2010.01.31

縁はこうして切れてゆく

出先の宿でTVをつけたら、またNHKで「無縁社会」のスペシャル
番組が流れていた。今日は「無縁死」らしい。そういや以前自宅の
隣に住んでいた一人暮らしのおっちゃんが死んだ時にネタ
UPした事があったっけ。要はそういう事だな。

自分自身、過去にそんな経験が2回もあるが、どうも最近は
こんな出来事が、あちこちで起こっているらしい。

これだけ家族や地域や、社会との繋がりが希薄な時代では
これからこういう死に方、弔われ方が、スタンダードになって、
家族に看取られて、遺族が弔うという今のスタイルが段々と
異端になってゆくような、漠然とそんな気がする内容だった。

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そういや先日、そのNHKの特集番組「無縁社会」についてチョロっと
書いてみた

さらに最近どういう訳か、こんな所を訪れる人が増えているようで、
思うにそのキーワードを検索エンジンにかけて、この辺鄙なBlogに
飛んで来ている人が多い気がする。

ためしにGoogleで「無縁社会」で検索すると、最初のページの、
しかも上から四番目にこんな矮小なBlogがひっかかる。
あらあら、ごめんね、そうやってここに来てしまった皆さま。
単なる独り言の、大した内容じゃないBlogで本当にごめん。

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多分そのせいと思うけど、どうもNHKのこの番組の担当者もここに
辿り着かれたようで、自分にコンタクトを求める私信のメールが
一週間ほど前に届いていた。可能であれば連絡して欲しい、と
いう丁寧な内容のメールだ。

だが、残念ながら今の自分は地方の現場に島流しにあっている
ので、とてもそういう対応が出来るような状態じゃない。

なので大変申し訳ないけど、その話を丁重にお断りをさせて頂いた。
折角声をかけて頂いたのにすみませんm(_ _)m>NHK担当者殿

もしネット上の著作権問題とかの特集を作る機会があればこんな
セコいネタでよければ素材がありますぜ<ばき

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でも、その事で、ふと思った。

まるで宇宙空間のように広いネットの中でこんな地味なBlogを見つけ
コンタクトを取ってもらえたって事が、まさに一つの「縁」であるんだ。
でも、その「縁」を仕事が忙しくて対応出来ない、という事を言い訳に
して、その貴重な機会を自分はあっさり破棄してしまっている。

…もしかしてNHKの言う「無縁社会」っていうのは、番組を見ていると
主に家族という「縁」の喪失であるようだけど、それらを細分化して
分析してみると、実はこういう事の積み重ねと連鎖の果て…じゃ
ないのかな?って気もするのだ。

家族と離別し、独りで暮らしていたって、毎日行くスーパーのレジの
人に気楽に声をかけていればおなじみになり、お得意さんになり、
その店が行き着けの店になって、もしかしたら客同士で交流が
生まれるかもしれない。スーパーでなければ病院でもいい、今も
通っている某病院には、その「縁」目当てに?毎日通っているらしい
老人が沢山いるぞ(^^;)。それだって立派な「縁」じゃないか。

なのに、なぜ人は最期には「無縁状態」になって孤独で死ぬのか?

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こんな自分でも生きていく中で、本当はもっともっと今以上に沢山の
人や物事との「繋がり」を紡ぐ機会が、実は本人がびっくりする程に
沢山あるんだと思う。それは多分死ぬ瞬間までね。でも今の自分は
そんな「縁」を、今回は「仕事が忙しいから」、と言って、ざっくりと
切ってしまっている。

でも、折角の「縁」で結ばれた元カミさんともブッツリと切れたように
今自分を社会に強固に繋ぎ止めているかのように見える仕事という
「縁」も、強固なようで実は相当脆くて、いざ寄りかかるとあっという
間に切れてしまう、まるで蜘蛛の糸の如く細く弱いモンなんだろう。

そういう場合に本当に強いのが「家族」という「縁」なんだろうな。
夫婦という「縁」は二人で大切に育てないと強くはならないが<ばき

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今自分は、「生きるために働いている」けど、そのために新しい縁を
紡ぐ事が出来ないでいるのかもしれない。今の縁を保持するために
新しい縁を拒絶しているのかもしれない。そう考えると、現状から
脱出するためには、本当は今の縁と同じくらい、新しい縁を求める
努力をすべきなんじゃないか?

少なくとも自分は一度は結婚してみたから「生涯未婚」ではないが
残念ながら結婚して家族を持つという選択肢は自分にはもう無いし
子供もいないから、結局未婚者の将来と何ら変わらない。

ではこれから生きるために必要な、今自分が手にしている以外の
「新しい縁」、「新たな絆」って、具体的に一体何だ?

それは今の仕事の「縁」の中にあるのか?
それともそことは全く別の場所にあるのか?

不惑の歳になったのに、まだそれが判らない自分は未熟だ_| ̄|○
ただ、それが仕事の方ではないような…そんな感じだけはする。

仕方ないから、それをもう少しだけ手探りしながら生きてみよう。
多分、こんな自分にだってもう少しくらいの時間が、そして今とは
違う何かしらの「縁」がきっとあるはずだから。
 

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2010.01.06

NHK「無縁社会・日本」

今後単身世帯が増えて、人と人との係わり合いがなくなって行き
単身世帯は孤独と戦うようになる、というような番組が出張先の
宿にあるTVから流れていた。

そこに登場する連中は、間違いなく、自分自身の未来像そのものだ。
ちょっと残念だけど、もうそれは変えようがない、固定された未来だ。

確かに今は働いている、集団の中で生きている。でも時間が経てば
自分もいつかはこうやってどこかの寂れた公営団地に流れ着いて、
そこで細々と暮らし、あっけなく息絶えて干からびるか腐敗して、
悪臭を放った即身仏として発見されるんだと思う。

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そこに至ってしまう自分の命運は変えられないのは仕方ないとしても、
そこに到達して終焉を迎える前までに、こんな自分に何が成せるか?

何も残せない自分の人生は、強いて例えるならば、花火みたいな
モンだろうと思う。ただ花火といっても(人もそうだが)ピンキリだ。

大輪の花を天空に咲かせ煌いて人を沸かせ記憶に残るのか?
ヘビ花火のように地に灰を撒いた挙句折れて踏まれて終わるか?

それはまだまだ判らないよ、このまま不発で終わるかもしれないし
一発!ドデカイ華を咲かせるかもしれないしね。(^~^)<ばき!

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今年は自分も41歳となる。となると、終の棲家となるボロい公団団地に
流れ着くまでにあと20年くらいしかないし、そこでノタレ死ぬまで長くて
せいぜい10年くらいだろう。つまり命の残りは長くても30年くらいだ。
当然それまでに倒れる可能性もこれから日々高まって行く。

余命宣告としての残り30年という時間は長いようだけど、短いカモ(^^;)
だが、あと一週間の命だろうが、一年の命だろうが、30年の命だろうが
命は命だ。その残された命の意味をその間にどれだけ表現出来るか?

…そう考えると、時間がもったいないなぁ、一日一日を有意義に使って
頑張って生きないと、本当に勿体無いや。そう考えると今日一日は
命のろうそくを1/10000ほど減らした甲斐が無かったような気がする。

せめて明日の夜寝るときには、明日という一日を、その間確実に
死に近づいたという現実を、後悔しないで納得していたいもんだ(^_^)
 

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2009.10.14

24時間ジャニタレと若手芸人が出てこないチャンネルが欲しい

今は出先の宿泊施設にいるので、普段めったに見ないTVをつけている。
(出張については今の現場にいるうちに次回UP予定)

地方ということでアナログ放送しかないし、チャンネルも4つくらいしかない。
まぁそれはそれでいい、どうせ自分はTVでニュースとか自然番組とか歴史
ドキュメントくらいしかみないのだから。

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でも、どこのチャンネルにしておいても、気が付くと芸の無い面白くない
若手芸人という、内輪受けか、自虐ネタか、理解不能な一発芸をする
ためだけの、なぜTVに出ているのか理解しがたい連中がどこかしらに
出てきてしまう。

自分はこういう『芸人』、つまりそれは「芸の無い人」の略語なわけだが、
そういう連中を見ても、全く笑えず、むしろ不快になるだけなので速攻で
チャンネルを変える。

すると今度は良くわからない理由で、ジャニーズのタレントが出てくる
番組が映る。これもちゃんとした理由があって、実力のある人間が
必然性に基づき出ているのなら、いいのだが、これまた真逆のような
実力の無いタレントがいつまでもTVに映りつづけていて、ちっとも面白く
ないのでまたチャンネルを回す。これを繰り返していて、面倒になり
TVを消した。

こうやっていると結局落ち着く先はNHKか、純粋な報道番組だけに
なってしまうのだが、最近はそこにすら、上記の両者がたまに出て
くることがあって、もうヘキヘキだ。

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このままだと、自分は明らかにTVというものが必要なものではなくなる。
事実、今も無くても何も困らない。だからあまり見ない。このままアナログ
放送が終了したら、多分そのままTV視聴という行為をしなくなると思う。
デジタルTVを買う必要性が自分には全く無いから、そういうモノが無い、
そういったモノに費やす時間や場所が必要ないシンプルライフを送りたい。

生きるのに必要な情報はネットと、ラジオがあれば十分だ。(これは持論)
だけど、TVに、残り少ない人生の時間を費やしてでも見る価値がある!、と
いうくらいクォリティーの高いものがあれば、それはそれで見たいと思う。

少なくとも出演者に若手芸人と、ジャニーズタレントが一人もいない、
ちゃんとまじめに仕事をしている人たちが作る、面白い番組を継続して
流してくれるチャンネルが出来るのなら、そのためだけにデジタルTVを
買おうと思う。

…でも、それは無理なんだろうな、少なくとも今のTVを見てる限り、
そんな大地殻変動のようなTV改革が起こるような気がしないよ。

今のように安易なジャニタレと若手芸人の粗製濫造を繰り返して
いる姿はまるでレミングの集団自殺のような大いなる流れに見える。
そして、ただ自滅するためだけに、海の方向に突っ走っているように
しか自分には見えないんだけど、違うのかな?


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2008.08.03

パチンコ屋のCMが多すぎないか?

今日は休日♪、だけど寮の部屋で、明日の作業計画を自前PCで
セコセコ作成中。出張期間中は『フルタイム仕事人生』だよなぁ。

あ、社外持ち出し厳禁な秘密データを持ち出して(結果情報漏洩
発生)とかぢゃないのでご安心を。単なるメモ書きだよん:-p

もう少ししたら、仕事で使う道具を仕入れに街に買出しに行こっと。

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ちなみに現状の平日(土曜含む)の生活は

05:00 起床
05:30 朝風呂
06:00 朝飯
07:00 出社
21:00 帰寮
22:00 疲れ果ててしまいいつのまにか就寝
02:00 どうしても一度目が覚める(緊張してるのか?)
03:00 眠いのに眠りにつけずウトウトしてるうちに就寝

こんな感じかな(^^;)

…な、もんで、日常でTVというものを見る時間があまりない。
だけど今日みたいな休日は少し長い時間つけて流していられた。

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それでつくづく思ったのだけど、なんでこんなにパチンコ屋(だけでなく
パチンコメーカーや特定のパチンコ台もある)のCMが多いんだろ(^^;)?

ココに来る前の現場でもパチンコ屋のCMが多いな、と思ったし
その前の現場でも妙にパチンコ屋のCMが多かった。
事実上のギャンブルであるパチンコ業界がこれだけCMを流すのは
ちょっと前にサラ金のCMがガンガン流れていた時のように何かの
予兆なのかな、と思ったりもする。

自宅のある首都圏はこんなに多くなかったような気がするのでこれは
地方ならではの現象なのだろうか?御前崎地域のコンコ○ドだけは
パチンコをやらない自分ですら見ていていつも面白いな、と思う印象
深い独特のCMだったが、あとはどれも大体同じで正直ウンザリ(-_-;)

「毎月*の付く日は~~の日」とか、
「毎週*曜はダイナマイト~~」とか、
「~~感謝祭!、開催中!」とか。

ほかにも一見するとパチンコ屋のCMに見えないような爽やかな環境
映像のようなモノもある。どういう趣旨なんだろ?イマイチ理解し難い。

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そもそもそれだけCMを打てる、という事はそれだけ儲かっている、と
言うことだし、その儲けとはぶっちゃけ客がスったカネそのものである
わけで、こんな弄言や煽りや、映像に晦まされて、ダマされてまるで
ゴキブリホ○ホイに吸い込まれるように、客がワラワラと店舗にやって
くる(そしてパチンコ屋がガッポガッポ儲かる)とでも思ってるのかなぁ。

…あ、そっか!、その効果があるから(以下自主規制)


 

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2007.03.18

友人がTVに出るらしい

昨日UPした山崎豊子ネタが?、どういうワケか爆発的アクセスを
呼んだようで、こんな何の面白みもないBlogに今日一日で900以上
のアクセスがあった…みたい。アクセスカウンターが以前のように
狂ってなければ。

もしこれが本当のアクセス数なら今のうちに謝っておこう。
いらっしゃった多くの方々、期待に沿えず申し訳な<ばき

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で、本題。明日、自分の友人がTVに出るらしいのでちょっとだけ
番組宣伝しておこう。自分は仕事で見れないと思うので誰か見て
やって下さいませ。

http://tv.yahoo.co.jp/bin/search?id=73348266&area=tokyo

この中で多分、白い単車に乗って登場するはず(謎)

 

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2006.06.07

「銭形金太郎」に思う事

研究開発を本業とする仕事に疲れ、その後減量のためにやってる
運動で汗を一通りかいて草臥れ、薄暗く誰もいない、物音すら
しない寂しい自宅へ今夜もイヤイヤ帰宅した。

ダイエット中なので、夜は普通のモノを食ってはいけないという、
自ら定めた戒律を愚直に実行し続けてる。最近は一日に摂取する
カロリーが恐らく1000kcal以下だろう、なのに仕事と運動で一日の
消費カロリーはそれをはるかに上回る状況なので、着々と体重と
体脂肪率が減っている。

背中からワキ腹、そして下っ腹にブヨブヨしてた『中年脂肪』も
少しずつ減っていて、腹筋や側筋運動もあいまって脂肪の下に
何となくだけど、筋肉の隆起が見えてきてたようなそんな気が
しないでもない。腰骨も脂肪の中からやっと見えてきたし(苦笑)

Buyobuyo

でもワキ腹から下っぱらに向かうブヨった脂肪のカタマリは隠しようも
ないなぁ…なにせ未だに31インチのジーンズを履いて腹回りに余裕が
出た程度、体脂肪率は簡易測定でもまだ16%もありやんの…_| ̄|○

目標は一桁%だからこりゃ先はまだまだ長い、願わくば体重は60kg台
前半で筋肉質の体格となって28インチ程度のタイトジーンズをあっさり
履きこなせる位になりたいもんだぜ p(^^;)q

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ただ、過度のローカロリー政策がたたって最近はちょっと運動すると
爪が青黒く、まるでチアノーゼのような状態となり、立ちくらみも出る。
どうも体重や体脂肪率と一緒に生命力も低下気味らしい(^^;)<ばき

自分流のダイエットは朝メシは通常と変わらずきっちり食って、昼は
抜いて生活コスト削減も図り、夕飯は炭水化物と脂肪を極力カットした
たんぱく質とミネラル、野菜系の食材で空腹を埋める事を目的とした
食材を食うだけが多い。

実際この3日ほどの夕飯はドンブリ一杯のところてんと茶碗一杯の
煮干し、皿一杯の温野菜や豆腐といったようなものしか食ってない。
かと言って今以下に運動量を下げるつもりもない。今は体内で「減量
エンジン」が始動しているので食欲を満たす事よりも身体を動かして
体脂肪率が下がる方が楽しいからだ(^◇^)

一人で寂しく食う飯はご飯じゃなくて「エサ」だからなおさらだ。

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…思うに睡眠欲以外の本能は、本人の環境や意思や努力次第で
「本能」から外すことが出来るんじゃないだろうか?性欲なんてその
最たるもんで、一般論として男は女から与えられるメンタルダメージ
次第で容易にそれに嫌悪感すら抱くようになれるしね(苦笑)

生きるため必須の食欲だって、飢餓の苦しみの中に悟りを開く喜びを
見出せれば絶食の苦行だって人は挑むし、その結果即身仏にだって
なれちゃうのだ。

脳幹が持つ生物の本能を、それを覆い隠すように配置された前葉頭が
生み出す理性によって超えてしまえるのが人間が人間である所以だし
命の襷を繋ぐ宿命を持つ生命体としては最大の欠点であるわな(苦笑)
自分自身が少しでも裕福で楽な生活したいとかで子供は持ちたくない
という若い夫婦(というより妻)が多いのはその最たるもんだろう。

…おっと、脱線脱線:-p

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栄養失調で倒れるのも不本意なので、今夜は久々に四足系の動物性
たんぱく質を取ることにした。最近動物性たんぱく質いったら牛乳と玉子、
煮干しとアジやサバくらいだったもんなぁ。ちなみに炭水化物や油脂は
まだ食っていい身体じゃないので朝飯では食うが夕飯では断固拒否だ。

ダイエット開始と同時に冷凍庫に封印していたウィンナーを2本取り出し、
凍ったままザクザクと切断、ブイヨンを溶いた湯で茹で、そこにモヤシを
山盛り投入してさっと熱を通したあと、湯切りし、ノンオイルドレッシングで
味付けしてドンブリに盛り付け、ヒルズ族もびっくりの豪勢なディナーが
完成(^^;)<ばき

…久々に食う肉は、涙が出そうになるほどに最高に美味いなぁ(T_T)
二本分のウィンナーを口の中に固形物がなくなるまで何度も咀嚼し
味わう。まるでクソ熱い真夏に分厚く着込んでストーブとヒーターを
効かせたガマン部屋から飛び出して裸になったら、こんな感<ばき

そんな贅を尽くし極めた夕食を感謝しつつ味わいながら、ふとTVを
付けたら、貧乏節約番組である「銭形金太郎」がやっていた。

昔は都会で信じれらないような貧乏暮らしをしている若者が多かった
けど、最近は中年や老人が田舎で「自給自足生活」するのが受ける
らしくてそういう人たちが多く出ているようだ。

自分自身は、乗り物道楽とサラリーマンという職を全うするために
ココに出ている人たちほど世捨て人的な暮らしはしてないにしろ、
その生活実態は大して変わらないような気もするのでこの番組を
見ても最近は「へー、そういう方法や手もあるよね」で終わりだ(^^;)

今夜も庭や畑で野菜を育てる人や野草を食ってる人が出ていたが
そんなの自分も日常的にやってる事だもんなぁ(苦笑)

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たまに自分の暮らしぶりを人に話すと、こういう番組に出れそうだね、
と言われる事がある。確かに自分が変わった低収入の仕事をしてたり、
無職で自給自足的生活だったらそういう貧乏人が、庭や職場を耕して
それで生きている、ってな感じで出れそうな気がするけれど、
残念ながら今の自分は一流とは言えないが、一定規模の上場企業の
サラリーマンなので、その手の番組でネタになるような、低収入に
対する突拍子ない支出グラフが書けないのでちっとも面白くない(^^;)

参考までに先月のそれを円グラフ化するとこうなる。

Balance

…何だよ、結構バランスいいじゃん<ばき

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今の生活や収入ではとてもこの番組の趣旨には合わないけれど
「人並みの収入があっても訳有りで貧乏生活なサラリーマン特集」
とかがあったら、応募してみるのも手かもしれないな(^^;)<ばき

もしかしたらそれがきっかけで再婚出来るかもしれないし<べき

 

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2005.12.23

三度めの『無人島コント』

去年の夏と、一年前にTVでやっていた、「いきなり黄金伝説」の
よゐこの「無人島3日間ゼロ円生活」、この企画、恥ずかしくてもう
出来ないだろう、と思っていたら、昨夜TVをつけたらまたやっていた。

見ても自分の貧乏節約生活には何も得るものが無いにもかかわらず
また全部を「冷めた眼で」見てしまった(自爆)。また見てしまったという
事は、自分も番組制作スタッフの手の上で転がされているのかも
しれないな(苦笑)

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まず最初に結論付けておくが、今回の内容も、残念ながら完全に
ヤラセと言っていい。それはもう、悲しくなるほどに。

そういえば以前の番組についてちょっと検索してみるとその内容に
ついて批判的な事を言っているBlogはどうもここだけっぽい(苦笑)

と、言うことは番組スタッフも見ているのかもしれないので<ばき
今度は上手くバレないようにやってくれよ、という老婆心を込めて
自分が気が付いた内容の大きなアラを以下に列挙してみよう。
細かい所を突き始めると、本当にキリが無いので、以下だけで
これがヤラセか、真実かを、読む人自身で考えてみて欲しい。

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一体どれだけの資材を持って上陸しているのか?
 
 島に上陸するときの画像では二人が大きめのリュックを背負って
 いただけだった。このリュック、四次元ポケットだったのか(^^;)?
 ざっと見ていただけでこれだけの生活用品その他が登場している。

  ポリバケツ、ブリキバケツ、ヒシャク、包丁2丁、ハサミ、トング
  カセットコンロ、セラミック焼き網、蓋付き大鍋、片手鍋、お玉、
  ステンレスボウル、麺打ち板、麺棒、蒸篭、千枚通し、串、
  片手鍋、菜箸、箸ニ膳、ラップ、錆びたバーベーキューコンロ、
  毛布2枚、ドライスーツ、シュノーケリング用品、玄翁、鑿、鋸、
  釘100本以上、土嚢袋数十枚、モリは最低でも2本、
  塩、味噌、しょうゆ、等々々・・・・そういえば一緒に上陸した
  鶏は結局どうした?アレ?飲み水はどうやって確保したっけ?
 

またも登場、「製材された」廃材や流木

  いやー、便利なまでにストレートで、太さがキッチリ揃った
  製材されたとしか思えない良く出来た「流木」が、都合よく
  この場に流れ着いていたもんだ(苦笑)。確かに表面は荒れ
  ていたけど、あのくらいなら事前に準備しておけば作れる。

  しかもまた登場、意味不明(無意味)なダイニングテーブル!
  この天板に使った板は古ぼけてはいたけど、明らかに人為
  的に手の入った厚さの揃った平板じゃん。

  流木ってのは同じ格好のものが無く、それを拾い集めて
  コレクションにしている人がいるほど、面白い造詣に富んだ
  モノなのだが…、ここ最近、製材された木材を積んだ船が
  この島の近辺で難破した、とでも言うのだろうか?

  それともこんなに都合の良い人造流木が大量に流れ着く
  恵まれた場所なのか?この島は。


無限の体力を持つ、濱口氏
  
  冬、といっていながら、あの軽装備で暮らしている所を見ると、
  さほど寒くはない季節であるようだ。でも、それでもずっと海に
  潜ってモリで漁をする、というのは一年前同様、自殺行為で
  あることは言うまでもない。しかもナイトダイブを繰り返してる。

  さらに、素潜り漁の装備のまま「偶然発見した」海の洞窟に
  そのまま無謀にも入ってゆくではないか!危ないよ、危ない!

  実際は入念な下調べをしてあって、危険ではないと判って
  いるから出来る事だけど、本当に無人島遊びをする人ならば
  こんな危険な行為は絶対にしてはダメだ。やりたければちゃんと
  ボンベを背負って、命綱をつけて、洞窟の外にその命綱を持つ
  人を配置して、何かあってもどうにかなるようにすること!

  しかも驚いたことにその洞窟に、片道30分もかけて入ってる!
  つまり、往復1時間もかけている、と言う事だ。潮の満ち引きで
  ヘタすれば閉じ込められたり、内部で水流が変わりかねない
  時間だ、そこで失う体力はどれだけか、本当に何も考えてない。

  翌日は、驚いたことに直線距離で400m離れた島の裏側まで
  つまり海路で言えば1km以上離れた所まで漁に、しかも夜まで
  出ている。アニメーションの解説だと泳いで行っているらしい…
  そして、そこから真っ暗闇な夜の海を戻って帰りついている。

  それなのにその日は徹夜で「料理」して、その後仮眠も取らず
  また潜りに出ている。こんな事すると…本当に死ぬぞ(-_-;)


水辺で寝るな!

  潮の満ち引きで大体どこまで海面が上がるかは一目でわかる。

  今回はそれがちょうど危機感をあおる場所を狙ってそこにわざわざ
  設置されているが、ちょっとした大波や高潮があれば、一発で水死
  しかねないので無人島遊びをする人は絶対に真似てはいけない。
  以前無謀にも丹沢のあたりの河原でキャンプを張り、増水で流され
  死んでしまったにわかアウトドア一家がいたが、それと同じ事だぞ。

  寒い季節であるならば、最初の洞窟探検で見つけた狭い横穴を
  居住スペースとすべきだ。狭いという事は防寒という観点で見れば
  優れているのだ。入り口さえふさげば風の進入も防げる。だから
  あの波地際の「イカダ」よりも絶対にそっちの方がいいよ。

  あと、どうしても気になったことがある、それは上陸シーンを見て
  さらにその後、有野氏が洞窟探検してる際にも気になって仕方が
  なかった。それはアウトドア生活では気楽に服や靴を濡らしては
  いけない、って事。仮に暑い夏でも、ジャングルブーツのように
  濡れる(そして水が抜けて乾かしやすい)事が前提に作ってある
  靴ならともかく、普通の装備なら極力避けねばならない。
  まして寒い冬は、…理由を言うまでもないだろ(^^;)?。

  つまり濡れる可能性の高い水辺で寝る、なんてことは絶対に
  やってはいかん事なのだ。

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以上これらは、彼らだけではなく沢山のスタッフが事前に徹底的に
調査し、ロケハンしてあるから大丈夫、という事なのだろう。漁の際も
実際は船を使って移動しているだろうし。でもそれを公開せず、まるで
本当に彼ら二人だけの力でああいった生活をしているかのように番組
を作り、「0円生活」などと騙って視聴者に見せている、その姿勢が
自分がこのシリーズにあきれている、その根拠だ。

あくまでも「最低限の道具と食材」とは言っているから、つまり上記の
それは、これに該当するらしい、なんて恵まれた生活なんだ(苦笑)

他にも例えば大きなアオブダイを発見しその魚のことを全く知らな
かった濱口氏が突然名前を喋り、食える事を知って、しかも活性が
夜に鈍るという事でナイトダイブで仕留めている所から、海にやたら
詳しい人間が常にそばにいてアドバイスしている事は、この番組に
批判的な自分でなくても誰でも判るだろう。

自分の知識には、動物性のエサを食う夏のブダイは夏は不味いが
植物性のエサを食う冬には美味くなる、っていうのがあるんだけど、
これって合っているだろうか?大昔に釣り人として仕入れた知識
だから間違っているかもなぁ。おっと脱線脱線:-p

つまりだ、このシリーズは、こういうシナリオが完璧に揃い、
スタッフが全てを演出し、それにしたがって彼らがそのまま
ただ演じている、その場所がああいう所だった、という事。

つまり単なる「野外コント」なんだよね(^^;)。

そう、大昔にあった「カワグチヒロシ探検隊」をさらに面白おかしく
した、正真正銘のバラエティ番組、という事。こういうとスタッフや
登場人物はこう言うに違いない。

 「そりゃそうじゃん、一体何を期待してるの?、こんなのに」

はい、その通りデス。すみません、期待しちゃってm(_ _)m<ばき

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前回までの島は色々調べたら、どこの島だか大体わかった。
今回の島も最後に出てきた「熊野水軍の伝説が残る」、という
情報と、島の形などから大体の場所は判ってしまうだろう。
自分はもう調べようとは思わないけどね。

もし、この番組を見て、よし、自分もこんな所でこういう事をやって
みよう、と思う良い意味で冒険心を失っていない若者がいたら
去り行くだけの老兵として、一言忠告しておこう。

このシリーズのような事をしては、絶対にダメだ。

一人や二人、いや知識と経験がない人間なら何人揃っても無理だし、
かなり危ない、ヘタしなくても簡単に死ぬから…絶対やめとけ(^^;)

もし、やりたければ、一番簡単な夏のアウトドアから始めてみなよ。
そこから色々試行錯誤して少しずつステップアップして、最終的に
冬のホームレス生活が一通り快適に出来るようになってから、こう
いった事に挑戦してみてほしい。それならば多分生き延びられるし
本当の意味で「楽しめる」ようになるから。

そしたら、その時点でこの番組をもう一度見直してごらん。

オレがどういう視線でこれを見て、こういったことを書いているのか、
あの内容が一体どんなものだったのか判って、びっくりするからさ。

 
関連ネタ:「無人島0円生活」を見たが
     「無人島超贅沢生活」再び

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2004.12.24

「無人島超贅沢生活」再び

今年の夏にもやっていた、「いきなり黄金伝説」での「無人島0円生活」が
数時間前TVをつけたらまたやっていた。今度は「冬の無人島生活」らしい。

・・・もう「節約」という枕詞が詐欺に近いような資材&食材使い放題の
豪勢な「無人島生活」を展開していて、前回以上に突込みどころが満載。
もう呆れたを通り越し・・・羨ましいくらいだ(^^;)<ばき

つまり、無人島では金を使わないけどそれ以前に大金をつぎ込んで準備して
輸送費をかけてそれを運び、それを使って生活している、からだ。
全然「ゼロ円生活」じゃないじゃん。

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あれだけ薪が使い放題で(あれはどう見ても流木ではない)
工具も使い放題だし、料理酒はPETボトルそのままで持ってきてるし、
冬の海で半日以上水に浸かりつづけ途中で暖を取らないと
低体温症で危険なのにピンピンしてるし(つまりそんなことしていない)
夜の海で懐中電灯は使い放題だし、灯台も街灯もない無人島なのに、
漁場から数百メーター離れた「港」にカヌーで帰ってくるらしいし
(実際は撮影スタッフが乗る機械船で移動してるな、でないと遭難死だ)
200個もの貝殻キャンドルを食用油でやるのに一個で最低10mlの油が
必要なら「200個*10ml=2L」もの食用油を持ってきてたらしいし、
その時以外は撮影用ライトで深夜?朝まで明るい電化生活…だしなぁ。

一番残念なのは前回作った「ダイニングテーブル」が廃屋感を出すためか
ご丁寧にわざわざ叩き壊してあったこと。天板部分の半分が外力により
へし折れていたけど、その壊れ方があまりにも不自然なので
そう推察できてしまうのだ。木ってのはそんなに脆くないぞ。

つまり今回の「新ダイニングテーブル」を作ることが番組的に必要であるため
壊れていなければならなかったんだろう。あくまで推察だから真実は不明だが。

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前回も思ったけど、本気の無人島生活ではなくて、台本と演出と
莫大な物量とスタッフの人手による援助が常にある状況での
「無人島的生活喜劇」だから、こんなもんなのは仕方が無いのだろう。

エンドロールで「銛での漁は熟練者の監修の元でやってる」らしい、
つまりあの二人と撮影してるカメラマン&照明以外にも「プロ」がいると
自らゲロしてる。あくまでもTV撮影なんだから、そりゃ当たり前だわな。
#「DASH村」の方がその点は正直でいいな。

サバイバルのフリをしているだけである証拠は撮影が最優先で屋根を
どうしても作らないことで判る。保温のため密閉構造の寝室を作らないと
冬の野宿は辛い。熱が逃げるから燃料も無駄に使う。
ホームレスのダンボールハウスの方が生活する知恵が生きている。

自分だったらどうしても屋根が作れないならドラム缶竈の排気を
寝床のベニヤ板の下に流れるように引っ張って「オンドル」にするな。

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せっかくだから、いっそ「本当の無人島生活」をしてみてくれないかな?
2泊3日ではこの放送のように贅沢三昧しちゃうから一週間以上で。

そしてカセットコンロも、調味料も、薪も、ライトも、ウェットスーツも、銛も、
識者のアドバイスも、当然台本も、何もかも無しでまずは火を起す所から、
本来の「一ヶ月一万円生活」と同じように何組かで以下の条件で競わせる。
 
「無人島で使う道具と食材を1万円以内で買い、それを使って生きる」

これならば、ちょっとは真剣味があって面白いかもしれないよ(^^)。


関連ネタ:「無人島0円生活」を見たが
     三度めの『無人島コント』

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2004.07.01

「無人島0円生活」を見たが

昔は大食とかで「伝説を作っていた」ココリコの「いきなり黄金伝説」
最近はすっかり節約生活番組となってしまった。「一ヶ月一万円生活」とか。

似たような食費で生きている自分としてはたまに見ると参考になる。

今日ふとテレビをつけたら、無人島に渡り三日間「ゼロ円生活」をやっていた。

無人島なら一万円札があっても種火付けくらいにしか使えないからゼロが
当然だろ、と突っ込みたくなったがそれはさておき、無人島サバイバル生活
という自分が大好きなシチュエーションなので興味を持って見てみた。
持ってゆくのは最小限の調味料(塩コショウ味噌料理酒?)と小麦粉500g
だけ、らしい。

・・・で、見てみたがが、ちと、いや全然納得いかない。

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無人島に渡るという段階でちゃんと下調べしているはずなのに(家を探して
発見するし)、わざとらしく井戸や風呂を偶然を装って発見していたりして
いるし、最低二人のカメラマンが同行しており、撮影のためのライトによる
照明で生活してるし、二人で持てる道具しか持っていってないはずなのに
カセットコンロやら大フライパンやら金槌やのこぎりやくぎを持っているし、
廃材,と言いながら綺麗なベニヤ板がどこからともなく沸いて出てくるし、
どう考えても不自然だ。鶏だって〆て食わなきゃ連れて行った意味が
全く無いだろ。

あれだけ道具が豊富にあったら「ゼロ円生活」って言うタイトルがそもそも
間違いだしサバイバルでもなんでもなく道具が豊富な単なるキャンプだろ、
これじゃ(苦笑)

それだけ条件が良いのなら俺なら半年くらい生きてやるよ。

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一番がっかりしたのは最後の方で出てきた塩釜料理。海の水をカセット
コンロで蒸発させ塩を作った、と言っていたが、そんな事をカセットコンロで
やったら一体何本のガスボンベが必要になると思っているのか・・・この
「ゼロ円生活」はカセットコンロガスは使い放題でなのか?
カセットコンロ生活が日常生活なんでその能力やコストが嫌と言うほど
良く分かるんでね。

せめて嘘でも焚火でやって欲しかったが、アレだけの量の塩は3%の
塩分濃度しかない海水を煮詰めるんじゃ簡単に作れない。本当に
海水から塩を作ろうと思ったら砂浜や地面に塩田を作って海水を毎日
撒いて塩分濃度を高めてからその砂や土を海水で洗った水を煮込んで
作らないとダメだ。当然サバイバル自作の塩はあんな純白にはならない。

そうやってようやく手に入れられるサバイバル生活では基本中の基本、
生きる為の最重要物質である塩をアレだけ無駄使いしている様を「無人
島生活」などと言って使って欲しくなかったな。

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第一最初からおかしい。ベースキャンプを作る時は雨風を避けられるように
作らないと意味が無いだろ。ダイニングテーブルなんて作る材料があれば
それや刈った笹や拾ってきた?ベニヤを使って、まず屋根を作らないと!

古い井戸の水もせめて焚火で炭を作ってそれを使ってろ過装置を作って
ろ過するかせめて一度沸かして飲むとか、熱源があるなら蒸留してから
飲むとかしないと雑菌や鉱毒があったらただじゃすまないぞ。飲める水と
最初から判ってるならかまわんけどな。

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そんな「トリビア」ネタは21世紀には不要だが、あまりにもなヤラセが
耐えられなかった。

イセエビを銛で突くシーンだってよくみたら銛CCD画像とその次の画像
では刺さっている場所が違ったし、最終日に釣りをしているその水面下で
ダイバーが餌の様子を撮影しているなんてやりすぎだ、。所詮TVだから、
リアルなサバイバル生活は描ききれないんだろうけど、以前森脇ケンジが
やっていた「一ヶ月一万円生活・北の国から」は、それなりに出来が良かっ
ただけに今回のアラだらけのでっち上げ企画が残念だ。

・・・そもそもこんな物に期待する方がバカなのか(苦笑)

そろそろこの番組も自滅しそうな気がするな、かつての「ガチンコ!」のように。

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7/2追記:
そういえば一箇所だけいい事を言っていた。

「俺らは自然に生かされている、魚たちの命を貰って生きている」

その通りだ。だがそれは無人島でも都会でも同じだよ。
番組製作が終わって島から帰って日常生活に戻っても
それを忘れないで欲しいもんだ。

関連ネタ:「無人島超贅沢生活」再び
     三度めの『無人島コント』

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