2014.05.11

育て~♪、育ぁてぇぇええ~♪

長いGWでリフレッシュをもくろみ獲得するための
取引、というほどではないがそれにかなり近い形で
GW明けから現場に出る事は避けられなかった。

現場の仕事は、本社のサラリーマン仕事よりも
自分には合っていると思う。目の間で物を触り
仲間たちと汗を流し、現場事務所で夜遅くまで
改善案が無いか討論して、すぐその作戦を実施
出来る、そういう皮膚感覚は現場でしか得られない。

だから現場に行く事は公人、仕事人としての自分に
とって悪くない話だ。願ったり叶ったり、とも言う。

問題は私人としての自分自身の生活や道楽が
成り立たなくなる、という事にある<ばき!

仕事が満たされていれば幸せだ、満足だという男も
世の中には多いと思う。そうでなくても家族が居て、
その幸せの為に働く、というような労働に赴く為の
モチベーションがあるならば、仕事三昧な人生で
あっても、日々は幸せなんだと思う。

だが残念ながら自分の場合は働くモチベーションは
仕事人としてのやりがいだけじゃ成り立たなくて、
それによって収入を得る事だけじゃなく、そこから
切り離された自分一人だけが満たされる生き方を
する事でもある。なので、片方を満たそうとすると
片方が失われるジレンマ、トレードオフの相反関係
から逃れられない(^^;)<ばき

出来ればバイク乗りにいいシーズンは私生活を
充実させてもらって、シビアな季節は働く、という
事にしたいが、そういう我侭も言ってられない。

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…で、今日の夜からまた現場にしばらく出張るので
今は長期家を空けるための支度と、出張の荷造り。

そして今日は折れた肋骨が痛いのもあいまって
最高の天気だがバイクに乗れずに小さな庭仕事。

お前ら、トーチャンはまた仕事でしばらく留守に
するけど、おとなしくして錆びないで待ってろよ!

Bikerususitakujpg

ホネを折ってまで開墾した庭土に、大豆を蒔いて
台所にあった新たまねぎも食いきれなかったのを
土に植えてゆく。

Mametamanegi

大豆は数年前の食用のだから芽吹くかどうかは
判らない。タマネギも球根としてそのまま土に
埋めてゆくだけだ。

方法やタイミングはどうでもいい。生きるチャンスを
野菜たちに与える、それを生かせるかどうかは
植物にまかせる。それが自分の庭先農法だ<ばき

Mizuyari

ま、運がよければ夏にはエダマメが食えるさ(^^)

晩冬に植えたジャガイモも今ではこんなに元気♪
梅雨明けから初夏にはコロコロしたイモを掘り出す
楽しみとともに自分に与えてくれる
だろう。

Imo2014


イチゴはもう少しだけど残念ながら食えないや。
今年は庭のダンゴムシやアリたちの勝ちだな、
美味いのを腹いっぱい食ってくれぃ(^◇^)

Ichigo2014

じゃ、行ってきます。


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2013.03.20

キャベツは多年草だったのか(^^;)

諸般の事情で、少し自宅に戻った。でも風邪を引いてしまい
バイクには乗れずじまい。あ~あ、いい天気だっていうのに
残念無念(T~T)

仕方が無いので軒下でバイクを少し弄ってみた。

手持ちのジェベル200用のヘッドライトをKSRに付ける算段。
とりあえず仮合わせしただけだけど、まぁちょっとした加工で
あっけなく装着出来そうな感じだな。こういうKSRはあまり
見ないから、いい感じになりそうだ。

Ksrdj

ただ、これだけデカいライトをドライブさせるためにはKSRの
貧弱な発電能力では難しいので、ポン付けするだけじゃ
ダメなんだけどね(^^;)

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さて、とりあえず自宅のネタをもう一個。

以前UPした、去年の1月にスーパーで買って、外から剥いて
1/3残しで庭に植えたキャベツ。なんとこの寒い冬を乗り越え
まだまだ元気だったよ(^◇^)

しかもなんと!春に新しい花を咲かせるべく、つぼみが
スタンバイしているじゃないか!キャベツって、一年以上
生きて、花を二回咲かせるのか?ちょっと驚いたよ。

Kyabetu201303

普通に野菜として食っているキャベツ、殆どが人の手で
栽培されている物だろうけど、そもそも本来の野生の
キャベツって、いったいどういう所でどうやって生きて
いるんだろう。…あれ?野生のキャベツってあるの(^^;;)?

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もう一個。

ガミさんには一度見てもらったけど、ウチの庭にはこの
季節になると、動物の死臭のような悪臭を放つ小さい
花を枝や幹から莫大な数の花を付け咲かせる木がある。

この季節になるたびに、庭のどこかで犬か猫が死んで
死体が腐っているんじゃないか?、と思って死体探しを
するくらい、強烈な悪臭ともいえる匂いを放つ。

Kusaihana

この花が、暫くすると黒い丸い実となって枝にビッチリ
付く。でもそれが落ちて芽が出たのを見た事がない。

毎年その開花時の悪臭に我慢しながらも生活していた
けど、今年は久々に帰ってきたらこの悪臭で、ついに
耐えかねて、枝をバシバシ切り落としてしまった。

まぁそれで枯れる事はないだろうけど、この匂いって
他で嗅いだ事がない。こんなに臭い見栄えも悪い
花をつけるようじゃ普通に庭木として育てている人も
まず居ないだろう。

…一体これって何ていう植物なんだろう?
 


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2012.11.13

キャベツがこんなに長生きだとは

自分が野菜をある程度食ったら育てるのは以前何度か
UPしたが、今回はそれを上回る話をしよう。

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今年の1月にキャベツを一玉買った。その葉を外側から
一枚一枚剥いて食いながら、芯を水に漬けて根を生やし
台所で育てながら約3週間ほど食い続けた。

そして根がしっかり出た芯をジャガイモを植える頃に
庭先に植えてみた。元々育てようというつもりはなくて
庭のダンゴムシにえさをやるような軽い気持ちだった。

でもそのキャベツは、実は11月の今でも庭先でこんなに
元気に茂っている。

Kyabetu001

一見するととても八百屋で見かけるあのキャベツには
見えない。個人的には緑のバラのように見えてとても
美しいと思う…でも、ウソ偽りなくこれは今年の1月に
買ったたった一個のキャベツの芯の成れの果てだ(^^;)

春のモンシロチョウの季節にはだいぶ幼虫が沸いていて
半分くらいの葉っぱを食われていたが、でも生き残った。

そしてそこから1m以上の茎が伸びて、その茎から花が
バンバン咲いて、沢山の種が取れた。

その茎はその後徐々に枯れたのでそれでもうコイツは
終わりなんだろうな、お疲れ様でした!、と思ってたのに
そこからは地面に沿ってランナーを伸ばし、そこから葉を
茂らせて、どんどん面で成長していった。

ほらね、こんな感じで横に伸び、葉を生やしているのだ。

Kyabetu002

…まるでワサビのようだな(^^;;;)<ばき

そして今年の夏の暑さもしっかり生き残って、今に至る。
まさか1月のキャベツがこんなに長生きするとは…
下手な雑草より生命力があるじゃんか、大したもんだ。

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奇跡の成長を遂げたこのキャベツ、このまま冬を迎えたら
あっけなく枯れてしまうかもしれないけど、でも、このまま
どこまでこのキャベツが生き続けるのか、そっと見守って
みようと思う。もしも一周年を迎えられたらすごいんだけど、
それは無理かな?

昨日は休みが取れたので、ダッシュで自宅に戻った際に
この画像を撮影してきたけど、次に帰る頃には相当寒く
なっているはず。また会う時まで元気でいろよ(^^)/
 

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2006.09.17

久々に「赤いヤツ」をゲッチュー

自分が単車乗りでMT車乗りで貧乏節約生活者で生き物大好きな
人間である事は、ココを一通り見てもらえば判るのだが、そんな
ココの中で過去に一回だけ、自分がずっと拘っているあるモノを
紹介した異質のネタがある。

手鏡による覗きや痴漢が止められない某学者の性癖のように、
自分もそれがなかなか止められず、ホームセンターやダイソーに
行く度に目新しいモノが無いか、ついついその用品売り場に足を
運んでしまうのだ(^^;;;)

で、最近またダイソーで赤いソレが入っているセットが売られて
いるのを発見したので…ついつい手を出してしまった<ばき
おまけで、あまり見ないスケルトンのソレも発見し同時に購入。

Pinch1

そう、それはこの通り、洗濯バサミだ(^^;;)

まるで某タモリ倶楽部のように脱力系のくだらないネタでは
あるが、これもino的には並々ならぬコダワリある一品なのさ♪

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赤い洗濯バサミが貴重品である事は以前のネタで紹介した通り。
実際あの後ダイソーの売り場からあの赤い洗濯バサミは消え
一年と8ヶ月たってようやく新たな商品として帰ってきたのだ。

今回の入手した洗濯バサミは、前回ようやく入手した普通のそれと
比べるとえらく細長くて大きい。過去に入手した赤い洗濯バサミと
比較のための500円玉を並べるとこんな感じになる。左のが今回
入手したモノだ。

Pinchred

今回の洗濯バサミ、この特徴ある形状は実はコイツがモチーフだ。
  ↓↓
Pinchwa

そう、昔からある木製、又は竹製の洗濯バサミだ。
便器的、じゃなくて便宜的に以下このタイプを「和式」と称す。

ちなみに現在一般的に用いられる洗濯バサミはアルミや
金属製のソレが原型で、それがプラスチック製のモノに置き
換わっていったようだ。以下こっちは「洋式」と称す<ばき

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この懐かしい形状の和式洗濯バサミは木や竹で作られて
いるのだが、割り箸と同じような針葉樹の木材で作られた
モノはあまり長持ちせず、母材が段々腐ったり毟れてきて
しまい使えなくなる。

でも竹製の和式のそれは大事に使っているとかなり長持ち
して、まるで使い込んだ古民具のように味のある色合いの
風格が出てくるのだ。そのコツは使用後は濡らしたまま放置
せず必ず乾燥させる事。そうしないと竹製品はカビるのだ。

Pinchbanboo

左側の3つはこの十数年来の愛用品、右のはバネの形状が
改良された最近の新しいモノ。こんな些細でありふれたモノ
でもまだまだ改良されて進化してるのだ、凄いでしょ(^^)<ばき

で、もって遂にこの和式洗濯バサミにも樹脂化の波が到達して
こんなカラフルな(自分としては嬉しい赤いモノを含む)商品として
売られるようになったようだ。同時に購入したスケルトンタイプの
モノも実は全く同じ、「和式洗濯バサミ」を樹脂化したものだ。

今現在手持ちにある和式の洗濯バサミを並べるとこんな感じ。
あ、PPとはポリプロピレン、PSとはポリスチレンの略ね。

Pinchmaterial

どういう訳か、古い竹製のモノも新しいプラスチックのモノも
装着されてるバネの向きが全部同じでやんの(^◇^)

そういう仕組みや、部品の形状といった技術や機構は昔のまま
新しい素材を使う事で21世紀の今でも古いモノが現役の商品と
なっている…こうやって考えるとこんな安っちい洗濯バサミにも
何かのロマンが感じられるような気が…しない(^^)?<ばき

 

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2006.06.28

イチゴ戦争顛末記

寂しい一人暮らしを余儀なくされている丸刈りバツイチ中年
サラリーマンの孤独生活は、カメのぬいぐるみや数多の趣味
という厚めの化粧を施す事でその寂しげな本質を覆い隠して、
どうにか現状維持を保っている。

その趣味の一つが庭を耕して野菜を育てる家庭菜園だ (^^)y

命ある植物を手塩にかけて育てる楽しみと喜びを体感しつつ、
主食や副菜、薬味といった用途になりうる各種の野菜たちを
日々見つめながら育てて、の偉大さとそれを作り出す太陽と
風と雨と大地に敬意を表し、深く感謝してありがたく食して
いる。最近も庭のジャガイモ畑を半分程掘り返してみたら
こんなに沢山のイモが取れたよ(^^)♪

Niwanoimo

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そんな自分の庭先農業は当たり前だが、一般的な金儲けを
第一とする「商業農業」ではない。だから収穫量を少しでも
増して儲けを得ようとする魂胆は…全く無いよ、そんなに庭も
広く無いしね。

どちらかと言えば、本来ならば自然の営みが行われてる場所を
ちゃっかり借りて、その一部を使わせて貰っている気持ちで
いるのさ(^◇^)

そんな狭い家庭菜園を営む庭先も、実は立派な大自然の一部だ。

そこは多種多様な生き物の、複雑にして繊細で宇宙に光り輝く
無数の星のような、微細な無限の命の連鎖と競争の場…なのだ。
庭に植えられた野菜らも例外なくその輪廻に組み込まれ、そこ
から外れる事は出来ないし、許されない。

それもあってウチの庭先農業では一切農薬は使わない。それは
その成果が自分一人の手柄でなくて、あくまでも庭と自然との
「共同作品」であり、自分が独り占めをすべきじゃないと思う
からだ(^^ゞ

なので、俗に言う「害虫」と言われる虫らが発生してもそれに
対して「ちょっとどいてもらうよ」とつまみ出す事はしても、
(それは「命ある野生生物」としての自分の生存闘争なのだ)
農薬等の人工的な毒物攻撃をして他の命を壊滅させてまで自分
自身の取り分を少しでも増やしてやる、という意地汚いマネを
したくはない。

だって、その作物が育つ母なる土を過去から今までかけ作って
きたのは、そこに住んでる虫たちや小動物たち、茂る雑草たち
なんだもの。だから彼らは野菜の葉や果実(の一部)を食う正当
なる権利を有しているのさ。

農作物を全滅させられちゃうのは悲しいから、少し遠慮して
もらって見つけたら物理的除去はする。だけれども、命を奪う
積極的攻撃駆除をしないのが『ino的家庭菜園』の運営方針
なのさ(^^ゞ

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で、やっと本題。ちょっと前になるが、庭先では雑草のように
ブイブイと繁殖しているイチゴに、赤い果実がタワワに実った。

Ichigo

これは正真正銘、無農薬無肥料放任主義栽培による自然に近い
形のイチゴなので、形や色は不揃いだけれども、その味は旬の
野生らしく、甘酸っぱくて奥深くて、実に美味~いのだ(^◇^)

ハイシーズンは二日に一度位のペースで大体これくらい収穫を
得て、自然の恵みに感謝しつつ旬のイチゴを堪能出来ていた。
こういうビンボー生活も実は結構イイもんでしょ(^^)?<ばき
とは言ってもこんな暮らしをしてたら、虫は沢山寄ってきても
女は寄ってこない。高木美保嬢のような相当奇特な人でない
限りね(T◇T)ぅぅぅ

…で、このイチゴ、人間が食っても最高に美味いのだけども、
虫やナメクジにとってもどうやら「最高のご馳走」らしくて、
赤く色付き、甘みが増してくると、あっというまにダンゴムシ
とナメクジに取り付かれて、食われてしまう。

ハイシーズンには彼らだけでなくコメツキムシや大小のアリも
その甘い香りに誘われてやって来るので、「自然の取り分」が
徐々に増加し、いつしか8割を超えるくらいになってしまった。

…おいおい、お前ら、それはちょっと欲張りすぎだろ(^^;;)?

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そこで、彼らにはちょっと申し訳ないと思いつつ、自分の食う
分を確保するため、害虫対策を勉強してみる事にした。勉強に
使った「教科書」は以下のような本だ。

Nougyouhon

と、画像を載せても良く分からないだろうから詳細を。

 書籍:『イチゴ栽培の理論と実際』
 著者:香川 彰
 発行:誠文堂新光社 S46-2-10 初版
 ISBN:無し
 
 書籍:『原色野菜病害虫図鑑・果菜 葉茎菜類編』
 監修:青森県
 発行:青森県経済農業協同組合連合会 S62-3
 ISBN:無し

 書籍:『原色野菜病害虫百科3 イチゴ・ネギ類他』
 編者:農文協
 発行:社団法人農山漁村文化協会 S62-8-25 初版
 ISBN:4-540-87038-6
 
 書籍:『農薬便覧・第8版』
 著者:香川繁孝 数賀山靖 後藤宗玄
 発行:社団法人農山漁村文化協会 1995-5-31 8版
 ISBN:4-540-95008-8

…と、言うチョイ古い農業技術書。諸般の事情によって今の
自分はこれらの本を手軽に読める環境にあるのよ(苦笑)

これは本屋の趣味コーナーにある図鑑やガーデニング参考書
ではなくて本物の農業技術書なのでそので内容は素人には
かなり難解だ。自分はこの手の専門職ではないが貪り読んだ。

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我が家庭菜園に出没する、不名誉なる「害虫」としてリスト
アップされた生き物はナメクジとダンゴムシ、ドウガネブイ
ブイだ。それらと闘うための方法を上記書籍の中からピック
アップして、まとめると以下のようになる。

これは農業素人がまとめた記述故、家庭菜園やガーデニング
レベルの方はこれをそのまま鵜呑みにしてそのままやらない
ように!危ないからね!

 ナメクジ:実を食害する。発見したらすぐにナメクジ
      駆除剤(メタアルデヒド6%製剤)を1m3当り
      2~5g株間に撒くか、ディプテレックス粉剤
      (有機リン系殺虫剤)を敷藁の上下に二週間
      おきに2~3回散布する。夕方に撒く方がより
      効果的。発生の多い時は撒く頻度を上げる。
      濡れたり4,5日経つと効果が薄れる。

 ダンゴ虫:実を食害する。似た個体のワラジムシより顎が
      強いので新芽を食う事もある。キリトン粒剤を
      10a当り3kg、敷ワラの上下に撒く。またはピリ
      ダフェンチオン1%粒剤を10aあたり3~6kg撒く。

 ドウガネ:幼虫が根を食い、成虫が葉を食う害虫。土中の
 ブイブイ 幼虫にはダイアジノン粒剤、エチメトン粒剤
      (有機リン系&ダイアジノン混合剤)を10a当たり
      3~4kg一度撒く。成虫は少なければ捕殺し、
      多ければスミチオン水和剤(有機リン系フェニ
      トロチオン剤)やディプテレックス乳剤を800~
      1000倍希釈して、3回以内で散布する。

…うーむ、こりゃ穏やかじゃないね、有機リン系農薬って事
は、化学屋的にはその特性や毒性がどういうモノか直感的に
判るからね。まてよ?逆に言えば、市販の農作物はこういう
農薬を使って処置している可能性があるって事か…(-◇-;)

まあ、どんな劇物でも毒物でも摂取許容値以下なら食っても
全然平気だし、逆に普段食っている健康食材だって摂取量が
過剰になれば人はあっけないくらい確実に死ねるんだし。

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以下ちょっと脱線。

一応自分は化学系エンジニアなので「量が毒を成す」という
概念を正しく理解出来るし、化学物質ってのが、刃物や単車、
四輪車と全く同じ、使い方さえ間違えなければ便利で
日常に欠かせないけれども、使い方を間違えると一転
して恐ろしい凶器になる、という事をちゃんと分かっている。

食塩だって200g食えば人は死ぬ。タバコだって1箱分ムシャ
ムシャと食えば人はあっさり死ぬ。逆にダイオキシンも極々
少量なら食ってもかまわない、本当に微量なら青酸カリでも
カドミウムでもサリンでもフグ毒のテトロドドキシンでも、
それらを遥かに凌駕する最強の毒、ボツリヌス菌毒素すらも
食っても無害、人は死なないのだ。

ヒステックにダイオキシン!残留農薬!環境ホルモン!!と
騒ぎたてるオバサンが、それより遥かに強い毒物であるボツ
リヌス毒素を使ったシワ取り美容整形手術をしたがったり、
人体にとっては百害あって一利も無いタバコを吸いながら、
肌荒れや健康を気にしてクソ高い化粧品を使ったり、怪しい
高額のサプリメントを摂る姿は絵に描いたようなバカモノで
あり、まさに「愚の骨頂」を具象化した生き様と言えよう。

ダイオキシンは市のゴミ焼却場なんかよりも骨を拾うために
遺体を低温で焼かざるを得ない火葬場が一番多く発生するし、
農薬より強烈な化学物質なんて身近にいくらだってあるのだ。

ノニルフェノールやビスフェノールAといった「化学物質」と
豆乳や納豆、豆製品に含まれている大豆イソブラボンは、
どっちがより「有害」か?、「環境ホルモン」なのか?と
言えば、実は後者だ。それをミノモンタがTVで宣伝したら、
それを妄信して食いまくったり飲みまくったりしてるのだ
から、始末に終えない。

そもそも一番強烈で大量に環境中にタレ流しにされて実際に
悪影響が出ている「環境ホルモン」は前述のような人工的な
化学物質じゃなくて、下水に流されてる女性の尿中に含まれ
ている「本物の女性ホルモン」、つまり工場や塩ビ、食品
添加剤やダイオキシンよりも、前述のようなオバサン達が、
地球環境に悪影響を及ぼしている汚染源、なんだぜ(^^;)

…おっと、話が大きく逸れた、家庭菜園ネタに戻そう。

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で、虫たちと闘う術はわかったけど、ちょっとそこまでして
「庭の仲間」である彼らを駆除するのは同じ命を持つ自分の
良心が痛む。特にダンゴムシやドウガネブイブイ用の農薬は
それ以外の小動物に対しても致命的な毒性がある。なので、
それを使ったら、多分庭はしばらく元には戻らない。

…それだけはいくらイチゴを食われようと絶対に嫌だ。

Orutoran

だがナメクジに関してはメタアルデヒド系はナメクジやカタ
ツムリといった類に特異的に効く薬剤で残留性もあまり無い
らしい。庭にはカタツムリはいないし、ナメクジは良く台所
に出没して、たまに踏んづけたりする事もあり、思い切って
これを試してみる事にした。…許せ(-人-)南無阿弥陀仏…

実はこのナメクジ駆除剤、農薬として購入しなくても、実は
ダイソーで売っている。それを一箱購入してみた。ついでに
その隣にあった木酢液も買ってみた。

Nouyaku


木酢液は木材を乾留して得られる液体で、フェノールを主幹
とした各種タール酸系の殺菌成分が含まれている。具体的に
クレオゾールが多い。これは以前関わった仕事の関係で自分
でQ-MSにかけて得られたマスフラグメントで定性したから
間違いないよ(苦笑)

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とりあえずナメクジ駆除剤が果たして効くのかどうかを確認
してみた。具体的には庭にいるナメクジを一匹捕らえ、この
駆除剤を一粒置いてどういう反応をするのかを見てみたのだ。

誘引作用がある、との事なのでそれに寄って来るのかと思い
きや、ちっとも関心を示そうとしない。一昼夜たっても全く
それを食す気配すら無い。あらら、所詮ダイソー商品って事
なのかな、と思って、効果が少ないなら庭に撒いて大丈夫だ
ろう、と、居そうな場所にパラパラパラパラと撒いて回った。

すると数日後、そこら辺中から大きめのナメクジが消えた(!)

うわ!なんだよ結構効くじゃん。絶滅されるのはバランスが
崩れるから困るんだがな、と取り返しの付かない事をして
しまった事を後悔したが、よくよく見ると、かなり小さいナメ
クジがそこにはちゃんと生存していた。さすが野に生きる命、
完全駆除っていう事は連続して散布するとかしないと難しい
ようだ。つまり適度に生息数を減らす効果があったと言う事
らしい。あ~よかった、ヒト安心だぜ(^^)<ばき

木酢液は原液のまま使え、と書いてあったが、それだと庭に
成ってるイチゴにかかって、それを食ってる自分自身が駆除
されかねないので、適当に希釈してジョウロでダンゴムシが
群生してる辺りに撒いてみた。…が、ちっとも減ってる気が
しないなぁ(--;)

ま、これも気休め程度の効果の方が、庭という大自然のバラ
ンスを崩さないからいいかもしれない、劇薬で殺戮するより
こんな程度の方がいいな(^^)

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このように実害を食い止めるために初めて駆除にトライして
みたけど、結局人間の浅知恵よりも、大自然の方が強い
ようで、結局その後もイチゴを食われ続けた。でも少ない
なりに自分も美味いイチゴを食えて、それを楽しませて
もらったから、ま、いいよね(^^ゞ

ダイソー農薬も大半が余ったけど、もう使う事も無いだろう、

ナメクジもダンゴムシも、命あるものはそこで生きていると
言う事実に必然性と重要な意味がある。その命の連鎖と
絶妙なバランスがこの狭い庭にもあるし、この町、この国、
この星の上で見事に成り立っているのだ。そして同様に
この宇宙で、でも、多分ね。

その中には「不要な命」なんて何も無い。もしあったらすぐに
死滅してその舞台から強制退場となるから。我が庭でその
可能性があるのは、ナメクジやダンゴムシじゃなく、自然の
中で極めて異質な生物たる人間の自分だけだろうな。事実
一切の存在価値が無い、という評価を最愛の人に下されて
自然淘汰された結果、滅するのを待つ身だもんなぁ<ばき

 

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2006.05.17

燃費良好なレガシィ2.0iに捧ぐ

自分の乗り物以外の趣味の一つは切り文字ステッカーの自作だ。
以前もこんなのこんなのを紹介した事がある。他にもあちこちで
作った自作シールが登場してるけど(例えばこのQRのWIngロゴとか)
趣味と言ってもせいぜいそんな低レベルでしかない(^^;)

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これはローランドDGが発売してるカッティングシートマシーンの
STIKA」というXYプロッターにカッターが付いているような構造の
シロモノを使ってPCでデザインを作って切り出して作っている。

Stikasystem

で、例の「速度抑制装置付」以来使ってなかったけど、ふと
思い立って燃費の良いレガシィ2.0iに敬意を表して突然思い
ついたこんなモノを作ってみた。それがこれだ(苦笑)

パチモン臭がプンプン(苦笑)

よくPCなんかに張ってある省電力の証である「エナジー☆」の
ロゴと、スバルの「六連星」のロゴをただ星繋がりという事で
合体させただけだ<ばき!

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でも、作った後で気が付いた、自分のBPは灰色だからこの手の
カッティングシートステッカーは黒以外に似合わない事に(TT)
それだと「黒い六連星」になっちゃうもんなぁ…仕方ないから、
この白で小さく作って、荷室のサイドガラスの所にでもこっそり
張って様子を見よう。

とりあえず適当に右隅に「SUBARU」のロゴを入れてみたけど、
ここはあえて燃費に優れた2.0iを誇るために「2.0i」として
堂々と低燃費スバル車である事を主張してもいいかも(^◇^ゞ

そうだ!それなら2.0iの証である、リヤバンパー右側下の他の
グレードだと右側マフラーが突き出ているけど、2.0iだとそこに
単なる閉止板がある、そこに貼りニ本出しマフラーを装備する
ハイパーな2.0GTや、シルキーな3.0R、ブン回る2.0Rに対して
「オレは2.0iだ、文句あるなら燃費で勝負してやるぜ!」
…と主張すっかな(^^)<ばき

 

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2006.05.14

適材は、適所で使う、方がいい

ちょっと前にレガシィのスピーカーを交換したネタをUPした。

当時外したスピーカーのあまりのチャチさに愕然としたのだが
そのスピーカー、遊んでいてももったいないし、かと言って今の
レガシィを手放す時にノーマルに戻すか?と言えば多分しない。

そこで何かしらの有効利用を考えた。その作りはともかくとして
このスピーカーは軽い、ヘタな10cmモノの半分くらいの重さだ。
そこで、アトレーのテールゲートのボードに穴をあけて、そこに
つけてみようかな、などと考えてみた。そこはペナペナの合板
ボードなんで、重いスピーカーは支えきれないのだ(^^;)<ばき

現在アトレーはF:ドアスピーカー&チューンナップツィーター、
R:小型BOXスピーカー&サテライトスピーカーとチューンナップ
サブウーハーいう状態で、出力的にはいっぱいいっぱいだが、
手持ちの45W+45Wミニアンプを使ってやればまだまださらに
マルチSP化が出来る余地はあるのさ(^^)♪

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そのスピーカーを手にそんな検討をしながら、ふと考えた。

「なんでスバルは今のレガシィにこれを採用したんだ?」

確かに作りもそうだが音も安っぽかった。Por Que?
でも採用したからにはちゃんと何らかの根拠があるはずだ。
そこで、手持ちのカーステ用品をかき集め太陽電池用の車
バッテリーに繋ぎ、このスピーカーをそのまま両手に持った
状態で鳴らしてみた。すると結構マトモな音が出るじゃん!

低音は極小マグネットとは思えないくらい響くし、ボーカルは
鮮明で、チェンバロの高音のような音も繊細に表現出来てる。
ちょっと驚いた。そこでもう少し検証してみたくなって、急遽
ダンボール箱でスピーカーBOXみたいな物をこんな感じで
即席で作ってみた(笑)

Homesp


スピーカー直付の音道ダクトがトイレットペーパーの芯と同じ
作りの単なる紙筒なので、意外とマッチするな(^^;)<ばき

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するとダンボールだから当然ビビリはあるが、ちゃんと低音は
増強されて、少なくともラジカセレベル+αくらいの音が出る。
あれ?じゃあ何でこれが車内であんな安音に聞こえたんだ?

今と違う、車内の条件はこれが横に向いてて、足元にあって
内装の内側に入っていて、狭い空間で鳴っていた、という事。
そういや家では常にスピーカーの真正面から生でコーン紙を
見ながら聞いていたっけ。そこでためしに片方のスピーカーの
上に平手を翳した。すると途端に音圧が弱体化しやんの(^^;)

つまり極小マグネットゆえスピーカー正面に障害物がある
だけでそこにある空気を振動しきれない
ようなのだ。さらに
スピーカーを横にし、その表面に以前TZRに多孔プレートを
装着した時に使った穴あきSUS板をガムテープで仮装着して
座った状態の足元で鳴らした。

すると、以前車内で聞いたような、低音が篭り、高音がちっとも
響かないあの安々スピーカーの音がちゃんと再現出来た(^^;;)

------------

なるほど、つまりこの軽量スピーカー、コーン正面に障害物が
一切無ければ安いなりにちゃんとそれなりの音が出せるのだ。
実際、このダンボールスピーカーで奏でるKOKIAのCDなどは、
聞いていてとても心地よい(^^)♪

だが車用のドアスピーカーとして使うと音圧レベルが低すぎて
音質も不適となって、つまり正真正銘「役不足」、という事だ。
何せ静かな家の中で模擬し聞いただけでこんなに差がある、
これが走行中の車内だと、…もっともっと条件が悪いからね。

ちゃんとしたスピーカーボックスに組みホームオーディオ用に
使えば良く動く紙コーンならではの軽快鮮明な音がそれなりの
音質で出せそうだ。コレを以前酷評してしまったが前言撤回

このスピーカーが「悪い」んじゃなく使い方、つまりカーステ用の
スピーカーとして、しかも曲がりなりにGTカーであるレガシィに
採用されて使われた、そのスバルの判断が悪い。<ばき

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この実験の結果からさらに思った。巨大マグネットを有している、
コーンもファイバーやメタル蒸着とかの硬い奴で、しかも2wayや
3wayといったマルチコーンのコアキシャルのスピーカーをこう
やって屋内で鳴らしたら、低音が不自然に響きすぎ、高音も
耳障りな程にシャンシャンと五月蝿すぎるのかな?、ってね。

そこでB4から外したリヤトレー用ケンウッドのフリードライブ式の
BOXスピーカーを家庭内実験用ヘッドユニットのリヤスピーカーと
して、並べて接続し、聞き比べてみた。

Homeaudio

厳密にはトランク室をスピーカーボックスとして使う構造なので
床に直に置いても本領は発揮出来ないが、これはあくまで実験
だからOK。

このスピーカー、セダンやクーペでトレーからトランクに貫通孔が
明けられる車なら絶対オススメの品。自分もいつかまたセダンに
乗る時のために、これは手放さない(^^)

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するとフロント側のダンボールスピーカーが丁度ナチュラルな音を
出す条件でリヤ側のそれは床がズンズン来る低音を吐き出すし、
端に付いてるツィーターは常時チキチキシャンシャン!とまるで
ラッシュの電車の中でマナーの無い奴のヘッドホンから漏れて
不快となるような高音を吐き出す。

これを家で聞いていたら多分短時間で耳や脳みそが草臥れる(^^;)
コイツはちゃんと「走る車内で音楽を聞く」、明確な目的を持って
作られているんだね(^◇^ゞ

そう考えるとこの軽量スピーカーをアトレーの車内で再利用しても
やっぱり役不足を感じかねないしスピーカーもそれでまた評価が
下がるのはちょっと不本意で不幸かもしれない(苦笑)

結論として軽量スピーカーのアトレーへの転用計画はこの結果を
持って勇気ある中止とした。また別の方法を考えればいいのさ♪

------------

このようにモノを生かすためにはそのモノに合った用途が必要だ。
そのマッチングが取れていないと、どんなに優れて高品質のモノ
でも諺の通り、「宝の持ち腐れ」となる。

カミソリでダイコンの桂剥きは辛い様に、菜っ葉包丁でのマキ割りも
相当大変だと思う。ナタで作った刺身は多分不味いだろうし、柳刃で
彫る版画は無茶苦茶になりそうで、彫刻刀でヒゲを剃ろうとしたら、
皮膚ごと深く抉ってしまうだろう。

全て同じ刃物だから、これらは「絶対不可能」ではないけど、何も
そんな無茶な事をしなくても、上記の例なら、一つずつずらすだけ、
ちゃんと用途に見合ったモノを使えば途端に楽になるし仕事も捗る。

…世の中の人の動き、自然の営み、大げさに言えば万有の法則も
全ての動きはこのマッチングを探り、それに無理せず合うものを探し
活かされる所で活かされ輝き、不適なら淘汰され長続きせず消えて
マッチしなければ新たに合う物を開発したり、自らが変化するのだ、
と、例えられないだろうか?

物と物、人と人、人と物、国と国、宗教や思想、主義や主張、
…ありとあらゆる「関係」っていう奴は、全てがそんなモンな
気がするんだよね(^^;)

 

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2006.02.11

中年ボーダー、頑張る

離婚後の自分再構築の一環として始めた、過去に痛い目にあって以来
ずっと苦手意識があり、ずっと逃げ続けていたウィンタースポーツ、
それが今では、冬が来るのが待ち遠しい!程にすっかり楽しくなった(^^)


スキーとスノーボードをほぼ同時に35歳から始めた
のだが、ここ最近は
ずっとボードばっかりやっている。その理由は単純、スキーよりボード
が面白い、というような理由ではなく、ボードは道具一式を持っている
のでスキーをレンタルするよりも安上がりになるからだ<ばき

------------

道具が揃うと敷居が一気に低くなり、コストメリットが出るというのは
キャンプとかもそうだ。一通り揃ってしまえば一泊のコストは激減して
そして回数を重ねれば重ねるほどそのコストメリットは増加してゆく。

スキーも一念発起して道具を揃えてしまえば、多分ボード並にやるように
なるだろう。自分はどっちにも何の偏見も無いし。でもスキーはボード
と比べると用品が高いから貧乏庶民には敷居が高い。板とビンディング
と靴を買うと5万くらいは余裕でかかっちゃうもんなぁ。短いスキー
ボードとかなら、1万円くらいから買えるけど。

その点、ボードは安いので敷居が低い。特売安物ボードのsetなら
2万円しないで揃うんじゃないかな?そういう安い板が全然ダメか?と
いうと、…初心者には違いがよく判らん、だから大丈夫だろ(^^;)<ばき

それがわかるまでガンガン滑り込んで、上達したら、自分に合う良い板を
買えばいい。それまでは初心者は安々ボードでも全然問題無いと思うよ。

そんな、かく言う自分が使っているのは、こんなボードだ。
 ↓
myboard

…どこ製だか、よくわからない(^^;)。これと同じ板をゲレンデで見かけた
事も一度も無い。誰かこの板がどういう物か判る人いません?<ばき

これは自分のスノボ師匠が新しい板に買い換えた時にそれまで使っていた
古いのをタダでくれたもの。「これで修行しろよ」、ってね。で、それを
今も使っている。

付いているビンディングも、一番安いありがちな、白プラスチック製の
アレだ.取り付け角がかなり進角してるのが、画像から判ってもらえる
だろうか?普通の滑走を重視し、アクション系を考慮しないとこうなる。
ちなみにこの板、長さが145cmだから「女性用入門set」とアル○ンとか
で売られてるようなヤツなんじゃないかな(._.)?<ばき

道具としては確かに安物だと思うけど、スノボ初心者にはこれでも十分に
「使える板」なのだ。道具の良し悪しが判断出来るような腕はまだ無いし、
これから沢山経験を積めば、例えばもっと長い板がいい、とか、硬い
板がいい、とかそういうことが判ってくると思う。それまではともかく
コイツで修行修行♪

単車も小さいのから大きいのまで沢山乗って色々な経験を積んだから、
自分のベストがノーマルのTWだと判ったのだ。もし食わず嫌いや耳年
増で自ら経験せずカタログデータだけで単車を選んでいたら、非力で
不恰好な、でも素晴らしきTWには、絶対に巡りあえなかったよ(^^)。
他にも結婚だってしてみないと自分ではダメなんだ、と判らなかっ<ばき

ともかく、どんなボロい道具でもいいからまず実際にやってみる事だ。
そうしないと、何も始まらないし、何も得られないからさ(^^)b

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で、実は昨日の誕生日にもスノボに行ってきたのだ。

土日はスゲェ混むけど、平日ならそれほどじゃないから休みを取ってね。
会社の後輩を年休取得に巻き込んで、野郎二人でトボトボと出発<ばき
ま、自分に対する誕生日プレゼントみたいなもんだわな(^◇^)

場所は行き着けとなってる南諏訪の富士見パノラマ。ここは近場の割に
結構楽しいゲレンデなんで、お気に入りなのだ。支度して早速中央の
中級?ゲレンデのてっぺんに立った。まずはここで準備運動するのさ♪

絶景かな絶景かな♪

かつて最初ここに立った時は、目がくらんで登って来た事を後悔したが
今はこの程度ならワクワクするぜぃ♪イヤッホー♪♪

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スノボは低速だと思ったようなアクションが取りにくくかえって危ない。
この辺は、低速だとフラつく単車に似ているな。そして速度がある方が
ズバッっとアクションが決まるのも、off車でダートを攻めるのと同じだ。

だからそれなりに速度を乗せる必要があるけど、でもそれは初心者には
絶対的な恐怖だ、本当に怖い。だがその相反する二つの間に自分を
置いて、より速度を上げる方向に自分のやる気をシフトさせる、つまり
「挑戦」しないと上達しないのだ。

自分の実力を見極めた上で、それを少し越すような挑戦をして、ヒヤリ!
としたり、たまに痛い思いをしながら、その経験を元に少しずつ世界を
広げてゆく…そんなイメージだ。虎穴に入らないと虎子は得られない
とは言っても虎穴の中には虎子だけでなく親虎もいて、ヒドイ目にあう
かもしれないんだけどね(^^;)<ばき

昨日は天気が良いのもあったし、本人も絶好調だった♪

kassou

最大斜度のところではまずエッジを立てず直滑降して速度を載せてから
こんな感じで左右に大きくドリフトターンで遊び、その後に緩い所まで
降りてきたら今度はエッジを立て速度を落とさず曲がるカービング
ターンの練習をひたすら繰り返した。

徐々に身体が温まり、何となく自信も湧いてきて、調子にも乗ってきた。
訳も無く短い周期で左右に激しく振りながらノリノリ〜♪、と遊んだ後に、
その勢いを持ってリフト乗り場に近づいていったら、その近所で想定外の
突然の逆エッジを食らった。

逆エッジとは、単車でいうハイサイドと全く同じ事。リフト近くは雪が
踏み固められてカチカチになっていて、なのに速度が乗っていたから
たまったもんじゃない。左肩からバーンに叩き付けられ激しく大転倒(^^;)

激痛が走り、しばらく起き上がれなかった。左腕に当初は力が全く
入らなかった。幸か不幸か、こういうシチュエーションは単車で自爆
転倒したり、事故ったりして、すっかり慣れているので、倒れたまま
意識を再起動して、身体の末端から冷静に自己ダメージチェックを
してゆく事が出来る。

…左肩は痛いし、腕も自力では動かないけど、ちょっと頑張ったら
痛いなりにもどうにか動かせるじゃないか…と、言う事は脱臼はして
ないし、骨もどこも折れて無い。つまり打撲による捻挫、って所だな。

一時間ほど麓のベンチで安静にしていたら、左腕を動かさなければ、
痛みがそれほど増加しない事がわかった。じゃあ左手を使わなければ
いいや、と滑走を再開した<ばき

左手を使ってバランスが取れないので速度は落し、セフティマージン
をたっぷり取った自分の70%程で淡々と滑走を繰り返す。イメージを
脳内に焼き付けて、次回に繋ぐためだ。そういう転倒しない程度で
押さえていれば、左手を抱えこんだ状態でもどうにか大丈夫、その後
10本くらい滑って、それで帰った<ばき


緩斜面での逆エッジはスノボで大怪我する原因の一つだ。この
程度で済んでラッキーだった。敗因は調子に乗って油断していた事、
それに尽きる。でもこの経験を生かして、また新たなる次を目指すぜ。
そうすれば痛い目にあった事にちゃんとした意味が生まれるからね。

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ちゅーことで、今も左手が持上げられない状態でキーを叩いている(^^;)

医者に行ってもレントゲン撮って鎮痛剤とシップが処方されるだけから
手持ちのシップを使って安静にしてればそれで十分だ。左手が使えなく
ても一通りの家事や一般生活にちっとも困らない。メシを作り、洗濯し、
布団を干すのもちゃんと無難にこなしている。

なにせ過去の事故で折れた左手を使わず生活していた経験が自分には
あるのだ。今はそれを生かすチャンス到来♪、なのさ(^^)<ばき


 

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2005.11.06

三者三様ツーリング

この土曜は久々に晴れた休日だったので一念発起グルメツー♪

久々に焼津漁港にあるツナコープでマグロ刺身定食でも食おうと
バイクに乗る会社の同僚らと一緒に高速道路を走り出した。

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自分はマシンローテーションの関係でTZR250RSをチョイスした。

意外に思われるかもしれないが、3XV-TZRはその完成度の高さで
峠やサーキットを攻めるだけでなく、日常のツーリングで余裕で
使える懐の深いレプリカなのだ。なにせフルカウルの中に伏せて
しまえば高速走行の風圧から逃れられるし、そういう速度域だと
それなりにブン回ってるエンジンはたった250ccの排気量とは
思えない程に十二分にパワフル&トルキーで不快な振動も無い。
積載性だってGiviのハコをタンデム部に背負ってるからバッチシ。

hakotzr

少なくともファンネル仕様のCRキャブから吸った混合気を鍛造の
ハイコンプピストンでぐいぐい圧縮し爆発させその排ガスをアルミ
チャンバーを有するヨシムラサンパーから吐き出す我がSRX621より
よっぽどツーリング向きだ(^^;)

そりゃTDM850の方が高速ツーリングは圧倒的に良いし、2スト故に
燃費も悪いけど、それでもコイツはコイツなりに楽しいのさ:-p

------------

同行したのはホーネット900とスティード400。ちょうどジャンルと
排気量が全く異なる3台で走ったので、途中でマシンをとっかえ
ひっかえしながら、現地を目指した。

 …以下一部フィクションを含む…

TZRはカウルに伏せてスクリーン越しに前方を見ながら巡航すれば
コース走行用にリミッターを切ってあるので180km/Hを超えた速度で
走り続ける事がそれほど難しくない。でもそんな速度だとエンジンが
12000rpm位は回るので、それをキープして走る事は、焼き付き&
フルロックが怖いのでやらない。だから6速10000rpmに止めといた。
これならば大丈<ばき

そうやって高速道路の上に飛行機雲を棚引くように、と美しい
詩的な表現をするにはあまりにも凄まじい、まるでラリーXで
敵車を止めるスモークのような白煙を発しながら走った(^^;)

250ccのレプリカマシンはこういう機会がないと中々回せない。
だからこうやってチャンバー&サイレンサーに溜まりに溜まった
カーボンとタール分を全部後方に吐き出すのだ<ばき!

排気口がカラッカラになり、さらに火の粉を吹くようになるまで
チャンバーをきっちり焼きまくった♪お陰でその後TZRは絶好調!
でもパワーバンド入れてずっと巡航してたもんで燃費が予想以上に
悪くて(14km/L!)、途中でガス欠コイちゃって、TZRを手で押し
歩いて途中のICで一旦降りるハメになったが(^^;)<ばき

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最大排気量のホーネット900は国内仕様のフルノーマル車。
カウル付きから乗り換えると「前に何も無い」乗り物である事に
違和感バリバリ(^^;)

走り始めるとウルトラスムーズで、900ccという排気量を全く
感じさせない。ちょっと大きい400ccのネイキッドのようだ。
普通に加速して100km/Hまで持っていっても、まるで40km/Hで
走っているかのように平和な世界。風圧だけがリアルに強くて
速度を感じるけど、でも400ccネイキッドと大差ない走行感だ。
だがコイツはそこからが凄い。その状態でタコメーターの半分も
使ってないのだから。

トップギヤでアクセルを開けるだけでそれまで400ccのようだった
コイツはそこから750ccのように加速を始めて、さらに8000rpmの
上はベースモデルのCBR900RR程では無いにしろ必要にして十六分!
の馬力が炸裂し始めてレッドゾーンまでフケ上がる!、のだが
実はそのかなり前にリミッターが効いて180km/Hで加速が止まる。

なので、それを体験したければ3速で走らねばならない。つまり
このバイク、フル加速すると3速のレッドゾーンあたりでもう
リミッターが効いちゃうのよ(^^;)<ばき

4発だからモーターのように無振動(単気筒やニ気筒比)でアクセル
レスポンスが良すぎて単気筒&ニ気筒&2st乗りの自分だと慣れる
までかなりギクシャクする。正直、速すぎてエンジン性能を殆ど
使い切れない。低速は「パワフルな400cc」ってイメージだから
排気量なりのトルクはあまり感じないし、回したら速すぎて
免許も命も危ないし、ネイキッド故に風圧も凄まじい。
これに乗っている間、自分が思っていたのはこんな事だった

 ino :「コイツは一体オレをどう走らせさせたいんだろ?」

凄い事は凄いが「4気筒は750ccまででもう十分」、っていう
自身の持論を再確認しちまったな。自分が4気筒に乗るならば
馬力はコイツの2/3、いや半分でいいけど、その代わりにせめて
ハーフカウルが欲しい。ん?それ、CB400SFのカウル付き?<ばき

 ----

スティード400はある意味、ホーネット900の対極のようなバイク。
16馬力の我が愛機TW200と大差が無いほどにパワーを感じない。
110km/Hからの追い越し加速のこれまた辛いこと辛いこと(^^;)
なにせ最高速は平地で120km/H。これまたTW200とほぼ同じだ。

あれぇ?400ccってこんなに遅い乗り物だったっけ?と思ったが
車がいない時に速度を落として80km/Hで淡々と流してみたら、
これが実に気持ちがいい。これ以上の速度で競っちゃる!という
闘争心が全く生まれず逆に鼻歌雑じりでホノボノと走れるのだ。

目の前にある景色や、フロントホイルとフォークが作る影が路面を
走る様を見てるだけでも楽しい♪。エンジンはかなりブン回って
いるだろうにそれを「あまり」感じさせないのはさすがだな。

フォワードコントロールのバイクはスポーツ性が無いからとずっと
毛嫌いしてたけど、もっと歳食ったら…こういうのもいいかも(^^)
ハーレーはちょっと勘弁して欲しいけど、400〜750ccの国産
アメリカンだったら、あと20年くらいたったら乗ってみようかな。

感性に訴える乗り物の単車はどんなカタログデータよりも
ギミックよりも、「乗って楽しい」事がなにより一番重要だからね。

…以上、一部フィクションを含みましたm(_ _)m…<ばき!

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で、焼津漁港に到着し、ツナコープの二階の食堂に上がった。
ここにはジャンボ入澤のような雰囲気の食堂があり、マグロ系の
定食は凄まじい盛りでお買い得感たっぷりでお気に入りだ(^〜^)
だが二階の扉は閉まって、と言うより閉鎖されてて、まるで廃墟の
ようにヒトケが全く感じられない。ありゃりゃ?

一階の即売所でマグロをサバいていたオジさんに聞いたらここでの
営業は止めちゃったらしい。焼津駅前に店が移転?したとか何とか。
で、今後南側に整備される新焼津漁港に、食堂が再建される?とか。

確かに、公式HPには食堂の記載が無い。

仕方が無いので、ツナコープの人が薦める近所の店「山ちゃん」に
行き、刺身定食(上)を発注。ちょうど秋の桜海老の季節で水揚げ
直後の生の桜海老(!)を飽食♪うひょ〜美味〜い!高いけど<ばき

sasimi

これ、刺身定食(上)の刺身部。右下が生の桜海老。シーズンは
春、というイメージがあるが、秋にも取れる時期があるらしいので
ラッキー♪。そうでないとこの時期は通常は冷凍物のエビで掻き
揚げくらいしか食えないからね。

それを含めて十数種類の刺身の盛り合わせがおかずで1995円也。
いつもイモを齧ってるけど、たまにはこうやって贅沢しないとね♪

------------

その後、ツナコープの販売部に戻り適当に土産を買ってタンデム
シートに直接ドリルで穴あけ&ボルトでベースプレートを取り付けた
Giviに突っ込んで、そのままどこにも寄らずに高速に乗って、覆面に
とっつかまってる連中を横目で見つつカウルの内側にすっぽり入り
スクリーン越しに前方を見つつ6速9000rpm程度で淡々と巡航して
無事帰宅。

こう見えても一応ゴールド免許なんで、運転は慎重なのさ<ばき

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昔は原付に乗っていた人間が小型や中型に乗り、その後限定解除して
ナナハンに乗る、という順調なステップアップを誰もが経験していた。
だが今は誰もが大型二輪免許を取り、いきなりリッターやハーレーに
乗ってしまう。中型のバイクは需要を失いラインナップは縮小の一途、
中古も売れずに東南アジアに輸出される一方だけど、いいモノは良い。

もし、いきなりリッターバイクやハーレーに乗っていて、その重さや
取り回しの悪さ、五月蝿さ、熱さ、維持費の高さ、燃費の悪さが
気になったら、そのままバイクを降りちゃわずに、一度くらいは
250ccや400ccに乗ってみて欲しい。

その圧倒的な軽さ、予想を裏切る速さ、そして気持ち良さがきっと
ちっとも肩肘張らずに、体力もカネも使わず簡単に味わえるから。

オススメの中型は馬力や旋回性が欲しければ250ccの2スト、
軽快♪痛快♪爽快♪を堪能したければ250ccの4スト単気筒、
オールマイティを求めるのならカワサキの400ccの4スト2気筒
NSR250RやTZR250R、SRX250やNZ250、GPZ400SやEX-4、KLE400は
誰も乗っただけでニコニコして「楽しい〜♪」って思える名車だよ。

------------

追伸:

ツーリング帰宅後、ツナコープのHPを見てみたらこんな物を発見!

http://housing-a.sunloft.co.jp/yaizu_gyokyo/gyo_waribiki.asp

なっ!なにぃ!そういう事は先に言ってくれよっ(T◇T)!<ばき

 

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2005.09.05

オレは拝火教の教徒(後編)

中編からの続き

一通りメシを食って、勢いで空けた缶ビールのアルコールが少し回り
涼しい夕涼みを虫の音を聞きながら少しぼやーん、としていた時に
遠くから段々と聞こえて来たのは不等間爆発による排気干渉によって
発生する独特の脈動ある排気音だった。

これは通常は90度V型ニ気筒エンジンが発する音だ。だが自分は
それが270度クランクのパラツインの音だと分かる。えっ?何故って?
だって自分もその音を奏でる乗り物に乗っているからね。

酔っ払って少しセンチメンタルな気分になっていたので、この音は
もしや…と一瞬バカタレな事を思ったりもしたが、そんな訳がある
はずは無いのでそんな妄想を掻き消した。そしてその排気音と共に
静かなキャンプサイトに現れたのは、近未来的なデザインに特徴の
あるヤマハTDM900にOVER管を装着して乗る、このBlogにたまに
コメントを寄せてくれる我がバイク仲間のパニアーノ氏だった。

何ヶ月か前に何処かの国道の停止線で偶然並び、次の信号、その次の
信号と、停まるたびに少しずつ会話して、しばらくそのまま並走し、
そのままの状態で路上で別れて以来の、久々の再会だった(^^;)

久しぶり、お互い無事で何より(^^)

------------

その後、辺りが焚火の炭火が明るいオレンジ色に感じられるほど
薄暗くなって、ランタンの明かりを必要とするほどに暗くなった。
調理するために炭火のみとなっていた焚火に、少し太めの薪を追加し
少しずつ、焚火を本来の姿に戻していった。それまでは一見地味だが
猛烈な遠赤外線を放っていたそこに小さいが確実にメラメラと火炎が
戻った。

北海道ツーリングから帰っていたパニアーノ氏と、現場仕事で消耗
してきた自分とで、再び乾杯!お疲れさん!

火力を増した焚火で自分は酒のつまみとして鮭のハラミを焼きながら、
パニアーノ氏は兵式飯盒でレトルトカレーを温めながら、他愛も無い
雑談や本州に居ながらディープな北海道ツーリングのネタ、そして
人生の落とし穴の奥深さまで(謎)、焚火を囲み飲み、食い、語った。

fire

来てくれて感謝っす(^^)>パニアーノ氏

------------

自然と会話が弾むのも焚火の効能だけど、それが途切れたとしても
ただじっと無言で焚火を眺めたりしててもその場の雰囲気が落ち着く。
それは焚火が持つ「魔力」の一つだ。

人によっては炎を見ると興奮したりする人も居るようだが自分は逆だ。
焚火は欠かすと禁断症状が出る麻薬のようなモノだが、それはUP系
じゃなくて鎮静剤のようなDOWN系に相当するものなのだ。

炎を見つめて居ると、だんだん自分の雑念や迷いや煩悩が薄れ、
視界に炎があることを認識しながら何も考えない無我の境地に入って
頭の中をリセットする感覚を得ることが出来るのだ。その境地は恐らく
座禅や荒行、護摩行等と等しい…はず。勝手な想像なんだけどね。
その辺りが自分が焚火愛好をして「拝火教」と称する所以なのだ(^^;;)

その一度空っぽになった頭の中で新たな思考を巡らせつつ焚火を弄る。
火のついた薪を弄ると赤い火の粉が中空に舞い、眼下ではメラメラと
鮮やかな火炎が踊る。そこに息を吹き込むと生き物のように反応し
火力を増して炭火が暴れ始める。地べたに置かれた石と石で組まれた
小さく燃える竈というにはおこがましいほどちっぽけな炉の中を、ただ
ずっと眺めているだけで全然飽きが来ない。焚火って不思議だね。

そして一晩かけてご本尊様に見立てた薪を燃やし天に返すのさ<ばき

------------

この日は会話の合間に焚火を眺めてこんな事を考えていた。

 暗闇で見る焚火の美しさは、開列直後に原子炉から取り出して燃料棒
 プールに移されその奥底で青い光を発する、この世のものとも思えない
 チェレンコフ現象のあの神秘的な美しさに勝るとも劣らない。

 そう、動物からヒトとなる際に遠い祖先が使い始めたのと同じような
 このちっぽけな焚火は、人類の英知が結集したものの一つ、熱出力で
 実に300万馬力を超える原子炉とその本質は実は同じなんだよね。
 そういや焚火ってのは正真正銘の「原始炉」だしな(笑)

 この炎の取扱いを一歩間違えれば山火事も起きるし、自分も焼け死ぬ。
 でも、そのリスクを分かった上で上手に制御して使えば、自然を破滅
 させられる地獄の炎も単なる便利な道具に変わる。

 …世の中に存在する全ての化学物質にヒトの致死量があるように、
 世の中にあるありとあらゆるものは、方法さえ工夫すれば
 全て「人殺しの凶器」になりえる。ヒトを殺すためだけに存在する
 核兵器にはどんな言い訳も通用しないが、それ以外のものならば
 問題となるのはその使い方、そして何よりそれを使う人間の心なんだ。

 単純に危ないからと逃げたり、避けたりしていたら前には進めない。
 蛮勇なりは勇なりき、という名言もあるが、危ないからこそ、それに
 挑んで、そして征服したい、そんな勇敢な(時に無謀な)冒険者が
 この世にいたからこそ、人類はここまで発展してきた。

 確かにその中には犠牲者もいただろう。でもその犠牲者のおかげで
 今の我々は生きていられるのだ、決して無駄死にしたわけじゃない。
 嘘だ、というのなら、なぜ今我々が河豚をおいしく食えるか考えて
 みればいい。大昔、河豚を食って死ぬ人が、何を食ったから自分は
 死ぬのだ、という情報を残してくれたから、肝や卵巣が危ない、
 身の方なら食っても大丈夫、という情報を後世に残せたのだ。

 そういう犠牲を繰り返し人類はようやくここまで来た。取り返しの
 つかない失敗もしてきた、でもその失敗は決して無駄になってない。
 またそんな挑戦はもう全てやり尽くしたのではなくこれからずっと
 続いて行くのだ。今を生きる我々も、かつての冒険者と同じように
 新しい何かに挑戦し、何度でも失敗し、命をかけて何かを遂げねば…

 思えばかつての祖先がこんな小さい焚火を熾したその瞬間からそれが
 全ての人類に宿命付けられてしまっているのかもしれないな。だから
 常に自分だけは危ない事は嫌だからと挑戦せずただ逃げ回るだけでは
 ダメなんだ。そう考えれば生物学的に見れば一匹のオスとしては淘汰
 され無駄に生きるだけとなった今の自分が高線量高汚染エリアで働き
 余計な給料を貰ってる事にも何かしらの意味があるのかもな。

おっと、だいぶ悪酔いして思考がネガティブ側に回り始めちまった(苦笑)

------------

せっかく焚火の魔力によりアタマの中をカラッポにしたのに、多くは
飲めぬ酒を缶ビール2本も飲み干したので思考も暴走気味になってきた。
その後の会話もろれつがうまく回らなくなって何よりも眠くなってきた。
パニアーノ氏も同じだったらしく、23時頃には「焚火を囲む会」はお開きに。

若干残った木炭を全て炉にくべて、朝まで炭火が灰の中で残るように
した。そうしておけば、夜中に雨が降らない限り、朝も焚火を熾し
その恩恵にあやかれるのだ。

ランタンを消し、それぞれが自分のテントにゴソゴソと入った。
自分は寝袋にもぐりみエアマットの上に横になると、あっという間に
寝入ってしまった。ぐぅぐぅぐぅ。

------------

翌朝はテントに朝日が差して、日光で加熱されてサウナになる寸前に
その暑さを察知し目が覚めた。寝袋から出て、テント内の荷物をある程度
まとめてから外に出た。朝日は既にその火力を如何なく発揮していたが、
大気の温度はさほど高くなく、ソヨソヨとそよぐ風は涼しかった。

すると隣のテントがごそごそ動き、パニアーノ氏が羽化した。

panian

いやー命ある生き物ってそれ自体が神秘でなんて凄いん<ばき
#うそっす

シュラフを乾かし、焚火の様子を見に行くと、真っ白い灰の中にまだ
炭火が沢山生き残っていた。ここに薪をくべれば、あっという間に焚火は
復活可能だし、そのまま金網を載せればトーストが焼けるくらいの火力
がある。だが夜遅くまでガツガツ飲み食いしてたので朝飯はパスだな。
よってキャンプ撤収のために、焚火を始末する事にした。

たっぷりの水をかけて完全に火を消した。風除けにつかっていた石は
水が瞬時に気化するほど加熱されてるので素手で触ってはならない。
水蒸気の断末魔が絶えるまで徹底的に何度でも水を注ぎ冷却する。
そしてスコップで穴を掘り、灰とその下の焼けた土を埋めて完全に
焚火の痕跡を消した。

さあ、自分が生きるべき現実に帰ろう(^^)
    ↑
  思うに毎回この決心をするために自分はキャンプをするのかもな

------------

てきぱきとテントと荷物を撤収し、パッキングし、全てをバイクにくくる。
パニアーノ氏とはそこで別れ、単独で走り始めた。目指すは「我が家」。
途中、あちこちと寄り道しながら久々のバイクツーリングを満喫して帰った。

いやー、久々の単車、久々の焚火、久々のキャンプ、楽しかったゼ(^◇^)♪
また近いうちにやろうっと
 
 

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