TWネタでコメントを頂いたのでちょっと取り上げてみる(^^ゞ
我が最愛の、と言うかもう自分自身の一部であるTW200は、日常使いや砂遊び泥遊び、そして長旅でも使えるいいバイクだ(^^)
そのTWで旅するときに、自分が絶対に欠かさない必須アイテムがある。それがこれ、タナックス製の オフロード タンクバッグの MF-3597。(先のコメントのやり取りでは「オフロードタンクバッグ2」と言ってたけど、よくよく思い出したら2は別のバッグでしたすみません)

入手したのはTWに乗り始めてから数年後、当時はただ白青カラーのTWと色が合うな、くらいしか考えてなかった。オフロードバイクにタンクバッグという習慣が当時全然無かったので、これ欲しい!、ではなく確か何かの在庫処分セールとか新春セールといった安売り時に何となく手にした。オフ車なんだからタンクバッグなんてダセェ!、必要ならデーバッグでも背負えばいいじゃん、くらいに考えてたので当時はそのスタイルを貫いてた。
でもTWで行く北海道旅の何回目かの出発前のパッキング時に、デーバッグだといちいち荷物の出し入れが面倒だし、肩に荷重かかってなんだかんだで身体が疲れるんだよなぁ…もう止めてぇ、と思ったので、内心では邪道と思いながら入手ていた(けど使う気にはならず放置してた)それをその年の旅に使った。そしたらこれが無茶苦茶便利で使いやすく、かつ自分のTWとの旅スタイルを全くスポイルしないので好印象だった。
とはいえ、これだけだったらそれ止まりの話。
このバッグの優位性を決定付けたのは、翌年の北海道旅の時だ。その年はリヤに括るアウトドア用品を新型に更新してぐっとコンパクトになったので、じゃあタンクバッグ無くてもいいんじゃね?、とその年あえてこのタンクバッグを使わなかった。その結果…初日から帰宅するまで「何でこんなバカな事したんだろう?」と後悔する羽目に。ホントに不便で、前年はあんなに便利に使ってたのに!、と何度も自分で自分を責めた(苦笑)
それ以降、自分のオフ車の旅にこの手のタンクバッグは欠かせないものとなり、経年劣化や転倒などで使えなくなったら旅スタイルが成り立たないため、枯渇を恐れるとともに、赤いバイクに青いバッグは似合わないよなぁ、といった色遊び感覚も加わって、自分がバイクに乗っている間は絶対に!欠かさないように…と、予備を集め始めた。このあたりは自分の性格というか習性というか…ともかく備えを万全にしたい人なのよね(^^;)
その結果、今ではこんな状態に。タナックスのMF-3597の青や赤だけでなく、他のメーカーのサイズが違うモノもあるけどそこは掻き集める際に発生したノイズというか、ご愛敬ということで(^^;;;)

青い方はTWだけでなく、XTZ660や、他の青系や黄系のオフ車で使うし、赤いのはR1100GSやXT600Zなどの赤系バイクで使う。複数あるのは各車専用としてるためじゃなく、一つを使いまわして、何らかの理由で使用不可になったら次のを卸して使うという織田家VS武田家の長篠の戦での信長流3段火縄銃戦術的イメージ。
このタンクバッグを自分が具体的にどう使いこなしているか…はここで紹介しても多分意味が無いので(旅のスタイルは人それぞれだからね)割愛するのであしからず。
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ここからは、このタンクバッグをこれから入手しようとされる方へのアドバイス。
タンクバッグの主室はこんな感じ、注意すべきポイントは外壁の型崩れを防止しつつ、中に入れたものがオフロード走行や転倒時にダメージを受けにくくする(注:全く受けない訳ではない)、主室の外壁内側をぐるりと取り巻いてる厚さ10mmくらいの緩衝材パッド。

中古で入手する際には、取り外し可能なこれが無くなってるモノがあるので注意。中にカメラとかスマホとか貴重品を入れるのならあった方がいいんだけど、その分だけ容量がどうしても減るから、め一杯詰め込みたい人は抜いちゃってそのまま無くしちゃうんだよね。

もしそれがない物があったらどうするか?、自分もそれが無い中古をヤフオクで入手したことがあるけど、結局そのバッグには厚み2mmくらいの発泡PPボード(商品名:ベルポーレン)をそのパッド形状にカットして入れてる。そうすることで、タンクバッグの形状は保たれて、隔壁が薄くなることでバッグの容量も増えると踏んだ。

この経験から、長旅やオフロードがあるルートでの使用はパッドを入れて、オンロード100%や荷物が多い時などはPPボードカット品を入れて使うようになった。自分は実物のパッド付きのバッグからそれを外して直接型取りしたので簡単に切り出せたけど、無い状態から切り出す時は最初カレンダー紙や厚みのあるボール紙とかで型紙を作ってからPPボードをカットがオススメ。またPPボードは薄いと形状維持が出来ないので厚い方がオススメ(厚いのを使うと、キレイに切り出すのが大変だけどね)
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次に、タンクバッグらしい用途の、地図やチケット、雨の時のスマホやタブレット等々、色々なものを差し込んで走行中にチラ見出来る透明マップケース部。これが経年劣化でひび割れてたり、くすんだり曇ったりしてるものがあるので注意されたし。長くタンスや押し入れで日の当たらない所で保管されていれば透明度も高く柔軟性も残ってるけど、ガンガン日の光に充てて気温も変動し、雨が降ればゴシゴシこすったりすると擦り傷も入って透明性柔軟性が無くなって見にくく使いにくくなって、最後は割れる。

イマドキ地図なんて使わないよ!、というのなら別にその状態でもいいんだろうけど(事実最近はタンクバッグ上面に地図を入れて使うバッグは徐々に減ってきていて、その機能が無い、ただのマグネットマウントバッグや吸盤マウントバッグも多々登場)、割れてると、とっさの大雨とかで浸水して中に挟んだものを台無しにするかもしれないので要注意、ビニールとはいえ割れた断面はちょっと痛いこともあるしね。
なお自分は旅の際はここにツーリングマップルを突っ込んでいる。STDのでも、Rでも、今いる場所を見開いて1ページだけ見ながら走って地図の外に来たら面倒でも止まって今いる場所に差し替え、を繰り返してる。こうやって延々走り続けず、こまめに立ち止まるきっかけを自分自身で作ってその場所をただ通過するだけでなく、ゆっくり一瞥するくらいの余裕をもたせてる。モチベーションGPS使ったナビ万歳な現在でも、そんな理由で紙地図は自分は欠かせない旅アイテム。高速移動時はSAで貰えるチャチイ地図でSA,PA、ICの位置感覚を確認するのにも使ってる(^^)
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最後に付属品のレインカバー。これも欠品してるモノがよくある。現在タナックス補修部品で購入可能なレインカバーにはジャストフィットするサイズと形状のものがないので欠品してたら1000円どころではない価値ダウンと思っていい。シートバッグ用の大きいカバーなら被せられるけど、大は小を兼ねるだろ!、とそれをかぶせると、高速とかで風が入り込んでエアバッグのように膨れたりする事もあるので注意されたし。

先のマップ収納部に入れた地図等が雨天でも見えるように、レインカバー上面は透明素材になってるんだけど、古い製品なので、この透明部と黒部の熱溶着で切れがあるものが多いので、そこも要確認。完全な状態のレインカバーが付いていれば安心。ダメならその切れ部をダクトテープなどで応急処置してそれ以上切れ目が広がらないようにしてね。
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おっと、忘れてた。タンクバッグを運ぶときに肩にかけるベルトが付属してるはず、これは無くても適当なモノが流用できるからマストじゃないけど、このベルトをバイクの車体に回して止めることで、タンクバッグの脱落防止になるので付属してれば良し、無ければ適当なのを買ってね。
ちなみに脱落防止、と書いたけど、実際に脱落するような事態は高速走行、一般道走行、林道走行でも相当ガタガタしない限りまずない。じゃあなんでベルトをステム下に回して留めるのか、と言うと実はこれガソリン給油時にタンクバッグをずらす操作をするときに必要なんだよね。やり方は説明しないけど実際に給油するときにバッグを横にのけて見れば自分が何を言っていたのか理解してくれると思う。
ホントの最後に、ガンガンオフロード走るならマグネット追加またはより強力なモノに交換を推奨。これもやってみれば何を言ってたか判ってくれると思うので詳細は割愛。
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…ということで、このタンクバッグ是非使ってみて!、タナックスのオフロード用では現行のオフロードタンクバッグ3よりも(鉄タンクなら、だけど)圧倒的にこっちの方が使えるよ、なにせタンクバッグ3も持ってるのでそれは断言出来るよ(^^)
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