2025.01.31

1月家計集計

あれま、もう1月が終わりだ。初老となると大分時間がたつのが早い(冷汗)。今日は月末日なので家計簿をつけて今月の支出をまとめないと…

家計簿をつけていると、ここ最近、明確に物価が上がっているのを感じる。その結果、生活に息苦しさを感じるようになってきてる。今日はそれを書こう。

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例えば、今まで一斤88円の食パン(8枚切り)を買ってたけど、それが突然93円になってた。物価で言えば+5.6%ってことになる。1万円で買えてたモノが今では10560円出さないと同じ物は手に入らないということ。まぁこれなんかはまだ緩やかな方で、コメとかコーヒーとかは倍近くになってる。すべての物価を自身で調べ尽くして計算したわけじゃないけど、体感ではコロナ前からだと20%くらい物価が上がってる感じがする。しかも下がる気配がないから、これからどんどん上がって行くのだろう。

今までと同じ物を値上がった代金で同じだけ買っていたら、純粋に支出が増えて生活は苦しくなる。それが収入を上回るようになれば、生活は破綻する。世の中の値上げに対する庶民の悲鳴はこんな感じなんだろうと思う。

だけど、自分は生活に以前よりも息苦しさは感じているけど、生活が苦しい、という所までにはまだ至ってない。なお給料は以前と変わらないよ、じゃあ何故か?

それは値上がりしたものは以前と同じ消費行動を取らないから。

平たく言えば

・値上がったものは買わずにすむ、代用可能なより安いものを買うようにする
・安いものが無い場合は、泣く泣く高くなったものを買うけど消費量を下げる
・備蓄のローリングストックの放出速度を上げて新規購入量を落とす

これを繰り返し繰り返し行って、生活に関わる質を下げて下げて、それでもカバー出来ないものは量を削って、トータルの支出額を抑え込む戦略を取っている、ということ。

例えば、質を下げるやり方は、93円になった食パンは20%以上の値引きがかかってないと買わないとか、炊飯の時にはグラム単価で安いパスタを入れたり角切りしたジャガイモを入れたりとか、ご飯やパンの代わりに1食毎包装の生めんのうどんを買うとか(一袋180gで税込30円)、細い安いサツマイモを買ってきて食い続けるとか、そういうやり方で削って行くし、

量を下げるやり方は、高額となったコーヒーを落とす頻度を下げたり、その量を減らしたり、トーストに塗るマーガリンやジャム類や、調理につかう調味料類を減らしたり、

パンデミック再びとか、大災害の際には2カ月くらい生き延びられるくらいため込んでる長期保存が可能な食材を古いものから少し放出して入れ替える準備として喰う量を少しだけ増やしたりしている。ほかにもトイレットペーパーとか、洗剤とか、暖房の灯油とかもそうやって備蓄を使って減らしてる。これは節約というよりも、貯金箱に貯めてたお金を使うのと本質は同じなので厳密には節約(ブレーキ)じゃなく浪費(アクセル)なんだけど、使わなければ役にたたない死蔵資産を臨機応変で有効活用してる、ということで、ご勘弁を。

食料関係を代表例として挙げたけど、それ以外の自分の意思や行動で変動可能な支出項目は可能な限りこれをやる。そうすると日々の生活の質は明確に落ちるし、生活に息苦しさを感じさせる。とはいえこの物価高の状態であっても支出は削られて以前より抑えられるので、息苦しさを感じても、「日々の生活が苦しい」、までには至らずに済んでる。ぶっちゃけ支出は減ってる。その結果の実生活費集計がこれ。

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一般的に見ると住宅費はこんなに安くないんだけど、自分は持ち家なので家賃負担はないし、現金一括購入してるので棲み始めてからのローン負担もないので、これが今月の正直ベースの「実生活費の支出額」。食費も上記のような対応をしてるので今月は結構抑え込めた。このBlogの初期の頃に、どこまで食費を削って生きられるかのチャレンジをしたときには当時の物価だけど6000円チョイ/月くらいまで食費は落とせたので、新規で買う量は大体同じくらいの質と量に落とせてると思う。ただ健康維持のため不足する質(動物性たんぱく質とか)を備蓄食材で少し補ってるから、あの頃ほどギリギリまで自分を追い込んでないけどね。

でもこれだけの支出で生きてると色々と息が詰まっちゃうのは確か。なので自分は節約はガッツリだけど、道楽にも(年間上限額を定めた上で)費用をかけるのは以前から言ってる通り。今月は寒かったのでそれほどバイクに乗ってないけど、TT600Rの車検があったし、

5chshaken

DF125Eの自賠責が切れたので5年入ったし、XTZ660は気分一新ということで手持ちの色違い外装を色々修理したり部品を買い足して着替えもしてみたし、

Xtzbefore
 ↓ ↓ ↓ ↓
Xtzafter

画像はあえて載せないけど無線道楽で新しいトランシーバーを買ってしまったし、中華通販のアリエクスプレスでバイク関連や無線趣味の格安の怪しいモノを買って成功したり失敗したりと言った無駄使いもしてしまった(苦笑)

…とまぁ、生活の質と量を落としてもこっちはある程度楽しませてもらったので、さっきの実生活費+道楽費の、今月の全支出はこのくらい。

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一度しかない人生なので、物価高に抗って落とせる質と量は落とせるだけ落とすけど、楽しむところは楽しむ、のスタンスで今年も頑張るぜぃp(^^)q<ばき!
 

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2024.09.24

今日で満21年間(7670日間)

自分が離婚後の生活を切り開くに至った手法の一つに、家計管理がある。

小学生の頃の小遣い帳とかがめんどくさ過ぎて一週間続いたことがなかったくらい、こういうのが苦手で仕方なかった。小遣い支給が無くなった高校生からバイトを始めて収入を得るようになったものの、それでも多分脳内で1万単位くらいのおおざっぱなIN/OUTしか把握してなかったと思う。今思い出しても夏のバイトで何万、冬のバイトとお年玉で何万、その年に欲しくて買ったものは何万、くらいしか記憶に残ってない。

社会人になって実家に毎月5万仕送りという名目だったが、実質は親の年収の関係で奨学金が組めず親が教育ローンを借りて大学行かせてくれたのでそれの返済だったが、それを10年間しながら安アパートで暮らしてた時も、いくら使ってたかなんて把握せず、ただひたすら節約して支出を詰切り詰めながらその枠内で道楽を細々楽しみながらも一円でも多く残すことしか考えてなくて、収支記録なんて全く残ってない。その成果は結婚するときに自分がいくら持ってたか、という預金残高でしか把握出来なかったからね。

でも離婚して、今後の自分の将来を考えた時に、一人で老後を生きるという現実を突きつけられ、色々な事を計画して実行せねばならない状況にあると判った時に、自分は嫌で嫌で仕方が無かった小遣い帳らしいものをつけ始めた。最初はMS-DOS機の表計算ソフト、そして早々にEXCEL97に乗り換えて、PCでそれをつけ始めた。それが2003年の9月25日だ。思い立ったが吉日ということで脈絡もないこんな日付から始めたのでその日が自分にとっての家計集計の原点日でもある。今日で丸21年目。明日から22年目の1日がカウントされる、と言う事になる。

…最初は本当に面倒だった、苦痛そのものといってもいい、絶対長続きなんてしないと思った。でも一カ月やって、1年続けて、それを数回繰り返すと、集まるデータとその傾向、何をすればいいのか、何を絞れば何にいくら使ってもイケる、といったPDCAサイクルが回せることの面白さ、日記のように自分の生きてきた生活そのものの途切れがない記録、といったRPGの経験値積み&装備拡充みたいな要素にすっかり面白さを感じてしまい…そして結局恐らく1円の誤差もないような記録を継続して集計し続け、今に至ってる。家計簿は楽しいよホント、これは間違いないと思う(^^)/

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今までの累計は過去の毎年の家計簿ファイルから串刺し演算されて自動で集計出来るようにしてあるので、さっきそれを開いて2024年度の今日までの集計データを呼び込んで、丸21年間の集計をしてみた。…うわ、オレが一人で生きるだけで、こんなに膨大な費用が発生してるのかよ…冷汗かいた。

21年間ということは超ザックリでいえば人生の約2/5くらいでしかない。まぁ人の生き様としてとても色濃い充実した時期でもあるから、他の時期に比べれば確かに費用は掛かるとは思う。でも短い短い結婚生活は一人暮らしの時より確かにイニシャルコストもかかり、毎月の支出がドカンと増えたけど僅か17か月間だったし、その結果育てる子供もいない自分が、たった一人で生きるのにこんなにカネを使ってきたんだ、ということにちょっとビックリを通り越してしまう(そりゃ21年間の総額だからね)。たった一つのデータで全体の傾向を破綻させてしまう特異点の高額な自宅購入費用をあえて抜いて、借家時代の家賃や今の維持費等と見合うような形で若干データトリートメントしないと傾向を掴む事が難しいのでちょっとデータを弄るけど、そうすると大体自分が今までに公表してるような年間支出傾向とほぼ同じ傾向が見えてくる。あ、それでもこの総額を見てビックリしないでね。誰よりも自分がビックリしてるので_| ̄|〇

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ザックリ年間350万くらいの支出だけどそのほぼ半額は道楽関連費用と言う事がわかる。それを除いた実生活費としては179万/年、毎月に直せば14.9万/月だ。もっと少ないと思ってたけど、数字はどこまでもウソをつかない、つまり自分はこんなにカネを使ってタラフク食って生きてた。…情けない限りだ。

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自分の現時点での年金定期便による支給見込みはこれを手取りベースでもそこそこ上回るから、年金支給レベルが下がらない限り、自分は老後も年金だけで生きていけるという事がわかる。無論今のような生活費とほぼ同額の道楽なんて出来っこないのは理解してるし、今の支給レベルがそのまま変わらないなんてファンタジーを信じるほどウブでもない、そんなのは絶対に無理だ、つまり年金だけで生きていくことなど逆立ちしても出来ないと思ってないとダメ。そういう未来分析と今後の覚悟も出来るのが家計管理の良い所だ。

しっかし「ちりも積もれば山となる」とはホント言ったもんだよなぁ…ホントにこんなに使ってきたのかな???

ここではあえて集計データを出さないけど、給料から天引きされた所得税地方税健保厚生年金失業保険介護保険で失ってしまった総額の大きさには、ただただ絶望しかない。老後生活が始まったら今まで奪われ続けたそれをどれだけ取り戻せるかの命をかけた勝負が国と始まるけど、多分奪われ続けた総額を取り戻すことは生きてるうちは無理だと思う(ホントそのくらい引かれてるのよ!)。

なので、少なくとも支払った厚生年金(自腹+会社負担分)は満額取り戻すくらいはしてもバチは当たらないと思う。余計に得たいとは思わない、だけど元を取らないと(損失を取り戻さないと)死ぬに死ねないよこんなの悔しすぎる。だから、そこまでは生きてやる!、という目標を立ててみよう、そんなに長生き出来る気がしないけど、夢は大きくてもいいでしょ、目指せ満額取戻し!、ってね(^^ゞ
 

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2024.07.01

2024年度家計中間集計

最近更新頻度が落ちてるけど、自分がここで展開してる生き様の一つに貧乏節約生活がある。

その源泉は、離婚して一人暮らしに戻った時に、ああもう普通の暮らしは自分には出来ないのだ、死ぬまで一人で生きるんだな、と理解したのがきっかけといえばきっかけだった。まぁ元々裕福とは言えない子だくさん家庭で育ったこともあり、貧乏節約生活に対する耐性は多分多くの人よりもあったし、結婚するまでに子だくさんで教育費等々で借金してた親を支援するため5万/月の送金を10年間続けながら、結婚した32歳の時点で1000万くらいの蓄えまでこさえられるくらい、それが性に合っていたってのもある(苦笑)

それでも離婚後に落ち着いてからは修行僧もかくやと思われるような節約生活と、それに合わせて人に話したらドン引きされるくらいの細かい家計管理を始めた。それが離婚して4か月後くらい。それを始める前には引っ越しやらレガシィB4を買ったりで散財したけど、まぁそういう人生経験もあっていいよね。

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家計簿は2003年の9月から欠かさず、ずっとつけ続けてる。若干の漏れはあるかもしれないけど、それでも何月何日に何を何円で買った、という記録はずっと残り続けてて、人生のいい備忘録になってる。記録をつけて傾向をしり、どこに無駄があり(自分の弱み)、どこに余裕があるか(自分の強みか)を知って対策をし続けてかれこれ21年弱、さすがに慣れた。なので24年度を始めるときに今年はちょっと遊んでみようと思った。

その結果がこれ。リアルな金額は明かさないけど毎日の支出や各種明細を1円も間違わず全て積んだ結果から出てるデータ。どういうスケール感なのかは各位の想像にお任せ。

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自分はサラリーマンなので、給料から税金や社会負担がガンガン天引きされる。その天引きされる金額をリアルに支払う金額の総額が超えないように、生きてみた。その結果はこの通り。6月末までの天引き総額よりも、実生活費の方が無事下回った。本当はドンピシャの50:50にコントロールしてみたかったんだけど、さすがに針の穴を通すような家計管理は無理だった。

なお「全支出合計」とは食費やら住宅関連費やら乗り物道楽やら雑費やら光熱費やら通信費やら付き合い由来の交際費とかなんだけど、この中で住宅関連と乗り物道楽の支出の中には、固定資産税と自動車税が合算されてる。これは自分の意思で所有し維持してるものだから支出側にしてて財布から支払った、ということで天引きではない。だけど国民市民として国や行政に収入から没収されて無駄になった(何も価値を生み出さなかった無駄金である)ことに間違いはないので、それを天引き側に合算して再計算すると、なんとこうなる。数字が嘘のようだけど本当にこのパーセンテージになった。

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中年サラリーマンが半年間生きるための諸費用の2倍の金が、個人では使えずに巻き上げられ奪われて喪失してるという恐ろしい事実_| ̄|〇

人が見たらドン引きするレベルの節約をしていくら頑張っても、税金や社会負担の方が重すぎてつらい。もはや節約生活は自分の生活のためではなく全部召し上げられてる気すらしてくる(/_;)

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ちなみに察しがいい人ならわかると思うけど、これは天引きと支出だけなので、もらってる給料の総額じゃない。天引きは手取りより少ないので、この節約生活では家計管理は常時黒字だ。そういう点では日々の生活に余力がないわけじゃない。後先考えずにそれを使えば吉野家の牛丼でもかつ丼でも宅配ピザだって、上級階級の人だけが食えるウナギの蒲焼なんかもも食えるのかもしれない(ここ数年そんな高額な食材食ってない)。そう後先を一切考えなければ、ね。

でもね、自分は最初に言った通り、一人で生きて一人の老後を迎える独居中年だ。今は仕事があって給料が出て家計は黒字だけど、これから給料が上がることはないだろうし、役定だ、再雇用だ、年金生活だ、と下がる一方なのに物価は上がる一方。兄弟は多いけどそっちや甥や姪になんて老後生活で頼る事は出来ない。そうなるといわゆる老後2000万問題ってやつで今後足りなくなる生活費は自力でどうにかしないとならないわけで、結局毎月余る金額は老後のために積んでおくことが求められるので、結局今は使えない。

家計管理はそういう観点からも常に生活費を逆算して生きるためと、道楽に使用可能な残額を意識して生きている。バイクをたくさん持ってるから大金持ちとかいう人もいるかもだけど、そうやって乾いたぞうきんを絞りに絞って捻出した分を道楽に回してる。無駄使いだって?、確かにそう見えることは解ってる。でもこれが今の自分にとっての生きがいそのものだから、それがないと無人島への島流しに近い状態になっちゃって何のために働いて、というよりも生きているかわからなくなってしまうから、そのための経費なんだよ。家族持ちの人に家族を養うのは無駄金だろ、って言わないでしょ、つまりそういう事。

まぁ国や自治体からすれば、彼らが鵜飼いだとすれば自分は間違いなく常時首に縄をまかれた鵜なわけで、自分が実施に食うよりも多くを得るために働いてそれを無理やり吐き出させられて、飼われて死なない程度に生かされてる。奴隷は奴隷なりの幸せを見つけ出してそこに生きている意味を無理やり見出す必要があるんだな、とも思う。

…と、少し不満を漏らしてはみたが、だが日本という国はその点世界的にもまだマシ、いや相当に恵まれている国だ。今の生活が出来ている事が幸せだろ!、と思う人たちが世界中にかなりたくさんいるのも事実だと思う。自分よりもっとひどい目に合ってる人たちからすれば、自分の泣き言なんてふざけんな!、と思うだろう、よくわかる。でも地下牢でも座敷牢でも牢屋は牢屋である、ということ。国とか地域、ではなく人間社会の仕組みそのものが個人が100%幸せを追求するようには出来ていなくて、個人のそういうところを吸い取って集めてそれが出来なくするかわりに個人ではどうやっても出来ない社会システムを成り立たせて仕組みを作って、その中に入る事により負担を強いられつつその中でしかないメリット、恩恵を得られるようになってる。つまり社会という牢屋に入って守られてその中で懲役労務を義務として背負ってる、という事だと思うのだ。

自分が稼いだのに、一円も使えなかった金額も、もしこれがなかったら今の社会が成り立たなかったのだ、と思えば(高すぎるけど)飲み込むしかない。少額とはいえそのスポンサーである国民に、それを実感させてくれよ、せめてそれくらいは求めてもいいだろ、と自分は思う。…ホント頼むから、税金も社会負担も、『ああ払ってよかった、これなら毎月生活より多く払う価値あるわ』と思わせてほしい、そしたら半額の食パンを一週間かけて食うサラリーマンの昼飯、老後の生活費を捻出するための節約生活をしながら生きてる事にもう少し良い意味を持たせられるからさ。

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2023.05.17

節約は砂の一粒の積み重ね

自分がかれこれ20年、いや離婚に至る前の結婚する前からスタートだから相当に長い間、自身を追い込むような節約生活を自己流で試行錯誤切磋琢磨しながらやってきた。実際にこのBlogでもかなり初期の頃からそういった話をUPしてるので、ウソは言ってないつもり。

ただ、個人がツラツラと書き溜めるここは、あくまで個人の独り言のタンツボみたいなものなので、それが世に伝わることは殆ど無いと思う。そもそも誰かにマネして欲しくてやってるわけじゃないので、実は意図的にコアな内容を記載してないこともあったりする。だから『ここの記載をそのままやるとこうならないじゃないか!』、と怒る人もいるかもしれない。

まぁ一円ももらってないから自分は講師じゃない、ここに100%の正解が書かれてるわけでもない。ただ大きなヒントは沢山記載してあるから、これをベースにして、実際にやってみて、上手く行かない理由の欠けてるジグゾーパズルのピースを自身で見つけて(または新たに作り出して)完成させて欲しいと思う。その方が絶対楽しいからねp(^^)q

そういう偏屈な記載をしてるせいか、最近youtubeの動画で節約系をみると、ああ自分がやってたようなことがこんな風に解説されて載ってるなぁ、と思うことがよくある。自分が節約生活を始めたころは偏屈者呼ばわりされたもんだけど、今の時代にはそういうのも意外と受け入れられるのかなぁ、なんてちょっと思ったりもする。まぁ自分のやってきた事も自身の100%オリジナルじゃなくて、カリスマ貧乏と称されたAZMA氏ら先人たちの残した情報をベースに自己流アレンジを繰り返したりしたから、いわゆる歴史は繰り返す、というヤツなのかな?、なんて思ったりもする。…おっと独り言が長かった、本題に行こう。

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何でこんな話をしたかというと、最近リアルで関わりのある20代後半から30代前半くらいのワカモノが、やたら節約志向バリバリで、まるでかつての自分を見てるかのように思うことがあるからだ。

…いや、ワカモノよ、もう少し人生を楽しみなよ、そんなことを、そんなころからやってると、こんな自分みたいになっちゃうぞ(^^;)?、と突っ込んだりもしたが、まぁそれに関する話は次回以降にもう少し別枠でまとめるので省略。

そんな彼らに、inoさんはどういう節約してるんですか?、とたまに聞かれる。まさかリアル関係者にこのBlogを見せて、こんなことやってきたよ、とはさすがに言えない(汗)、なのでバレない程度に小出しに少しずつ話をする。でも、彼らにはあまりピンとこないようだ。もっとズバリの答えを言ってよ、みたいな反応が返ってくる。ネットで検索すればそのものズバリの回答が無料で得られると信じて生きてきた世代だから、まだるっこしい事を抜いて100%満額回答の、最高の節約が成せるやり方を教えてよ、と言う感じ。…それじゃ成長出来ないし、過程を楽しまないと長続きしないよ、と言ってもやはり納得しない。まぁ納得して欲しいわけじゃないから、ここで話は終わる。

でも!、…と食い下がってきたので、じゃあ一つ紹介してやるよ、これなんだけど、これ見てどう思う?、と聞いてみた。

Hurobasekken

これはフロ場の風景。亀の子タワシの上に石鹸が乗ってる。それだけ。これを見せても彼らは全然ピンとこないようだ。うーん残念、自分としてはこれはシンプルで美しい完成した節約生活術なんだけどな。

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まず、自分は風呂でこの石鹸しか使わない。セルフ丸刈りの薄くなった頭にシャンプー等々は無用。だから安い特売の大きい石鹸があれば全身OK。そして石鹸を収める専用容器や吸盤でくっつく置台とかを百均で買って使わない。その分だけ節約できる。また石鹸は使ったあと水分を乾かさないと長持ちしない。こうやってタワシの上に置くことで石鹸は点で支えられる形になって水切り出来て乾燥も早く出来る。そしてその過程でタワシには湿った石鹸水が流れて乾くので、数回使うとワタシ自体が泡立て可能なくらい石鹸を含む状態になる、それを使ってフロから出る前に浴室の床とか壁とか排水溝回りとか洗面器とかイスとかを入浴のついでにササっと洗う、そうやることで浴室を常時清潔に保つ事が出来る。…このくらい、これには効能があるんだよ。

それがいくらの節約になるんですか?、って?、いやたいして節約にはならないよ、大きい安い石鹸を買って長持ちさせて他の風呂場商品を買わないこと、くらいじゃないかな?。え?、それじゃ節約にならないって?、はっはっは、節約生活ってのは、そうやって一円を叩き出す行為を積み重ねて出来てるんだよ。こういう小さい節約と工夫を1000回積み上げれば2千円くらいは浮くでしょ?、そういう事を日々の生活で見つけて、やる価値があるかを見極めて(世の節約にはやらない方が得するものも多々あるので要注意)、やると決めたらひたすら愚直にやり続けるんだよ。

それがいわゆる「節約生活」、なんだよ。大きな無駄を削るのはそこに至るまでの事前準備みたいなもので、それは単に浪費を止めているだけ。節約はそうやって絞った支出からさらにどれだけ搾り取って行けるかが勝負のキモなんだよね。

こうやったら1000円得した、とかこうする事で食費も浮いた、とかの浪費カットは、悪いけど自分はもうやり尽くしちゃってる。だから落穂拾いのように、小さい物を見逃さず回収し、それが逆に無駄にならないよう生活の効率を同時に上げる方法を組み合わせてるんだよ。そこまでやりたくなければ(頭を使いたくなければ)、世の誰もがやっている、例えばこういうの、

Gohanhokan

災害対応で常にいくつか持ってるご飯パックをローリングストックで少しずつ消費した時に出た耐熱性のプラ容器に、普通に炊いた白飯をリフィルして、粗熱取りしたこれを冷凍しておいて、解凍するときはこれをそのまま電子レンジで温めると時間と電気代の節約になるから、こういう簡単なところから始めるといいと思う。ご飯は安いオーストラリア米を買ってもいいけど、オススメはふるさと納税でほぼ無料でお米貰えるから、それを食うと食費も浮いてオススメだよ。…と紹介してみたけど、今のワカモノせめてこのくらいなら…簡単だもの、やれるよね(^^;)?

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さて、節約生活者にとって、バッドニュースが最近流れてるので知ってる人も多いと思うけど、6月からまた電気代が値上がる。

これは抵抗しても無駄なので、節約生活者は単価が上がるものは総量を押さえて総額でどこまで落とせるか勝負するしかない。実はこの新型コロナの騒動の最中の2年間、自分なりにどれだけ消費電力を抑え込めるか試行錯誤してきた。これもある程度消費電力の大きい物を対象とした節電はほぼすべてやっていて、今では小さいLEDをこまめに消す、くらいの数Wレベルの小さい節約の積み重ねを行うまでになってる。

その結果は大体こんな感じ。単位電力当たりの単価が大きく変わってるので過去と変わらない消費したkWhでのグラフ。なお我が家は悲しいかなオール電化なのでオッサン独り暮らしで何でこんなに電気食ってるんだ?、というのは無しでお願い。

Denkidaiyokusei

縦棒グラフは過去一年間の実績だけど、見て欲しいのは一年前の赤線グラフとの比較。この通り、ほぼ一年間通して、一年前よりも消費電力を落とす事に成功。一年前も試行錯誤して、そのさらに1年前を下回らせてるので、2年連続で消費電力削減を達成してる。そしてこれからが、また過去の自分との勝負だ。この1年のデータを全域で下回らせる事が出来たら自分の勝ち。…結構大変なのよね、色々節約してきた過去の自分の生活を毎回超えてゆかねばならない、というのはね。

でもこれって緻密で知的な高度なゲームみたいなもの。過去の自分に負けないために、これからの自分は何をすればいいのかを必死に考えて実行し、PDCAサイクルをブンブンと回してゆくのだ。

まぁ粗方の戦略は年始には決まってたので、今はそのPDCAの真っ最中で実行中。そしてこれから来る夏に向けての必殺技もすでにスタンバイ。…そう、以前住んでたボロ屋でやってた、アレをこの夏に復活させるのだ。これは(電力節約に)ヤバいくらいに効くぜぇ!、フフフフ。

自分が過去に積み重ねて習得した叡智を使って、活かして、これからも続く電気代高騰、物価高騰、そして社会負担費の増額と増税に立ち向かってゆく。無論通常の支出もさらに抑え込むよ?、今は「北風と太陽」の童話における「北風ターン」だから守りを固めに固めて生きてゆくよ。

こういう生き様はきっと普通の人には理解してもらえない。でもそれでいいのよ、苦労も楽しみも、全部が全部、自分一人だけの生き方で生きる楽しみ、だからね(^^)b

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2023.01.02

ダイソーでオススメの品(その1)

ここ最近、色々な商品の値上がりが激しくて、自分の脳内底値リストから外れるものが殆どになってる。底値なんて言葉が死語になるかのようにジワジワと値上がっていて、かつ内容量が減ってきている。なので商品を買う時は必ず内容量を確認しないと値段だけでは買えない時代になってきてる。

今回は洗濯に使う洗剤の話をしよう。最近洗剤売り場をみると殆どが液体洗剤になって昔ながらの粉末洗剤はほんのちょっとしかない状態なんだけど、普通の縦型洗濯機を使ってるのもあって昔風の粉末洗剤を何となく使い続けてる前提で、以下をご覧あれ。

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一年くらい前まで、自分は業務スーパ―で売ってたベトナム産だったかな?、の粉末洗剤を愛用してた。900g入って税抜き150円と国内メーカーの物より割安で、当時は食料品もお買い得感があったのもあってそこでの買い物ついでに洗剤を買ってたと言う感じ。蛇足だけど業務スーパ―は最近値上がりが激しすぎて、割安感が週替わりで悪化してて、もう安い物を探しに行くところではなくなってしまった。今はそこでしかない商品をほんのちょっとだけ買って、以前ここで飼ってた食品は他の店で買うようになってしまった。おっと話がそれた、元に戻そうか。

その洗剤は、半年くらい前に店頭から消えた。品薄になって一時的に切れたのかと思ったけどそれ以降二度と見ることはなかった。やむなく別の店で900g入り178円(税抜)の物を使ってたけど、それも少し前に198円に値上がりし、それが先月には同じ商品同じパッケージ同じ値段なのに、内容量が850gになり、年末にはついに800gになってた。価格は変わらないから本質的な値上げそのものだ。

本当に単価が上がってるから仕方なくの値上げなのか、それとも本当は値上げする必要がないのに今のご時世だから、と便乗して値上げしているのかはわからない。はっきりしているのは同じ費用を支払っても同じ量が得られることはもうないのだ、という事実だ。マジかよ…、と思って半ば諦めてその値上がりしたものをやむをえず一つ買って使ってた。だけど、とあるタイミングでザリガニ飼育グッズを探しに行ったダイソーでこれを見つけた。

Daisosenzai

…ん?、なにっ!、600gで税抜100円だと!?!

つまり以前使ってた業務スーパ―で扱ってた最安値のものとグラム単価で同じなのだ。使用料も表示を見ると今までのが45Lで38gだったけどダイソーのこれは45Lで30gとここでもアドバンテージありだ。あとは香りが某洋モノ液体柔軟剤のような殺人的爆臭だったり、肝心の汚れが落ちなかったり、それで洗った洗濯物を着たらかぶれたり、とかがあったらアウトだよな、試してみるか、とその日は一箱買って帰り、次の洗濯のタイミングで使ってみた。

…あれま、全然問題ないな、以前のベトナム産洗剤や国内メーカー品から置き換えても違和感全くない。少量でも十分泡立つし落ちるよ。ってことは案外使えるなコレ!、という結論に至った。なので、次のタイミングで備蓄用に収納できる最大量を買ってきて貯め込んだ(苦笑)今の使用量からすると半年くらい持つかな?、今後これより安いものが出てきたらソッチを買うけど、当面はこれが最安値かもしれない。

ダイソ―、やるじゃん(^^)b
(その2、へ続く)

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2022.12.30

ミニマリストは裕福な人だけの特権

ここ最近の様々な値上げは苛烈で、単価が上がるもの、同じパッケージでありながらこっそり容量を減らすもの、企業はありとあらゆる形で消費者から現金を一円でも多く奪おうと日々研鑽を重ね、それに対して消費者は一円たりとも奪われまいと徹底抗戦の構えを見せている。

企業は慈善事業をしているわけではなく、自らが生き残るため、そして儲けるために存在してるわけだから、ある意味消費者をどれだけ殴って叩いて絞り取れるかが企業の実力であり価値であり、投資家はその卓越した能力で自らに利益をもたらす企業に投資して配当金を得るわけで、それが資本主義経済の原動力そのものとも言える以上、仕方がないと言えば仕方ない。それが嫌なら無人島で自給自足の暮らしをするとかしてそのリンクから切り離されたところに生活を置くしかない。

消費者のサイフは企業から見ればちっぽけで一滴残らず絞りつくせる容量があると思ってるだろうけど、実際はそうでもない。なので消費者は捕食者に吸われて食われる前提で、どこまで生きながらえるかの見苦しいジタバタをして一秒でも長く生きようとする。それが生命体が生きる本能みたいなもんだから仕方がない。

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で、本題。

先日、自分は「備蓄をする人」であることは以前UPした通り。この備蓄と言う行動は災害などの備えであるとともに、値上げ基調の世の中では生活コスト削減にも効く。なお備蓄はめったに使わない物は買わなくてもいい、そういうモノは本当に必要になったときに買えばOK。でも毎日淡々と必ず消費して使って行く、長く保管出来るものは安いうちに買っておくとちょっとだけ生活費のコストダウンが出来る。たかだか十数円とか多くても数百円だろって?、その通りだ、でもそれが10個あれば10倍になるわけで、先行投資で節約効果が見込めるのなら安いうちに買えるものは買って持っていた方が結局は得になる。

…と、言う事で、1月から値上げというトイレットペーパーをまた1パッケージ(12巻)買ってしまった。もう置き場所が無いのでついに見える場所にボン!、と置きっぱなしという美学もヘッタクレも無い状態になったけど、この手の消えモノは生きてる限り必ず使うから、これで数十円が浮けばヨシとする。この数十円という雫を集めて集めて集めて集めて…捻出ってのはこうやってやるのだ。

Toipebichiku

ただこういうことに歯止めが無くなると、生活の場がモノであふれて荒れ果てるので、本音を言うと極力やりたくなかった。値上げさえ無ければ…(;_;)


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こういう爪に火を点すようなケチケチ作戦で生活費を落としてゆく自分にとって、理解しがたい生活行動はモノを極限まで減らして生活するというミニマリストだ。人の生活は本人が納得さえすればどういう事をやっても他人から批判非難されるものじゃない、なので自分も違和感を感じ名らもミニマリストという主義主張は否定はしない。しかし自分はやらない(やりたくない)、というだけだ。

じゃあ自分がどういう状況になったら、そういう暮らしをしてみたいと思うのかと、ふと考えた。

これはつまり、あらゆる価格がどのように変動しようが、いつでも潤沢な現金や、尽きることのない莫大な残高の口座と結ばれているクレカを持っていて、その金で必要なモノを必要な場合に必要な量を価格を気にせず、一切を躊躇することなく買える、その資金は一生そうやって割高きわまりないものを気楽に買って使ってもいつまでも尽きることがないくらい莫大であれば、やれるかなと思う。

自分は決してそうではないから、いつも安いものを求め、一番安い価格で、置き場が確保できればその時点で必要としてなくても、その後のさらなる値上げに備えて買って備蓄をする、それはひとえに出費を抑えたい、という意識があるからだ。例えば自分はコンビニは便利だが単価が高すぎてそこで売っているモノが殆ど買えない。違う店の営業時間まで待てば安く買えるからだ。でも高くても今欲しいすぐ欲しい、という人にとって利便性というメリットが価格のデメリットを上回る場合、他の店で半額で買えるような商品を人はコンビニで買う。

ミニマリストがモノを持たないのは、修行僧のような不便で質素な辛抱我慢の生活をしたいからじゃなく、あくまでもいつでも必要なだけモノに換えられるカネが使える事による余裕があるからで、それがカケラも無い自分のような一介の庶民はここで数十円の実利を取ってモノを買って住処に置く。どちらが正解でどちらかが間違ってる、という事もない、どっちも正解。ただし、両方ともやれる人とやれない人が居る、それを無理強いしたり、バカにしてはダメ。

自分は極端にモノが少なかったり、逆に極端にモノが多い生活は両方ともやろうと思えば出来ると思うけど、両方とも自分のポリシーとは相いれないので、多分死ぬまでやらないだろうな。

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今年一年の家計集計

気が付けばもう大みそかが明日という年の瀬。

前のネタのコメント欄で書いたけど、ちょっと負傷していて元気よく動けないため、せっかくの年末年始休みだけど派手には動けない。今日もちょっとだけ一番小さいバイクに乗ったけど、それでバイクは乗り納めとするつもり。

で、年末休みの恒例は家計簿の集計。自分が家計簿をつけ始めたのは離婚した2003年の秋から。なので、来年はなんと20年間の家計データが集計できるというビッグイベントがある。なお10年目の集計は9年前にやってるので興味のある方は過去ネタご参考までに

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家計簿の集計をする前に、預貯金やサイフの中の現金や、小銭入れの1円玉まで全て拾い出して今いくら持っているか、そしてそれがこの1年でどう変化したのかの記録を付けるのも年末恒例行事。これは自分の一人で生きて一人で死ぬ老後の人生設計のベースとなる基礎データなので欠かさず記録して情報を更新して、自身の老後の生き方をどうコントロールするのかをシミュレーションし直している。その結果がこれ。

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とりあえず現状のままで、細々とした暮らしをしていれば年金と預金取り崩しでどうにか食っていけそうとの結果が出た。まぁこれは、死ぬまでずっと健康体で、ボケもせず、介護もなく、天災人災犯罪にも会わず、アクセル踏み間違いで人を撥ねず、などなど、あらゆることがラッキーのまま死ねれば、という超楽観的(言い換えると何かがあれば破綻するリスクは常にある)状態なんだけどね。

なんとなくバイクに乗る事に似てるかな、何もなければ幸せで楽しい日々だけど、コケたり事故ったりしたら途端に不幸になる、だからそうならないようにリスクを承知した上でそれを発動させないように全力で努力する、という所が。

上手く生きていけるあろうか?、それともアクシデントがあるかな?、誰にも未来は判らない。なにせ明日死んで年越し出来ない可能性だってある。まぁ自分としては初任給からむしり取られ続けた厚生年金の元を取るまでは死ねないと思ってるからそこまでは生きたいけど。

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ちょっと脱線したけど、2022年の家計簿集計の支出側を以下に記す。

大分類| 費目等| 合計 | 一月で|一日で
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   | 住宅費| 656682| 5.5万| 1804 ← 自宅築10年目各種点検処置費用で倍増
   | 食 費| 215468| 1.8万| 595 ← 1.5万/月を狙ったが値上げで押し上げ
   | 光熱水| 164153| 1.4万| 451 ← 電気代値上げ激しい
   | 交通費| 30072| 0.3万|  83 ← 高速乗らないので減った
生活費| 通信費| 99942| 0.8万| 275 ← ガラケとネット回線高速低速2つとISP
   | 医療費| 13760| 0.1万|  38 ← まぁこんなもんでは?
   | 生活費| 35472| 0.3万|  97 ← 同上
   | 保険費| 81350| 0.7万| 224 ← 高すぎる、もう医療保険不要かな?
   | 交際費| 32589| 0.3万|  90 ← 新コロナのおかげで飲み会激減
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   | 二輪費|1129115| 9.4万| 3102 ← 道楽だからね、こんなもんでしょ。
趣味費| 四輪費| 348737| 2.9万| 958 ← 普通車+軽貨物2台とも車検の年だった
   | 趣味費| 202107| 1.7万| 555 ← 主に無線関係とキャンプや釣りの道具など
======+=======+=======+=======+======
TOTAL | 支出計|3010452| 25.1万| 8270
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道楽支出である趣味費を除いたリアル生活費はトータル133万円。毎月に直すと11万。今年は10年目点検でシロアリ対策とかで高額支出があったけど無ければ毎月10万は下回れた。食費と光熱費はイカンともしがたい値上げの嵐が吹き荒れてるけど、それ以外を切り詰められたので「攻めた」家計管理だったと思う。まだまだ削り所はある、掛捨て医療保険は新コロに対応しないのでもう価値はないだろうから、次年度にはメスをいれる。通信費は在宅勤務の関係でネットが2回戦あるけどこれはサラリーマンの必要経費と割り切るしかないかな。

そう、まだまだやれる、もっと削れる。食費も物価が違うからもう参考にはならないけど、過去に1万/月は軽く達成して6千/月まで削り込んだことがあるから、もう少し削れるはず。来年は物価高と戦いながらどこまで自分を追い込んでいけるかの試練の年になるかも(冷汗)

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2022.06.26

最近見切り食品が正価で会計されることが多い

賞味期限が近づいて、通常価格から安く割引される商品を見切り商品という。

賞味期限やらをやたらめったら気にしなければ食材が安く買えるので自分は気にせず安い方を買う。そこからどれだけ食材が持つのかを実験しながら、自分はここまではokとか、ここまで引っ張ってもこの食材は食える、とかいう私的なデータをコツコツ収集してる。

ただ、ここ最近、見切りで安くなってるはずの商品が、ちゃっかり正価で会計されることが増えている。

今日買ったのは某ド!な店で売ってる一番安い食パン、以前はもっと安かったけどここ最近は値上がりしていて定価の状態ではまず買わない。もっと安いものが別にの店にある。だから、今はそっちを買う。それが明日までの賞味期限で30%割引だというので少しお買い得感があったので買ってみたんだけど、

Pan_mikiri

今日帰宅して家計簿付けようとレシートみたら、この通り定価で買わされてた_| ̄|〇

Pan_reseat

なんでこういう事になるのかというと、割引シールが貼られてる商品はシール側のバーコードを読む必要があって、そちらに価格変更の情報が乗っている。で、正価商品の情報のバーコードは読もうとさせた時に店員が気付きやすくしたり、光学的に読めないようにマスキングするんだけど。この店のやり方はこう。

Pan_barcode

目立たない小さいシールで、かつ元のバーコードがレジで確実に読める位置にそれっぽいシールを貼る。だから店員がこっちを意図的に読み込ませれば、割引シール張られているものが定価で売り上げる事が出来る、ということ。

一回なら偶然だろうと思うけど、ここ数回連続してこういう事が起きてる。かれこれもう20年くらい家計簿付けてるけど、こういうのって年に1回くらいしかなかったよ、でも今年はあちこちの店で同時多発的に起きてる。これって偶然か過失じゃなくて意図的に元のバーコード読めるようにしてあって、レジ係はまず最初にソッチで読み取りを実行する…つまりそういう事なんだろうな、と考えたら、やっと腑に落ちた(苦笑)

店も慈善事業じゃなく、経費を払って商売してるわけだから単価が安いモノを売っても一個当たりの儲けなんて少ないわけで、それを回収できるかどうかは死活問題だろう、廃棄され完全い無駄になるくらいなら少しでも回収する、その苦肉の策が見切り商品なわけで、それが正価で売れれば店としては万々歳。だから多分「ついうっかり」という事にして見切り品をどうにか客にバレない正価で売る方法を考え抜いて実行に至ったのかな、と思う。

なので生活防衛戦士である客も、そういう意図が込められてると思って、見切り品をレジ通す時は注意して、レシート出た段階で必ずチェックしないとならない。自分も何度もこうやって殴られて、大分凝りてきたので、次回あえて見切り品ばかり買ってみてどういう操作をしてるのかをチェックしていこうと思う。

なお、この逆パターン、もしも高いものが安く打たれて会計されていたらその時はラッキー♪、ではなく!、今回の事例の時と同じように正直に申告しようよ、自分はそうしてる。さっきも言ったけど店だって存続するために大変な思いをしてる。だから店も客も、正々堂々と商売して正々堂々と買い物しようよ。たかだか10円チョイで不信感を持たれるような、セセコマしぃ社会になんてしたくないよ、本当に(^^)
 

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2022.05.31

値上げと内容量減少は続くよ、どこまでも

最近色々なモノが値上がりしてるという話をUPしたけど、その続き。

全開紹介した事例は、ドンキホーテで売ってた298円の500g入りのレギュラーコーヒの粉が突然380gに減らされた話だったけど、今回はその真横に売られてたドンキPB相当のMJBコーヒー。これ確か、大昔は1kg入りだったはず。それがステルス値上げで900gになって、それでも先の安いコーヒが無くなったのでけっかとしてグラム単価では一番安いか、とあきらめながらそれを買ってたら、最近同じ場所に同じようなパッケージだけど、量が少ないモノが混在しているのに気付いた。価格は同じだよ?

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おいおいおいおい、同じ値段で同じような商品なのに、1割も減量しやがって、サギじゃねーか(-_-;)

納得いかなくて売り場のあちこちを見てたら、商品棚の一番下(くるぶしくらいの高さ)の所に、こんな記載があった。なおこのテロップの高さは5cmくらいなのでこの文章をスラスラ読める人は小さい子供だけのような気がする。

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色々なコストが上がってるのは確かだろう、値上げしないとペイしない、と言うのも判らなくもない。でもこういう減量方式だと、一度減った容量は絶対に元に戻らない。根拠?、ヨーグルトがその事例。昔は今と同じパッケージで500gだったのに、ステルス値上げされ、その後何度も何度も生乳が余って捨てるかも、と言う時ですら一度たりとも量が増えることはなかった。そりゃそうだ、企業は少なく高く売ればもうかるんだから、一度少なくしたのなら絶対に!絶対に!絶対に!元になんて戻さない。

あとね、あまりに色々なモノが値上がりしてるので思うけど、ウクライナ情勢で、とか言えば何でも値上げしていい、という風潮が生じていて。今こそ値上げして儲けるチャンス到来!、赤信号みんなで渡れば怖くない、さあ業界業種一斉に値上げ♪、値上げ♪、という状態になってるんじゃないかと邪推する。

転売ヤーが商機を見て高値でモノを欲しがる人に売りつけて儲けるのとまったく同じモチベーションで、企業は世の中の商品の値上げするチャンスを狙い、その時期到来という波に乗って高値になってゆく。それに一般庶民が抗うためには、まず冷静に値上がりを分析すること。単価が上がるだけでなくこの事例のようなステルス値上げを見逃さないこと。そのためには商品の重量や容量を必ず確認する事だ。

最近トマトジュースや野菜ジュースのペットボトルが薄くなってるの気付いてるかな?これもそれだ。そして安値を追い求めるためには品質が今までより下がるけど安く買えるものに乗り換えて、それで納得満足することが必要になる。頑張れ庶民仲間、これを乗り切って行こうぜp(^^)q

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小麦の世界的な産地であるウクライナがああなって、それを暴力でむしばむ同じく小麦の産地であるロシアも制裁をくらい、西側に流れなくなってる。制裁は結局中国が買うだろうから多分あまり意味がないのだけど、少なくとも小麦相場は当面続くだろう。つまり値上げ相場だ。じゃあ一般庶民はどう抗えばいいのか?、

自分は今はコメを食うべきだと思ってる。最近出回り始めたオーストラリア米は5kgで1100円くらい。国産より3割くらい安い。制裁的関税がもしなくなればもっともっと安くなる。とりあえずすべての食材の相場変動をウォッチしながら、コメがノーマークだった人はその可能性を試してみて欲しい。

以前はコメを節約するために押麦やジャガイモやパスタを加えて増量して食ってたけど、今は押麦は1kf330円、今後さらに値上がりする。つまり米粒の方が安い。そうなれば、安いコメだけ食った方が安上がり。どんな困難があっても乗り越えるための活路はどこかに必ずある。あきらめずに行こう。

値上げを阻止する術がないのなら、受け入れる事も必要だけど、その中にあってもやれることをやっていこう。おっと、そろそろ庭先ジャガイモの収穫と、秋収穫のためのサツマイモの作付の時期だな、そっちにも助けてもらうよ、よろしくね(^^)

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2022.05.08

コスパ最優先ではない観点が必要になった時代

新型コロナが猛威を振るい始めたころ、どういうわけか、令和にもなって昭和のオイルショックと同じロジックでトイレットペーパーが買い占められ品不足になるという事態が生じた。

人間の本質は結局いつになっても変わらないんだな、と実感させられた事件だった。なお自分はトイペの在庫はそこそこあったので騒動(ブーム?)には巻き込まれず(乗らず)、何の実害も無かった。もっと激しい品補足が生じた紙マスクも、その当時保有してた在庫であの期間を余裕で乗り切ってた。まぁ洗ってみたりして頑張ってはみたんだけどね。

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…で、その時に思ったのは、生きてる限り必ず使うものは、やはりある程度備えて持ってなくてはダメだという事。
食料、水分(飲食用と洗濯清掃便所等の生活雑用水)、燃料、衣類、トイペもその一つだと思い知った。

それまでトイペは常に最安値であるものを買っていた。安値とは、1円で何m買えるのかという単価で最安値、という事。通常シングル巻は1本60m。それが12本入ってるのが税込218円が当時の最安値(超特価セールとかではなく通常価格で)だったと思う。それを最大3set分保持して、収納に12本が収まるくらい減ったらそれを一つ買い足して補充する、というサイクルだった。つまり最大で36本、最低でも23~24本は持ってる計算。自分の生活だとトイペはトイレだけでなく鼻紙とかのボックスティッシュや油汚れ拭き取りのキッチンペーパー替わりにも使うので、これで2~3カ月くらいの備蓄量だった。貧乏節約生活としてはこれが最もコストパフォーマンスが良かった。

だが、令和のトイペ騒動以降、その考えを改めた。そしてそれ以降はこれを買ってる。

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高密度巻きタイプのトイペ。1本で従来の1.67倍の長さの100m。これが12巻で税込470円。通常巻きは再生紙100%なんだけど、これは高密度巻きするためかパルプ100%なのが唯一気に食わない。紙として最終用途でリサイクルしようがないトイペは再生紙100%であるべきだと思うので、コスパ最優先、または資源有効利用という観点で考えればコレは無駄遣いだ。事実1円あたりの単価で言うと

 最安値:(60m×12本)/218円=3.3m/円
 高密巻:(100m×12本)/470円=2.55m/円

つまり1円あたりでいうと1.29倍高いので約30%割高なものを買ってる事になる。貧乏節約生活からすればこの行動は無駄な贅沢であって生活破綻行為ともいえる。…じゃあなぜこんな贅沢をするのか?、それは『収納するスペースが無限ではないから』、だ。限られた空間に最も多く保持するためにその30%増しのコストをかける価値があると自分は判断した。

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ウチにはトイペをスッキリと収納する空間がこれしかない。家中のどこにでも積み上げればいいというのなら、まだまだ置けるけど生活の質感を下げてまでトイペを抱え込む事はしたくない、人生はバランスだからね。限られた狭い収納に可能な限り多くの量を保持する、そのために30%増しのコストをかけるのだ。

常に安価な最安値でいつでもこれが手に入るのなら、こんなことはしない。最安値単価のモノを買うのが正義だと思う。でも今のご時世はちょっとしたことですぐ物不足が生じたり、世界情勢の変化で物価が上がったりする。ミニマリストという生き方は社会が完全に安定して成熟してる場合には正立するけど、そうで無い時にはちょっとしたことで即死する生活だ。体脂肪率で考えれば判りやすい、絞りに絞ると美しいかもしれないけど何かあったら備えが無いから餓えて死ぬしかない。貯金に置き換えるともっとわかりやすい。収入を全て使い切った贅沢な暮らしをしていると何買ったら備蓄が無いから破綻する。脂肪は悪じゃない、蓄財も同じ、そして備蓄もそうだ。それらが多すぎる(そのために犠牲にするものが多い)のならばそれは悪といってもいいかもだけど、その時々で必要量は変わる。今はそれを再見積すべき世界情勢、社会変化の時代が来たといっていいと思う。

今回の話はたかだかトイペだろ?、というなかれ、あの時無くなるという焦燥感を味わった人ならゼロになってもいい物じゃないはず。そりゃ昭和のオイルショック時代と違って洗浄便座が当たり前の時代だけど、ゼロには出来ない。そういうものは日常生活を見渡すといくつもあるんじゃないかな?

備えるべき対象は人それぞれで使うモノやその人なりの価値観によってガラリと違ってくるのでこれをしろ、とは明言できない。仮にそう言えたとしても最適量は人によってまた変わるからこれだけあればいいなんてことも言えない。そういった事を個人個人が加味した上でさらに社会情勢と未来予想図も含めた複合的判断(言い方を変えれば前向きなバクチとも言っていい)が必要になった。

少なくとも自分自身にとってはどんなものでも1円でも安ければそれが絶対正義じゃない時代になった事は忘れず自覚して生きてゆくよ、当然だけど、自己責任でね。
 

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