2011.07.29

ラジオ(とカメラ)のある生活

アナログTV終了翌日に、ブラウン管TVを廃家電リサイクルに出して
低俗で偏重し、無理やり何かのブームを作って庶民の財布から金を
巻き上げるシステムとしてしか機能してなかったTV番組視聴という
ライフスタイル自体をきっぱり断捨離してリアルタイム情報入手は
ラジオとPC(または携帯電話)、という昭和30年代と21世紀が融合
した生活に突入した。

最初は少しは寂しいのかな?、と思ったけど、TVを見なくていい、と
言うのは結構時間が稼げて、色々な感じで効率がいい。時間だけで
なく電気も使わない。ラジオは地震速報も流してくれるし、音だけで
伝わる情報は脳内でイメージ化するから脳みそのトレーニングにも
なるし、困った事に困った事や悪い事が一つも無いでやんの(苦笑)

今は家にいるときはNHKのAMの第一放送をずっと流している。

今は興味のカケラも無いプロ野球の中継が流れているけど
音声だけで試合状況を想像する野球って、意外と面白いかも。

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そんなラジオ好きの自分の手元には色々なラジオがあるけど、
(日本に1000台しかない南アフリカ製のぜんまいラジオとか)

TVを断捨離した今、常用してるのはこんなやつ。

Radicame

もうこれの存在を知ってる人すら居ないかもしれないけど
その昔ナショナルから販売されていた、110フィルムを使う
ポケットカメラとAMラジオが一体化された「ラジカメ」の
最初期型のC-R1。

自分が原付バイクに乗り始めた高校生の当時にはもうコイツを
ウェストバッグに入れて、出先でツーリング写真を撮っていた。
…という事は、もう何年の付き合いだろう(^^;)?

初めて行ったキャンプツーリングの時もテントの中でコイツが告げる
ニュースと天気予報を聞いて、初の野宿で心細くなる気持ちを
落ち着かせてくれたっけ。

旅のカメラとしてはとっくに引退させてるけど、AMラジオとしては
古いわりに結構な高感度&音量の割りに電池も長持ちなんで
単四ニッケル水素電池を二本入れて、常時使用可能にしてる。

今も継続中の人生最大のステ期の嵐にも、コイツは生き残った。

カメラ機能も死んではいない…だろうな、何年前に入れたのか
わからないフィルムが入りっぱなし。もしかしたら元カミさんが
写ってるかもしれないくらい、いったい何時ごろ入れたのか
全く覚えていない。

110film

しかし110フィルムってまだ現像してくれるのかな(^^;;)?

もしも現像したら何が写ってるのか判らない(覚えてない)から
昔に地中に埋めたタイムカプセルみたいでちょっとワクワク、
でも思い出すと苦しくなりようなモノが写ってたら、と思うと
ちょっとビビリもあって、残り8枚がどうしても使い切れない。
 

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2010.04.08

新(旧)デジカメ購入

色々あって、いつものように現場仕事が猛烈に忙しくなってきた。
以前の事故で食らった体調不良(ムチウチなの?)も芳しくなく
毎日かなりつらい状態が続いている _| ̄|○ちくしょう

でも仕方が無いわな。それを甘受し、糧にして生きているから。

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そんな現場生活の中ではバイクに乗れるわけでもないので、
日々の自分らしい生き方の追求はほとんど出来ない。

その中でも実現できる数少ないものとして、たまに中古品漁りを
する。ネットオークションやハードoffとかで格安なものを買って
自分が仕事のためだけに存在している人間ではない事を必死に
証明しようとしている…と、言うと言い過ぎか(^^;)

で、本題。

つい最近、思い立って中古のデジカメを一台落札し入手した。
それがこれ、オリンパスのC-2だ。

C2

今では1万円で、1000万画素の、手ぶれ補正までするデジカメが
新品で買えるのだが、あえて9年前の200万画素の、ズームも
ついてない単焦点レンズの中古品を選んだ。ちなみにその値段は
写ルンですの37枚撮りと同じくらいの値段だった、と言っておこう。

CCDもレンズも前述の通りで最近の格安デジカメの足元に及ばず
概観だってこの通り、今どきのデジカメとは異なる昔のフィルム
カメラのようなデザインだ。メディアだって今は廃れきったスマート
メディアだ。でもこのカメラはいいんだよね~♪

ここで、ニヤっとする人は、このデジカメの本当の価値を知ってる
人だろうな(^^)

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世にはたくさんの高性能コンパクトデジカメが出回っているが、
この古いデジカメは、実はわざわざ中古で購入するだけの価値が
あるのだ。

画質はたかが知れてるよ、でもね、200万画素って、実用上は
あまり問題が無いんだよね。このBlogに使うような画像を撮るなら
はっきりって1000万画素は邪魔。200万画素で困ちゃう事はまず
無いんだよね。

それに画素数が少ないってことは画像ファイルのサイズも小さい、
画像最大で1600*1200だから、トリミングしたりリサイズするのも
ラクだし、何より画像ファイルがHDDの容量を圧迫しないのよ。

一見すると古くてヤボったデザインだけど、実は人間の手で扱う
にはこのくらいのサイズがあった方が使いやすかったりする。
いろいろなデジカメを使ったけど、『手に馴染む』ためには結局
こんな形が必要なんだろうね。

電源もありふれた単三電池が二本なので専用の充電池や
充電器が必要といったことも無い。エネループを入れておけば
それでいいのだ。いざとなればどこでも電池が買えるし。

メディアはスマートメディアだからいまさら新品を購入するのも
なんだけど、手持ちで32MBのものを数枚持っていたので、
それで事足りてる。HQモードで66枚しか撮影できないけど
それだけ撮れれば十分でしょ。これで長期旅行するわけじゃ
無いんだからさ。

さらに、ズーム機能の無い単焦点レンズは、起動が早いし
機構がシンプルなんで壊れにくいのだ。それに思うんだけど、
デジカメのズームって本当に使ってるのかな?みんな殆どの
デジカメをズームしないで撮影してないかい(^^;)?

…実は、自分はこのC-2を入手する前からこれの後継機種で
あるC-2ZOOMを持っていて、それを今でも愛用している(^^;)

C2_c2zoom

このC-2ZOOMは光学3倍ズームがあるんだけど、その機能を
自分は殆ど使ってないんだよね。ちなみにこのカメラも素晴らしい
デジカメだよ、自分はハードoffで525円で買ったんだけど、
絶対にそれ以上の価値がある最高にお買い得なカメラだと思う。
もしあったらためしに買って使ってみてよ、必要にして十分とは
まさにコレ、スナップ撮影の普段使いなら不満は無いと思うよ。

じゃあなんで単焦点の、より古いC-2を買ったのか、というと
C-2ZOOMの不満な点を解決したモデルが無いか探したら、
より古い直系のC-2だったんよ。だから買ってみた。

電源スイッチを兼ねたレンズバリアを開けて、さっと撮影して
とっとと閉じて終了。これが片手で全てさっと操作出来る。
この『早撃ち感』が気持ちいいのだ。これがC-2ZOOMだと、
沈胴レンズが出て撮影可能となるまで時間が必要だし、
撤収もレンズが凹むまで待って、さらにPOP-UPストロボを
手動で収納する必要があるけど、C-2はそれが無いので
クイック感が最高なんだよね。

…ま、そういう能書き以前に安かったから買ったんだけどさ。

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そう、この手の古いデジカメの一番のメリットは「安いこと」だ。
数百円~千数百円で動作品が入手できるから、雑に扱って
万が一壊れてもちっとも惜しくない。だから裸でかばんに放り
込んでどこでも持って行くし、思い切った雑な使い方も出来る。

そういう使い方をするとこのカメラのレンズバリアがいいのだ。

だから、実は仕事でもここで紹介してるのと同じカメラ、C-2
ZOOMを使っていたりする。万が一汚染させてしまっても、
気楽に捨てられるから相当にハードな使い方をしてるけど、
ちっとも壊れる気配がないんだよね(^^)

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ちなみにかなり以前に紹介したカシオのエクシリムEX-S20も
ちゃんと今でも使ってる。これはこれで実に使えるカメラなんで
万が一壊れたときの予備機もしっかり用意して、長く使える
ように常に備えている。ほら、この通り赤いのが予備機ね。

2mega

カメラというより「デジタルメモ撮り」ってイメージで使用中。

他にも野宿旅用の700万画素のμ720SWも持ってるけど、
このBlogのネタ画像とかは殆どこれら200万画素のデジカメ
ばっかり使ってる。古くたって使い勝手がいいものはいいのだ。

イマドキの1000万画素のデジカメは、あと8年くらいたってから
中古で数百円でゴロゴロしたら使ってみる事にしよっと(^◇^)

…え?、この4台のデジカメを撮ったカメラは何だって?
アドエスのカメラ機能(CMOS130万画素)だよ(^^;)<ばき
 

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2006.06.11

ニューデジカメget

画質よりもバシバシと「ヘタな鉄砲を数撃つ」方が重要な自分が
ずっと愛用しているのは、以前紹介したことのあるカシオの名機
EXILIMのEX-S20だ。

200万画素で、ズームも無い、AFすらついてないパンフォーカスの
カメラだが、そのサイズと動作の速さ、バッテリーの持ちの良さで
こいつに敵うモノは、今のデジカメラインナップにも無いと思う。

だが、パンフォーカス故に、実は欠点があって、使い込んでゆく
うちにどんどん光学系が緩んできてフォーカスがズレてくるのだ。
最初は四隅のピントが甘かった程度だったのだが、今では残念
ながら、実用に支障が出るほどになってしまった。これを元に戻す
にはメーカーに修理に出して調整するしかない。

電話でサービスセンターに聞いてみたらその実作業は大したこと
ないらしいのだが、技術料という名の工賃が一万以上するらしい。
そうなるとコイツを直してまた使うかどうかを少し考えてしまった。

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少なくとも今年の夏に予定している北海道ツーリングに持ってゆく
事は出来ない。愛機TW200同様に使い込んで手に馴染んでいる
ヘビーデューティーなコニカ初代現場監督を持ってゆく事も考えたが
どうせだったら日常で愛用していたEXILIMの用途を満たすような
デジカメもついでに更新したい。

普通のコンパクトデジカメでは単車の旅に持ち歩き、ハードに使う
事を考えると、デリケートすぎて扱いに気を使うし、結局壊すのが
オチだ。現場監督は首からぶら下げたまま、林道走行中に転倒して
砂利道を人間と一緒に転げまわっても壊れなかったんよ(^^)<ばき

そんな現場監督の代用となりうるデジカメはリコーのRDC500G
コニカミノルタのDG-5Wしかないが工事現場用のデジカメは高い。
しかもどっちを買うか、といわれればDG-5Wだったのに、コニカ
ミノルタのカメラ業界撤退によってとっくに製造中止になっている。

第一、こういう現場監督系デジカメは猛烈にゴツいので、日常で
気楽にいつでも持ち歩いてバシバシ撮影するEXILIMの代用として
使うことは無理だ。

コンパクトデジカメでも日常生活防水の奴もあるが、タフネスという
点ではなぁ・・・と考えながら、ある店のデジカメ売り場をウロついて
いたら、なんとEXILIMほどではないにしろ、かなりコンパクトな奴で
日常生活防水を超えた水没OK、しかも耐ショック性もある、という
ほぼ理想に近いデジカメがあるのを発見した。

それはオリンパスμ720SW。詳細はメーカーサイトを見て欲しい。

実機を手に取ると、とても防水&耐ショック性のあるデジカメとは
思えないコンパクト&スタイリッシュさ、最薄最軽量なEX-S20と
比べてみるとちょっと大きくて、ちょっと分厚くて、ちょっと重いけど、
これなら十分日常で常時携帯して使える。これはイイ!

値段を見たら3.8万円…ちょっと悩んだがこの機能なら安いじゃん!
財布に現金の持ち合わせが無かったので1GBのメモリーと一緒に
カードで一括払いで衝動的にお買い上げ♪、してしまった(^^;)

今までのEXILIMと並べて記念撮影。え?この画像は一体何で
撮ってるのかって?それはナイショ<ばき

Newcamera

このサイズにして防水&耐ショックってのは最高だぜぃ♪
色も白青のTWに併せてブルーのにしたよ(^◇^)<ばき

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コイツは自分がデジカメに求めていた理想にほぼ近いスペックの
素晴らしいデジカメだ。誉め始めたらスゲェ長い書き込みになって
しまうだろう。だがあえて今後の改善を信じて、ちょっと使ってみた
結果自分が思うコイツの欠点をあげてみる。

まず訳のわからんマイナーな規格のメモリーカード(xDピクチャー
カード)を採用しているのが困る。お陰で別規格のカードが増えた。
また広角側がワイドとは言いがたい38mmまでしかない。あまり
使わない3倍光学ズームよりも広角28mm(もし可能なら21mm)が
欲しかった。手ぶれ補正もゼヒとも欲しかったけど付いてないし。

あと電池関連は決して優れてない。持ちが悪い事や、本体から
取り出さないと充電出来ない電池も不便だ。そのたびに本体の
日付や時刻の設定が揮発しちゃうのだ。またフル充電に5時間も
かかる大きい充電器も…なんだよなぁ。USBケーブルも汎用品の
B形5ピンじゃなくてヘンな専用品だし。

それよりも何よりも、一番気に食わないのは、このサイズにして
CCDが700万画素もある事。正直過剰すぎる装備だよ、400万
画素もあれば個人的には十分、画像容量も小さくて使いやすい。
実用上は200万で全く困らないから700万は不要だと思う。

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…ま、欠点ってのは判っていればリカバーできるのだ(^^)
メモリーは1GBのを買ったから当分何も困る事はないだろう。
広角が足りないならそれを考慮して撮影すればいいだけだ。
電池はもう一個用意して交互に充電するようにすればいい。
画素だって、撮影サイズをXGA程度にして撮ればいいだけさ♪

試しにそれにしてみたら、1GBカードで3762枚撮れるらしい(^^;)
36枚撮りのフィルムを105本持ってゆくのと同じかぁ…20回以上
充電が必要だから、それだけで100時間もかかるけどさ<ばき

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以下蛇足:

…で、これを使ってたら、修理をためらってたEXILIMの、これ
には無い、特有の良さがまた感じられてしまったので、結局
思い切って修理する事にした<ばき

なにせフォーカス以外はまだ何一つ劣化してないからね(^^)♪

 

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2005.01.14

本当の実力がわかる時

先々月の事故る前の話だ。バイク仲間から中古のデジカメを格安購入した。
それ以降、ここで使う画像は殆ど全てそれで撮影したものを使っている。

物はCASIOのEXILIM、型番はEX-S20、パンフォーカス最終型のヤツだ。

800万画素の一眼レフデジカメや、安い500万画素の3倍ズームなどが
ザラにあるのに、今時一年前の200万画素でAFもズームも無いってのは
一見すると使い物にならないシロモノのようだが…このカメラは凄いのだ。

常に身に着けて持ち歩き、芸術作品としての綺麗な画像ではなく、
その場にあるものをともかくバシバシ撮って、画像メモや、日常スナップや、
「ヘタな鉄砲数打ちゃ当たる」的に使うには、今も最強最速最小スペックだ

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そんな用途ならイマドキの携帯電話のカメラでも十分なのかもしれない。
最近のは200万画素でAFまで付いて、メモリーカードに画像を保存出来る。
でも自分の使っている携帯電話(N504iS)に付いてる30万画素のカメラは
「画像メモ」取りとして使うには実用にならず、撮影までに数回ボタンを
押さないとカメラモードにならず面倒だし、画像サイズも小さいし、
撮った画像のPCへの転送もきわめて面倒・・正直、使う気になれなかった。

でも携帯電話よりも小さく軽いこのエクシリムは違う。
取り出してボタン一発で瞬時に起動、ピント合わせ機構が省略されてる
パンフォーカスなのでシャッターを押せばもう瞬時に撮影は終了。

200万画素は実用上必要にして十二分で、近距離撮影もそれなりに使えて、
512MBのSDカードを突っ込んでおけば最高画質ででも438枚も撮れるし、
画像メモとして十分実用になるVGAの最低画質ではなんと5082枚もの撮影が
可能で、日常使っている分には残枚数を気にせず「無限に撮れる」イメージだ。

しかもバッテリーの持ちが抜群にいい。フラッシュを多用しない日中なら
ヘタすると400枚近く撮影、つまり512MBのメモリーを埋めることも出来る。
フラッシュを使うと途端に落ちるけど、それでも200枚は余裕で撮影可能だ。

さっとポケットから取り出してすぐ撮れて、バッテリーも持つ、ってのは、
自分にとってはズームよりも、800万画素よりも、レンズが交換出来るよりも
もっと重要な「性能」なのだ。これを犠牲にしても欲しい機能はただ一つだけ、

    「ヘビーデューティー」

自分が心底信頼しているカメラは、デジカメでも一眼レフでもなく、実はこれ
  ↓
konika

これはコニカ製初代現場監督、単車のTW200同様、自分の「愛機」だ。
このあたりを語るとまた長くなりそうなので(苦笑)、また後日にでも。

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で、このデジカメ、持ち帰ったその日の夜にもう異常に気が付いた(^^;)
明るいところを撮影すると分からないのだが、暗いところを撮ると
常に画像のど真ん中に、赤い点が写るのだ。

これはそのサンプル画像、フルサイズの画像から分かりやすいように
トリミングしてある。猫の左側の目頭に、その赤点が写りこんでいる。

point

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撮影時にファインダーとして使う液晶や、再生時にも常に同じ場所に写るので、
最初は液晶のドット抜けだと思っていた。それならば別に気にならない。
でも画像データをPCに持ってきてもその点がはっきり残ってる。
つまりこのカメラで撮影すると必ず画像のど真ん中に赤い点が写るのだ。
・・こりゃ使い物にならん(^^;)。

中古個人売買だから仕方ないかな、とも思ったが保障期間が一週間残っていた!
翌日カシオのサービスセンターに電話して、翌々日には午前半休を取って
県内某所にあるサービスステーションに持ちこんで修理を依頼した。
なんと、県内に一ヶ所だけで、しかも平日の、日中しか受け付けてないのだ。

だがそこのサービスの応対は礼儀正しくこちらの主張を聞き、異常個所を確認して
保障期間内であることもきちんと確認してくれて、修理を受け付けてくれた。

こういう時にこんなに気持ちの良い応対をされると製品トラブルで
嫌な感じになっていた気持ちがカラッと綺麗に晴れる。カシオやるねぇ。
それでも平日の昼間しかサービスセンターがやっていないのは要改善だが<ばき

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数日後、修理完了との連絡が入る。修理品を取りに行かねばならないかと思ったが
なんと元払いの宅配便で修理品を送ってくれるとの事。なんてサービスいいんだ♪

嘘偽り無く、翌日送料元払いの宅配便で修理品が到着した。作業報告書を見ると
レンズ部に異物が入っていたので分解後洗浄して再組み立てました、との事。
レンズを手で塞いで光が入らない状態にして写しても赤い点が出るので
てっきりCCDの欠陥だと思ってたけど(苦笑)。まあ綺麗に写れば何でもいいや♪

試し撮りすると確かに赤点は消えていた。おおカシオ万歳!
翌日カメラを手に通勤。途中の風景を気の向くまま何度もバシバシ撮る。
帰宅後、その画像をPCで見てみたら、何かおかしいことに気が付いた。

 「右側のピントが合ってないな、左より常にボケているような気がする」

一枚の風景の画像(原本はここ)の左右の一部を切り出して並べるとこうなる。

hikaku

元々甘いパンフォーカスなんだし、コレは仕方ないのかな、とも思ったが、
修理前の赤点が出た画像を見てみたら、左右同じようなピントになってる。
つまり、赤点対策でレンズ部を分解した後の組み立て精度に問題がある。

翌日カシオのサービスセンターにその旨を問い合わせた(クレーマーやな)
保障期間はこの時点でもう過ぎていたが、修理品の不具合は再保障される
(3ヶ月)のだ。そしたら再修理するので着払いで送ってください、との回答。
おお、ここでも送料をユーザー負担としないのか、カシオ、さすがだ。
修理後不具合の不満も一発で吹っ飛ぶこの対応に関心しつつカメラを送った。

一週間後、再び送料元払いで修理完了品が帰ってきた。
今回はレンズユニット全体を新品に交換、との修理報告が添付してあった。
パンフォーカス系エクシリムはレンズユニットとCCDが一体化した設計のはず。
そうすると光学系が全部まとめて一式新品になって帰ってきた事になる。
試し撮りすると、赤点は当然無いし、ピントも十分満足出来る画像。OKぇ!

最初の赤点でそうしてくれれば二度手間にならなかったような気もするが(^^;)、
この手の対応についてはカシオのそれは十分納得行く誠意あるものだったので
正直、カシオとこのカメラの良い印象しか残らなかった。

そう、メーカーの『本当の実力』は、華々しい新製品ではなく、
修理やクレーム対応をしたときに分かるのだ。

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それは製品とメーカー、サービス部門の関係ではなく、
人間の実力を量る場合も同じだ。表面を華やかに飾っていても、
トラブった時の対応を見ると人間の本質と実力が一目瞭然になる。

自分が悪いことをした場合、それを素直に認め謝るのはごく当たり前のことだ。
だけどそれが出来ない人、つまりそれをつっぱねて自己弁護して
いかに正当化するのか、それを出来るのが「強い人間」だ、そうでないのは
「弱い人間」だ、っていう人も世の中にはいる。架空の設定ではあるが
「白い巨塔」の財前五郎などがそういうタイプだ。

これを製品の不良品を持つユーザーとメーカーの対応に当てはめてみると
・・・そんな対応を一度でもされたら、どんなに良い技術を持っていて、
魅力ある製品を作っていたって、もう二度と買わないよ。

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人間は失敗する生物だ。失敗したことを素直に認めて教訓として反省し
未来への糧にするのなら失敗することに必ず意義がある。
その教訓を生かさず自己正当化に勤しみ同じ失敗を繰り返すようじゃダメだ。
失敗するのは悪いことじゃない、恥ずかしくもない、「みっともない」事でもない。

大切なのは、失敗したことをまず素直に認めて、それを二度としないように
「努力」する・・・ことなんよ。

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2004.07.10

よーく考えよー♪お金は大事だよー♪

そんな事は言われんでも嫌という程に判っている(笑)

その特徴あるメロディと歌詞、そしてファニーな画像でTVから流れている
ア○ラックのCM、そこに登場するダック君を最近そこのガン保険に新規加入した
会社の課長から貰った。

何でもそれに加入したら保険外交員がくれたらしい。だが本人も、奥さんも、
高校生の息子も、全く興味が無くて持て余し、お前なら欲しがるだろ?、と。
…ご、ご明察の通り(^^;)

さすがは課長、ご自身の部下をよ?く理解していらっしゃる(大笑)

それがこれだ(笑)

duck.jpg

携帯電話には白色LEDライトとネックストラップという実用一点張りのアイテム
しか装着しない主義の自分だったがこのダック君だけは我慢出来ず付けて
しまった。

なんとこのダック君、腹を押すと子供の声とアヒルの声で歌い、喋るのだ。

 よー
   く
    考                               ?ク!
      よ??♪ お金は                  ア○ラッ
     え        大事 よ?♪ ア○ラック、ア○ラック、
                だ

…と、あのCMそのままに。

滅多に鳴らさないが、買い物している時に電卓モードにした携帯電話を手に
特売品のお買い得度を検証するためにグラム単価を計算する時などにこの
ダック君を見ると、あのメロディーが頭によぎり、無駄な買い物をせずに済む。

お子様っぽいアクセサリーの様で、結構実用になってるのさ<ばき

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しかし、あのCM、物心付かない小さい子供が覚えやすいメロディーと歌詞を
覚え、歌ってしまうらしい。小さいお子様はこの歌詞の意味をちゃんと理解して
いるかは不明だが、こんな歌を歌わせるのはちょっと抵抗があるな。
金がなぜ大切なのかを、ちゃんと理解してからこの歌を歌って欲しいもんだ。

なにせ、大人になっているのに自分のサイフに入っている金が、どういう
ものなのか、どれだけの価値があるか、理解していない(出来てない)奴が
この世の中にはあまりにも沢山いる、からね。


 

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