2023.12.01

私的フィッシングメール詐欺対策法

世の中、どうにかして人をダマして金を奪おうとする輩がいて、様々な詐欺行為がすぐ水際まで迫っていると感じてる。

一番身近なのは、メールで届くネット通販サイトログオン情報や、クレカ情報や、オンライン銀行サービスへのログオン情報を抜こうとするフィッシング詐欺。ECサイトも、クレカも、銀行サービスも、現金に直結してるサービスなので、どうにかしてそれを得て即金を得ようという努力はそれ猛見事というか呆れるというか、そういうレベルに達していて、ひとたびURLリンクを踏むとそこは本来のクレカや銀行のHPと全く同じように見えるログオン画面が現れる。

自分自身はそういう極めてアブナイ先がタイトルに記載されてるものはもう開かずとっとと捨ててる。なぜなら自分から能動的にログオン画面にたどり着くように手順を固定しているからだ。なのでURL偽装みたいなのにはなかなか引っかからないと思う。

でもたまにクレカや銀行ではないサービスのメールが流れてきて、あれこんなのあったっけ?とか、期限切れになるから単にログオンして、という一見するとホンモノみたいな内容のものが来たりする。そういうのは不用意に開いて、無警戒でURLをどついてしまうことがある。

この場合、ログインIDやパスワードをそのまま正直に入力したら、それらが抜かれる事になる。なので自分はこうやってる。

「IDやパスワードをわざと間違えて入力してその画面でログオンしてみる」

ログオン先が正規の場合、当然誤ってるわけなので誤記として弾かれる。でもフィッシングサイトは誤ったIDやパスワードを収集しているだけなので、そのまま記録して次の画面に行ってしまうのだ。その先は往々にして個人情報やクレカ情報を抜くための入力画面であることが多い。

なので、わざと間違えて、弾かれなければ、明らかにオカシイサイトあり、入力したIDとパスワードはその時点で送信されていたとしても、適当でいい加減なものであればそれを抜かれても何ら問題はない。もし今後そういう事を想定して一度は弾くようなニセサイトが表れるとも限らないので、その場合はその元々のサイトがアカウントロックするログオン失敗回数の手前くらいまでやってみることを勧める。

ダマされて痛い目に合うのは自分自身だし、それで何かを失っても基本誰も助けてくれない。だから自衛は必要でそのための工夫も必要になる。ということでフィッシング詐欺に対する対策の私的な一例を紹介したけど、なお対策はこれだけじゃないので悪しからず:-p

そりゃそうだ、全ての手のウチをこんなオープンな場所で全部さらすわけないじゃん、これなら今すぐ誰でもできる、そういうものしか明かさないに決まってるじゃん(笑)

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2019.11.12

ストリート系ピアノ動画が好き(ただし海外ね)

ウチにはテレビが無いのは過去に何度も言った通り。

だが技術の進歩は高速ネットワーク常時接続を可能としてくれたおかげで動画再生がネットでできる世の中になった。ほんの少し前まで(とはいえ四半世紀以上前だが)MS-DOS上のWTERMとかKTXなんかでパソ通で2400bpsのMNPクラス5モデムで1MBのファイルを1時間くらい電話回線つないで電話料金におびえながらダウンロードしてたと思ったのにね(苦笑)。とはいえウチは以前の初期のADSLに毛が生えたくらいの格安低速回線なので、そんな高度で大容量の通信は出来ない。でもユーチューブくらいならどうにか見れている。

ここ最近よく見ている(聞いている)のは海外のストリートピアノ演奏。国内のそれは素人を装った達人が突然クラッシックの演奏難易度の高い曲を弾いて周りを驚かせたりするドッキリ的要素が入ってるけど、海外のは演者が楽しんで弾いて、それを回りも好意的に聞いているというものが多い気がする。そういうのがなんだか見ていて聞いていていいなぁと思う(^^)♪

ピアノという鍵盤楽器がこんなにも表現力がある楽器なんだという事に感動しつつ、神の指裁きのような高速タイピングを繰り返す演奏者のノリノリの姿も見ていて楽しい。中にはただ自分の演奏テクニックを披露したいだけではないかと思う少し高慢チックな演奏もあるけど、魂が籠ってるなぁと思えるものもある。自分は何一つ楽器を演奏することが出来ないけど、音楽を奏でるのはなんて楽しそうなんだと心から思う。いいなぁ、自分も何かやれるかな、とオッサンが思ったりするくらいだ(苦笑)

一番のお気に入りはTerry Milesさんかな。彼より演奏テクが高い人も見ているとたくさんいるけど自分は彼の演奏と、彼が奏でて作るサウンドがお気に入り。あと彼とたまにセッションを組んでるBrendan Kavanaghさんとかもアップロードされた動画を延々流して見聞きしてられる。しかしこういう演奏はなんて楽しそうなんだろう。ほかにもストリート演奏ではないけどこの人の演奏は他の人と違って、なんと言うか、濁りがないBoogi Woogieで、演奏してる姿もともかく楽しそうでお気に入り。

いいなぁピアノを弾ける人はうらやましい(^^)。
…しかしどうやったらあんな指が早く正確に動くんだろう(^^;;)?


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2016.06.12

画像掲示板終了だそうな

Niftyからのお知らせで、自分が右サイドバーで
リンクしてる画像投稿掲示板が今秋に廃止に
なるそうな。

http://tenere.white.coocan.jp

あんまり意識してなかったけど、これ2007年から
使ってたからもう十年近いんだね、数ヶ月に一回
くらい、ここのUPする程じゃない一発ネタを
UPするのにしか使ってなかったから、そろそろ
だと思ってた。

サービス廃止に伴うデータ保存や他へ引越し用の
手順等は一切されないらしいので、そこに上げた
ネタはそのままネットから消えるので、久々に全部
見返しておこう。
 
NifはHPとかもガンガンサービスを停止してきた
歴史があるから、ここも長くないのかもしれないね。
まぁその時はその時だ、とりあえず続く間は細々と
使わせてもらうさ(^~^;)
 

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2013.11.17

ネット回線が細すぎて画像UP 出来ず

PCからは下手するとテキストすら送信失敗するので
携帯電話のiMODEメールにて投稿。

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PHSルーターによるネットワーク回線が最近不安定で
閲覧も遅いし、信号も弱くてアンテナ2本しか立たなくて
ブツブツ切れるし、ここに画像をUPしようとしても50%
以上の確率で失敗するし、アマゾンでMP3ファイルを
買ってもDLが時間がかかりすぎサーバーから切られて
しまい、いつまでたっても聞けないし、動画ストリーム
再生なんて夢のまた夢…_| ̄|○

古い回線を安いからとダマシダマシ使ってきたけど、
もうそろそろもっとマシな回線に乗り換えよう。実用に
耐えない(-_-;)

でも忙しくて新規契約しに行く時間がない。

今日通りかかったドコモショップ、待ち時間が3時間とか
看板が出ていたよ、そんな所入れない、無理無理。

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2013.07.31

ネット環境が悪すぎる(TT)

某所での長期現場出張では俗に言うウィークリーマンションの
ような借り上げアパートに入り、そこで普通に自炊して生活を
している。

ビジネスホテルとかで暮らす場合、そこには有線のネット環境が
ある事が多いのだが、このアパートにはそういった環境が無い。
そういう場合、自分はPHSのルーターを使ってネット環境を作る。

Hyb

ウィルコムのWS027SH、通称ハイブリと呼ばれるシロモノ。
PHSぅ?、と侮るなかれ、今PHSはネット回線としては誰も
見向きもしない回線だし、機種だけど結構使えるのだ。

 1:混まない
 2:安い(1890円/月)
 3:データ通信量無制限
 4:おまけで通話も出来る
 5:最悪ソフバン3G回線も使える(高いので使わないけど)

これを使ってPHS回線による無線ルーター化を行ってPCを
ネットに繋ぐ。これだと昨今の無線ルーターのような大した
速度は出ないのだけれど、自分がネットに求める最低限の
用途を果たすし、安いし、通信量に一切の制限が無いので
(やる気になれば24H繋ぎっぱなしで1GBくらいのファイルを
落とせるらしいが、そんな事をやった事が一度も無いので
真偽は不明)遅いけど安定した回線としてここ数年間これを
愛用していた。高速回線につながった基地局が目の前に
あった時は200kbpsが安定して出てたから実用性十分だった。

でも、今居る場所は低速の基地局しかなく、しかもそのPHS
基地局からアパートが遠く、電波が薄いのでアンテナ線も
2~3本しか立たない(フルスケール5本)。そのためデータ
通信速度がびっくりするくらい遅い。どのくらい遅い環境かと
いうとこのくらい。

Speedtest

今日はまだ良いほうだ。遅いと10kbpsを下回るし、もっと悪い
条件だとブツブツ切れる。こうなると使い物にならない、と
言ってもいい。困った。

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こうなるとネットに画像をUPするのも大変だし、テキストを
こうやって書き込むのもおっくうになる。だって書き込んで
UPしようとすると回線が切れてネタがふっとぶ、を何度も
経験するから。

今の現場には年末まで居る予定。となると、あと数ヶ月は
この環境でネットに出なくてはいけないことになる。

…うーん、こうなるとちょっと今のPHS環境を使い続けるか
どうか、考えないといかんなぁ。今はドコモの普通のFOMA
がメインの電話なんで適当なスマホをデータ通信契約で
新規契約するのがいいか、それとも殆ど使ってない自宅の
ADSL契約を切ってデータ通信量無制限のWimaxあたりと
契約して主回線をWiFiとしてしまうか(つまり自宅でもそれを
使うという事)

自分はネットで動画を見たりすることは無いので遅くても
切れない安定した回線があればそれで十分。安ければ
言う事なし、という考えでPHSを使ってきたけど、今のWiFiは
そういう観点では正直過剰で高いんだよな。通信費は家計
管理上は固定費だから数千円でも慎重にならざるを得ない。

新しい環境を導入するかどうか、ちょっと考えてみよう(^^)

ドコモのiMODEだけをネット環境としても、実はこのBlogを
更新することや他の用途も殆ど出来るんだけどね<ばき

 

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2013.01.27

計算する道具

今の世の中、コンピューターを使わない日は多分無い。
こうやってネットを見たり、書き込んだりするのは勿論、
仕事でも書類作成や各種計算をスプレッドシートで
するのはもはや日常といってもいい。

でもコンピューターって言うのは、日本語に約すと実は
電子計算機。計算する機械なわけだ。そうは見えない?
でも何時も我々は意識してないだけで、PCはこうやって
文字を打ち込むだけでも内部で必死に計算している。

自分が大昔に古いPCを弄っていた頃、色々なことを
BASICでプログラミングしてやろうとしてみた

画面の上にキャラクタを表示させ、それをキーボードを
押して、左右に動かすだけで、移動するもののデータと
そのキャラクターが上書きする場所のデータをV-RAMから
読み込み、それをバッファリングして、移動する方向となる
座標にそのデータを転送して書き込み、逆に移動して
空いた場所には元のデータを書き込んで元の情報を
復元する必要があった。8bitのPCではそれだけでも
結構大変だったっけ。

…おっと、話が横道にそれた。元に戻そう。

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仕事で使うPCは電子計算機というよりも文房具に近く
あまり計算を意識する事はない。当然だけどスプレッド
シートで計算させることはあるけど、こんなPC万能の
時代でも、不思議とPCの横にはかならず電卓がある。

ふと思い立ったときに、チョコチョコと計算するときには
わざわざPC上で電卓を開いて計算したり、表計算する
よりも、電卓を使った方が速いし、手軽だったりする。

そんな自分が職場で仕事に使っている電卓はこれ。

El509a

シャープの関数電卓、ピタゴラスEL-509A。

こう見えても、一応現役の技術者なんで、最低限の
関数計算が出来るこれがすごく便利。関数電卓と
しては小さい方で、ずっとこれを長く長く使っている。

どのくらい長くか、というと大学生の頃に学校の売店で
買った、というくらいだ(^^;)。1986年か1987年だと思う。

この電卓、驚くべき事に、今まで一度も電池を交換
していない。当然だけどソーラーじゃないよ、ボタン
電池が二個入っている・・・はずだけど、一度も裏蓋を
開けた事がないので詳細は不明。

おかしいおかしい、と思ってもう四半世紀使ってるけど
この電卓、ネットで調べると、どうも超々々々々電池が
持つ電卓らしい。他にも驚異的な電池寿命が報告されて
いる。例えばここ→ 27年間、動き続ける電卓

こんなに電池が持つのなら、世の中にソーラー電卓は
不要なんじゃないか?、と思ったりもするが(^^;)、
これはおそらくシャープの技術力なんだろうな。

今ではボロボロになった感のあるシャープだけど
間違いなく良いものを今まで作ってたよ。頑張れ!

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仕事では関数電卓を使うけど、自宅では関数は殆ど
使わない。その多くは職場と同じ、自宅のPCの脇で
家計簿や燃費の計算をするのにチョイチョイと使う。

それはこれ、カシオJ-30。大昔、産業廃棄物の仕事を
していた頃に某最終処分場で拾ったものだ<ばき

Casio_j30

これも古いよ、液晶じゃなく7セグ蛍光表示管だもの。
これはEL-509Aと真逆の燃費が悪い電卓。電源は
単三電池を二本使う。ウチでは他で使った使い古しの
電池を最後まで使い切る役割を担っていて、電圧が
かなり低下するまで使える。新品はなんと9800円も
したらしい。ここを参照

この電卓が、これまた使いやすいんだよね、しかも
まったく壊れないもんだから、これも長く使っている。
今では百均で売ってる電卓だけど電卓ってこのくらい
ガッシリしていた方が結構使いやすいと思う。

ゴミとして捨てられていたこいつ、まだまだ使うよ(^^)

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自分が思うに、これからPCが進化しても、電卓という
便利な道具はこれからもなくならないと思う。

逆に時代に流されて消えていってしまった計算する
道具もある。自分が持っているのは、例えばこれ、

Keisanjyaku

これはエンジニアだった自分の父が使っていたものを
EL-509Aを購入した学生の頃に譲り受けたものだ。

計算尺なんて今のワカモノはチンプンカンプンだろう。
自分もそうだった。でも使い方を教わって、その仕組みを
知ると、こんな物にこんな機能が!、と目玉が飛び出る
くらいに驚いた。この計算尺には人類の知恵と技能が
ぎっしり詰まっているのだ。

電卓と違って、最終的に得られる解は、目盛りから読み
取るおおよその値なんだけど、それでもほぼ合っている。
電卓ほど鋭い数値を出さなくても、このくらいでも十分な
科学技術計算は出来る。事実、電卓が普及するまでは
これでみんな技術計算をして、当時の技術者は今に
至るこの世の中を作ってきたのだから。

そう考えると、この計算尺、そして自分は持ってないけど
手動計算機たるソロバンも、そういうアナログな技術って
時代だから、と捨て去るには惜しい物だと思う。とはいえ
戻れるかというと戻れないから、このまま消えてゆく技術
なんだろうけど。

…あ、ソロバンは今でもバリバリの現役だった(^^;)

 Soroban

百均の電卓売り場にも、ソロバンが売ってたよ。
さすがに計算尺は売ってなかったけど<ばき!
 

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2011.10.09

(たぶん)日本で最古のマウス

かのスティーブ・ジョブズ氏が亡くなった。

アップルといえばiPhoneでもiPodでもMacでもなくⅡBを
まず最初に思い出す自分としては、この偉人の訃報は
ちょっと感慨深い。 (-人-)南無阿弥陀仏

そんなジョブズ氏の一番の功績は、初代Macでマウスと
いうモノを世界に普及させた事じゃないか?、と自分は
勝手に思っている。

そんなジョブズ氏を悼んで、今回はこんなネタをUPする。

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ちょっと前に、自宅の断捨離を敢行したのは以前UPした
通り
だ。その時にいろいろなモノが出てきた。
古いPCのカタログとかもそうだ。

EX-80や、TK-80BSのころから「マイコン」を弄っていた
自分の所には相当に古いPCのモノが沢山転がってた。

新しめのモノとしてVLバスのグラフィックアクセラレーター、
Cバスのバンクメモリーとか、珍しいものとしてはPC88用の
サウンドボードⅠ(メジャーなⅡじゃなくYM2203一個の
FM3和音+PSG3和音の方)とか、セガのSC-3000用の
LEVEL3 BASIC-ROMとか。全部ジャンク市で入手(冷汗)

そんな中、こんなモノも出てきた。

Mouse00

見ての通りSHARP製のマウス。この人間工学をまったく
無視したかのような無骨なデザインは、今のマウスの
売り場にはまず見られないシロモノ。

これ、一体なんのマウスだっけ?、何でこんなの持って
いるんだっけ?…と、記憶をたどると、確か大昔何かの
特売ワゴンセールか何かで物珍しさもあって購入した…
だっけなぁ?

当然だけど、最近のPCになんて使えない。面白半分で
ためしに最近のBluetoothマウスと並べるとこうなる。

Mouse01

Mouse03

…FITかデミオの横にハコスカを置いたような違和感(^^;)
だが、これをひっくり返すと更なる驚きがアラワになる。

Mouse02

光学マウスならぬ、ボールが鉄の球!しかもマウスを
滑らせる隅についてる部品も、最近のは樹脂製なのに、
それすら全部鋼球のボールでやんの。動かしてみると
すごいゴロゴロ感だ。

…ここで気がついた。そういやこのマウスって、発掘した
古い古いPCのカタログに出てなかったっけ?、と。

------------

整理した古カタログをひっくり返してみたら…あった(^^;;)
1983年製のSHARP初の16bit機、MZ-5500のカタログに
この通りちゃんと載ってた(笑)

Mouse04

この当時マウスというものはまったく持って一般的なモン
じゃなく、確かNECの(厳密には京セラだっけ?)PC-100か
何かに標準で装備されたくらいだったはず。相当レアな
ものだったよなぁ、と思って、MZのカタログを開いたら、
こんなことが書いてあった。

Mouse05

以下カタログより引用(改行もそのまま)
----

ユーザーフレンドリー入力ツール「マウス」

マウス(MZ-1X10)とは座標入力装置ですが、形状
がねずみににているところからこの名で呼ばれていま
す。手で移動させるだけの簡単操作ですから、キー
ボードに気をとられることなく画面に集中できます。項
目選択を行うビジネスソフトに、CRT上に自由な線を
描くお絵かきソフトなどに最適。
このマウスを使うことにより複雑
なキー操作から開放され、ユ
ーザーフレンドリーなソフト展
開が図れます。

----
以上ここまで、カタログより引用

…うーむ、今のこんな世の中になってから、この文章を
読み返すとGUIとマウスを標準装備した(つまり今のPCに
直結した操作性を有した)アップルのLisaやその後に続く
Macは如何に先進的であったのか本当によくわかる。

Lisaなんて先進的過ぎて高すぎてちっとも売れなかった
らしいけど。(このあたりを参照方)

でもこの当時、誰もPCにマウスが必須だなんて本当に
思ってなかった。

そんなマウスの歴史を調べてみたら、どうやらこのマウス
MZ-1X10は、前述のPC-100よりも前に(オプションで)
発売されたマウスらしい。つまり日本製のPC用に最初に
市販されたマウス
に…なるのかな?

ちなみにお値段は当時の価格で19800円。スゲェ高い!
自分はジャンク品で新品を200~300円で買ったけど:-p

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無論、こんなに古いマウスは今では何にも使えない。

でも調べてみると、SHARPの名機(でももうレトロPC)の
X68000シリーズでもこれは使えるらしい。けど、それも
持っていないので、結局は不燃ゴミなんだけどね。
 

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2011.07.31

古い古いカタログ

人生最大のステ期到来!、という事で猛烈な勢いで部屋の
雑物を片付けて、ガンガン!とモノを捨てている。

そうやって部屋を片付けていると、色々なモノが出てくる。
今回はその中で、古いカタログを発掘したのでその中から
面白いモノをあっさりといくつかご紹介。

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まずはソニーのβのカタログ。ベータPROとかSL-HF705は
Hi-bandベータでもメジャーなモデルだったけど、サラウンド
ビデオのSL-EX7とか、PCM録音機のPCM-HF10はスゲェ
マイナーなモデル。大体1986年くらいのモノ。

Catalog

この頃って、ビデオデッキってこんなに高かったんだよなぁ。
テープもL-500(βⅡで2時間録画)のが一本1000円くらい
したもんな。

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あと、古いPCのカタログが束で出てきた。8bit機が全盛の頃、
16bit機はビジネスモデルとして出始めた、PCがオモチャから
実用機になりはじめた、まさに黎明期のだ。

8bitのベストセラー初代PC8001のとか、初代PC8801、
16bitの最初期の初代PC9801や、PASOPIA16、MZ5500、
ハンドヘルドのPC8201やHC-20、JR-800…懐かしいなぁ。

昔のパソコン少年にはたまらなくマニアックな物がたくさんあるが
ここを訪れるだろう普通の人はそういうのはあまり面白くないと
思うので普通の人が良く知ってる(?)芸能人が載ってるモノを
いくつかセレクトしてみた。

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まずは東芝のパソピア7。こんなPC、殆どの人が知らないっしょ?
今は亡き横山やすしと、その息子の木村一八氏がこうやって
一緒に写ってる。

Paso7

うーん、さすが1983年のカタログ、木村一八氏は小学生の頃?
この頃はまだ芸能界入りはしてなかったんじゃなかったっけな。

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次は富士通。昔はタモリ氏を多用し、こんな感じで前面に出てた。

Fm77

FM-7に3.5インチFDDを載せた、FM-77のカタログ。今となっては
貫禄のあるタモリ氏も、こうやって見ると若手芸人のように見える。
そりゃそうだ、これ1984年当時だから、今から27年前だもんな、

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NECはこの時代、武田鉄矢氏をよく使ってた。メジャーなPCでも
出てたけど、あえて超マイナーな、PC8001mkⅡSRのカタログを。
実はこのPC-8001mkⅡSR、その昔にさんざんいじり倒したPCで、
今も実家の押入れの中で眠っていたりする。

80sr01

武田鉄矢氏が小さいので、そこだけUPにするとこうなる。

80sr02

髪型と、セーターかトレーナーをこうやって肩からかけている姿に
過ぎ去りしあの時代を、ホントしみじみ感じるなぁ…懐かしい。

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そして、超々々レアであろうカタログを最後にご紹介。

あの当時のマイコン少年だった自分も実物を見た事が殆ど無い
(日立のベーシックマスターレベル3mk5とかはまだ見た事ある)
超マイナー8bit-PC、三菱のMulti8のカタログ。イメージキャラは
今ではすっかりスキャンダルでグデグデ&ズブズブになりはてた
でも当時この通り清純派で売っていた、女流棋士、林葉直子氏。

Multi8

この当時(1984)は、まさか今みたいになるとは…周りも本人も、
カケラも思って無かっただろうなぁ…まさに人に歴史あり<ばき!

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ちゅーことで、駆け足でいくつか紹介してみた。

以前もボソっと言った事があるけど、この時代はビデオデッキも
あこがれて、バイトして買うに値する商品だったし、8bit-PCも
今のPCからみたら、何も出来ないくらい機能が低いのに、高い
オモチャだったけど、これも汗水流して働いてバイト代を注ぎ込む
事に何のためらいもない、無限の可能性を示してくれている
(錯覚を与えてくれた)夢の宝物だった。

実際にそうやって高校生の頃は頑張っていたっけ。懐かしいな。

こういう紙媒体は、別に持っていてもそれほどかさばらないので
とりあえず捨てずに持っている。とはいえ、スキャンしてデジタル
データ化すれば、よりコンパクトになる。…あ!、スキャナーを
この捨てモードで古PCと一緒にちょっと前に捨てちゃった!<ばき
 

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2005.01.31

一番欲しいものが無い

元パソコン少年の自分からすると、今のwindowsマシンは実用性はあっても
「夢」がない。色々出来るけど、今ではすっかり日用品に成り下がってしまった。

高校生の頃にバイト三昧で苦労して入手し、寝るのを惜しんで弄り倒した、
今は実家の押し入れに眠っているPC-8001mk2SR+PC-80S31Kの方が
今の自分にとっても「夢のあるPC」だな。でもJIS第一水準漢字ROMが高くて
買えなかったので日本語表示すら出来ないんだけどね(苦笑)

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先カンブリア紀にあった生命の大爆発のように、かつての8bitコンピュータは
多種多様なモデルが出ては消え、出ては消え、最終的には全部が滅んだ。
でも最近のTVも見れるPCのCMを見ると、SHARPのX1を思い出すのは
自分だけでなく当時PCを弄っていた同世代の人間もそうではないかな(^^)?

その後の16Bit時代は最終的にPC-9801シリーズがその乱世を制して
デファクトスタンダードの地位を得た。そしてその主流に対するアンチテーゼとして
一部で熱狂的な信者的ユーザーを獲得したのがX68000シリーズだった。

今のPC界を見ると、かつての「PC98 vs X68K」のような関係があることに気付く。
それは「ビル・ゲイツ vs スティーブ・ジョブズ」つまり「Win vs Mac」、だ。

・・・・何となく時代は繰り返すのかな、と思ったりもする(^^;)
#ちゅーより、彼らは自分がパソコン少年だった頃からずっと「vs」だわな

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今、自分が使っているのは当然のようにwinPCだ。タダ又は格安な旧世代パーツの
寄せ集めで作ったPCのスペックはPenⅢ-550MHz+20GBHDD+512MBメモリー。
クロックがGHzが当たり前の今となってはまさにゴミのようなスペックなんだけど
数千円のPC133-256MBのDIMMのおかげでメモリー(だけ)は十分あるので
結構快適に使えている。なおマザボはSLOT1、FSB133MHz、ATA33(苦笑)

でもこれでもDVDは見れるし、CD-Rは焼けるし、ネットも出来るしメールも出来る。
自分が使う上で何一つ不便なことがない。だから新しいPCを買おうという気が無い。
もう少ししたら、1GHz級のPCパーツが無料又は格安で入手できるようになるから
今のがアウトになったらそれを使えばいい

サブPCであるタダで貰ったVAIOノートも、PenⅡ266MHz+192MB…と言うスペック
でもこれまた実用上の問題が皆無なんでHDDを20GBに増強しWin2KにUpgradeし
出張用PCとして今でも現役で活躍中だ。

自分のPCに対する持論は、「2~3世代前のスペックを格安かタダで」、だ。
かつての8bitや16bitのPC黎明期にパイオニアの一員として大枚叩き続けたから、
もうPC業界には貢献しなくてもいいでしょ(^^;)?<ばき

そんなかつて夢を見せてくれた4MHzのZ80A+64KBメモリの8bitPCは実用性は
皆無だったけど汗水垂らしてバイトして十数万以上のカネをかける価値があった。
徹夜してハンドアセンブルしてプログラミングする楽しさもあった。
でもイマドキのセレロン2GHzの格安PCは4~5万出す価値も楽しさも見出せない。

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そんな中、少し高い金をかけても弄ってみたいPCがある。
それはかつてのX68000のように、趣味性にあふれたマシン、
そう、Macintoshだ。

アップルと言えば大昔APPLEⅡBに憧れ、ⅡCのデザインにシビれた世代。
でも一度も購入したことは無い。粗大ゴミで拾ったことはあったけどさ<ばき

最近、かつての"ピザボックス"LC475よりも小さいMacintoshが出たらしい。
その名も「Mac mini」。外付けCDROMドライブ位のサイズしかない。
しかも(Macintoshとしては)安い。

この値段だったら試しに買ってみてもいいかな、と思ったけど、
キーボードもモニターも別売り。じゃあ、このサイズにぴったり合う
小さいモニターと組み合わせよう、と思って8インチくらいのSVGA級の
miniのサイズに合う小さい小さい液晶モニターを探したら…そんなの無いや(^^;)
#じゃあ、わざわざminiを買う必要も無いや、やめたっと

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実用品として満足してるwin機がある自分が欲しい、趣味性溢れるMacは、
「現代版・Color classicⅡ」、つまり小さいオールインワンのMacは欲しい。
今のeMacはデカすぎて嫌だし、今のiMacも筐体が大きすぎて魅力に欠ける。

アップルもさすがにカラクラほどコンパクトな物は作るつもりはないだろうから
初代iMacのデザインの良い筐体に現代レベルの中身を…7万円で欲し<ばき
そこまで言わずとも今のiMacのスタイル、中身のスペックは廉価版miniくらい、
液晶は10インチのXGAで十二分、こんなのがあれば一番いいんだけどなあ(^^ゞ

BASIC上がりでMSDOSを使いまくりwin2.11を触っていてwin3.0から実用、
今もwinシリーズを使っている、つまり身体がwinになじんでしまった身には
Macintoshは「とても使いにくい」PCだ。マック信者曰くwinの方が使いにくい、
と言うのだが、モバイルマシンに今でもMSDOS版モバイルギアを愛用する
筋金入りの自分からするとやっぱり使いにくい。それはOSの優劣ではなくて、
単に「慣れてない」という事だ。
MT車を運転する人間がAT車に乗ると何か違和感があるようにね。

例えば自分は以前会社にあったPowerMAC-8100AVからFDを取り出せなかった。
(まさかFDをゴミ箱にドラッグ&ドロップするとイジェクトされるとは思わなかった)
その使いにくさからくる生理的嫌悪感、つまり、使いこなせないイライラを
承知で買うためには、それを乗り越えてでも欲しい!と思える物がないとダメ。
残念ながら、今回のMac-miniはそこまで至っていない。

だって本体はminiでも、周りがデカイのしかないんだもの。

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でもminiをスロットインする超小型モニター付き筐体?拡張ドッグ?が出たり、
mini本体を外して持ち歩き、別の場所にある別のそれに差し込むとすぐ自分の
PCとして使えるような、そんな使い方が出来るようになると面白いな。

アメリカのどこかの会社がminiを車載することを発表したらしいけど、そんな
今までのPCとは一味違うワクワクする使い方が出来るようになったら…

win機にはそういう遊び心(≒夢)が期待できないから、miniには期待してるのだ。

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