支えの無い生活へ
膝を大怪我してから、約3か月が経過した。
状況は改善に向かってる。ある程度安定して補助無く支えなく歩けるようになって、階段も手すりに縋ればどうにか一人で上り下りできる、まぁ頑張っても3階以上は無理だけど。
理学療法士によるリハビリも定期的に通い、セルフリハビリも少しずつ増やし、可動範囲だけでなく運動量も増やしていってる。ただ足場が悪い所(砂利道とかハイキング可能な緩い山道とか)はガクっと膝が抜けるような状態になった時に支えきれないのでまだ禁止だ。
そんな状態だけど、いまだに患部は痛くて動きは悪いし、筋力が低下して左右のバランスも悪い。このケガの治療とリハビリはまだまだ続く。砕けた骨片を繋いだピンやワイヤーは恐らくあと8か月くらいそのままで、来年になったら状況をみて再び入院、除去手術を経て、その手術傷が治ったら、一応「治った」という状態にたどり着けるのだと思う。
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でも「治った」といっても、どうも「元に戻る」わけじゃないらしい。
リハビリの効果は確実にあるけど、それまでどんどんやれることが増えて、回復度合いが直線的に増している状態が、ここ最近はリハビリの強度を上げてるにかかわらず、回復度改善の速度が遅くなってきてる感覚がある。このまま対数曲線である一転にサチって行くとするなら、100%回復する手前のどこかで症状が固定化してしまうのではないか、という焦りは少しある。
実際理学療法士や主治医との会話で、負傷前を100とするなら、90までたどり着ければ大成功で、100まで戻ることはおそらくない、という見方によっては絶望的な話も出てる。ただそこは本人の努力によっと90で止まらず91、92と上げてゆくことは出来るはずだ、多大な努力と時間が必要だろうけど。その頃には加齢による変形性膝関節症を発症する可能性が高いけど、とのこと。
失ってしまうことを嘆いても仕方ない、戻れるところまでは戻ってやるさ、まだまだやれる!…多分ね(汗)
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ということで、負傷直後には無ければ生きていけなかった、かなり回復したつい最近までも長い距離を移動するときにはたまに頼って生きてきた、これを病院に返却して、自分自身を少し追い込んでみた。
しかし、まさか3か月間も使うことになるとはなぁ。でも居てくれてよかった、本当に助かった、どうもありがとう、だけどできるだけ今後は会わないでお世話にはならないよう、気を付けるよ(苦笑)
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さあ、これで自力で歩いて移動するしかなくなったぞ、短距離なら問題無く歩けるし、MT車であるウチの車たちにも乗れるようになってるし、実はもう所有するバイク殆どに乗れるようになってる(一部のレーシーなやつは除く)
一番敷居が高い、600ccビッグシングルのキックスタートな、我が愛しのポンコツな愛車も、エンジンを掛けられるし乗れるようになった。ただし乗車姿勢をずっと保つことは辛さがあり片道30分くらいが限界だけどね。
弱った時には支えが必要になったけど、今はそれが無くても一人で立って一人で生きていける。まだ不自由だし、完全には直らないかもしれないけど、自分がやりたい事をやって生きていける。失ってしまったかもしれないものは取り戻せなくても、人はそれでもあるものを全部使ってやれることをやって生きてゆく。
さらば「杖」よ、今まで支えてくれてありがとう、もう無くても大丈夫、自分はやれる範囲でやれることを目いっぱいやって生きていくよ(^^ゞ
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コメント
祝!回復(途上)!
バイクにも乗れる、いいですね。
プラトー・・停滞期を超えればまたぐんと改善される・・といいですね。
無理はしないで進みませう。
投稿: 剣片喰(けんかたばみ) | 2025.05.31 09:42
剣片喰さん:
いつもコメントありがとうございます(^^)
先日過負荷掛け過ぎて歩いたり登ったり下りたりを3日連続でやったら、初めて「悪化」をしでかしました。
リハビリ痛は少し休ませれば復活するんですが、今回のは超えちゃいけないラインを超えた感があって、数日痛みが引かず増大し続けてしまい、初の悪化後退を余儀なくされました。こういうことも経験してラインを知りえないと判らない所ですね、そのライン上で越さないように踊り続けるのが一番リハビリ効果が高いのですが、一度越すと積んできたものが崩れてそれを片付けるところからのやり直しが始まります。
今日現在はその悪化から立ち直って激痛も緩くなってきていますが個人的にはそういう人生経験はそろそろ終わって健康体になって欲しい所です。なかなかそう都合よくいかないのがまた人生ってやつだったりししますけど(苦笑)
投稿: ino | 2025.06.15 22:38