2025.01.01

今年もバイク乗りとして始動

2025年、あけましておめでとうございます、今年はいいことが沢山ありますように…(-人-)あぁ南無阿弥陀仏

と、いうことで、毎年恒例の箱根駅伝前日の元旦に、箱根駅伝コースを走って、箱根まで行く、という走り初めを今年も敢行。
大晦日に一カ月ぶりくらいに飲酒したせいか、元旦の朝は10時に目が覚めるという大寝坊、慌てて支度して、11時に出発、寝坊したのでフルコース走行は無理なので、高速使って小田厚使って大磯まで走って行ってそこから国道1号に出て4区の途中からスタート。

平地を走ってる時は元旦らしからぬ気温で、ちょっと着込みすぎてたかな?、と思ってたけど、5区の上りに入ったら寒いのなんの!、一番高い所では2℃と言う電光掲示温度表示があった。まぁ恒例行事だからそれに対抗する装備は固めてあるので大丈夫なんだけどね。

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今回使ったのはスズキのDR-Z400SM。ツーリングマシンではなくどちらかというと闘うマシンだけど、快適装備としてグリップヒータを仕込んであるうえに、こんな感じでハンドルカバーも装備。これで一番冷える指先もヌクヌクで快適。ウェアもしっかり極寒仕様の着込みなので、冷える要所さえ温めておけば、氷点下でも走れる。まぁタイヤがオンロードタイヤだから路面が凍結してたらスコーン!、と大転倒するからあくまで慎重に安全に走るけど。

何もなく平穏無事に大観山に到着。今年もバイク乗りとして元旦にここにこれたことを一人でガッツポーズ。今年も無事に楽しくバイクにのれますように…(^▽^)

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今回DR-Zを使ったのは、今年これのフルモデルチェンジした新型が発売されそうという噂がバイク界隈であるため。新型が出ても買い替えるわけじゃなく、今のこのコを末永く大事に乗るだけなんだけど、果たして新型が出てこういうバイクがまた世に受け入れられるようになるのかの試金石が2025年にあるのかな、と思うので。今年は車検もあるからちゃんと整備しよう、純正の鉄エキパイ大分サビてきたから再塗装しなきゃ。

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しかしまじまじと見るとこのコはカッコいいんだよなぁ。ウチのコは2007年式だから、今年でなんと18歳。ウチの中では21世紀製造なんてわずかしかないけどそのうちの1台。それがもう18年落ちにもなるのか(冷汗)、他のコがもっともっと古いのばかりだから、これに乗っても自分は全然古さを感じないけど、キャブレターだし、電子制御無いし、ABSも無いし、ギヤポジション表示もない。今のワカモノに乗せたら多分違和感あるんだろうな。自分はそんなのよりも1gでも軽く作って欲しいから、新技術テンコ盛りで排ガスがキレイだけど重たい新型には正直は薄い。一度試乗して技術の進化とやらを体感したいけど、古いコイツで十分満足してるから、若い新型に乗り換えるようなことは無いと思う。

逆に、イマドキのバイクしか乗ったことのない若いバイク乗りに、このコやウチの他のコも乗ってみて欲しいなと思う。相当ビックリすると思う。古すぎて、というのこあるだろうけど、牙を抜かれまくった今のバイクと違う、今の規制では許されないようなシロモノだから、乗ったらきっと楽しいと言ってくれると思うんだよね。まぁそんな機会無いんだけどね(^^;)
 

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2024.05.19

バイクに乗り続けるための試行錯誤を継続中

以前ちょっとだけカミングアウトしてたけど、実はウチに新しいコが増えてる。買換えではなく純増ね、そこは自分らしいでしょ(^^)?

それはホンダが、いや日本が世界に誇るといってもいい、全世界で1億台以上が売れたという…まぁいわゆる新聞配達やソバ屋の出前で活躍してる、スーパーカブってやつだ。

Cub110red

日本中世界中で走ってるから珍しくもなんともないごく普通の実用車。これは110ccなので原付二種、高速道路は乗れないけど一般道では普通車と同じ速度で走れるし、リヤシートを付けると二人乗りも出来る。新聞配達や郵便配達でも活躍するように荷物は沢山載せられるし、やたら燃費が良くて、一般道を四輪車と一緒にテケテケ走ると、65km/Lくらい走ってくれてビックリ。

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熱い80年代のバイクブームに乗せられた世代のバイク乗りなので、スーパーカブと言えば上記の通り、実用車であり、ダサいバイクの象徴みたいな感じで、代車で仕方なく借りて乗ることはあっても、好き好んで乗るバイクという捉え方をしたことはほぼ無かった。

じゃあそんなバイクをなんで今更手に入れて乗り始めたのか?、というと、これは死ぬまでというと大げさだけど末永くバイクに乗り続けるためにどうしたらいいのか?、ということをここ数年間考えていて、そのための試行錯誤の一環だったりする。

自分のバイクライフとしてはカブは体力が衰えた老人になったら乗ろう、と思ってたバイクだ。自分の勝手な想像ではそれはあと15年とか20年とかそのくらい先を漠然と考えてた。でもバイク業界が置かれた状況はめまぐるしくて、ABSが義務付けされたり、排ガス規制でエンジン性能がスカスカになったり、そういった対応でどんどん値段が上がってたり、しかも将来は内燃機関が全廃されて電動モーター化されてしまうかもしれないという激動の荒波が押し寄せてる。

電動のバイクに老人になってから乗りたい?、いや、それは嫌だな、エンジンの鼓動と音と熱を感じていたい、エンジン車があるうちに、そして余計な規制がこれ以上入るまえに、バイクがバイクであるうちに、カブを調達して乗ってみるか…、それがこのコがウチにやってくるきっかけだった。

現行新車で買えるカブは数種類あって、豪華仕様、アウトドア志向仕様、新聞配達用巨大キャリア仕様、そして普通の、とあるけど、今のはもうABS義務化の波を受けてディスクブレーキやキャストホイールと言った、カブらしいイメージが近未来的になり価格も高い。なのでそうなる前の、カブと言う乗り物のイメージを色濃く残した最終モデルである1世代前のスーパーカブ(型式JA44)の、スーパーカブ生誕60周年記念車という、このコが中古で放出され身請け話が回ってきたときに飛びついた。

ダサいバイクの象徴だった、スーパーカブは、今ではワカモノが好んで乗るようなシティカジュアルなモーターサイクルとして受け入れられていて、大昔はボロイカブの中古なんて5000円くらいで解体屋でゴロゴロしてたイメージだけど、今のカブは高い。このコも2018年式とかなり新しいけど、それでも6年落ち、そんな中古だったけど提示価格は結構いい値段だった。カブの中古にその値段は…と一瞬躊躇したけど、身に行って見てビックリ!、8000kmも走ってるのにメッキピカピカでプラパーツツヤツヤ、劣化してるのはスタンドの接地面(アスファルトやコンクリートが当たって塗装が削れる)ところだけ、といってもいいようなグッドコンディション、これは相当大事にされてきたコ、それならその思いが籠ったその価格にも納得、ということでその場で決めてお買い上げして引き上げてきた。

…で、いざスーパーカブがやってきて、思ったのは、キレイだけどカブはカブだよなぁ、ということ。オシャレバイクとして認識されてるのは時代感であって、カブの本質は全く変わってない。そんなこのコをウチのコとして愛してイケるかなぁ、と思ったり。

なのでこのコは、自分のバイク人生で初めての可愛がり方をすることにした。

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バイクとはカッコいいもの、という先入観が自分にはある。車体もカッコいいし、乗る自分もまたそうでなくては、という想いがある。だけどカブはそれを捨てた。そして「可愛さ」を追求することにした。その結果が上記の画像にある姿。網かご風の前カゴ、ショートスクリーン、同色のトップケース、リムストライプ等々。なおベージュとブラウンのノーマルシートは薄くて尻が痛くなるので今は肉厚のクロスカブ110用の黒いシートにしてるけど、こういう所を例えばタータンチェックにしてみたりとか、カッコよさではなく可愛さだけを狙ってゆく。これからこのコがどう着飾っていってどう変わってゆくのか、こうご期待(まぁそんなスゴイ事はしないと思うけど)

Cubkame

例えばこんな感じ。このBlogを見てくれてる人なら、inoと言えばバイクと貧乏節約生活と家庭菜園とメロンパンと洗濯バサミとカメのぬいぐるみという要素で出来上がっているのを知ってると思うけど、それ繋がりで、60周年記念スーパーカブのベージュと赤のカラーに合わせて、知り合いのハンクラ作家さんにリクエストして色合わせして作ってもらった、洗濯バサミが仕込まれたどこにでも掴まれるカメさんをキーボルダーにセット。あ~カワイイ~、やっぱカメさんはカワイイ~~♪、いい歳コイたオッサンだけど、可愛いモノはどんな時でもカワイイんだからしかたない、こうやってカッコよさはどうでもいいからカワイイを追求してみる(^~^)

一つ問題がある。それはいくら可愛くキレイに仕上げても、結局それに乗るのは頭が薄くなりかけたうらぶれた中年、いや初老の小汚いオッサンだということ。これに若いオンナノコが乗るのなら街を走ってもサマになるのだろうけど、ブサイクなオッサンが乗るという現実…いやこれはなかなかの試練だ、そして今までのバイク人生で味わったことのない楽しいかどうかは別として新感覚だ…、この歳になってもまだ新しいことにチャレンジする事は幸せだし、それに挑める喜びもある、そこには意義がある!、きっとある!、多分ある!、…あるんじゃないかな、多分もしかしてだけど(^^;)?<ばき

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2023.03.30

今日はレガの誕生日

月末下期末年度末で仕事が激烈になってさらに精神的に追い込まれてて久々に胃がキリキリし始めて苦しい日々。

こう言う話はまた次回にやるとして、そういう日々の癒しはいつものニューえびぞう君。昨日また見事に脱皮して一皮剥けた。

Ebi20230330

脱皮したての外殻が柔らかいうちはカワイイくらいに臆病になってて見てるだけで守ってあげたい感があるんだよなぁ、脱皮前はちょっと荒々しかったのでギャップが大きくてただたたカワイイ(^^)

おっと、今日はえびぞう君の話じゃなかった(汗)

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3/30は、ウチの普通四輪車のスバルのBPレガシィ2.0i(5MT)C型の車検上の登録日、つまり自分名義になった誕生日だ。契約日はもう少し前だったのは、過去の投稿を見て思い出した。

そうそう、今のレガを買ったのは2006年だったよ、今が2023年だから、なんと17年前か(汗)。人生初の新車での4輪車購入だったけど、まさかこんなに長く乗るとはこの当時は思わなかった。正直ターボ車に戻るつもりマンマンで6~7年も乗れば飽きるだろうと思ってた。非力なノンターボでSOHCのレギュラーガソリン仕様の140馬力だから、速さとか面白さとか無煙の実用車だと思ってたんだよね飼う前は。

Rega202301

でも、その後を見てた人なら判ると思うんだけど、全然飽きなかった。速さとか刺激とかは無いけど、噛めば噛むほど味が出てくるような、そういうクルマ。尖がってないから飽きない。飽きないから長く乗る、あまり乗らなくても手放す気にもならない、買い替え対象になるような車が全然出てこなくなって、いわゆる普通車の普通のMT車というものが絶滅して気が付けばオンリーワンみたいな存在になってた(苦笑)

ガソリンエンジン車にいつまで乗れるか判らない。だから最後の最期となるガソリン車(MT)を買おうかなとは思ってる。でもこのレガを手放してもも欲しい!、と想える車が無いんだよね。いや厳密にはあるんだけど、もう高くて買えない。それはNA最終型のポルシェ911の素のカレラ2(7MT)。それなら乗りたいと思うけど、庶民が買えるクルマじゃないので永遠の憧れということにして眺めるだけにする。

ということで、17年間の苦楽を共にしているレガシイにいつまで乗れるか判らないけどこの3月は車検を通して、先日エンジンオイルも交換。

Rega202302

前回から4300kmしか走ってないから勿体無いなぁ、と思ったけど、前回交換したのが2022年の1月だったのにビックリ。1年2カ月も前だったっけ?、結構鮮明に記憶してるんだけどなぁ、とぼやきつつ行きつけのオートバックスでオイル&エレメント交換。抜いたオイルはやっぱりキレイ。ああ勿体無い、最近エンジンオイルも値段上がってるからね。

でもオイル交換はした直後のエンジンの調子が凄くよくなる(なめらかフィーリング)になるので乗り物道楽的には楽しいイベントだ。距離走ってやれてないから頻度は落ちてるけど、それでもたまに乗るときには調子よく走って欲しいからオイル交換は必要。半年に一回なんて交換する必要ないよ、大丈夫。

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オイル交換で元気になったとはいえ、車齢17年はかなりの劣化を生じてる。これ以上乗り続けるならそれなりに費用をかけて重メンテしないとダメだろう。超お気に入りのクルマだけど例えば100万掛けて再生するか?、と言われたら多分やらない。それは以前のB4を手放してこのBPレガを買ったときと同じ発想。

なので、今年車検を通したけど、正直次回の車検まで乗ってられるか自信はない。何か重要高額部品が死んだら、そこで終わりにするつもり。
自分にとっては人生の約1/3位を共に過ごしたいわば戦友だから、出来るだけ長く乗ってやりたいのだけどね。
 

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2023.01.01

頑張って耐えながら元旦にバイクに乗る(いててて)

年末に片付けやら掃除やらしてた時、詳細には語らないけど、とある作業で胸部で全体重を受けるような体制になってしまった瞬間に身体の中に響く「ピキっ!」という破滅の音がした。ああ!、やっちまった!、聞こえたのは以前と同じあの音だ…その後ジワジワと痛くなる胸、ほぼ間違いなくまたも肋骨やっちまった

肋骨はやらかした直後は実はそれほど激しい痛みにならない。でもだんだんと痛みが強くなって行く、そして呼吸とともに常に動く部位であるため他の骨折と違って固定するわけにいかず、痛い思いをしながら耐えるしかない。

大晦日の朝はきつかった、その後起き上がって朝飯食ってしばらく痛みに耐えてたけど、だんだん吐き気が来るくらい痛くなって耐えられなくなって処方薬のトラムセットを服用。それが効いてやっとこさ動けるようになった。元旦の今日も全く同じ、一日のうち目覚めた時が一番痛いのよね。

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で、今朝も鎮痛剤が効くまではぎりぎりとした痛みと戦ってたけど、それが効けば不思議なくらい動ける(注:決して治ったわけではない)ので、自分的に元旦恒例行事である、箱根駅伝コースをバイクで走ってゴールまで行って、そこから山を登ってバイクの聖地である大観山にあがる、というのをこんな状態ではあるけど、やろうか考えた。

ただ、じっとしてれば痛みは治まってるとはいえ、動かすと激痛は走るわけで、また重たいモノなど持ち上げられるわけでもないので、もしもバイクをブッ倒したら一人では絶対に引き起こし出来ない。そう考えるといくら恒例行事とはいえ、断念せざるを得なかった。残念だがしかたない。来年健康体になったら行く(^^)

でも山道でなければ走れそう、太陽も登って気温も暖かくなってきた。何だかウズウズするので、平地をゆっくり走ればいいだろ、と思い立って身支度をして少し走ってみたくて出発することにした。今日乗るバイクは1997年に買ってずっと持ってるヤマハのTDM850。これをチョイスした理由は一番自宅前の道路に引っ張り出しやすい場所に置いてあったから、というただそれだけ。本当はもっと軽いバイクの方が良かったけどね。

バイクで出発するにあたり肋骨を痛めた自分にとって一番の難関は、防寒ウェアを着込む動作だった。腕を回して袖を通す動作が激痛との戦いになる。それが終われば次はウェアの内側に仕込んだ強化プラスチック製の胸部パッドの当りによる患部の痛みだ。これもツライ!、だが外すわけにはいかない、痛いけどそれは胸部にこれ以上外力が伝わらない様にするための保護具でもあるのだ。そして最後にバイクを跨いでサイドスタンドに預けた荷重を左足で突っ張りつつハンドルを持って車体を直立させる動作。これが意外と胸に響いて痛かった。

だがそれさえ終われば、バイク乗車中の姿勢はほぼ痛みを生む姿勢や動きが無くて、逆にそれを忘れて普通に走れた。ただし降りる時と、また乗る時は苦しい戦いを強いられるんだけどね(冷汗)

しばらく駅伝のコースを走って、平塚まで来た。R134からR1に進路変更する交差点、海岸側に広場があるのでそこにTVカメラが設置された撮影ポイント。そこで四苦八苦しながらバイクを降りて、ここは歩道なんで重たいバイクを脂汗流しながら押し歩いて、ここに置いて画像撮影して、またすぐ歩道を呻きながら押し歩いて車道に出た。

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明日はココを駅伝選手が駆け抜ける。頑張れよ!、これ以上自分は胸が痛くて進めないけれど。

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例年通りであれば、ここから大磯を抜けて小田原に入り、箱根からくねくねした登り道を走って湖畔のゴール地点まで行くのだが、今年はココで終わり。ただせっかくなのでキレイな富士山は見たかったので、ここからすぐの湘南平に登ってみた。

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ちょっとした高台に東京タワーのような形状の電波中継塔が立ってるここは夜景がきれいな事とそれを見たカップルが愛を誓うメッセージを書いた南京錠をあちこちにかけて放置するという迷惑行為で有名になった場所(苦笑)。

ここから見える富士山は雪化粧しててすごくきれいだった。芦ノ湖を眼下に見ながらの大観山からの眺めとは違うけど、元旦にバイクに乗れて、駅伝コースを(一部だけど)走れて、高台から富士山の絶景を眺められた。バイク乗りとしての元旦タスクはショートだけどこれでコンプリート!

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ここからは外科的に痛い胸を抱えながら真っすぐ帰宅して、ウェアを脱ぐときにまた激痛と戦って負けてダウン。我ながら無茶したけど、でもまぁやりたい事があって、それをやれたのだから、いい正月だったよ。そのかわり明日からはちょっとおとなしくする。連休最終日はTT600Rのユーザー車検通しに陸運局に行かねばならないので、その体力と気力を温存しておかないといけないからねp(^^;)q<ばき!

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2022.12.31

私的バイクカバー運用法

最近バイクネタ上げてなかったので年内にちょっとだけ。

自分はどこにでも普通にいる、バイクを趣味とするありふれた普通のサラリーマンだ。なのでバイクを収納する屋内ガレージなどは夢のまた夢、仕方なく軒下にバイクを置いて、それにカバーをかけて愛車たちは雨露をしのいでいる。

バイクカバーは安いものは1000円とか2000円で買えるものもあるけど、そういうのはあっという間に劣化して裂けて、正直な話まったく使い物にならない。なので自分はそこそこ品質のいいモノを使っている。安物買いのナントヤラ、にならないため信頼と実績のあるものを選んで使っている。具体的にはヤマハの純正バイクカバー。定価は高いけどセールで半額近くで買えるので常にウォッチして安い時にまとめて買っている。この冬も安くなったタイミングでちょっとだけ買った。

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バイクのサイズや形状に応じて最適サイズがあるので買う時には間違えない様に注意しないと悲しい思いをすることになるので要注意。絶対に大は小を兼ねないので、必ずジャストフィットするものを選んで使う事をオススメする。

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これらバイクカバーはそこそこのお値段ではあるけど、純然たる消耗品だ。風でばたばたすれば飛んで行って紛失することもあるが(汗)、それだけで一発で5~7千円くらいの損失なので、絶対そうならないようにしっかり固縛してる。今回はそれはさておいて、日常使用での劣化の話しをすると、最大の劣化要因は太陽光に含まれる紫外線照射による生地と縫製糸の劣化による生地の破れと解れだ。カバーは大体それで死ぬ。

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ビリっと裂けたような破れや縫製劣化による解れはは耐候性のガムテープを裏表から張って応急処置すればしばらく使い続けられるけど、太陽光を露天でガンガン浴び続けるとバイクカバーの生地はだんだん薄くなって行ってボロボロになるのでそうなったらもう寿命。ヤマハのバイクカバーだと安いEタイプは2年くらい、高いFタイプで3年チョイは持つ。でも必ず買換えが必要になる。

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脱色して薄くなって生地が透けるようになってこんな感じでボロボロになってゆくし

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縫い目があるのでその縫い糸が劣化して切れて解れてパックリ穴があいてしまう。

こう言った劣化を避けるにはどうしたりいか?、屋根付きの所に置ければいいが、どこにでもいる庶民にとってそれは高すぎる関門だ。ではどうするか?、バイクカバーを長持ちさせるにはどんな形であれ太陽光の照射を受けなければいいのだ。そうやってバイクカバーの寿命が延命出来るということはそれで守っているバイク自体の保全も長期間担保出来るということになる。いいことづくめだ。

なので自分は長年以下のような運用をしてる。

 ・原則としてバイクカバーはどんなバイクでも二重にかける
 ・内側は新品または程度がいいものを使ってそれで車体に対する耐水性耐風性を担保する
 ・その外側に、それまで内側に使っていたもの(劣化が進行したもので可)をかける。
  (ガムテ補修をしまくって耐水性が劣化していてもok、耐水性は内側が受け持つので)
 ・その外側のカバーは、車体を守るのではなく内側の新しいカバーを太陽光の照射から守る役割を担う。
 ・ある程度裂けたり解れていても、太陽光遮蔽に使えるうちは使い続けられる。
 ・もうこれ以上使えない、となったら新品カバーを買って内側に使いそれまでの内側をアウターにする
  (実はウチではそうなったカバーでもある役割を担わせてるけどそれは今回は割愛する)

これを繰り返す。キモは二重のバイクカバーの外側を状態のいい内側を守るための捨てカバーとして使うこと。これで内側のカバーの寿命は飛躍的に延びるのだ。

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これがいい状態のカバー、これが内側になる。

Bikecover07
その上にもう一枚の中古カバーをかける。

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こんな感じでつぎはぎだらけでもOK。これは内側のカバーに太陽光照射をさせず守る役割だけすればいい、これ自体は太陽光を浴びてさらにどんどん劣化が進んでゆくが、それでいい、それだけ内側のカバーが守られる。

なお、カバーは新品を卸すたびにその日付を記載しておいて、どのくらい使ったのかどのくらい持ったのかのデータ取りをするのは言うまでもない(^^)

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そして同じバイクで使い続けずに、同じサイズのカバーを複数のバイクでローテーションをかける。こうする事で紫外線劣化が局所的に進まないように出来るのだ。これでアウターのカバーの劣化も遅らせられる、そなるとインナーの寿命も延びて、中のバイクもいい状態で保管出来て、買換え周期が伸びてコストダウン出来る。いいことの連鎖が作れるのだ。

なおバイクカバーは太陽光照射による劣化だけでなく、バイクの形状によって物理的な作用で裂けたり弱くなることもある。そういうことを避けるために尖がった所でバイクカバーの荷重をうけないように、こんな工夫もしてる。

Bikecover09
ウィンドスクリーンの上は鋭角でカバーに当たるのでホースを切って裂いたものを乗せて丸く受けるようにしたり

Bikecover10
尖った構造がある場合そこに丸いプラスチック容器をかぶせて力を分散してカバーが劣化しないようにする。廃材利用で劇的に長持ちするのでバイクカバー保管してる人にはオススメ(^^)b

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以下蛇足:

バイク1台にカバーを二重にかけるということはバイクカバーがバイクの台数×2枚必要になるという事になる。上記のような運用をしていれば全てを一度に全部買い替えることはないのだけれど、仮にワイズギアのバイクカバーの購入価格の平均が6000円くらいとすると、ウチにはいまカバー掛けて外置きしてるバイクが20台あるので、

 20台×2枚×6000円 = 240000円!!!!

なんとまぁ、バイクカバーだけで中古のバイク一台買えるくらいの費用を使っているのよね。普通のサラリーマンにしてごく普通のバイク乗りには重たい負担…ねぇねぇ、ワイズギアさん、今まで使ってきて買い替えてきたのを合わせると今までに多分100枚以上買ってるヘビーユーザーで、これからも間違いなく買い続けるので、ちょっとだけでいいので何とか優遇してもらえませんかね(._.)?<ばき
 

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2022.10.31

備え有ったので憂い無し(あくまでも幸運である前提)

先日、秋の好天の休日、気持ちよく人里離れた、さびれた狭いワインディングロードを気持ちよく走ってた。

空の紅葉にはまだ少し早い、朝は肌寒いけど日中はしっかり着込んだウェアでちょうどいい気温で、エンジンも冷却されてきっちり放熱していい感じ。路面温度も下がりきってないのでタイヤのグリップも悪くない。つまりバイク乗りにはすごくいいシーズン。あ~楽しいなぁ~(^^)♪

…と、気持ちよく走ってて、左の緩いブラインドコーナーに入ったら、バンクさせた一番深い所で、路面に落ち葉がやたらおおく落ちてるゾーンに無警戒で突っ込んでしまった。

バイクと言う乗り物は、フロントタイヤのグリップに全てを賭ける乗物だ。フロントタイヤさえグリップしていれば、リヤグリップが怪しくてもバイクはそれなりに走れる。でも逆は無理、真っすぐならば走れるけどそもそも止まれないし、少しでも曲がっている状態ではフロントグリップを失ったバイクはコントロールするのはほぼ無理なのよね。

なので、あっさりとフロントタイヤからスリップダウン!、なすすべもなく車体とともに緩い下りを反対車線側に膨らみながら路面を滑って行って、最後は反対側のガードレールにチョコン!と当たって止まった。ほぼ止まる寸前だったので全く衝撃はない感じ。

あちゃー、コケちゃったよ、オフロード走行では転倒は日常茶飯事だけど、公道ではクルマに突っ込まれるような事故が2010年が最後なので、バイクを倒して路上に転がるのは実に12年ぶり(冷汗)

自分の身体にダメージはないか、確認しながらゆっくり立ち上がる。不思議と身体のどこも痛くない。ほぼ必ずある、転倒した時に身体が地面に打ち付けられる打撲を受けたような感じはないし、どこもかしこも痛くないし、どこからも流血もしてない、当然だがホネも折れてない。立ち上がって腕が上がって歩けて屈伸が出来る。うん、大丈夫だ。とりあえず倒れたままのバイクを立て起こしして、道路わきに寄せて、人間と車体の損傷をもう一度確認する。バイクは軽症だ、左ウィンカーが捥げて、シフトペダルの先端が折れて、ミラーとクラッチレバーとハンドルが少し削れて、カウルががりがりと削れて、一部割れたくらい。走行に必要な機能は失われてない。エンジンもかかった、大丈夫だ。

身体はケガしてる感じはないけど、ウェア類は見た目はスゴイことになってた。

Hogogu1

左足はスリップダウンした車体と路面に挟まれたまま滑走したため、左足はアスファルトでかなり削られてた。現場作業用の足先を鉄製のカップで保護するSimonの長安全靴と、ごく普通のデニムの中に仕込んだガード類が、役目を果たしてガッツリ身体を守ってくれてた。

Hogogu2

安全靴はこの通り表皮は削れて無くなり、その下の金属カップも結構削っていた。摩擦熱で焼けた痕があるから相当火花散らしてただろうな。これが無かったら足の小指あたり削れて無くなってたかもな。膝とスネを守るプラガードも結構削れて、摩擦熱も喰らった痕があったけど、それのおかげで無傷で済んだ。画像はないけど上半身も左半身がかなり削れた痕があった。でもエルボガード、胸部プロテクタ、脊髄プロテクタ入りなので身体は完全無傷だった。

…これが普通のスニーカーで単なるデニムだけ履いてペナペナのジャンパーだけだったたらどうなってただろうか?多分左足は大ダメージだ。足先は削れてホネが出ちゃうくらい、くるぶしも削れてたかも。膝も外側が削れて横から皿が見えちゃうような状態になってただろう。上半身もあちこち削られて、血まみれになっていただろうことが容易に想像出来る。

刃物で切った切傷は傷のふさがりが早いけど、外力で無理やり裂けた裂傷や、削られて無くなった部分の再生はすごく時間がかかるしガッツリケロイド化するから、ケガとしてはアスファルト滑走で負う擦過傷は最低最悪の部類なのでホント無傷で良かった(^^;;)。

自分はもう若くないバツイチ独り身だ。なのでケガすると治りが遅いし、それだけ日常生活に大きな支障が出る。ゆえにケガは絶対にしたくないのでバイクに乗る時は上から下からがっちりガード類を装着して、ある程度の転倒や事故でのダメージを防ぐ備えは常日頃からしていた。また今までバイクで自分自身が怪我したり、大切な友人を失ったりしているので、常に危ない乗り物である事は理解してるし、それによるアクシデントが避けられないことも覚悟してる。

だけど、最後にバイクでケガした2010年の事故以来、ずっと無転倒無傷でいられたから、覚悟して、備えて、注意しているつもりだったけど、少し慢心と驕りと油断が出ていたんだろうな。でなければ秋の山道で落ち葉があるというリスクを理解しないはずがない、過去にそう言うシチュエーションで滑ってコケかけたりしたから今までそうやって走ってきたからね。それが今回読めなかった警戒が薄れた、ということは自分が老いて判断力即決力が衰えた、という事も加わり、今まで無転倒無事故だから生じた慢心、それらが全て加わって生じた油断が生んだ必然的な事象だった、という事だと自己分析する。反省しよう。

それに今回はいくつもの幸運に恵まれた。それは自分が努力したからじゃない、あくまでも偶然であり、そしてそれは本当に幸運だった。
それなりの速度で15mくらい路面をコントロール出来ずに滑走したから、以下の幸運が無かったら大変なことになってた。

 ・並走してる四輪車やバイクが無く、巻き込みで無関係無過失な人を巻き込まず済んだ。
 ・対向車が走ってこなかったのでそっちの巻き込みもなかった(来てたら自分は死んでたかも)
 ・よって他者を傷つけなかった(自分の過失なので相手を巻き込む事は絶対悪)
 ・そして他者の物を何も壊さなかった(ガードレールもコツン、で済んだ)
 ・自分自身もケガしなかった(防備はめんどくさがったら終わりなのよね)
 ・【おまけ】車体も大きく壊れず、自走可能な状態で致命傷はなかった(帰宅後すぐ直した)
 
モノは壊れても直せる。再起不能になっても買い直せる。
でも身体は一度ケガするとなかなか元通りに治らない。

先に書いたけど質の悪いケガだとなおさらだ。今回の慢心と油断を猛省するとともに、今までの防御策は間違ってなかった事の確信を持てたし、幸運にも感謝出来た。そう考えるとこのタイミングで軽微な損害でこういう体験ができたのはこんな事言うと怒られちゃうかもだけど、ある意味ラッキーだった。危険性に関する感度は体感したことで最高レベルに上がるし、これ以上歳とってからだと、ガードしまくって同じ事象であっても無傷で済まなかったかも、だしね(^^;)

 

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2022.01.03

2022年もバイク乗りとしてスタート

毎年毎年元旦は、箱根駅伝のコースをバイクで走って芦ノ湖へ、そして大観山に登ることを恒例行事としてる。

なので今年もそれを敢行。今年はどのバイクで行こう?か、と大晦日に考えてたけど、ふと一度も元旦走行に使ったことのない原付2種で行も帰りも下道で行ってみようと思い立った。

チョイスしたのはDF125E。理由は、入手したのは2007年だから、今年でウチのコになってくれて15年という節目であること。そっか、もうそんなにたつのか。なんだか数年前にやってきたようなイメージあるんだけど、そういや震災前に牡鹿半島走ってたから確かにそうだ。入手した時は950kmくらいだった走行距離は、15年弱経過して現在こんな感じ。

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14年と半くらいで約5500km走行か、年平均だと376kmくらい。このバイクは燃費が平均で35km/Lくらいだから、年間ガソリン10Lくらいしか食ってない。ガソリンタンクが13L入るから、ざっくり算出すると1年に給油して、オイルは10年に1回で交換、タイヤはまだ未交換、みたいな距離しか走ってない。いやガソリンは劣化を防ぐために入れ替えしてるし、バッテリも3回かえたし、オイルも5回くらい換えてるし、タイヤも山はたっぷりあったけど亀裂激しくてさすがに数年前に変えた。つまり距離は走ってないけどちゃんとメンテしていい状態を維持している。
こういうおとなしく静かで燃費のいいバイクはこれからの初老時代には重宝するだろうから、これからもよろしくなp(^^)q

あとはガソリン代高騰の昨今、元旦走行とはいえ低燃費でローコストであることも重要なチョイス理由、さらにこれにはグリップヒータを装着してるから、厳寒の箱根の山道を走っても、熱源+こうやってハンドルカバーを装着しておくことで、手のひらがコタツに入ってるかのようにヌクヌクしたまま走れる。

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歳を重ねるごとに寒さに弱くなるので、グリップヒーター&ハンドルカバーといった防寒耐寒装備は必須になってくるのよね。

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そのうえでガッツリ着込んで、さあ出発。原付二種は高速道路有料道路を使えない下道専用のバイクなので、いつものように箱根駅伝のコース到達するまで下道で行かねばならず時間がかかる。またスピードも出ないので、一般道路最高速である60km/H以下をキープして淡々と正月の街中を走って毎年元旦に走るコースまで到達。明日はここを駅伝の選手が走る。テレビ中継の準備が進んでいて、国道を中継専用のカメラ車や、テスト走行のバイク、駅伝やマラソンでしか見られない特殊な撮影用のバイクなどがあちこち走ってた。明日は選手とともに頑張って!、自分はテレビ持ってないので見れませんが<ばき

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正月の国道1号は箱根駅伝ムード満載。こういう立て看板や歩道橋の垂れ幕がいやおうなく箱根駅伝の、つまり正月のムードを醸してる。これを見に来たのよね(^^)b

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小田原を抜けて箱根の駅前にくると、道は大渋滞、歩道は観光客でごった返してた。新型コロナ感染のリスクはもう無いかのような超密密な店前の待ち行列やぎっしりの歩道を見てると、もう感染リスク無いのかなと思ったりもする。もしここにオミクロンキャリアが一人でもいたらもうダメだろうな、とも思ったり。

…で、狭い国道一号を登って行ったんだけど、ここでDFで来たことを後悔した。いやはや、箱根駅伝の五区登り坂には4st125ccの非力なバイクでは辛い、平地だと6速でタラタラ流せるのに、ちょっと登りになると5速→4速、とギヤを落とさないと失速しちゃう。登坂がきついあたりでは3速まで落とさないと登りで加速出来ない。自分が大好きない4st200ccならこんな低トルクではなくちゃんと登っていけるのに、それより小さい4st125ccはかなりきつい。2st80ccの方がまだラクかも。

まぁここまで来てしまったら登るしかないから、頑張って道の両脇に残雪が残る急坂の国道1号をギャンギャンエンジンを回して登ってゆく。国道1号最高到達点を抜けて芦ノ湖方面に下るとここでエンジン虐めは終了。…ふう助かった。しかし寒いな、これグリヒ&ハンカバでなかったら絶対無理だったよ。下半身冷え切ってるけど背中に張った使い捨てカイロと、グリップヒーターからの入熱のおかげでどうにか耐えられた。

駅伝ゴール地点から大観山に向けて再び登り始める。ああ登り坂辛い、きつい、4st125ccは街乗りバイクだよなあ、これまたギャンギャンエンジンを3速で引っ張りまわしながら登る。途中の電光掲示温度計が―2℃!!!、寒いわけだ、それでも目的地はあと数キロ!、鼻水たらしながら最終目的地の大観山まで到達。晴天にくっきり見える富士山が美しい!、その手前の芦ノ湖とのコントラスト最高ゥ!、寒さを忘れ…られない!、寒い寒い!!、でも、今年もバイクでここまでこれた、バイク乗りとしての一年のスタート儀式コンプリート!!

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今年も一年通してここにバイクで来れて、また来年もバイクでここに来れますように…(-人-)安全第一

神妙な心持で富士山を眺め、一年間の交通安全をこの景色に誓った。さあ帰ろう!寒すぎる!!!

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いつもなら、帰りは箱根新道に乗って一気に小田原まで駆け下る。または550cc以上のバイクなら、畑宿ラインのタイトワインディングを楽しんで下る。でもDFは原付二種、つまり原付に毛が生えた、というジャンルのバイクなので、さっき鼻水たらしながら登ってきた坂をそのまま下って平地に到達。いや~暖かいな小田原の街中。箱根程度の高さでもやっぱり違うわ。これなら電熱武装したDFの敵じゃないぜ(^^)

そして自宅近所のガソリンスタンドで、走って減ったガソリンを給油。こうやって一年の家計簿の一番最初の支出に二輪費であるガソリン代や有料道路の通行料を記載するのがバイク乗りとしての走り初め(&家計簿記載初め)の儀式のクローズ処理。箱根登りでギャンギャン回したけどその他は60km/H未満でタラタラ走ってたので燃費は38km/L。よしよし、去年1年間の走行距離の半分を今日で走っちゃったけど、まあいいよなDF(^^)

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そして無事帰宅。無事故無検挙で一年のスタートが切れたぜ!、グリップヒーター&ハンドルカバーはino的絶対オススメの冬バイク装備、カッコ悪いなどと言わず、使ってない人はぜひぜひ導入を、冬のバイクライフが良い方向に激変間違いなし!

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2021.11.29

ちょっとした備えでどうにかなる

先日ウチのポンコツXTで高速道路を使って遠出をしたときの帰りの話。

600cc空冷単気筒のXT-Zはバランサー内蔵とはいえ、やっぱりそれなりの震動がガンガンに出てしまう昭和58年式なので、新東名高速の120km/H区間を順法速度で巡行しているとミラーで後ろが確認出来ないくらいブンブンと振動が発生する事になる。

新東名高速を走り切り御殿場JCTで旧東名と合流したあたりで、陽が陰って薄暗くなり、一気に気温が冷えてきた。こうなると防寒対策をしないと血流が衰えた中年の肉体はオーバークールになってしまうので、持参していた冬装備を装着すべく足柄SAに一旦入った。

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うんうん、ポンコツ君だけどカッコいいぜ(^^)b、と、思って車体を眺めていたら、なんだか違和感が‥‥あっ!!!

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マフラーのエキゾーストパイプについてるヒートガードが脱落しかけてる!!

どうやら、数年ぶりの高速巡行による振動でネジが緩んで落っことしてしまったらしい(冷汗)。こういうボルト脱落や応急修理のためにインシュロック(結束バンド)は何種類かを何本かずつは持っているが、ここは高熱になる場所で樹脂なんてあっという間に溶けてしまう。なのでそういう応急修理は出来ない。かといってヒートガード外してしまうと万が一の際に大やけどしてしまう。安全装置を外して運用なんて絶対にしたくない。じゃあどうする・・・・

と、書いたけど自分はこんなことでは悩まない。ちゃんと備えを用意し手持ち歩いてた。それはこれ。

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そう、事務用品のゼムクリップ(大)だ。自分はバイクに乗るときにこれや安全ピンやらも一緒に持ち歩いてる。それはこういう時にこうやって使うため。


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こんな感じで伸ばして針金化させてから、車載工具のプライヤーで閉める!、すると…

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はい、高温部位でも大丈夫な応急処置の完了!、これで帰宅するまで問題無く走って帰ってこれた(^^)b

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いつ何時何が起こるか判らないバイクに乗るときは、こういう感じで何かが起きてもどうにかできるように、色々な事を考えて便利で使える汎用性の高いものを必ず持って行く。何事も無ければ使わずただ持ち歩くだけ。でもひとたび何かが起きると、たったゼムクリップ一個でも有能に使えてピンチを救ってくれる。

映画「アポロ13」を見たことがある人なら判るだろう、何か緊急事態が起きたらそこにあるものだけで創意工夫しないと帰れない。四のバイク乗りはそういう事を一杯経験して、常日頃考えてバイクに乗っている(と自分自身がやってるからそう思うけど、やってるよね?)

バイクは危険が常に隣り合わせなのでこういう危機管理能力が必要だけど。実生活でも天災人災労災等々、トラブル発生した場合に同じように手短にあるものをフルに使わないと切り抜けられないようなピンチに遭遇することがある…かもしれない。自分はバイク乗りなので日常生活でも仕事でも、こういう石橋を叩いて渡るような準備と備えを欠かさない。そういう性分というか性格というか…いや、「生き様」がしみついてしまってるんだよねきっと(苦笑)

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2021.02.07

私的バイクライフに必要不可欠なモノ(タンクバッグ偏)

TWネタでコメントを頂いたのでちょっと取り上げてみる(^^ゞ

我が最愛の、と言うかもう自分自身の一部であるTW200は、日常使いや砂遊び泥遊び、そして長旅でも使えるいいバイクだ(^^)

そのTWで旅するときに、自分が絶対に欠かさない必須アイテムがある。それがこれ、タナックス製の オフロード タンクバッグの MF-3597。(先のコメントのやり取りでは「オフロードタンクバッグ2」と言ってたけど、よくよく思い出したら2は別のバッグでしたすみません)

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入手したのはTWに乗り始めてから数年後、当時はただ白青カラーのTWと色が合うな、くらいしか考えてなかった。オフロードバイクにタンクバッグという習慣が当時全然無かったので、これ欲しい!、ではなく確か何かの在庫処分セールとか新春セールといった安売り時に何となく手にした。オフ車なんだからタンクバッグなんてダセェ!、必要ならデーバッグでも背負えばいいじゃん、くらいに考えてたので当時はそのスタイルを貫いてた。

でもTWで行く北海道旅の何回目かの出発前のパッキング時に、デーバッグだといちいち荷物の出し入れが面倒だし、肩に荷重かかってなんだかんだで身体が疲れるんだよなぁ…もう止めてぇ、と思ったので、内心では邪道と思いながら入手ていた(けど使う気にはならず放置してた)それをその年の旅に使った。そしたらこれが無茶苦茶便利で使いやすく、かつ自分のTWとの旅スタイルを全くスポイルしないので好印象だった。

とはいえ、これだけだったらそれ止まりの話。

このバッグの優位性を決定付けたのは、翌年の北海道旅の時だ。その年はリヤに括るアウトドア用品を新型に更新してぐっとコンパクトになったので、じゃあタンクバッグ無くてもいいんじゃね?、とその年あえてこのタンクバッグを使わなかった。その結果…初日から帰宅するまで「何でこんなバカな事したんだろう?」と後悔する羽目に。ホントに不便で、前年はあんなに便利に使ってたのに!、と何度も自分で自分を責めた(苦笑)

それ以降、自分のオフ車の旅にこの手のタンクバッグは欠かせないものとなり、経年劣化や転倒などで使えなくなったら旅スタイルが成り立たないため、枯渇を恐れるとともに、赤いバイクに青いバッグは似合わないよなぁ、といった色遊び感覚も加わって、自分がバイクに乗っている間は絶対に!欠かさないように…と、予備を集め始めた。このあたりは自分の性格というか習性というか…ともかく備えを万全にしたい人なのよね(^^;)

その結果、今ではこんな状態に。タナックスのMF-3597の青や赤だけでなく、他のメーカーのサイズが違うモノもあるけどそこは掻き集める際に発生したノイズというか、ご愛敬ということで(^^;;;)

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青い方はTWだけでなく、XTZ660や、他の青系や黄系のオフ車で使うし、赤いのはR1100GSやXT600Zなどの赤系バイクで使う。複数あるのは各車専用としてるためじゃなく、一つを使いまわして、何らかの理由で使用不可になったら次のを卸して使うという織田家VS武田家の長篠の戦での信長流3段火縄銃戦術的イメージ。

このタンクバッグを自分が具体的にどう使いこなしているか…はここで紹介しても多分意味が無いので(旅のスタイルは人それぞれだからね)割愛するのであしからず。

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ここからは、このタンクバッグをこれから入手しようとされる方へのアドバイス。

タンクバッグの主室はこんな感じ、注意すべきポイントは外壁の型崩れを防止しつつ、中に入れたものがオフロード走行や転倒時にダメージを受けにくくする(注:全く受けない訳ではない)、主室の外壁内側をぐるりと取り巻いてる厚さ10mmくらいの緩衝材パッド。

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中古で入手する際には、取り外し可能なこれが無くなってるモノがあるので注意。中にカメラとかスマホとか貴重品を入れるのならあった方がいいんだけど、その分だけ容量がどうしても減るから、め一杯詰め込みたい人は抜いちゃってそのまま無くしちゃうんだよね。

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もしそれがない物があったらどうするか?、自分もそれが無い中古をヤフオクで入手したことがあるけど、結局そのバッグには厚み2mmくらいの発泡PPボード(商品名:ベルポーレン)をそのパッド形状にカットして入れてる。そうすることで、タンクバッグの形状は保たれて、隔壁が薄くなることでバッグの容量も増えると踏んだ。

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この経験から、長旅やオフロードがあるルートでの使用はパッドを入れて、オンロード100%や荷物が多い時などはPPボードカット品を入れて使うようになった。自分は実物のパッド付きのバッグからそれを外して直接型取りしたので簡単に切り出せたけど、無い状態から切り出す時は最初カレンダー紙や厚みのあるボール紙とかで型紙を作ってからPPボードをカットがオススメ。またPPボードは薄いと形状維持が出来ないので厚い方がオススメ(厚いのを使うと、キレイに切り出すのが大変だけどね)

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次に、タンクバッグらしい用途の、地図やチケット、雨の時のスマホやタブレット等々、色々なものを差し込んで走行中にチラ見出来る透明マップケース部。これが経年劣化でひび割れてたり、くすんだり曇ったりしてるものがあるので注意されたし。長くタンスや押し入れで日の当たらない所で保管されていれば透明度も高く柔軟性も残ってるけど、ガンガン日の光に充てて気温も変動し、雨が降ればゴシゴシこすったりすると擦り傷も入って透明性柔軟性が無くなって見にくく使いにくくなって、最後は割れる。

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イマドキ地図なんて使わないよ!、というのなら別にその状態でもいいんだろうけど(事実最近はタンクバッグ上面に地図を入れて使うバッグは徐々に減ってきていて、その機能が無い、ただのマグネットマウントバッグや吸盤マウントバッグも多々登場)、割れてると、とっさの大雨とかで浸水して中に挟んだものを台無しにするかもしれないので要注意、ビニールとはいえ割れた断面はちょっと痛いこともあるしね。

なお自分は旅の際はここにツーリングマップルを突っ込んでいる。STDのでも、Rでも、今いる場所を見開いて1ページだけ見ながら走って地図の外に来たら面倒でも止まって今いる場所に差し替え、を繰り返してる。こうやって延々走り続けず、こまめに立ち止まるきっかけを自分自身で作ってその場所をただ通過するだけでなく、ゆっくり一瞥するくらいの余裕をもたせてる。モチベーションGPS使ったナビ万歳な現在でも、そんな理由で紙地図は自分は欠かせない旅アイテム。高速移動時はSAで貰えるチャチイ地図でSA,PA、ICの位置感覚を確認するのにも使ってる(^^)

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最後に付属品のレインカバー。これも欠品してるモノがよくある。現在タナックス補修部品で購入可能なレインカバーにはジャストフィットするサイズと形状のものがないので欠品してたら1000円どころではない価値ダウンと思っていい。シートバッグ用の大きいカバーなら被せられるけど、大は小を兼ねるだろ!、とそれをかぶせると、高速とかで風が入り込んでエアバッグのように膨れたりする事もあるので注意されたし。

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先のマップ収納部に入れた地図等が雨天でも見えるように、レインカバー上面は透明素材になってるんだけど、古い製品なので、この透明部と黒部の熱溶着で切れがあるものが多いので、そこも要確認。完全な状態のレインカバーが付いていれば安心。ダメならその切れ部をダクトテープなどで応急処置してそれ以上切れ目が広がらないようにしてね。

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おっと、忘れてた。タンクバッグを運ぶときに肩にかけるベルトが付属してるはず、これは無くても適当なモノが流用できるからマストじゃないけど、このベルトをバイクの車体に回して止めることで、タンクバッグの脱落防止になるので付属してれば良し、無ければ適当なのを買ってね。

ちなみに脱落防止、と書いたけど、実際に脱落するような事態は高速走行、一般道走行、林道走行でも相当ガタガタしない限りまずない。じゃあなんでベルトをステム下に回して留めるのか、と言うと実はこれガソリン給油時にタンクバッグをずらす操作をするときに必要なんだよね。やり方は説明しないけど実際に給油するときにバッグを横にのけて見れば自分が何を言っていたのか理解してくれると思う。

ホントの最後に、ガンガンオフロード走るならマグネット追加またはより強力なモノに交換を推奨。これもやってみれば何を言ってたか判ってくれると思うので詳細は割愛。

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…ということで、このタンクバッグ是非使ってみて!、タナックスのオフロード用では現行のオフロードタンクバッグ3よりも(鉄タンクなら、だけど)圧倒的にこっちの方が使えるよ、なにせタンクバッグ3も持ってるのでそれは断言出来るよ(^^)
 

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2021.01.17

今年もバイク乗りとして一年をスタート

昨年は日本が、というより世界全体が新型コロナに蹂躙され、今年もその激震が収まる気配がない。

観光立国とやらで外貨を稼ぐことが数年前まで日本の目標だったはずだが、今では社会はその真逆のベクトルが作用していて、人の動きを止めて人との接触を避けてウィルス感染予防することが至上命題となっていて、その逆風にさらされたかつての花形の観光業や外食産業が壊滅的な状態になっている。まぁその数年前は、約十年前に起きた大震災のせいでそれまで順調だったのに壊滅した業界でその後の尻拭い的作業に従事していた自分からすると、平家物語が謳っていたこの一節を思い出す。

「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。 沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす」

決して非があったからこうなったわけじゃない、いわば天災、不可抗力にして本当に不幸な出来事ではあるけど、飛ぶ鳥を落とす勢いだった業界にその試練が不幸に回ってきた、という気がしないでもない。今は無事な産業も(個人も)明日にはそうなるかもしれないということ。だから誰もが何が起きても耐えられるように備えることが必要にして重要。だって十年前に誰もが「想定外だった」は許されない、絶対安全など軽々しく口にするな、そんなものはないんだ!、とその当時、東電を徹底的に殴りつけながらみんな言ってたよね?

かくいう自分は、色々な意味で煮詰まっていたそういう職種からオフラインして社内だけど転職に成功。今では全く別の仕事に関わってる。それは自分にとっては成功物語だけど、何のデメリットもなかったか?、というとそうでもなくて、ぶっちゃけると結構大きい年収ダウンを伴った(手取りで言うと軽く-10万/月以上)。でもそのデメリットは、対価として得られるメリットよりも(自分的にには)小さいと踏んだ。そしてそれで生じるリスクを自分自身でヘッジ可能なことを事前検討&準備した上で踏み切った。今のところ備えは十分に機能していて、自分の人生に対する影響は無いとは言わないけど最小限に抑えられてる。人生とはこういうことの連続にして積み重ね。明日には自分も生活破綻するような事態に陥るとも限らない。逆にジャンボ宝くじが当たるかもしれない。だから備えは日々怠らないで頑張り続けるしかない。自分の尻は(出来うる限り)自身で拭く覚悟だけは持って生きてるつもり。

…という人生感は、自分ば若いころからバイクに乗ることで養ってきた(そして今も継続して切磋琢磨してる)つもり。危険であるから危険を理解して避けるように努力し、リスクに対する備えを行って対策を続けることで危険をマネージメントして、対価として得られる素晴らしい世界を堪能する、それが濃厚に味わえるのがバイクに乗る行為だと思ってる。

今までとは違う世界感の2021年も、可能な限り自分はバイク乗りとして生きてゆくつもり。

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と、いうことで、今年も元旦に恒例行事としてるバイクで箱根駅伝のコースを走って芦ノ湖湖畔まで行って、大観山から富士山を眺める「走り初め」を実施するところからスタートを切った。

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今年は去年入手したばかりの人生初のアメリカンバイク、スズキのサベージ650を使用。猛烈な寒さでこの場には長くいられずすぐに下ってきた。この寒さはヘッジする必要がある、ということで、その日の夜にネット通販でグリップヒーターをポチって、成人の日にはもうグリップヒーター化を終えていた。

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掛けたコストに見合う以上の素晴らしきグリップヒーター!、真冬にバイクに乗るなら絶対のオススメ(^^)/
なお、当Blogはアフィリエイトを一切やらないので広告は入らないしここから一円も収入は生じませんのであしからず。

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また正月休みには、昨年再開した無線趣味とバイク趣味を融合させるべく、バイク専用の無線機をBMWに仕込んだ。

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これバイクに乗りながら無線通信出来るだけじゃなく、AM/FMラジオ、航空無線等々の様々な受信道楽も満たしてくれる優れもの。これで高速走りながらハイウェイラジオがバイクでも聞ける、最高だね(^^)♪

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そして成人の日の少し前に半休取って1月末で車検が切れるTT600Rのユーザー車検を実施。

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昨年は軽自動車1台とバイク6台の車検があって大変だったけど、今年は普通車1台とバイク2台『しか』車検がないのでちょっと息継ぎ出来る。車は外注に任せるけど、バイクはもう自力でユーザー車検通すのが当たり前になったので費用もそんなに掛からない。数が多いから、節約効果も大きいよ、店に出せば5~7万する車検が、ユーザーなら1.6万だもの。8台ある車検付きバイクの節約効果は2年間で35.2万、つまり年間約17.6万円も節約出来てる。まぁバイクなければゼロ円だけど、ソコは言っちゃダメよ(^^;;)<ばき

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そんなこんなで2021年も無事スタート出来ました。バイクだけでなく節約生活も継続しているし、ハウスキーピングも止められないし、新たに始めた道楽の無線趣味等々もこれからやるよ~、という事で今年もよろしくお願いします(^^ゞ

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