2023.05.17

節約は砂の一粒の積み重ね

自分がかれこれ20年、いや離婚に至る前の結婚する前からスタートだから相当に長い間、自身を追い込むような節約生活を自己流で試行錯誤切磋琢磨しながらやってきた。実際にこのBlogでもかなり初期の頃からそういった話をUPしてるので、ウソは言ってないつもり。

ただ、個人がツラツラと書き溜めるここは、あくまで個人の独り言のタンツボみたいなものなので、それが世に伝わることは殆ど無いと思う。そもそも誰かにマネして欲しくてやってるわけじゃないので、実は意図的にコアな内容を記載してないこともあったりする。だから『ここの記載をそのままやるとこうならないじゃないか!』、と怒る人もいるかもしれない。

まぁ一円ももらってないから自分は講師じゃない、ここに100%の正解が書かれてるわけでもない。ただ大きなヒントは沢山記載してあるから、これをベースにして、実際にやってみて、上手く行かない理由の欠けてるジグゾーパズルのピースを自身で見つけて(または新たに作り出して)完成させて欲しいと思う。その方が絶対楽しいからねp(^^)q

そういう偏屈な記載をしてるせいか、最近youtubeの動画で節約系をみると、ああ自分がやってたようなことがこんな風に解説されて載ってるなぁ、と思うことがよくある。自分が節約生活を始めたころは偏屈者呼ばわりされたもんだけど、今の時代にはそういうのも意外と受け入れられるのかなぁ、なんてちょっと思ったりもする。まぁ自分のやってきた事も自身の100%オリジナルじゃなくて、カリスマ貧乏と称されたAZMA氏ら先人たちの残した情報をベースに自己流アレンジを繰り返したりしたから、いわゆる歴史は繰り返す、というヤツなのかな?、なんて思ったりもする。…おっと独り言が長かった、本題に行こう。

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何でこんな話をしたかというと、最近リアルで関わりのある20代後半から30代前半くらいのワカモノが、やたら節約志向バリバリで、まるでかつての自分を見てるかのように思うことがあるからだ。

…いや、ワカモノよ、もう少し人生を楽しみなよ、そんなことを、そんなころからやってると、こんな自分みたいになっちゃうぞ(^^;)?、と突っ込んだりもしたが、まぁそれに関する話は次回以降にもう少し別枠でまとめるので省略。

そんな彼らに、inoさんはどういう節約してるんですか?、とたまに聞かれる。まさかリアル関係者にこのBlogを見せて、こんなことやってきたよ、とはさすがに言えない(汗)、なのでバレない程度に小出しに少しずつ話をする。でも、彼らにはあまりピンとこないようだ。もっとズバリの答えを言ってよ、みたいな反応が返ってくる。ネットで検索すればそのものズバリの回答が無料で得られると信じて生きてきた世代だから、まだるっこしい事を抜いて100%満額回答の、最高の節約が成せるやり方を教えてよ、と言う感じ。…それじゃ成長出来ないし、過程を楽しまないと長続きしないよ、と言ってもやはり納得しない。まぁ納得して欲しいわけじゃないから、ここで話は終わる。

でも!、…と食い下がってきたので、じゃあ一つ紹介してやるよ、これなんだけど、これ見てどう思う?、と聞いてみた。

Hurobasekken

これはフロ場の風景。亀の子タワシの上に石鹸が乗ってる。それだけ。これを見せても彼らは全然ピンとこないようだ。うーん残念、自分としてはこれはシンプルで美しい完成した節約生活術なんだけどな。

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まず、自分は風呂でこの石鹸しか使わない。セルフ丸刈りの薄くなった頭にシャンプー等々は無用。だから安い特売の大きい石鹸があれば全身OK。そして石鹸を収める専用容器や吸盤でくっつく置台とかを百均で買って使わない。その分だけ節約できる。また石鹸は使ったあと水分を乾かさないと長持ちしない。こうやってタワシの上に置くことで石鹸は点で支えられる形になって水切り出来て乾燥も早く出来る。そしてその過程でタワシには湿った石鹸水が流れて乾くので、数回使うとワタシ自体が泡立て可能なくらい石鹸を含む状態になる、それを使ってフロから出る前に浴室の床とか壁とか排水溝回りとか洗面器とかイスとかを入浴のついでにササっと洗う、そうやることで浴室を常時清潔に保つ事が出来る。…このくらい、これには効能があるんだよ。

それがいくらの節約になるんですか?、って?、いやたいして節約にはならないよ、大きい安い石鹸を買って長持ちさせて他の風呂場商品を買わないこと、くらいじゃないかな?。え?、それじゃ節約にならないって?、はっはっは、節約生活ってのは、そうやって一円を叩き出す行為を積み重ねて出来てるんだよ。こういう小さい節約と工夫を1000回積み上げれば2千円くらいは浮くでしょ?、そういう事を日々の生活で見つけて、やる価値があるかを見極めて(世の節約にはやらない方が得するものも多々あるので要注意)、やると決めたらひたすら愚直にやり続けるんだよ。

それがいわゆる「節約生活」、なんだよ。大きな無駄を削るのはそこに至るまでの事前準備みたいなもので、それは単に浪費を止めているだけ。節約はそうやって絞った支出からさらにどれだけ搾り取って行けるかが勝負のキモなんだよね。

こうやったら1000円得した、とかこうする事で食費も浮いた、とかの浪費カットは、悪いけど自分はもうやり尽くしちゃってる。だから落穂拾いのように、小さい物を見逃さず回収し、それが逆に無駄にならないよう生活の効率を同時に上げる方法を組み合わせてるんだよ。そこまでやりたくなければ(頭を使いたくなければ)、世の誰もがやっている、例えばこういうの、

Gohanhokan

災害対応で常にいくつか持ってるご飯パックをローリングストックで少しずつ消費した時に出た耐熱性のプラ容器に、普通に炊いた白飯をリフィルして、粗熱取りしたこれを冷凍しておいて、解凍するときはこれをそのまま電子レンジで温めると時間と電気代の節約になるから、こういう簡単なところから始めるといいと思う。ご飯は安いオーストラリア米を買ってもいいけど、オススメはふるさと納税でほぼ無料でお米貰えるから、それを食うと食費も浮いてオススメだよ。…と紹介してみたけど、今のワカモノせめてこのくらいなら…簡単だもの、やれるよね(^^;)?

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さて、節約生活者にとって、バッドニュースが最近流れてるので知ってる人も多いと思うけど、6月からまた電気代が値上がる。

これは抵抗しても無駄なので、節約生活者は単価が上がるものは総量を押さえて総額でどこまで落とせるか勝負するしかない。実はこの新型コロナの騒動の最中の2年間、自分なりにどれだけ消費電力を抑え込めるか試行錯誤してきた。これもある程度消費電力の大きい物を対象とした節電はほぼすべてやっていて、今では小さいLEDをこまめに消す、くらいの数Wレベルの小さい節約の積み重ねを行うまでになってる。

その結果は大体こんな感じ。単位電力当たりの単価が大きく変わってるので過去と変わらない消費したkWhでのグラフ。なお我が家は悲しいかなオール電化なのでオッサン独り暮らしで何でこんなに電気食ってるんだ?、というのは無しでお願い。

Denkidaiyokusei

縦棒グラフは過去一年間の実績だけど、見て欲しいのは一年前の赤線グラフとの比較。この通り、ほぼ一年間通して、一年前よりも消費電力を落とす事に成功。一年前も試行錯誤して、そのさらに1年前を下回らせてるので、2年連続で消費電力削減を達成してる。そしてこれからが、また過去の自分との勝負だ。この1年のデータを全域で下回らせる事が出来たら自分の勝ち。…結構大変なのよね、色々節約してきた過去の自分の生活を毎回超えてゆかねばならない、というのはね。

でもこれって緻密で知的な高度なゲームみたいなもの。過去の自分に負けないために、これからの自分は何をすればいいのかを必死に考えて実行し、PDCAサイクルをブンブンと回してゆくのだ。

まぁ粗方の戦略は年始には決まってたので、今はそのPDCAの真っ最中で実行中。そしてこれから来る夏に向けての必殺技もすでにスタンバイ。…そう、以前住んでたボロ屋でやってた、アレをこの夏に復活させるのだ。これは(電力節約に)ヤバいくらいに効くぜぇ!、フフフフ。

自分が過去に積み重ねて習得した叡智を使って、活かして、これからも続く電気代高騰、物価高騰、そして社会負担費の増額と増税に立ち向かってゆく。無論通常の支出もさらに抑え込むよ?、今は「北風と太陽」の童話における「北風ターン」だから守りを固めに固めて生きてゆくよ。

こういう生き様はきっと普通の人には理解してもらえない。でもそれでいいのよ、苦労も楽しみも、全部が全部、自分一人だけの生き方で生きる楽しみ、だからね(^^)b

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2023.01.02

ダイソーでオススメの品(その1)

ここ最近、色々な商品の値上がりが激しくて、自分の脳内底値リストから外れるものが殆どになってる。底値なんて言葉が死語になるかのようにジワジワと値上がっていて、かつ内容量が減ってきている。なので商品を買う時は必ず内容量を確認しないと値段だけでは買えない時代になってきてる。

今回は洗濯に使う洗剤の話をしよう。最近洗剤売り場をみると殆どが液体洗剤になって昔ながらの粉末洗剤はほんのちょっとしかない状態なんだけど、普通の縦型洗濯機を使ってるのもあって昔風の粉末洗剤を何となく使い続けてる前提で、以下をご覧あれ。

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一年くらい前まで、自分は業務スーパ―で売ってたベトナム産だったかな?、の粉末洗剤を愛用してた。900g入って税抜き150円と国内メーカーの物より割安で、当時は食料品もお買い得感があったのもあってそこでの買い物ついでに洗剤を買ってたと言う感じ。蛇足だけど業務スーパ―は最近値上がりが激しすぎて、割安感が週替わりで悪化してて、もう安い物を探しに行くところではなくなってしまった。今はそこでしかない商品をほんのちょっとだけ買って、以前ここで飼ってた食品は他の店で買うようになってしまった。おっと話がそれた、元に戻そうか。

その洗剤は、半年くらい前に店頭から消えた。品薄になって一時的に切れたのかと思ったけどそれ以降二度と見ることはなかった。やむなく別の店で900g入り178円(税抜)の物を使ってたけど、それも少し前に198円に値上がりし、それが先月には同じ商品同じパッケージ同じ値段なのに、内容量が850gになり、年末にはついに800gになってた。価格は変わらないから本質的な値上げそのものだ。

本当に単価が上がってるから仕方なくの値上げなのか、それとも本当は値上げする必要がないのに今のご時世だから、と便乗して値上げしているのかはわからない。はっきりしているのは同じ費用を支払っても同じ量が得られることはもうないのだ、という事実だ。マジかよ…、と思って半ば諦めてその値上がりしたものをやむをえず一つ買って使ってた。だけど、とあるタイミングでザリガニ飼育グッズを探しに行ったダイソーでこれを見つけた。

Daisosenzai

…ん?、なにっ!、600gで税抜100円だと!?!

つまり以前使ってた業務スーパ―で扱ってた最安値のものとグラム単価で同じなのだ。使用料も表示を見ると今までのが45Lで38gだったけどダイソーのこれは45Lで30gとここでもアドバンテージありだ。あとは香りが某洋モノ液体柔軟剤のような殺人的爆臭だったり、肝心の汚れが落ちなかったり、それで洗った洗濯物を着たらかぶれたり、とかがあったらアウトだよな、試してみるか、とその日は一箱買って帰り、次の洗濯のタイミングで使ってみた。

…あれま、全然問題ないな、以前のベトナム産洗剤や国内メーカー品から置き換えても違和感全くない。少量でも十分泡立つし落ちるよ。ってことは案外使えるなコレ!、という結論に至った。なので、次のタイミングで備蓄用に収納できる最大量を買ってきて貯め込んだ(苦笑)今の使用量からすると半年くらい持つかな?、今後これより安いものが出てきたらソッチを買うけど、当面はこれが最安値かもしれない。

ダイソ―、やるじゃん(^^)b
(その2、へ続く)

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2022.12.30

ミニマリストは裕福な人だけの特権

ここ最近の様々な値上げは苛烈で、単価が上がるもの、同じパッケージでありながらこっそり容量を減らすもの、企業はありとあらゆる形で消費者から現金を一円でも多く奪おうと日々研鑽を重ね、それに対して消費者は一円たりとも奪われまいと徹底抗戦の構えを見せている。

企業は慈善事業をしているわけではなく、自らが生き残るため、そして儲けるために存在してるわけだから、ある意味消費者をどれだけ殴って叩いて絞り取れるかが企業の実力であり価値であり、投資家はその卓越した能力で自らに利益をもたらす企業に投資して配当金を得るわけで、それが資本主義経済の原動力そのものとも言える以上、仕方がないと言えば仕方ない。それが嫌なら無人島で自給自足の暮らしをするとかしてそのリンクから切り離されたところに生活を置くしかない。

消費者のサイフは企業から見ればちっぽけで一滴残らず絞りつくせる容量があると思ってるだろうけど、実際はそうでもない。なので消費者は捕食者に吸われて食われる前提で、どこまで生きながらえるかの見苦しいジタバタをして一秒でも長く生きようとする。それが生命体が生きる本能みたいなもんだから仕方がない。

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で、本題。

先日、自分は「備蓄をする人」であることは以前UPした通り。この備蓄と言う行動は災害などの備えであるとともに、値上げ基調の世の中では生活コスト削減にも効く。なお備蓄はめったに使わない物は買わなくてもいい、そういうモノは本当に必要になったときに買えばOK。でも毎日淡々と必ず消費して使って行く、長く保管出来るものは安いうちに買っておくとちょっとだけ生活費のコストダウンが出来る。たかだか十数円とか多くても数百円だろって?、その通りだ、でもそれが10個あれば10倍になるわけで、先行投資で節約効果が見込めるのなら安いうちに買えるものは買って持っていた方が結局は得になる。

…と、言う事で、1月から値上げというトイレットペーパーをまた1パッケージ(12巻)買ってしまった。もう置き場所が無いのでついに見える場所にボン!、と置きっぱなしという美学もヘッタクレも無い状態になったけど、この手の消えモノは生きてる限り必ず使うから、これで数十円が浮けばヨシとする。この数十円という雫を集めて集めて集めて集めて…捻出ってのはこうやってやるのだ。

Toipebichiku

ただこういうことに歯止めが無くなると、生活の場がモノであふれて荒れ果てるので、本音を言うと極力やりたくなかった。値上げさえ無ければ…(;_;)


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こういう爪に火を点すようなケチケチ作戦で生活費を落としてゆく自分にとって、理解しがたい生活行動はモノを極限まで減らして生活するというミニマリストだ。人の生活は本人が納得さえすればどういう事をやっても他人から批判非難されるものじゃない、なので自分も違和感を感じ名らもミニマリストという主義主張は否定はしない。しかし自分はやらない(やりたくない)、というだけだ。

じゃあ自分がどういう状況になったら、そういう暮らしをしてみたいと思うのかと、ふと考えた。

これはつまり、あらゆる価格がどのように変動しようが、いつでも潤沢な現金や、尽きることのない莫大な残高の口座と結ばれているクレカを持っていて、その金で必要なモノを必要な場合に必要な量を価格を気にせず、一切を躊躇することなく買える、その資金は一生そうやって割高きわまりないものを気楽に買って使ってもいつまでも尽きることがないくらい莫大であれば、やれるかなと思う。

自分は決してそうではないから、いつも安いものを求め、一番安い価格で、置き場が確保できればその時点で必要としてなくても、その後のさらなる値上げに備えて買って備蓄をする、それはひとえに出費を抑えたい、という意識があるからだ。例えば自分はコンビニは便利だが単価が高すぎてそこで売っているモノが殆ど買えない。違う店の営業時間まで待てば安く買えるからだ。でも高くても今欲しいすぐ欲しい、という人にとって利便性というメリットが価格のデメリットを上回る場合、他の店で半額で買えるような商品を人はコンビニで買う。

ミニマリストがモノを持たないのは、修行僧のような不便で質素な辛抱我慢の生活をしたいからじゃなく、あくまでもいつでも必要なだけモノに換えられるカネが使える事による余裕があるからで、それがカケラも無い自分のような一介の庶民はここで数十円の実利を取ってモノを買って住処に置く。どちらが正解でどちらかが間違ってる、という事もない、どっちも正解。ただし、両方ともやれる人とやれない人が居る、それを無理強いしたり、バカにしてはダメ。

自分は極端にモノが少なかったり、逆に極端にモノが多い生活は両方ともやろうと思えば出来ると思うけど、両方とも自分のポリシーとは相いれないので、多分死ぬまでやらないだろうな。

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今年一年の家計集計

気が付けばもう大みそかが明日という年の瀬。

前のネタのコメント欄で書いたけど、ちょっと負傷していて元気よく動けないため、せっかくの年末年始休みだけど派手には動けない。今日もちょっとだけ一番小さいバイクに乗ったけど、それでバイクは乗り納めとするつもり。

で、年末休みの恒例は家計簿の集計。自分が家計簿をつけ始めたのは離婚した2003年の秋から。なので、来年はなんと20年間の家計データが集計できるというビッグイベントがある。なお10年目の集計は9年前にやってるので興味のある方は過去ネタご参考までに

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家計簿の集計をする前に、預貯金やサイフの中の現金や、小銭入れの1円玉まで全て拾い出して今いくら持っているか、そしてそれがこの1年でどう変化したのかの記録を付けるのも年末恒例行事。これは自分の一人で生きて一人で死ぬ老後の人生設計のベースとなる基礎データなので欠かさず記録して情報を更新して、自身の老後の生き方をどうコントロールするのかをシミュレーションし直している。その結果がこれ。

Rougo

とりあえず現状のままで、細々とした暮らしをしていれば年金と預金取り崩しでどうにか食っていけそうとの結果が出た。まぁこれは、死ぬまでずっと健康体で、ボケもせず、介護もなく、天災人災犯罪にも会わず、アクセル踏み間違いで人を撥ねず、などなど、あらゆることがラッキーのまま死ねれば、という超楽観的(言い換えると何かがあれば破綻するリスクは常にある)状態なんだけどね。

なんとなくバイクに乗る事に似てるかな、何もなければ幸せで楽しい日々だけど、コケたり事故ったりしたら途端に不幸になる、だからそうならないようにリスクを承知した上でそれを発動させないように全力で努力する、という所が。

上手く生きていけるあろうか?、それともアクシデントがあるかな?、誰にも未来は判らない。なにせ明日死んで年越し出来ない可能性だってある。まぁ自分としては初任給からむしり取られ続けた厚生年金の元を取るまでは死ねないと思ってるからそこまでは生きたいけど。

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ちょっと脱線したけど、2022年の家計簿集計の支出側を以下に記す。

大分類| 費目等| 合計 | 一月で|一日で
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   | 住宅費| 656682| 5.5万| 1804 ← 自宅築10年目各種点検処置費用で倍増
   | 食 費| 215468| 1.8万| 595 ← 1.5万/月を狙ったが値上げで押し上げ
   | 光熱水| 164153| 1.4万| 451 ← 電気代値上げ激しい
   | 交通費| 30072| 0.3万|  83 ← 高速乗らないので減った
生活費| 通信費| 99942| 0.8万| 275 ← ガラケとネット回線高速低速2つとISP
   | 医療費| 13760| 0.1万|  38 ← まぁこんなもんでは?
   | 生活費| 35472| 0.3万|  97 ← 同上
   | 保険費| 81350| 0.7万| 224 ← 高すぎる、もう医療保険不要かな?
   | 交際費| 32589| 0.3万|  90 ← 新コロナのおかげで飲み会激減
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   | 二輪費|1129115| 9.4万| 3102 ← 道楽だからね、こんなもんでしょ。
趣味費| 四輪費| 348737| 2.9万| 958 ← 普通車+軽貨物2台とも車検の年だった
   | 趣味費| 202107| 1.7万| 555 ← 主に無線関係とキャンプや釣りの道具など
======+=======+=======+=======+======
TOTAL | 支出計|3010452| 25.1万| 8270
------+-------+-------+-------+------

道楽支出である趣味費を除いたリアル生活費はトータル133万円。毎月に直すと11万。今年は10年目点検でシロアリ対策とかで高額支出があったけど無ければ毎月10万は下回れた。食費と光熱費はイカンともしがたい値上げの嵐が吹き荒れてるけど、それ以外を切り詰められたので「攻めた」家計管理だったと思う。まだまだ削り所はある、掛捨て医療保険は新コロに対応しないのでもう価値はないだろうから、次年度にはメスをいれる。通信費は在宅勤務の関係でネットが2回戦あるけどこれはサラリーマンの必要経費と割り切るしかないかな。

そう、まだまだやれる、もっと削れる。食費も物価が違うからもう参考にはならないけど、過去に1万/月は軽く達成して6千/月まで削り込んだことがあるから、もう少し削れるはず。来年は物価高と戦いながらどこまで自分を追い込んでいけるかの試練の年になるかも(冷汗)

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2022.06.26

最近見切り食品が正価で会計されることが多い

賞味期限が近づいて、通常価格から安く割引される商品を見切り商品という。

賞味期限やらをやたらめったら気にしなければ食材が安く買えるので自分は気にせず安い方を買う。そこからどれだけ食材が持つのかを実験しながら、自分はここまではokとか、ここまで引っ張ってもこの食材は食える、とかいう私的なデータをコツコツ収集してる。

ただ、ここ最近、見切りで安くなってるはずの商品が、ちゃっかり正価で会計されることが増えている。

今日買ったのは某ド!な店で売ってる一番安い食パン、以前はもっと安かったけどここ最近は値上がりしていて定価の状態ではまず買わない。もっと安いものが別にの店にある。だから、今はそっちを買う。それが明日までの賞味期限で30%割引だというので少しお買い得感があったので買ってみたんだけど、

Pan_mikiri

今日帰宅して家計簿付けようとレシートみたら、この通り定価で買わされてた_| ̄|〇

Pan_reseat

なんでこういう事になるのかというと、割引シールが貼られてる商品はシール側のバーコードを読む必要があって、そちらに価格変更の情報が乗っている。で、正価商品の情報のバーコードは読もうとさせた時に店員が気付きやすくしたり、光学的に読めないようにマスキングするんだけど。この店のやり方はこう。

Pan_barcode

目立たない小さいシールで、かつ元のバーコードがレジで確実に読める位置にそれっぽいシールを貼る。だから店員がこっちを意図的に読み込ませれば、割引シール張られているものが定価で売り上げる事が出来る、ということ。

一回なら偶然だろうと思うけど、ここ数回連続してこういう事が起きてる。かれこれもう20年くらい家計簿付けてるけど、こういうのって年に1回くらいしかなかったよ、でも今年はあちこちの店で同時多発的に起きてる。これって偶然か過失じゃなくて意図的に元のバーコード読めるようにしてあって、レジ係はまず最初にソッチで読み取りを実行する…つまりそういう事なんだろうな、と考えたら、やっと腑に落ちた(苦笑)

店も慈善事業じゃなく、経費を払って商売してるわけだから単価が安いモノを売っても一個当たりの儲けなんて少ないわけで、それを回収できるかどうかは死活問題だろう、廃棄され完全い無駄になるくらいなら少しでも回収する、その苦肉の策が見切り商品なわけで、それが正価で売れれば店としては万々歳。だから多分「ついうっかり」という事にして見切り品をどうにか客にバレない正価で売る方法を考え抜いて実行に至ったのかな、と思う。

なので生活防衛戦士である客も、そういう意図が込められてると思って、見切り品をレジ通す時は注意して、レシート出た段階で必ずチェックしないとならない。自分も何度もこうやって殴られて、大分凝りてきたので、次回あえて見切り品ばかり買ってみてどういう操作をしてるのかをチェックしていこうと思う。

なお、この逆パターン、もしも高いものが安く打たれて会計されていたらその時はラッキー♪、ではなく!、今回の事例の時と同じように正直に申告しようよ、自分はそうしてる。さっきも言ったけど店だって存続するために大変な思いをしてる。だから店も客も、正々堂々と商売して正々堂々と買い物しようよ。たかだか10円チョイで不信感を持たれるような、セセコマしぃ社会になんてしたくないよ、本当に(^^)
 

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2022.05.31

値上げと内容量減少は続くよ、どこまでも

最近色々なモノが値上がりしてるという話をUPしたけど、その続き。

全開紹介した事例は、ドンキホーテで売ってた298円の500g入りのレギュラーコーヒの粉が突然380gに減らされた話だったけど、今回はその真横に売られてたドンキPB相当のMJBコーヒー。これ確か、大昔は1kg入りだったはず。それがステルス値上げで900gになって、それでも先の安いコーヒが無くなったのでけっかとしてグラム単価では一番安いか、とあきらめながらそれを買ってたら、最近同じ場所に同じようなパッケージだけど、量が少ないモノが混在しているのに気付いた。価格は同じだよ?

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おいおいおいおい、同じ値段で同じような商品なのに、1割も減量しやがって、サギじゃねーか(-_-;)

納得いかなくて売り場のあちこちを見てたら、商品棚の一番下(くるぶしくらいの高さ)の所に、こんな記載があった。なおこのテロップの高さは5cmくらいなのでこの文章をスラスラ読める人は小さい子供だけのような気がする。

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色々なコストが上がってるのは確かだろう、値上げしないとペイしない、と言うのも判らなくもない。でもこういう減量方式だと、一度減った容量は絶対に元に戻らない。根拠?、ヨーグルトがその事例。昔は今と同じパッケージで500gだったのに、ステルス値上げされ、その後何度も何度も生乳が余って捨てるかも、と言う時ですら一度たりとも量が増えることはなかった。そりゃそうだ、企業は少なく高く売ればもうかるんだから、一度少なくしたのなら絶対に!絶対に!絶対に!元になんて戻さない。

あとね、あまりに色々なモノが値上がりしてるので思うけど、ウクライナ情勢で、とか言えば何でも値上げしていい、という風潮が生じていて。今こそ値上げして儲けるチャンス到来!、赤信号みんなで渡れば怖くない、さあ業界業種一斉に値上げ♪、値上げ♪、という状態になってるんじゃないかと邪推する。

転売ヤーが商機を見て高値でモノを欲しがる人に売りつけて儲けるのとまったく同じモチベーションで、企業は世の中の商品の値上げするチャンスを狙い、その時期到来という波に乗って高値になってゆく。それに一般庶民が抗うためには、まず冷静に値上がりを分析すること。単価が上がるだけでなくこの事例のようなステルス値上げを見逃さないこと。そのためには商品の重量や容量を必ず確認する事だ。

最近トマトジュースや野菜ジュースのペットボトルが薄くなってるの気付いてるかな?これもそれだ。そして安値を追い求めるためには品質が今までより下がるけど安く買えるものに乗り換えて、それで納得満足することが必要になる。頑張れ庶民仲間、これを乗り切って行こうぜp(^^)q

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小麦の世界的な産地であるウクライナがああなって、それを暴力でむしばむ同じく小麦の産地であるロシアも制裁をくらい、西側に流れなくなってる。制裁は結局中国が買うだろうから多分あまり意味がないのだけど、少なくとも小麦相場は当面続くだろう。つまり値上げ相場だ。じゃあ一般庶民はどう抗えばいいのか?、

自分は今はコメを食うべきだと思ってる。最近出回り始めたオーストラリア米は5kgで1100円くらい。国産より3割くらい安い。制裁的関税がもしなくなればもっともっと安くなる。とりあえずすべての食材の相場変動をウォッチしながら、コメがノーマークだった人はその可能性を試してみて欲しい。

以前はコメを節約するために押麦やジャガイモやパスタを加えて増量して食ってたけど、今は押麦は1kf330円、今後さらに値上がりする。つまり米粒の方が安い。そうなれば、安いコメだけ食った方が安上がり。どんな困難があっても乗り越えるための活路はどこかに必ずある。あきらめずに行こう。

値上げを阻止する術がないのなら、受け入れる事も必要だけど、その中にあってもやれることをやっていこう。おっと、そろそろ庭先ジャガイモの収穫と、秋収穫のためのサツマイモの作付の時期だな、そっちにも助けてもらうよ、よろしくね(^^)

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2022.05.08

コスパ最優先ではない観点が必要になった時代

新型コロナが猛威を振るい始めたころ、どういうわけか、令和にもなって昭和のオイルショックと同じロジックでトイレットペーパーが買い占められ品不足になるという事態が生じた。

人間の本質は結局いつになっても変わらないんだな、と実感させられた事件だった。なお自分はトイペの在庫はそこそこあったので騒動(ブーム?)には巻き込まれず(乗らず)、何の実害も無かった。もっと激しい品補足が生じた紙マスクも、その当時保有してた在庫であの期間を余裕で乗り切ってた。まぁ洗ってみたりして頑張ってはみたんだけどね。

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…で、その時に思ったのは、生きてる限り必ず使うものは、やはりある程度備えて持ってなくてはダメだという事。
食料、水分(飲食用と洗濯清掃便所等の生活雑用水)、燃料、衣類、トイペもその一つだと思い知った。

それまでトイペは常に最安値であるものを買っていた。安値とは、1円で何m買えるのかという単価で最安値、という事。通常シングル巻は1本60m。それが12本入ってるのが税込218円が当時の最安値(超特価セールとかではなく通常価格で)だったと思う。それを最大3set分保持して、収納に12本が収まるくらい減ったらそれを一つ買い足して補充する、というサイクルだった。つまり最大で36本、最低でも23~24本は持ってる計算。自分の生活だとトイペはトイレだけでなく鼻紙とかのボックスティッシュや油汚れ拭き取りのキッチンペーパー替わりにも使うので、これで2~3カ月くらいの備蓄量だった。貧乏節約生活としてはこれが最もコストパフォーマンスが良かった。

だが、令和のトイペ騒動以降、その考えを改めた。そしてそれ以降はこれを買ってる。

Toipe01

高密度巻きタイプのトイペ。1本で従来の1.67倍の長さの100m。これが12巻で税込470円。通常巻きは再生紙100%なんだけど、これは高密度巻きするためかパルプ100%なのが唯一気に食わない。紙として最終用途でリサイクルしようがないトイペは再生紙100%であるべきだと思うので、コスパ最優先、または資源有効利用という観点で考えればコレは無駄遣いだ。事実1円あたりの単価で言うと

 最安値:(60m×12本)/218円=3.3m/円
 高密巻:(100m×12本)/470円=2.55m/円

つまり1円あたりでいうと1.29倍高いので約30%割高なものを買ってる事になる。貧乏節約生活からすればこの行動は無駄な贅沢であって生活破綻行為ともいえる。…じゃあなぜこんな贅沢をするのか?、それは『収納するスペースが無限ではないから』、だ。限られた空間に最も多く保持するためにその30%増しのコストをかける価値があると自分は判断した。

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ウチにはトイペをスッキリと収納する空間がこれしかない。家中のどこにでも積み上げればいいというのなら、まだまだ置けるけど生活の質感を下げてまでトイペを抱え込む事はしたくない、人生はバランスだからね。限られた狭い収納に可能な限り多くの量を保持する、そのために30%増しのコストをかけるのだ。

常に安価な最安値でいつでもこれが手に入るのなら、こんなことはしない。最安値単価のモノを買うのが正義だと思う。でも今のご時世はちょっとしたことですぐ物不足が生じたり、世界情勢の変化で物価が上がったりする。ミニマリストという生き方は社会が完全に安定して成熟してる場合には正立するけど、そうで無い時にはちょっとしたことで即死する生活だ。体脂肪率で考えれば判りやすい、絞りに絞ると美しいかもしれないけど何かあったら備えが無いから餓えて死ぬしかない。貯金に置き換えるともっとわかりやすい。収入を全て使い切った贅沢な暮らしをしていると何買ったら備蓄が無いから破綻する。脂肪は悪じゃない、蓄財も同じ、そして備蓄もそうだ。それらが多すぎる(そのために犠牲にするものが多い)のならばそれは悪といってもいいかもだけど、その時々で必要量は変わる。今はそれを再見積すべき世界情勢、社会変化の時代が来たといっていいと思う。

今回の話はたかだかトイペだろ?、というなかれ、あの時無くなるという焦燥感を味わった人ならゼロになってもいい物じゃないはず。そりゃ昭和のオイルショック時代と違って洗浄便座が当たり前の時代だけど、ゼロには出来ない。そういうものは日常生活を見渡すといくつもあるんじゃないかな?

備えるべき対象は人それぞれで使うモノやその人なりの価値観によってガラリと違ってくるのでこれをしろ、とは明言できない。仮にそう言えたとしても最適量は人によってまた変わるからこれだけあればいいなんてことも言えない。そういった事を個人個人が加味した上でさらに社会情勢と未来予想図も含めた複合的判断(言い方を変えれば前向きなバクチとも言っていい)が必要になった。

少なくとも自分自身にとってはどんなものでも1円でも安ければそれが絶対正義じゃない時代になった事は忘れず自覚して生きてゆくよ、当然だけど、自己責任でね。
 

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2022.02.28

値上げが激しいので徹底抗戦する

ロシアがウクライナを侵略しはじめた。軍事力による侵略は戦争そのもの。血に飢えたロシアの戦争犯罪は未来永劫非難されるだろうと思う。

この様相を見て、次は中国が同じやり方、つまり親中地域を作ってそこを独立承認してそこを守ると称して軍隊を上陸させてそのまま全土を照度と化す戦法で台湾に武力侵略を図って大虐殺をするだろうな、近いうちに。そう考えると戦乱は新型コロナウィルス感染と同じくらい足元にまで迫っているとも言える。

そっちはまたおいおい語るとして今のニッポンはその戦乱の影響を直接的には受けていないけどガソリンや灯油の価格がかなり寝あがっていることから物価が上がってるという実感をしている人が多いんじゃないだろうかと思う。

Touyu2022

ちょっと前に撮影した画像だけど、これ数年前のレギュラーガソリンの価格のような灯油の値段。つまり18Lポリタン買いすると2000円を軽く超す。こうなると灯油暖房が割安、とはいえないのでダラダラ使うことは出来ず、色々と工夫が必要になってくる。ガソリンも高いから乗り物道楽者としてはそこにも対策が必要になる。乗る量を減らすか、燃費を上げるような工夫をするか、燃費の良い車体の稼働率をあげるか、そういった方策によって少しでも出費を減らすのだ。

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また、最近は同じ商品、同じパッケージでも中身が減るステルス値上げ、というものがあちこちで見られる。

Neage2022

例えばカルビーのフルーツグラノーラ、以前は800gだったのだが、気がついたら750gに激減してた。また画像はないけど100%野菜ジュースとかもPETボトルが900mlから750mlに平べったくなってた。これで売値は元のまま…どころかこれでもなお値上げされて、量が減って価格が上がる複利効果で家計を苦しめる。貧乏世代にとって助かっていた、ドンキホーテで売ってた500g298円(税抜)のレギュラーコーヒーもつい先日買っておこうと手に取ったらこの手法で同じデザインのパッケージなのに380gに減っていた。価格は変わらなかったけどグラム単価でいうと劇的な値上げで、もうそのコーヒーを買うのは諦めた。

Neage2022b

自分は買い物をするときに必ずグラム単価で価格を判断してる。肉だろうが野菜だろうが菓子だろうが洗剤だろうが基本的なスタンスは不変。
なのでこういった重量減少による値上げは無視できない。そう、これは量が減った、のではなく「値上げされた」という事そのものなんだよね。

皆、気が付いているだろうか?、ここ最近石油製品や食品だけでなく、色々なものが値上がりしていて、モノによっては消えていることに。「なんだか値段が上がったな、と思うのは2~3%くらい価格が上がった場合に感じるレベルだけど、今は「うわ!高い!、前は安かったのにこの価格だったらもう買うのを止めて代替品を探そう」というレベルで色々な値段が上がっているのを自分は感じる。

少し前と比べて値段が下がったな、と思うのは鶏卵くらいかな、やっといつもの価格に戻ってくれたけど一時は高くて買うのを止めてた。
だって10個94円で買えた卵が178円とかするんだもの、手が出なかったよホント。

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モノの値段が上がってもその増加分を無視できるくらい豊かであるならいつも通りに買い物をして高い価格を払えばいいだけだ。おそらくほとんどの日本人は相対的貧困だ!とか言いながらこのタイプで、文句を言いながらもその負担を黙って受け入れて生活出来てしまう。

…ごめん、自分はそういう生活は精神的に無理だ。必需品の値段が上がったのなら、その上昇分は他のどうでもいい買い物やコストコントロールが容易な食費を削って支出額を変えない。家計を集計し続けると、自分の支出行動やパターン、削りシロが良く判る。なので何かが値上がって、その代替えが効かないのなら他を下げて支出額を変えない制御をおこなって支出額が増えることを避ける。

例えばガソリンはエンジンをかける以上代替品はない。アルコール燃料はキャブレター車が多いウチでは無理。カロリーも70%しかないし。なのでガソリンは泣きながら高値で買う。でも前述のように使う量を抑えて総支出を下げる努力はする。距離を走らなかったり、燃費の悪い車体の稼働率を下げたり、必須メンテ周期を少し伸ばしてコスト低下させるための努力を一通りする。

食料品はもっと簡単。高くなったものは買うのを止めて、今まで買ってたものよりも安いものしか買わないようにする。それだけ。

かつて自分が貧乏節約生活のトライ&エラーを繰り返していたころ、サラリーマンとしての最低レベルを維持しながら維持し続けられる食費削減限界が6000円/月であることを4か月間その状態を維持して実証した。その頃の知恵と工夫が今の世の中に役に立つのだ。今は贅沢にも毎月1.5万は食ってる。ここに削りシロがあるのだ。自分にはまだまだ支出を削れる余力はある。総支出額一定化のためにそのくらいの努力は惜しまない。

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ここで何度も言ってるけど、家計管理のコツは「一定支出を延々やり続けること」に尽きる。自分が使ってもいい予算を立てたらその金額をオーバーさせないことが必要になる。値上がりしたのなら安い物に切り替えるかいっそ買わずに我慢する。無い袖は振れないのだ(現実には降れるけど、黙って支出造という恥辱は国の罠にやすやすと掛かって吸い取られるような状態、オレオレサギに引っかかる老人と同じような状態だからガマン出来ない。

今の所自分の給料は新型コロナの影響をうけず減ってはいない。ロシアによるウクライナ侵略の影響も出ていない。そんななか物価だけはジリジリという次元をこえて値上げされている。物価だけでなく税金や社会保険料もみんなそうだ。だから使わない努力をして、もともと使っていた金額以下にねじ伏せて抑え込む。え?、節約でストレスがたまる?、同じように生きているだけなのに値上がりしたり、税金が上がるほうがよっぽどストレスだよ!

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2021.10.04

簡単に見捨てたりしない

先日の台風16号が接近していたタイミングで、運悪く在宅ではなく出勤が必要となり、大風と雨の中、意を決して外に出た。

北から副横殴りの雨、何より風が強い。こういう時は傘の柄の先と、傘分を支えるスライド部を両手に持ち、かつパン!と張った状態ではなく少し畳んで風の力を受け流せるポジションで手の力で固定して風に対し真正面に傘が向くように制御しながら歩く。風向きの変化を微妙に判断して両手で傘の向きを常に微調整しながら力を徹底的に受け流す。そうすると結構耐えられるもんだ。

そうやって駅に向かい、少し風が弱まってきたしもう少しで駅の改札で屋根のある所に入る、というところで油断して少し畳んだホジションを解除して通常の傘の形にした。その瞬間、強烈な風をガッ!と受けてしまい、傘の骨が一本へし折れて曲がった。

Kasaore

しまった!、あちゃー、やっちまった!。この傘、長く大事に使ってきたのに!!

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後で家計簿をさかのぼって判明したけど、2014年の9月に1280円(税抜)で買ってた。とするとまだ7年くらいしか使ってないじゃないか、生地もだいぶ日焼けして、使い込んでる感満載だけど、

Kasahiyake

ちゃんと可動部に油を差してサビないようにしてきたし、布も防水スプレー拭いてメンテしてきた。少なくとも傘としてはそうやって手入れすることでちゃんと使えてた。これをこんな事で失うのはアリエン!、まぁ捨てる気も無いんだけどね。こんなの直せばいいだけじゃん。

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これ以上曲がりを悪化させないように気を使いながら職場に出勤し、まず乾かした。そして昼休みに応急処置をする。間違っても骨が折れたりしないよう慎重にある程度伸ばして、添え木の割りばしを当てて、手持ちのインシュロックを使って骨が曲がった当該部にガッツリ固縛した。

Kasasoegi1

ここは布の張力で曲がりが合って正解なのでこんな感じでナチュラルな状態に仮固定する。竹の割りばし?、インシュロック?、こういうイザという時に役に立つものは自宅だろうが、車中だろうが、バイク乗るときだろうが、職場だろうが、自分の行動範囲の要所や装備に常に常備してるのよ(^^)b

Kasasoegi2

とりあえずこれで応急処置は完了。この状態で朝よりは風が弱まった仕事終わり後の帰路でこの傘をさしながら、無事に帰宅した。

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割りばし&インシュロック固縛のまま使うのは忍びないので、こういうのはチャッチャと直す。ウチには傘の骨折れ修繕用の金具が常に各種サイズ常備されているので(苦笑)

Kasanaosi1

添え木を除去したのちに修理がしやすい位置でスライド部をビニテ巻いて借り固定してから、適合するサイズの金具を選んで、ペンチでガッシリとカシメめて、たったそれだけで修理はハイ!、完了!。

Kasanaosi2

今まで7年間ありがとう、そして…これからもすまんけど、まだまだ使うので頑張ってくれ(^^;)

万が一、完全に再起不能になったらその時は永久のお別れ、それは明日かもしれないけど、それが来るまではもう少し自分のそばにいて助けてよ。ちょっとの色褪せやガタが生じて見栄えが悪くたって気にしないし、ダメージを受けても直せる範疇ならこうやって直してあげるからさ(^^)b

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2021.09.02

有料なのね、じゃあこっち使うわ

もう一年以上も前になる話だ。俗にいうレジ袋と言われる買い物をした際に無料で貰える手提げのポリ袋が去年の7/1から有料化された。

再生プラ使用率がある程度あれば無料配布可とか、やたらややこしく面倒な制度にしたため、この店では無料だけどこっちでは有料といった混乱も見られたが、でもある程度時間が人々を慣れさせて、多くの庶民はマイバッグと言う名の過去に貰ったレジ袋を何度も何度も畳んでは持ち歩き再利用するムーブメントが定着した…ように思う。

…え?、毎回有料で買ってる?、いやそれは個人の自由だから。自分は買わない、去年の有料化以降一度も有料で袋を買ったことなんてないよ。上記の通り以前無料だったころにコツコツと貰ってはキレイに畳んで保管してたものを、通勤カバンやバイク用のウェストバッグやらの片隅や車のダッシュボードとか、生活のあちこちに広く薄くバラまいて、どこにでもレジ袋があるようにした。そしてそこから使った袋は何度もキレイに畳みなおしてリユースして、最後はそれが破けるまで使けている。

何でせいぜい数円でしかなのにこんなことするのかって?、こんなの明らかに使わなくてもいい無駄金なんだもの。

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と、いう事で、日々の買物対応ではレジ袋有料化の影響は徹底的な再利用のおかげで殆ど無い。

でも困ったことが一つある。それは日常のゴミを捨てる袋としても利用していたこと。自分が住む自治体は指定有料ゴミ袋ではなく、こういった代替袋でゴミを出すことが認められているので、買い物の都度無料で貰うレジ袋は貴重な生活用品として、ゴミ出しにも便利に使っていた。

そのため市販のゴミ袋をこれまた有料で買うことは…無いとは言わない、庭木の剪定や、庭先農業のイモヅル整理などの植物系廃棄物を捨てるときにどうしても大きいゴミ袋が必要だから、そのためには買う。でもそれだけだな、日常のゴミは可燃だろうが不燃だろうがプラだろうが缶だろうが、みんな貰ったレジ袋で捨てていた。

これが有料になったことで新たなレジ袋が供給がされなくなり、そのために過去の備蓄を消費し始めた。いや、まだ沢山あるよ、大き目の段ボール一杯くらいはまだレジ袋の在庫はある。かれこれ十数年分の備蓄だからそう簡単にはなくなったりしない。でもインが無いのだから、アウトばかりだとやっぱり減ってゆくのが判る。新しく積んだ上から使ってゆくから、だんだん懐かしいレジ袋が出てきてマインドタイムスリップ。今は「マエダ」と、「さとちょう」と、「ホーマック」の袋が出てきてる。これだけで判る人はどこで生活してたかが判るはず。

こうやって、生活に必要な資源が消費され、枯渇してゆくベクトルに乗ってしまった。どうすればいいんだろう?どうすれば…

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ジタバタしても始まらない。明確に判っているのは

・買い物袋としてはリユースが徹底してるので消費量は最小に抑えられる。
・消費するのはゴミ袋としての使用が原因。
・有料のレジ袋を買わない限り在庫は追加されないので減ったら減ったまま。

ということ。となると、単純に減耗するだけのゴミ袋用途をどうにかすれば有料袋を買わなくてももうしばらく耐えられるという事になる。
なので代替可能なものは大体全部試した。

・紙袋(古紙回収で紙束を捨てるのに使えるので通常のごみ出しはモッタイナイ)
・食パンの袋(ちょっと小さすぎる、一度のゴミ出しで2袋位ならどうにか…)
・トイレットペーパーの袋(そこそこ大きくて結構便利だけどたまにしか出ない)
・10KG米袋(分厚く丈夫で重量物の不燃ごみ出しにいいがこれも滅多に出ない)

コンスタントに入手可能で、そこそこのサイズで、ゴミ自重で破けない強度、そう考えて辿り着いたのはこれ。あまり美しくないので縮小画像でどうぞ。

Gomohukuro2021

これはサッカー台にあるロール状の薄いポリ袋…ではないよ(苦笑)、さすがにそれは使わない。

じゃあ何?、というと、生鮮食料品のパック類を買った時にレジでくれる、薄いポリ袋の二回りくらい大きいやつ。生肉とか生魚とか漬物とかの汁が垂れるようなものを買ったときにレジのおばちゃんがサービスで無料でくれる。サッカー台の袋だと小さくて入らない、という判断をしたときにだけくれる。容量?、6~8Lくらい入るんじゃないかな?

それでも普通のレジ袋に比べたら半分くらいしかない。これをゴミ袋に使うとするとゴミを減容減量する創意工夫が必要になる。野菜の切りくずのような植物性生ごみは庭先の簡易コンポスト容器で土に還らせたり。プラゴミは徹底的に排除し別出し、紙ごみも極力回収して古紙ゴミとして出すようにしたり、湿ったゴミは天日で乾かしたり、チリ紙系は一度使ってもそのまま捨てずヨーグルトの空き容器に貯めておいてさらにフライパンの脂のふき取りに使ったり、と、徹底的な対応を行った結果、ゴミは激減し、こうやって週に二回の可燃物をこの薄ポリ袋で収まるくらいになってきた。

この袋は平均すると週に2~3枚しか入手できない。乾きモノや加工食品だけを買っても貰えない、あくまで汁が垂れるような生鮮食料品を買ったときだけ貰えるから。備蓄するほど貯まらない。でも大体毎月トントンの収支で回せている。おかげでゴミ袋を(となりうるレジ袋も)買わない記録を着々と伸ばし続けてる。

人の生活や行動が抑制されると、そこで必要に迫られて試行錯誤のPDCAサイクルがブンブン回り出す。その過程を経ることでその時点でのどうにか有効な対策が出来上がって、しばらくそうやって暮らせるようになる。自分のゴミ袋事情では今のところこういう対応策でやれているけど、でもきっとこれはベストじゃない。もっと便利で使いやすい安い方法がきっとあるはず。諦めずゴリゴリとサイクルを回し手ブラッシュアップし続ける者にはきっと望む未来がやってくる。

たかがゴミ袋の運用で、レジ袋を買わないことで僅か数円の支出が抑えられるだけでしかないけど、チリも積もればナントヤラ。まだまだPDCAサイクルは沢山回せる、しかももっと早く回せるはずなんだ、なのでこれからも日々の生活で色々頑張るp(^^;)q
 

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