元パソコン少年の自分からすると、今のwindowsマシンは実用性はあっても
「夢」がない。色々出来るけど、今ではすっかり日用品に成り下がってしまった。
高校生の頃にバイト三昧で苦労して入手し、寝るのを惜しんで弄り倒した、
今は実家の押し入れに眠っているPC-8001mk2SR+PC-80S31Kの方が
今の自分にとっても「夢のあるPC」だな。でもJIS第一水準漢字ROMが高くて
買えなかったので日本語表示すら出来ないんだけどね(苦笑)
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先カンブリア紀にあった生命の大爆発のように、かつての8bitコンピュータは
多種多様なモデルが出ては消え、出ては消え、最終的には全部が滅んだ。
でも最近のTVも見れるPCのCMを見ると、SHARPのX1を思い出すのは
自分だけでなく当時PCを弄っていた同世代の人間もそうではないかな(^^)?
その後の16Bit時代は最終的にPC-9801シリーズがその乱世を制して
デファクトスタンダードの地位を得た。そしてその主流に対するアンチテーゼとして
一部で熱狂的な信者的ユーザーを獲得したのがX68000シリーズだった。
今のPC界を見ると、かつての「PC98 vs X68K」のような関係があることに気付く。
それは「ビル・ゲイツ vs スティーブ・ジョブズ」つまり「Win vs Mac」、だ。
・・・・何となく時代は繰り返すのかな、と思ったりもする(^^;)
#ちゅーより、彼らは自分がパソコン少年だった頃からずっと「vs」だわな
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今、自分が使っているのは当然のようにwinPCだ。タダ又は格安な旧世代パーツの
寄せ集めで作ったPCのスペックはPenⅢ-550MHz+20GBHDD+512MBメモリー。
クロックがGHzが当たり前の今となってはまさにゴミのようなスペックなんだけど
数千円のPC133-256MBのDIMMのおかげでメモリー(だけ)は十分あるので
結構快適に使えている。なおマザボはSLOT1、FSB133MHz、ATA33(苦笑)
でもこれでもDVDは見れるし、CD-Rは焼けるし、ネットも出来るしメールも出来る。
自分が使う上で何一つ不便なことがない。だから新しいPCを買おうという気が無い。
もう少ししたら、1GHz級のPCパーツが無料又は格安で入手できるようになるから
今のがアウトになったらそれを使えばいい
サブPCであるタダで貰ったVAIOノートも、PenⅡ266MHz+192MB…と言うスペック
でもこれまた実用上の問題が皆無なんでHDDを20GBに増強しWin2KにUpgradeし
出張用PCとして今でも現役で活躍中だ。
自分のPCに対する持論は、「2~3世代前のスペックを格安かタダで」、だ。
かつての8bitや16bitのPC黎明期にパイオニアの一員として大枚叩き続けたから、
もうPC業界には貢献しなくてもいいでしょ(^^;)?<ばき
そんなかつて夢を見せてくれた4MHzのZ80A+64KBメモリの8bitPCは実用性は
皆無だったけど汗水垂らしてバイトして十数万以上のカネをかける価値があった。
徹夜してハンドアセンブルしてプログラミングする楽しさもあった。
でもイマドキのセレロン2GHzの格安PCは4~5万出す価値も楽しさも見出せない。
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そんな中、少し高い金をかけても弄ってみたいPCがある。
それはかつてのX68000のように、趣味性にあふれたマシン、
そう、Macintoshだ。
アップルと言えば大昔APPLEⅡBに憧れ、ⅡCのデザインにシビれた世代。
でも一度も購入したことは無い。粗大ゴミで拾ったことはあったけどさ<ばき
最近、かつての"ピザボックス"LC475よりも小さいMacintoshが出たらしい。
その名も「Mac mini」。外付けCDROMドライブ位のサイズしかない。
しかも(Macintoshとしては)安い。
この値段だったら試しに買ってみてもいいかな、と思ったけど、
キーボードもモニターも別売り。じゃあ、このサイズにぴったり合う
小さいモニターと組み合わせよう、と思って8インチくらいのSVGA級の
miniのサイズに合う小さい小さい液晶モニターを探したら…そんなの無いや(^^;)
#じゃあ、わざわざminiを買う必要も無いや、やめたっと
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実用品として満足してるwin機がある自分が欲しい、趣味性溢れるMacは、
「現代版・Color classicⅡ」、つまり小さいオールインワンのMacは欲しい。
今のeMacはデカすぎて嫌だし、今のiMacも筐体が大きすぎて魅力に欠ける。
アップルもさすがにカラクラほどコンパクトな物は作るつもりはないだろうから
初代iMacのデザインの良い筐体に現代レベルの中身を…7万円で欲し<ばき
そこまで言わずとも今のiMacのスタイル、中身のスペックは廉価版miniくらい、
液晶は10インチのXGAで十二分、こんなのがあれば一番いいんだけどなあ(^^ゞ
BASIC上がりでMSDOSを使いまくりwin2.11を触っていてwin3.0から実用、
今もwinシリーズを使っている、つまり身体がwinになじんでしまった身には
Macintoshは「とても使いにくい」PCだ。マック信者曰くwinの方が使いにくい、
と言うのだが、モバイルマシンに今でもMSDOS版モバイルギアを愛用する
筋金入りの自分からするとやっぱり使いにくい。それはOSの優劣ではなくて、
単に「慣れてない」という事だ。
MT車を運転する人間がAT車に乗ると何か違和感があるようにね。
例えば自分は以前会社にあったPowerMAC-8100AVからFDを取り出せなかった。
(まさかFDをゴミ箱にドラッグ&ドロップするとイジェクトされるとは思わなかった)
その使いにくさからくる生理的嫌悪感、つまり、使いこなせないイライラを
承知で買うためには、それを乗り越えてでも欲しい!と思える物がないとダメ。
残念ながら、今回のMac-miniはそこまで至っていない。
だって本体はminiでも、周りがデカイのしかないんだもの。
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でもminiをスロットインする超小型モニター付き筐体?拡張ドッグ?が出たり、
mini本体を外して持ち歩き、別の場所にある別のそれに差し込むとすぐ自分の
PCとして使えるような、そんな使い方が出来るようになると面白いな。
アメリカのどこかの会社がminiを車載することを発表したらしいけど、そんな
今までのPCとは一味違うワクワクする使い方が出来るようになったら…
win機にはそういう遊び心(≒夢)が期待できないから、miniには期待してるのだ。
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