ、といってもいいようなグッドコンディション、これは相当大事にされてきたコ、それならその思いが籠ったその価格にも納得、ということでその場で決めてお買い上げして引き上げてきた。
…で、いざスーパーカブがやってきて、思ったのは、キレイだけどカブはカブだよなぁ、ということ。オシャレバイクとして認識されてるのは時代感であって、カブの本質は全く変わってない。そんなこのコをウチのコとして愛してイケるかなぁ、と思ったり。
なのでこのコは、自分のバイク人生で初めての可愛がり方をすることにした。
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バイクとはカッコいいもの、という先入観が自分にはある。車体もカッコいいし、乗る自分もまたそうでなくては、という想いがある。だけどカブはそれを捨てた。そして「可愛さ」を追求することにした。その結果が上記の画像にある姿。網かご風の前カゴ、ショートスクリーン、同色のトップケース、リムストライプ等々。なおベージュとブラウンのノーマルシートは薄くて尻が痛くなるので今は肉厚のクロスカブ110用の黒いシートにしてるけど、こういう所を例えばタータンチェックにしてみたりとか、カッコよさではなく可愛さだけを狙ってゆく。これからこのコがどう着飾っていってどう変わってゆくのか、こうご期待(まぁそんなスゴイ事はしないと思うけど)
例えばこんな感じ。このBlogを見てくれてる人なら、inoと言えばバイクと貧乏節約生活と家庭菜園とメロンパンと洗濯バサミとカメのぬいぐるみという要素で出来上がっているのを知ってると思うけど、それ繋がりで、60周年記念スーパーカブのベージュと赤のカラーに合わせて、知り合いのハンクラ作家さんにリクエストして色合わせして作ってもらった、洗濯バサミが仕込まれたどこにでも掴まれるカメさんをキーボルダーにセット。あ~カワイイ~、やっぱカメさんはカワイイ~~♪、いい歳コイたオッサンだけど、可愛いモノはどんな時でもカワイイんだからしかたない、こうやってカッコよさはどうでもいいからカワイイを追求してみる(^~^)
一つ問題がある。それはいくら可愛くキレイに仕上げても、結局それに乗るのは頭が薄くなりかけたうらぶれた中年、いや初老の小汚いオッサンだということ。これに若いオンナノコが乗るのなら街を走ってもサマになるのだろうけど、ブサイクなオッサンが乗るという現実…いやこれはなかなかの試練だ、そして今までのバイク人生で味わったことのない楽しいかどうかは別として新感覚だ…、この歳になってもまだ新しいことにチャレンジする事は幸せだし、それに挑める喜びもある、そこには意義がある!、きっとある!、多分ある!、…あるんじゃないかな、多分もしかしてだけど(^^;)?<ばき
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コメント
カブ主の方、周りに結構いらっしゃいます。
皆様、それぞれの視点で、実用だったりホビーとしてだったり楽しまれているようです。
私はPCXのらくちんさの方を選びましたが(笑)
楽しみ方は無限大(かもしれない?)
楽しい時間をお過ごしくださいませ。
投稿: 剣片喰(けんかたばみ) | 2024.05.21 06:31
剣片喰さん:
いつもコメントありがとうございます。
カブは所有してみて思いましたが、正直色々面倒なバイクで悩ましいです。スクーターの方が圧倒的に気楽で実用的です。
…実はカブの前にスクーターもウチにやってきています。車体自体は2021年の12月に引き受けて、そこから修理再生をコツコツやってました。日常のアシ&無線趣味活動で使っています。そこの活動と、ここをインターネット上でリンクさせてあの人はこの人、と紐づけられたくないという諸般の事情による思惑があり、ズバリで紹介出来てませんが、いわゆるミドルクラスです(125ccクラスの車体に軽二輪枠のエンジンが載ってるそこそこパワフルで高速走れるやつです)
実用性はもうカブには勝てる要素が一つも無い全く無いくらいスクーターの方が便利で快適なので、人に薦めるとするならカブよりスクータです。ただカブはカブと言う乗り物でバイクじゃない、という言葉があるように、独自独特の世界観があるので、せっかくウチのコになったのでそれを(悩みながら)楽しみたいと思います(^^;)
投稿: ino | 2024.05.28 12:20