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2025年6月

2025.06.30

楽で実用的なヤツが、無くなる前に、14年ぶりに

気が付けば、今日で2025年も半分が終わり。時がたつのは早い!

古人が「光陰矢の如し」と言ったのがホントによくわかる歳になった、ということなのかもしれない。まぁ自分はいわゆるドリフ世代なので、「KO門、屁の出口」というフレーズが同時に脳内に出てしまうけど(冷汗)

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2025年は2月末の膝の負傷でいつもと全然違う生き方をする羽目になった、と言ってもいいだろう。今も治っておらず機能回復のリハビリ通院と日々の自主リハビリを繰り返している。でもそんな中でジワジワとそれまでの日常を取り戻してきてもいる。

現状は、こんな感じ、

 ・頑張れば10回くらいなら屈伸運動出来る(痛いし左右バランスまだ取れない)
 ・片道20分くらいなら歩ける(ジョギング的ないわゆる「走る」はほぼ無理)
 ・歩道橋くらいの階段なら上り下り出来る(長い下り階段は特にNG)
 ・平地なら自転車乗れる(急な登坂は変速ついててもNG)
 ・バイクは小さいのから大きいのまで一通り乗れる(長距離は無理)
 ・四輪車も運転出来る(渋滞だとクラッチワークがちょっとツライ)

しゃがんでの雑草毟りとか、膝立ちしての作業とか、重量物の持ち上げとかはまだ難しいけど、回復はしてきてる。

ただ、どれもこれも実行する頻度は落ちてる。特にバイクはなかなか乗れてない。最近も最重量のR1100GSに乗った後の収納時に、メインスタンドがなかなかかけられなくて、体力低下を実感。仕事に支障が出ないようになるべく土曜にリハビリ通院を入れるので、純粋に乗る機会も減ってる。実は今年に入ってから一度も乗ってないコもいるくらい。

…飼い殺し状態になってしまってすまんなぁ。もう少し回復したら、乗ってやるからもう少し待っててくれよなp(^^)q

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…と、舌の根が乾かないうちに、ぢつはバイクを1台買いました(^^;)

買い替え?、いえいえ当然買い増し。ぶっちゃけ、その方が自分らしいでしょ?

Sukuta202506before

今回やってきたのは、ごくごく普通の50ccのスクータ。ホンダのDio(形式AF68)。中国製の廉価版で、排ガス規制でキャブレターからFIに替わったくらいの年式。リヤブレーキ操作でフロントブレーキも少し作動するコンビブレーキという余計なメカニズムが入ってる。バイク乗りの友人の所からお友達価格で譲って頂き、めでたく養子縁組成立。

50ccのスクーターといえば、以前ここにもUPしたけど、14年も前になるのか、2011年に当時ひょっこりウチにやってきたスズキの2stスクータ以来の投入になる。

バイク仲間のトランポに乗せられ、ウチに届いて、必要書類と旧ナンバー持って行って役所で名義変更したら、あとはもう前回同様に「ウチのコ仕様」にしちゃう、さぁ♪、前カゴ付けてぇ~♪、トップケースも付けて~~♪。…、ハイ出来た(^^)/

Sukuta202506after

自分にとっての原付スクータはこれが標準スタイル。今回も殆ど乗ってないけど、ためらうことなく早々にこの姿にした。…あ、車体色に合う洗濯バサミまだ用意してなかった、このコなら透明ポリカーボネートのが似合いそうだ、百均で買ってこなきゃ(^^;)

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14年前よりも、さらにバイクの台数が増えてる現状(ざっと数えて5台か6台)、さらに用途的にはモロカブリする原付二種のスーパーカブ110も手元にある今、あの当時でも持て余した原付スクーター、しかも50ccの原付一種をこのタイミングで入手したのは一応自分なりに理由がある。

1)スーパーカブは日常実用性に欠け左脚の負担が極端に大きいので軽くて小さいスクータが欲しかった
2)排ガス規制で今後50ccのエンジンのバイクが世の中から無くなって行くからその前に入手したかった

世間の下馬評はとても良いホンダが誇るスーパーカブ。いい事ばっかり謳ってる。でも自分が実際に所有して乗ってみて思うのは、スーパーカブと言うバイクは思ったよりも実用性に乏しく、操作も面倒で、正直いわゆる趣味性も低い。まぁ一言でいうとそんなに楽しくない。ただ特定のシチュエーションだと面白いし、維持費も安い、いつまでも弄っていられる。その組み合わせが今の自分にはアンマッチなんだけど、来たる将来老齢化したバイク乗りにはマッチするとは思う。だからまだ持ってるし、当面手放す気はないのでそこは悪しからず。

でもカブのロータリシフトと自動遠心クラッチの組み合わせは、今回ケガして初めて判ったけど、ケガをして衰えた状態の左脚に対するダメージが大きく、普通のバイクより疲れるし痛い。具体的には、シフトチェンジの際に左脚先をステップから外して持ち上げて、つま先やかかとでペダルを踏みしめるんだけど、その左脚を空中に持ち上げる機会が普通のバイクと比べてかなり多いので、短距離でも痛めた左脚に負荷が高い。今ではウチにあるどのバイクよりも、カブに普通に乗るのが一番つらくて痛い、といえば判って貰えるかも。

なので、通院や買い物といったちょっとしたお出かけにはカブを使う気が全く起きない。左膝がよっぽど楽なKSRとかDFを使ってもいいけど、今のアシの状態だと置き場から気楽に引っ張り出せない。なので当面でも短期間でもいいから、最も左脚がラクなスクータが手元に欲しかった。

あとバイクの排ガス規制の関係で、2025年を最後に50ccの内燃機エンジンの乗り物が新車販売されなくなる、という社会情勢がある。

50ccの原付一種は普通四輪運転免許でも乗れるので一定需要はあるけど、小さいエンジンだと排ガス浄化機能が働かせられず排ガス規制をクリアできないので、今後50ccのバイクは消えて、代わりに、より車体が大きくて、ずっしり重たくて、その分おそらく値段も高い125ccまでのバイクをむりやり出力規制して、50ccくらいの馬力に落とした「新原付一種」としてこれから売るらしい。

つまりこの世からいわゆる「原付」が消えてしまうわけじゃないけど、50ccエンジンの、小さくて軽くて安いバイクは絶版となって、今後入手できなくなる、ということ。なので自動二輪免許がある自分は特に必要とはしてなかったので持ってなかった50ccエンジンの原付一種を、格安で入手できるうちに1台持っておきたい、という気持ちがあったので、今回譲渡話が回ってきたので飛びついた、と、そんな理由。

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今まで乗ってきた原付スクータは、みんな2stエンジンだったのでそれなりに走ってくれたけど、今回やってきたコは4stエンジン。全然パワー無いからアクセルガバガバ開けても全然怖くない。Vベルト無段変速なので、一応実用的な加速はしてくれるけど、ウチのラインナップの中でダントツで遅い。長い登坂はどんどん速度が落ちて30km/H出ないくらいになるけど、まぁそれでも大昔乗ってたパッソルみたいに途中で止まっちゃうこともないから一応合格。

それに原付スクーターと言う乗り物はホントによく研究されて作られてて、小さいし軽いし運転がラク。左脚が壊れていても関係なく乗れるし、モータで走る電動モペットとか特定小型原付自転車といったモノと比べて一般道を走ってても圧倒的な安心感がある。自転車にモータ積んだようなそういうのが2~3万で買えるなら試してみたかったけど、20万近く?も払ってまで乗りたくない。今回のコなんてタイヤ新品に換えてくれて自賠責も数年残ってて、自転車の新車を買うのと大差ない*万だったもの。じゃあ乗り物道楽者の自分はコッチがいいや、ガソリン1Lで本当に70km/くらい余裕で走るから経済性だって悪くないし。

14年前は健康体だったし他のバイクの方が楽しくて、非力なスクータを持て余して手放してしまったけど、今回は自分がケガして弱ってることもあり、非力さ遅さを楽しめる精神状態(よく言えば熟成、平たく言えば枯れた、悪く言えば日和った)なので、前回よりは長く乗れそうな気がしてる。少なくとも110ccのスーパーカブよりは、こっちの方が今は楽しい。

なので、せっかくの縁でウチのコになってくれたからには、しばらくは乗らせてもらうよ、よろしくね。ケガが回復しても、もしも自分が今のカイシャでリストラされて失職したら、こんな姿で近所を走り回る用途に使うかもしれないけど、その時もよろしくね<ばき

Sukuta202506carry

…あ、これフリマサイトで中古で買ったもので、これで実際に副業してるわけじゃないので、念のため。クルマの後部座席に積んでおいて、冷凍食品とかを買った時に収める大容量保冷バッグとして使用中(^^ゞ

普通のバイクに積んでツーリングバッグとしても使ってみたいけど、原付2種より上のクラスのバイクに積むと「白ナンバーで商売してんのか!」、とイチャモン付けてくる人がいるらしいのでメンドクサイので試してない(苦笑)

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2025.06.17

政府の現金バラ撒き再び、に思うこと

ここ最近の物価の上昇に、ヘキヘキとしながら家計簿をつけてる一般庶民として思う事を書こうかな。

前提として、自分がどのくらいの生活レベルなのか、というのは、過去に何度も上げてきてるから知ってる人は知ってると思うけど、気になる人はこのカテゴリーの投稿記事を覗いてみてください。自分でいうのもなんだけど、このBlogを始めた2003年から今に至るまでの20年チョイの間、ほぼ消費行動が変わってない、ほぼ同じモノを食って生きてる、と言えば大体判って貰えるかも。

節約生活(家計)

最近はたまに飲むドリップコーヒーの紙フィルターをそのまま捨てずに湿ったガラをひっくり返して落として、乾かしてからさらに軽く叩いて粉末を落としてから、さらに水洗いして再利用、という1枚1円チョイしかしないものを5~8回くらい繰り返して再利用する、という、かける手間ヒマ考えたら絶対ペイしないような節約術にまで手をだしてたりする。

さすがに情けなくて画像をUPする気も起きないけど、案外ドリップペーパーフィルターって長持ちするんだなぁ。なんてことに関心してたりする。あの新型コロナ禍のころのマスク不足の頃は紙マスクを洗って何週間も使うとかやってたもんなぁ、それに比べたらまだマシだよね、と自分的には納得してるけど、「やったら損する節約」だと思う。だってさッとあっさり捨ててしまえば、手間も時間も洗い水も必要ないんだもの(苦笑)

ここまでくると自分でいうのもなんだけど、もう節約じゃなく貧乏性の域に入ってると思う。まぁ廃棄物と扱われる物の可能性を見出してる、という言い訳でこの場は締めよう(苦笑)

おっと話が脱線、本選に話しを戻そう。

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何でも現在の自民党石破政権が参議院選挙の票欲しさになのか?、国民全員に現金を配るという愚策を公約あげるとかいう信じられないニュースが先日流れてた。ここまで国民をバカにする政策もないだろう、要は『お前らから奪った金をお情けで少し恵んでやる、うれしいだろ?』、と言うことだ。しかも選挙の票目当てとしか思えないタイミングで、実行する保証が全くない選挙公約として、だ。ぶっちゃけると公約なんて守られなくても何一つペナルティがないカラ手形そのものだから、選挙後にあっさりちゃぶ台返しする気マンマンなのでは?、と疑ってしまうのが正直な庶民の感想だと思う。

国民は単純明快に、可処分所得の増額を望んでるのに、政府がやるのは額面賃金を上げて、それに課税と社会保険負担を割り増しして、見かけ上だけ上がった額面を実績として誇りながら、上がった分の大半を全て国民から巻き上げて奪う、という汚いことをやってるようにしか思えない状態がここ最近続いてる。手取り額は額面上昇額が信じられないような微々たる上昇しかなく、それで今の物価高と戦え、というのはもはや無理ゲー、というヤツだと思う。

自分はこの物価高に対する戦い方として以下の戦略を取ってどうにか生活防衛をしてる。

1)同じような物はより安いものに代替を図る
 例えば食パンなら、より安いもの、見切りがあれば必ず見切りを選ぶなどして買価を下げる

2)価格にバラつきがある食料品などはレパートリーを減らして価格の高いものを止める
 例えばパンなら、マフィンとかロールパンとかを買わず安い食パンだけしか買わない

3)代替品が値上げされ過去底値維持が出来なくなったら消費量を減らす
 例えば食パンなら6枚切りではなく8枚切りにして一食で食う分を減らす

4)代替品が高くなったらそれより安い代用品を探す
 例えばパンが高いなら庭土で育てたジャガイモを荒く摩り下ろしてフライパンで焼く

ただ今の底値は以前と明らかに違う(高い)ので、安いモノに替えても以前より高くつくし、主食を代替品にしてもそれ以外のものの価格上昇が大きくて、以前のような水準に食費を抑え込むことが出来ない。実際に2025年に入ってから今日現在まで食費の平均は455円/日もかかっていて、これは2024年の年間の平均の384円/日からすると1.18倍になってる。光熱水費も上がってるし、庶民の努力で創意工夫すれば支出を抑え込めるとかいう限界は超えてると思う。

そんな状態で物価高対策で国民一律2万円支給、低所得者と子供には+2万で4万円支給します(すごいでしょ、だから我が党に投票してね)、という、物価高で苦しむ国民の顔面を札束ではたくような無礼なことをやってきたことに心底腹が立つ。そんな財源があるなら減税しろよ、低所得高齢者じゃなく、自分らのような世代でもなく、子供を産み育ててくれるワカモノの手取りを一回だけの一時しのぎじゃなく恒久的永続的に増やせよ。今やらなきゃならにのは選挙の票目的のエエカッコシィじゃなく、そういう社会を変える規模の大変革だぞ?、それをやってみせろよ、なら負担増も甘んじて受けてもいいよ。

しかも腹が立つのが自民党幹事長?、が「2万円は食料品にかかる消費税分の還元に相当する」とかなんとか言ったとかなんとか。
なんで腹が立つのかというと、言ってることが少なくとも自分には悔しいが大体当てはまるからだ。

自分が付け続けてる家計簿から、消費税が8%になった2014年からの年間食費を抜き出して、そこにかかってた消費税、これは2019年からは酒類が消費税10%になってるけどそこは無視しても大差ないので、消費税は8%で負担分を算出するとこうなる。

2024年:食費204664円 → 内消費税15160円
2023年:食費197393円 → 内消費税14522円
2022年:食費216368円 → 内消費税16037円
2021年:食費249291円 → 内消費税18466円
2020年:食費283660円 → 内消費税21012円
2019年:食費275729円 → 内消費税20424円
2018年:食費203289円 → 内消費税15058円
2017年:食費255161円 → 内消費税18900円
2016年:食費273532円 → 内消費税20261円
2015年:食費232684円 → 内消費税17236円
2014年:食費213080円 → 内消費税15812円

…とまぁ、こんな感じ。平均を取ればざっと2万弱、というあたりになると思う。もし仮に今年の食費が2024年の1.18倍だとしたら、単純計算で17889円の消費税負担なので、2万円返金されるとほぼ食料品関係の消費税が還元されてしまうことになる。

なんだか自分のバツイチ中年男の貧乏節約生活を政府に見透かされてるようで少し悔しい。また政府が想定する国民の食生活が単身者世帯だと自分と同じようなレベルなんだ、という事にちょっと驚きもある。まぁ独り暮らしだとこうだけど、二人暮らしなら食費は倍にしてもいいからちょっと余裕が出てきそうだし、仮に夫婦二人に子供二人なら、バラ撒き額は4倍ではなく6倍の12万円現金給付だから、それが食料品の消費税額としたら、逆算すると税込みで毎月135000円も食費に使っていいことになる。一般家庭がこんなに毎月食うことはまずないだろうから、そう考えれば政府の想定って大体合ってるんじゃないか?、という事になる気がして、それがまた腹が立つ(苦笑)

仮にその試算が合ってたにせよ、一回限りの瞬発的な国民現金給付は「焼け石に水」であって、正直効果はない単なる一時的な人気取りに過ぎない愚策だと思う。必要なのは確実に手取りが永続的に増える方策であって、いわゆる最初の3か月や格安料金!、みたいな話はちょっと長い目でみたらオトクでもなんでもないただの呼び水に過ぎないので賢い人や苦しい人にはメリットはほぼ無いと見透かされてるけどそれと同じレベル。

特にこれからの日本を生きるワカモノの手取りを増やして、尻に火が付いたチリチリした焦燥感のようなものを感じ続けるような、分厚いコートを引きはがすような冷たい嵐がふき荒れて身を固めて動けないような今の状態から脱して、今でいいんだ、今のままでも大丈夫だ、という心理的安定性を与えてあげないと、安心して生活出来ないし、結婚出来ないし、子供も産めないし、高額耐久消費財や不動産を買うといった経済を回すほど消費してくれないと思う。

単発少額の一律一時金は寒さに震えるマッチ売りの少女が凍死する前に擦ったマッチの灯くらいの効果しかない。国民全員が寒さから脱して生き永らえるほどの火力はない。全員を恒久的に救えないのならば、まず最初は未来ある若い彼らを先に救って心させてやってほしい、自分らオッサンや老人世代は後回しでもかまわないし、ワカモノが確実に救われるのならば最悪恩恵に与れなくてもそれは仕方ない。財源にかぎりがあるならトリアージは正しく一番効果が高い所に注力するのが正しい。

政府よ、それを理解して人気取りとか、選挙対策じゃなく、実行力のあることや、やる価値のあるところに、優先的にリソースを注いでくれよ、ホント頼むから。
 

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