2024.05.21

2027年問題の準備を少し

ちょっと前に「2024年問題」という言葉がネット上を駆けていた。

それは労働基準法での労働時間管理規制の対象に今まで猶予期間ということで対象となる時期が延期されていた、運送業と建設業、医師の3つで時間外労働の上限規制が24年度から(つまり4月から)始まるというものだった。自分が所属するギョーカイもこの中の一つの建設業に該当する。自分が若い頃(このBlogを始めてから10年間くらい)は現場仕事にあけくれていて、過労死リスク?の80H/月なんてあたりまえ、100H/月も当たり前、サブロク協定は月初に120Hで申請して月中に150Hで再申請、とかそういう働かせ方をされてきた身だけど、そんな現場もこの規制にひかっかり、月45時間(年360時間以内)しか残業が出来なくなる。まぁ特別な事情がある場合は年720時間以内までブーストアップ出来るようだけどね。

これにより働き放題働かせ放題だった業種の職人や運転手や医者が残業できなくなる。本人たちはラクになるが、その過労を前提として回っていたシステムは崩壊する、それが2024年問題ってやつだ。まぁ誰かが生贄になることが前提でその人の人権人生を誰かや会社に捧げてやっと成り立つというのは流行りおかしいからこれは労働者に人間性を取り戻す改革の一歩なのだろう。副作用として、過労上等!、と残業代で稼げていた人は仕事をはぎ取られるのでそ分だけガッツリ減収になるし、地方に長期出張する現場仕事出張族は一種の出稼ぎ状態だったから、その劣悪な環境で働いた報酬としてのオーバーブーストがかかった給料を受け取るという実入りが無くなってさびれた田舎での夜や休日を過ごす責め苦が加わってしまうんだけどね。

光があれば闇もある、この制度、果たしてどっちが良かったんだろう?、とその状態での天国と地獄を見てきた自分は考えたりもする。体力あるワカモノなら本人が納得して志願すれば出稼ぎでガッツリ稼げる、という人生の選択肢があったっていいと思うんだけどね。

おっと、話がそれた、今回の話題は2024年問題じゃなく、2027問題の方だった。話を戻そう。

------------------------------

あらためて、2027年問題とは何か?、それは蛍光灯の製造や輸出入が出来なくなることを意味する。蛍光灯は水銀蒸気を封入したガラス管の間を高圧放電することでi線を励起発光させ、そのi線をガラス管の内側に塗った蛍光物質に当てて、可視光を発行させるポピュラーな照明器具だ。

白熱球全盛期の頃には蛍光灯は同じ光量を得るために省電力だった。殆どのエネルギーを熱にしてしまう白熱球よりも発光効率はよかったが、今はそれよりもはるかに省電力なLEDが広く普及し、かつての省エネの騎手も電力浪費の悪者になってしまった。また水銀蒸気が必要ため蛍光灯の内部には必ず水銀があり、それの有害性などもあって2027年をもって製造と国をまたいでの輸出入を止めて、そのままフェードアウトさせる事で国際的な合意がとれた。半年前くらいのニュースで流れてたので知ってる人も多いと思う。

  蛍光灯、27年末で製造禁止 水銀規制の水俣条約会議

そうなっても既存の物を使い続けることは問題ないし、新たに製造できなくても在庫品の販売は可能なので、そこから…まぁ5~10年くらいは数を減らしながらまだ蛍光灯は光り続けると思う。電気代が高いご時世なので早めにLEDに切り替えるという手段もアリだ。だが家庭用なら、今ある装置を使い続けるだけ使う方がトータルでは安くなる(経験則でね)

蛍光灯は規格品なので一般的なモノについてはある程度の在庫が国内に残ると踏んでいる。だから2027年の中頃くらいに既存の物を新品交換して、予備を3セットくらい調達しておけば、まぁ10年間くらいは余裕で持つはずだ。それやそれでやる予定。

だがそれが出来るのは天井にあるシーリングライトのいくつかだけだ。主のシーリングライトは最初からLEDが付いてたので当面交換不要、クローゼットとかのあまり常用しないところに丸形蛍光灯がいくつか使われている。なので一般的な10Wや15W、20Wといったストレート蛍光灯は無い。だが、困ったことにホームセンターなどではあまり売ってない、変な規格の蛍光灯が2か所存在する。

困ったことにそれはもう国産品がないようで、国内メーカーブランド品でも、中国製ならまぁ判るけど、オランダ製とかイタリア製とかしか手に入らないみたい。店頭でも売ってなくて取り寄せになるので割高、アマゾン通販で送料込みで1本2000円とかするのだ。マイナーすぎてLED代替製品もないので高い輸入モノを買って使うしかないのに、27年にはもうてにはいらなくなるという三重苦(T◇T)ぅぅぅ

全体を交換すると結局ウン万円かかるから高い消耗品をそのまま細々と使い続けるしかないのよねこういうのは。そういうのが27年が迫ると輸入品だと値段が上がるかもしれないし、27年を過ぎて国内在庫品は多分ドカン!とそれ以上に値上がるだろう、足元みるからね販売店側は。

なので、今のタイミングでもうある程度の本数を買ってしまった。ずっとウォッチしてたけどチョイ安くなった。円安もあるからこれから輸入品は値段も上がるはず、それにいつかは必ず使う物だし、その辺の市中で店頭販売してない規格のだし、そして将来入手できなくなるのは確定しているから。

Keikoutou

今の消耗具合から逆算するとこれであと10~12年くらいは持つはずだ。そこまでは蛍光灯を使って、それ以降はもうLEDに換えよう。その頃に長寿命のLEDにすると自分が死ぬかそのLEDが死ぬかのチキンレースになりそうだけどね(^^;)

| | コメント (2)

2023.11.30

その金を出す価値はあるのか吟味する

今までは、無料が当たり前だったけど、今はあえて費用をかけてるものがある。

そもそも何でそれが無料だったのか、と言うと社会情勢だったり慣例化した風出とか、そういう理由しか思い浮かばないし、それが無料で得られる環境に居るか居ないかでも変わる話なので一般論ではなく、あくまで自分の事例ということでご了承願います。

それは、カレンダーだ。明日から師走、そろそろそういうことを考える時期だ。

カレンダーは一年間継続して使う物で、無くてもどうにかなるかもだけど、自分の生活ではどこかにそれが無いと困るという生活必需品でもある。とはいえ実は数年までまで、カレンダーというものを有償で手に入れたことが無かった。

それは日常生活や仕事での関係者が、年末年始の挨拶とかで自部門や自社の宣伝を兼ねて何人も何社も持ってきてくれるので、年末になるとカレンダーというのはよりどりみどりで、段ボール箱に突っ込んだ多数のカレンダーからお気に入りの物を自由に持って帰ってよかった、そういう環境にそれまでいたので、自腹でお金を払って得るモノ、という感覚がマヒして無くなってた。

でもあらゆる儀礼を配する方向に舵を切ってる昨今の社会情勢や、北風と太陽の寓話における北風ターンのような経済状況などを踏まえた企業のコストダウン施策のせいなのか、ここ数年私生活のあいさつ回りや、職場での協力企業からの進呈カレンダーというものが目に見えて減ってきている。なのでお気に入りのカレンダー(自分の場合、シンプルに大きなフォントで日付だけが記載されてるのが好みで、半分が写真とか絵柄とかで2カ月に1枚の小さい数字のやつとかは不便なので使いたくない)を、無料で得られるという機会が本当に激減した。

なので、その数年前からカレンダーを買う事にした。それまで無料で得られていたものにおカネを使う、ということに貧乏節約生活者としてはまるで我が身を裂かれるような強烈な無駄使い感を感じていたが、そのハードルを乗り越えていざ買ってみたら、メリットがあることも判った。

第一に自分がお気に入りのデザインを選べること。
第二に余計な企業名とかの広告要素が一切入らないこと、
そして第三は必要だと思ったり気付いた時に確実に入手できること。

自分の場合、絵柄やキャラクターなどが欲しいと思わないので買うのはダイソーのコレだ。税込み110円。

2024ca01

2022年からこれをずっと使ってる。大きくて見やすくて、用紙も大きいのでその月が終わって裂いたものが巨大裏紙として使えて、メモや作業をする時に敷く養生紙として使える。そう考えると一年で110円を投じる価値はあって、元は取れてると思う。実際にはこんな感じで当月と来月の2か月分を並べて表示して使ってる。

2024ca02

110円で365日間使えると考えるとコストパフォーマンスはかなりあるので、生活費が年間110円上昇したとしてもその費用をかける価値はあると最近は納得してる。百均様様だよなぁ、ダイソーありがとう(^^)

--------------------------------------

で、ふと思った。

・自分が見たい番組を選べること
・目につく(生活に不要なのに無理やり押し込まれる)広告を目にしなくてもよくなること
・必要なタイミングで欲しい情報が得られること

これってテレビ放送の受信に対するケーブルテレビだったり、無料視聴のyoutubeに対する有料会員と同じ構図じゃないのかな?

無料が良ければそのままでも行けるけど有料にすることで望むやり方が手に入る。これは上記の例だけじゃなく、例えばホテルや旅館のグレードもそうだし、クルマだと軽自動車に対する高級車とかも実は本質は同じ「無料または安く得られるものに対してコストを掛けることで得られる価値」とでもいうかな。無限に費用を掛ければ最高最上の価値が得られるけど、創意工夫をして足るを知る次元で納得出来ればコスト削減は限界まで出来る、という事。

自分は生まれてこの方前者の生き方しかしてこなかったような気がするけど、百均カレンダーとはいえ、次なるステージに進んだんだなぁ、ブレイクスルーを果たしたんだな、とちょっと灌漑深い。なおyoutubeは無料で見るし、アマゾンもプライム会員には入ってない。各種SNSも有料オプションは使わない、無料のまま広告とかを差し込まれながら必要なタイミングでだけおこぼれを預かってる。だって無駄だと思えるコストは一円だって掛けたくないんだもの。必要だと思ったら多分みんなびっくりするくらいで使うんだけどねこう見えても(苦笑)


| | コメント (2)

2023.10.22

高すぎて冬が怖い

たった一カ月前まで、中秋の名月の頃を過ぎても、朝の気温が25℃を下回ることはなかった、日中も30℃を平気で越してた。真夏と変わらない秋が始まって、そこから急速に気温が冷えて行って、今では日が暮れると肌寒いし、メッシュジャケットで山道を走るのは日中でも涼しさを通り越した寒さを体感するようになってきた。

とはいえ、まだ10月だ、日中は暖かく、歩いて出かける分には上っ張りを羽織らなくても意外と快適だ。ああ秋よ、もう少し今少し、頑張って快適な時期を少しでも長く保っておくれ…

----------------------------

扇風機がまだリビングにあって、そろそろ暖房で使うサーキュレーション動作の最小限を残して仕舞って、まだ早いけど暖房器具を引っ張り出そうか、そんなことを考えてた少し前、ウチから一番近いガソリンスタンドの灯油の値段がいきなりドカン!、と値上がりした。

真夏なので灯油の値段なんてノーマークだったのであまり正確には覚えてないけど確か108円とかだったんじゃないだろうか?それが少し涼しくなったら、何とこんな値段に。

Touyu131

131円/Lって一体なんだよ!、18Lで2358円じゃないか!、軽油の値段かと思ったくらいの高値だ、これは困った。去年の冬は100~105円/Lだったはず、それがウクライナだパレスチナだときな臭い話が多いけど、こんなに値上がりするもんなのか…愕然としたよ。

自分の生活では暖房は灯油がメインだ。強力でエネルギー効率もいいエアコンがあるから電気代が安ければそれを使えば必要十分な暖を取ることは出来るが、電気代もとんでもなく上がってしまって、気楽に使えなくなってしまった。オール電化の我が家では給湯が一番電気を食うので、電気代抑制のため湯舟に湯を張るのを自粛しはじめたのが今年の3月。それ以降一度も自宅で湯舟にお湯を張って浸かった事がない。おかげで電気代は単位料金が上がってるにもかかわらず、絶対額では去年を殆ど下回っている。とはいえ猛暑の夏のエアコンは最小限にしたがさすがに耐え切れず使ったので、9月請求がきた電気料金だけは、昨年から30円程上回ってしまったけれど、kWh単位料金が全然違う環境で消費電力は昨年比で大幅ダウンさせてるから、そこはご勘弁を。

おっと話しが脱線した、暖房は灯油、という所まで話を戻そう。

-------------------------------------

自分が灯油を暖房の熱源エネルギーに使い始めたのは結婚する前にボロアパートで一人暮らしをしてた頃からだ。詳細は省くが、その頃灯油は安かった。50円/Lくらいだったのが最安値だったかな?もっと安かったかもしれない。それを一冬で18Lポリタンクで2~3回給油して乗り切る、というのがいつものパターンだった。これはボロアパート暮らしから結婚して二人暮らしになり借家の一軒家で生活した時を除き、その後の長いボロ二軒長屋暮らしでも大体同じだった。

諸事情でやむなく今の家を買って引っ越して、居住空間が倍以上になったのと、ここぞの一発熱源&防災対策で、反射式ストーブを増設したりして灯油暖房器具が増えてそれを便利に使ってたこともあって、今の家では灯油は大体だが1.5~1.8倍くらい消費するようになってる。つまり18Lポリタンクに直すと、3~5本分を冬シーズンで使ってしまう。

若い頃は寒くてもどうにかなったので石油ファンヒーターのLoモードだけで過ごせたけど、今は最小火力だけで暮らすのはちとツライのもあってフンダンに燃料を燃やしてしまっている、と怒られても否定できない。ごめんなさい。

-------------------------------------

まぁそんなわけで、仮に灯油ポリタンク4本この冬で消費すると仮定すると灯油の値段が131円/Lになったら

 131円×18L×4コ=9432円

…も、灯油代に使うのか!!!、これ使いすぎでしょ、家計維持管理警報が脳内で鳴り響く感ある。困った。代替えがそれよりもエネルギーコストの高いエアコン暖房しかないから、止むをえないけど、それでも高い。この増幅コストはどこをどうやって捻出すればいいんだろう?、

絶望にも似た感情で、日々の生活支出とは切り離した別腹管理のバイクに乗って、自宅から少し離れた市内最安値のガソリンスタンドで給油しようと思ったら、このガソスタは灯油がまだそんな阿鼻叫喚を呼ぶような値段ではない事に気が付いた。

Touyu104

去年よりチョイ高い部類だけど、今後これが最安値になる可能性がある。当然逆もまた真なりだけど、今の世界情勢的には値段が下がることは当面なさそう。なのでまだ暖房を焚くほどじゃないけど、安い値段で買えるウチに、と給油を終えてから自宅に直帰して、空のポリタンを車に積んでいって、10月半ばなのに、灯油を購入してしまった。ガソリンを0.5Lくらい使ったけど約480円くらい安いから元が取れる。長い独り暮らし生活の経験でこんなに早く灯油を買ったことは多分ない。貧乏節約生活者としては、なんだか『負けた』感が強い。

ああ、寒さの神様、どうにか今年は(今年こそは)厳しい寒さになりませんように…、長期予報では暖冬傾向出てるけど、こればっかりは運を天に任せるしかないのでどちらに転んでもどうにでも生きられるように備えを固めておくようにしよう。

| | コメント (3)

2023.09.26

庭先に潜む危機

真夏の暑い盛りが9月になっても継続していて、夏バテしたのか体力低下してグッタリ。

ここ数日やっと涼しくなった感があるので、日曜に真夏の間放置してた庭木の剪定を実施。そんなに広くない庭先に生えてる木々の伸び切った新芽を3時間ほど無心で剪定ハサミでガツガツ刈っていって、集めたそれらを次にゴミ袋に収まるように小枝をまとめたり指ほどの太さの枝を30cmほどにして、充填効率がよくなるように、薄いポリ袋が破けないように注意しながらまとめ上げた。麦わら帽子かぶってても真夏にこれをやったら絶対熱中症でぶっ倒れてたと思う。最終的にその日だけでいわゆる普通のゴミ袋(45L)で10袋ほど剪定屑が出た。ふぅ、疲れた(^^;)

Niwakikuzu202309

---------------------------------------

これは作業を終えた後の画像だけど、実はこの姿にするまでの作業でひと悶着あった。それは後半戦の落とした枝を処理して袋詰めしてた時のことだ。柊とかのチクチクする葉っぱは当然注意するけど、それ以外の枝は特にあまり注意せず素手で作業してた。長く伸びた枝を短く折ったり工具で切ったりしていたら、右手薬指の根本辺りに、いきなり激痛が走った。トゲが刺さったとか、切ったとかじゃなく、もっとギリギリとした違和感ある強い痛みだった。

え?、何っ!?!、と思って右手を見たら、薬指根本辺りに、約1cmほどの小さい毛虫が居た。その瞬間判った、ヤベェ、これイラガ系の幼虫だ!。イラガの毛虫には毒針が無数に生えてて、それに振れると激痛が走る。それを無防備&無意識だったのもあって、モロに素手でやらかした。ガーデニングする人ならチャドクガの次くらいに嫌ってる毛虫だと思う、知らぬ人はこのリンク先を見てみて欲しい。

イラガ幼虫の対策&刺された時の処置方法<完全マニュアル>

自分ガヤラレたのもこの最初に出てくる色のヤツ。なお虫系にかなり強く、イモムシくらいなら普通に手に乗せてツンツン突いて愛でる自分でさえもかなり毒々しいと感じる毒毛虫が画面ドアップで出るのでそういうのが苦手な人はリンク踏まないよう注意してほしい。

その毒針は即効性で、かつ痛い。まぁチャドクガのように延々長期間悩まされることはないけど、それでも警戒すべき対象だった
慌てて右手を振り払って付いてた小さい毛虫を落とす。そして申し訳ないけど踏んづけて駆除。生き物大好きな自分ではあるが人体に悪影響を及ぼす生命体は悪いが外敵として駆除するのだ。

そして室内に戻り、洗面所でお湯を出しながらも揉み出し洗いを繰り返してから石鹸で刺された箇所を外から患部に向かって古い歯ブラシで洗い、水気をふき取ってから強めのステロイド軟膏を塗っておいた。そして着ていた作業服にも毒針が付いてることを想定してすぐに脱いで洗濯機に叩きこんで着替えた。痛みはそれなりにあるが悪化はしないことを確認して、ポリウレタンのぴっちりした保護手袋をして、さらにハーフゴム引きの作業手袋を装着して、かつさらにイラガの幼虫がいないか注意しながら作業を続行。

そしたら作業途中で同じ毛虫を3匹ほど葉の裏に居るのを見つけた。危ない危ない、もっとひどい目に合う所だった。どうにかしのげたよ。

---------------------------------------

ウチの庭にはトカゲ、カナヘビ、ヤモリといった爬虫類からイモの葉を食うオンブバッタ、それを食うカマキリ、各種の蜘蛛、ダンゴムシ、アリ、といった地を這う生き物雨水がたまったジョウロに湧くボウフラ(気付くとすぐ打ち水に使って駆除)まで少ないながらも様々な生き物がいるけど、今まで自分に害をなすのは蚊くらいしかいなかった。今回初めて直接被害受ける害虫(と呼ばせてもらおう)に遭遇した。

庭木の中には背の高さくらいの椿が1本あるから、それにチャドクガがいないかはいつも気を付けたけど、今回イラガがいたのは別の立ち木。この経験を生かして今後も注意して庭作業をすることにしよう。

---------------------------------------

蛇足:毒のあるイラガは成長すると毛虫から特長ある硬い繭を木の幹とかに付けて冬の間はその中で蛹になる。その蛹、実は淡水のタナゴ釣りのエサになったりする。蛹を半分に切って中のどろどろを小さい小さいタナゴ針に絡めてつけてエサにする。ガーデニングの嫌われモノのイラガだけどこれがタナゴ釣りが趣味なら逆に養殖するくらいのことをするのかもしれない。つまりそれが害虫か益虫かは、絶対指標ではなくあくまで一人一人の相対指標でしかない、ということなのよね。

 

| | コメント (2)

2021.10.17

弔いは穢れじゃない

自分が現在住んでいる家は諸事情により購入するに至った中古の一軒家。

高齢のご婦人が老後の終の棲家とするために特化した注文住宅で、家族連れが住むには不便なつくりだけど、もう少し経つと老後生活の入り口が見えてくる中年男の道楽一人暮らしに十分対応可能なつくりなので、相当な値段だったけど個人的にはここを買えて、そして住めてよかったと思ってる。

なにせ老人一人暮らしに特化したバリアフリーの最新設計平屋注文住宅(築浅で耐震耐火等今の技術でやれることがほぼ全部入ってる)なんてまず世の中に無いし、自分では新築でこんなに思い切った作りの家はとてもじゃないけど建てられない。少なくとも自分がここで老人になったとしても、車いす生活になったとしても、リフォームする必要が全くない。だから初期費用は高かったけど、長い目で見ればお買い得だったと思う。

------------

この家を建てたおばあさんは長く共に暮らした愛犬とこの家で生活を始めたものの、短期間で愛犬を亡くし、一人暮らしになってから一気に足腰等身体が弱って1年未満で有料老人ホームに移られた、と言う話は購入時や、引っ越してきてから辺りに長く住んでる方から何度も話を聞いた。

そして、この家に越してきて早5年たった先日、最近初めて聞いた事があったので紹介しておく。

少し広めの敷地なので、こじんまりした庭がこの家にはある。その一角に、直径30cmくらいの、手のひら位の石を丸く並べた場所が引っ越してきた当初からあった。何だろう?。とは思ったけど、植木鉢でも置いてたのかな?くらいしか思ってなかった。でもつい最近、そこには先住のおばあさんの愛犬の遺骨が埋められてる、という話を近所のおばちゃん連中との家庭菜園井戸端会議で聞いた。その話しをしてくれたオバちゃんはその直後「しまった!」みたいな顔をして謝ってきた。なんでも、そういう話を引っ越してきたばかりの自分に話すと気分を悪くするんじゃないか?、と気にして話せなかったとのことだ。

…なんだ、そういう事でしたか、いえいえ全然気になりません。自分も子供の頃から飼ってた虫や動物が死んでしまうと泣きながら団地の片隅の土や実家の庭に埋めて埋葬してましたよ。それだけ前の方が大切に思われて埋められたのであれば、きっとその犬も成仏してるでしょうし、命が土に還るのは(それが焼かれて遺骨になった後であっても)正しい事だと思いますよ、自分はそういう考えの人なので、全然気にしませんよ、大丈夫です。

…という感じでその場で話した。取り繕いではなく本心からそう思うので、正直にね。

ちゃんと弔われている御霊なんだ、その犬はそれだけ飼い主に大切に想われていたということ。その気持ちも一緒にここに埋まっている。それを汚らわしいとかイヤだとか気味悪い、なんて思わない、むしろ命は土に還るべき。なのでその命が土に還って草木や虫やトカゲや鳥の命にこの庭が媒体となって襷渡しされるなら、それはいい事だと思う。その場所は庭の端で、かつ植わっている灌木の袂なので、自分がイモを植える場所からは数m離れているけど、例えば植えたイモがその命を引き継いで育ち、そのイモの命を自分が食って引き継がれるのだとすれば、汚らわしいのではなく、それは尊い事だと思うのだ。

| | コメント (2)

2020.05.31

さらば、半自動洗濯機

自分が長く使っていたポンコツ洗濯機のネタをUPしたのは…調べたらなんと8年も前だった(^^;)

過去のネタにあったように、回転槽のロック機能が死んだまま、ずっとゴム板を丸めて挟んで使い続けてた。ずっとそうやってきたから、洗濯というとそういうモン、と生活の中で固定化しつつもあった。

Hanjidousentakuki

だが、形あるものはいつか崩れて、電化製品はいつか壊れて動かなくなる時がやってくる。3月ごろから、半自動洗濯をしてると、カランカラン、と何かが何かに当たる音が聞こえるようになってきて、それがだんだん振動を伴うようになってきていた。何が起きているかを詳細には調べなかったけど、機械としてそろそろ限界を迎えつつあることは何となく判っていた。

-------------

この洗濯機、今だから言うけど、実は結婚した時に買ったもの。諸事情で入籍だけしてその一か月後にすぐ新居に引っ越して新生活をするために、とりあえずあわてて買った安物、というと怒られるけど、当時は一番安かったかもしれない、単身者用クラスの4.2kgのだし。

その後、ごく短い結婚生活が離婚により終わり、洗濯機は自分が持ってかつて住んでいたボロい長屋に引っ越した。それがもう20年くらい前の話。しかも8年前に「一年前くらいから壊れた」と言っているから、約10年間使って壊れ、その後9年間は壊れたままでゴム板を抜き差ししながらずっと使っていた。

家電の耐用年数は8年くらいだという。つまり倍以上働いてくれた、そう考えるとよく今まで頑張ってくれた。ありがとう、助かったよ。でももう限界なんだね。

Oldsentakuki

------------

新型コロナウィルス騒動で、外出自粛モードになっていたGWに、自宅から歩いていける距離にある家電量販店に出向いて、自分以外の客がほとんどいないガラガラの店内で品定めして、店員に相談して、そこから値切って<ばき、そしていくつか家電を買った。洗濯機はそのうちの一つ。残りはまた別ネタで紹介する(^^ゞ

------------

新しい洗濯機を買うにあたって、自分が求めた条件は以下の通り。

 ・洗濯を開始したら終わるまで自動で進行すること(こんなの当たり前)
 ・深夜電力の安い時間に洗濯出来るようにタイマー欲しい(これも当たり前)
 ・洗い始めた後から洗濯物を追加で放り込めること(よって縦型限定)
 ・4.2kgの洗濯機だと正直小さかった、もっと多く洗いたい(毛布くらいは自宅でやりたい)
 ・乾燥機は持ってたけどほぼ使わなかったからもういらない(必要となれば浴室乾燥機を使う)

そのため、「縦型」、「8~10kg」、「乾燥機能無し」(ただし風乾燥はあると嬉しい)で、安くて値切れるものをチョイスして商談した。

----------------

詳細は省くが、新家電がやってくる搬入日。朝方最後の洗濯をしてみたら、今までに聞いたことのないくらい大きい音と、ガタガタ!いう振動が出た。なんだか捨てないで!、と泣かれているような気もしたが、今までと違いすぎる状況に、コイツが無理やり音と振動を出して、自分に長年連れ添った洗濯機を捨てる罪悪感を薄れさせてくれているような、そんなやさしさまでもを感じた。ホント長いことありがとう。じゃあな、正しく家電リサイクルされたら、またカケラでもいいからウチに戻ってこいよ、歓迎するからさ(^^)/

9年間も突っ込み続けた黒い薄ゴム板2枚を残して、旧洗濯機と、ほとんど使ってなかった乾燥機は、あっけなくバラされ倒され担ぎ出されてトラックの荷台に乱暴に積み込まれていった。(BGM:ドナドナ)

----------------

空いた場所を雑巾がけして掃除してたら新洗濯機がえっちらおっちらと二人掛かりで運ばれてきて据え付けられた。
やあ、よろしく!、これから何年供にするかわからないけどよろしく頼む、出来れば壊れないでくれな(^^;)<ばき

Newsentakuki0

どっかり据わったのは東芝製の8kgタイプ、縦型、風乾燥付き。以前の旧洗濯機は4.2kgと小さく、モーターに強いという下馬評の日立製だった。実際19年チョイも(壊れながらも)使えたけど、今の時代の洗濯機はどこまで持つだろう?、日本メーカーとはいえ、もう白物家電は殆どが中国やアジアの会社になっていて、この洗濯機も東南アジア製だしなぁ。

試しに洗濯してみた。この機種は風呂水をくみ上げて使うポンプが内蔵されてるので、取説を見ながら専用ノズルを伸ばして浴槽に突っ込んでそういうモードにしてスタート!…あれ?動かない??、いろいろ調べたら、インターロックで上蓋を締めないと洗い始めないのね、旧は洗いは開けたまま出来たけど今のは無理みたい。

Newsentakuki

閉めたら水道水がジャンジャン注がれて風呂から吸い上げない。あれ?、と思ったら数分後に違う音がし始めて、吸い込み始めた。ある程度水を飲みこんでからインペラが回って攪拌水流の中で洗濯物が踊り始めた。

…あらま、静かだわ。最近の洗濯機の音ってこんなに小さいのね。旧は調子が悪かったのもあって夜中に脱水すると近所迷惑になるかとヒヤヒヤするくらいだったけど、これなら深夜にタイマーで洗濯しても目が覚めないかも、そのくらい静か。洗濯終了後、さらに試しに風乾燥モードで2時間くらい運転。すると化繊地のシャツは結構水分が飛ぶ。木綿のTシャツはそれなりだけど、でもこれは意外と使えるかも風乾燥。

さあ!新しい機能とともに、今までにはないワクワクの新生活が始まるぜ!!

…と、思ったけど、実はあんまり生活が変わらない。タイマーが使えるとはいえ、朝起きてから寝てる時に着てた下着や、オッサン臭が染みついた枕カバーとして何枚も用意して使ってるボロくなったTシャツを洗濯機に突っ込んで、洗面器で浴槽の残湯を汲みだしては洗濯機にザバー!っと注いでいた、そんな洗う習性が自分に染みついてしまっていて、せっかく新兵器が導入されたのに生活パターンが思ったより変わらない。容量が倍増したのもあって洗濯頻度も少し下がって、洗濯する回数が減ったのもある。そのために洗濯物を一気に干すためのハンガーはちょっと増えたけど。

Hangercolorful

まだ機能を全然使いこなしていないけど、これから少しずつ新機能を使ってみよう!
…しかしフタしないと洗い始めないのはやっぱ不便だよなぁホント。

| | コメント (5)

2020.05.01

指先がイタイ(T_T)

今日から5月。旅に出れない自宅生活の長い休みも半場にさしかかってきた。

で、今日は天気が良く、今までに一通り車やバイクを弄ってきたのでじゃあ庭のメンテをしよう、と麦わら帽子をかぶって庭木の伐採と雑草毟りを延々丸一日やってた。庭草もまるで初夏のような暑さに元気いっぱい。

Tutujiichigo
11743
11735
Imo2020
Negi2020

食える植物も元気だけど、花も綺麗♪。でもしつこい雑草もガンガン茂っていたのでザクザクブツブツと雑草を抜いて毟って土を掘り返して根を出し…、と素手で薄暗くなるまでやってたら、指先が酷使されてイタイのなんの。キーボードをたたくだけでイタイ~(T_T)

実はこの文章を打つだけでも四苦八苦。雑草との闘いはまだ進捗50%…すみません今日はここまで、指先を氷水で冷やして養生します(泣)

| | コメント (3)

2019.10.07

腐乱死体にならないために(次に繋ぎたいので)

自分は離婚してかれこれもう17年?18年?もう記憶が薄れつつあるくらい前に一人暮らしに戻って今に至る。

若い頃はそうとは思わなかったけど、最近同世代の独身(男)が自宅で孤独死するパターンが増えてきた。

団地やアパートみたいに自宅の窓を隔てたすぐそばに人が行き来するような生活だと死体が腐り果てる前に発見してもらえそうだけど、現在の自宅は庭付き一戸建てでの一人暮らしなので、もし自宅内で倒れて死んだら、簡単には発見されないと思う。そうなると会社勤めの期間は会社から身内に出勤してないという情報が入って、身内が警察に連絡して、という手順で発見に至ると思うけど、それでも数日は放置状態になるだろう。

そして今後定年リタイアしたら、今度は自分が自宅から出てこなくても誰もそれを気に留めなくなるから、下手すると腐敗どころか白骨化しても発見されないかもしれない可能性がある。まぁ自分が死んだらあとは関係ないので、周囲に迷惑を掛けまくってしまうとはいえ自分には影響が無い<ばき

墓に入って子孫に祭ってもらいたい、と言う願望は自分には無い、そもそも子孫が居ないんだから即無縁仏か散骨堂とか適当なところにバサっと灰をぶちまけてもらってかまわない。ただ心残りは今住んでいる家。自分の人生設計ではある程度歳を食ったら、リバースモーゲージか転売して現金化して、ケアホームなりの費用等にバケさせる予定。ハッピーにこの家を引退して、長期優良住宅認定された老人の終の棲家として設計建築されたこの家を必要とする誰かに託して使ってもらえるといいな、と思う(^^)

でも、その前に自宅でぶっ倒れて突然死んだら、そこは腐乱死体が出た事故物件としてネットに上げられてしまい、売り物にならなくなってしまうだろう。自分に妻子はいないから、遺産相続としては兄弟か、甥やら姪やらに相続されるんだろうけど、そういう状態で渡すのは本意じゃない。身内はどうせこの家を有効活用は出来ないと思う。そうなればたぶん売って現金化するだろう。その際に必要とする人にまたわたればいい。でも腐乱死体になってしまうとそれは(たぶん)出来なくなるのだ。

せっかくいい家だし、特殊な造りだから決して一般受けはしないけど、こういう家を必要とする人はきっといるはずだ、特に高齢化が進行するこれからの日本なら絶対に。なのでどうにかして突然死→腐乱死体、にだけはならないようにしたいと思う。子供を成せなかった自分が死して残せるのはモノしかない。乗り物は好きモノが乗るだろう、家も必要とする人がいれば使ってくれるだろう。そうすることで、自分がこの世に生きてきた理由が出来るのだ(自分が居てこういうモノを維持していたから、次の人がそれを使って生きられる、という点で自分に存在価値が初めて出てくる)

------------

じゃあ具体的にどうすればいいのか?、まずはご近所と仲良くなっておくことだ。いい関係を作っておけば、自分が窓を開けっぱなしで何日も出てこない、とかいう事態を察してくれて警察なりに連絡してくれる人が一人でもいれば最悪の事態は避けられる。

そのために寝るときにはどこかを軽く窓を開けておく(無論防犯上人が入れるような窓じゃないよ)。そうすることで死臭が早く表に伝わるだろう。まぁウチは24時間換気が入っているので換気の出口、これは屋根なんだけど、そこから屋内の臭気が撒かれることになるんだけど、平屋だから気付かれやすいだろう(^^;)

またさまざまな手段で世間とつながっておくことだ。会社人ならある人と人とのくもの巣のような人間関係も引退すると一気に薄くなる。そのためにネットでもリアルでもいい、仲間を作って交流を欠かさないようにする。すると身内より先に事態に気付いたり発見してくれる可能性がある。

そして最後の手段として、死ぬ前に本人がどうにかして回収サインを出すことだ。もし心臓なり脳なりが原因での突然死だったら、本人に残された意思を持って行動できる時間は秒単位しかない。なので「苦しい!助けて!」というサインを出しても間に合わない。出すサインは「今から死にます、死体回収ヨロシクぅ!」というものだ。そうすれば新鮮な死体を回収してもらえて家に対する物理的メンタル的ダメージは無くなる。

Drsecom2019

それをするためには少々の投資が必要だけど、現場生活が終わって当面自宅生活が続く今がチャンス!、これは独居中年男には必要な経費!、とケチらずに導入(^^ゞ

この赤いペンタントは「マイドクター」というサービスで、医療的緊急事態通報用のスイッチ。コレを作動させるとセコムの発報システムを使って警備会社に一報が入り、警備会社がまず電話してくる。それで状態を確認できれば終わり(誤発報ならここで終わり)、でも電話に出ないとか出ても非常時を訴えていたら、。警備会社は救急車を手配し、そして自宅の鍵を渡してあるので自宅に踏み入ってくれる。そこで発見されれば出来立てホヤホヤの死体なので問題なく回収できる。もしまだ生きてれば呼んだ救急車が対応してくれる(はず)。イニシャルコストはかかったけど(セコムのシステム自体はもともとビルトインされていて契約して防犯防火センサーによる監視体制は引越し日からずっと継続してるけど、この医療用緊急通報システムはまだいいか~、と導入してなかったのをついに導入してしまったよ(苦笑)。

もし激しい突然死でこれを発報させることが出来なかったらそれ以外のバックアップシステムで後日できれば腐乱する前の死体回収してもらうけど、こうやって準備をしておけば、これが使えるような事態になればきっと役に立つと思う。現状はスイッチONで警備センターに直接信号が飛ぶけど、将来的にはウェラブル・バイタルセンサーを装着して日々の運動量や血圧、心拍数などをリアルタイムモニタリングして、かつスマホと連動して自宅外でも健康状態をウォッチし続けられる。そして屋内屋外外出先問わず、バイタルが途絶えたらいちいちスイッチオンしなくても回収班が出動する「マイドクター+」というシステムあるそうな。今はいいけど将来的にはそっちにアップグレードして、「腐乱化予防全自動死体回収システム」をきっちり構築する、ここはカネをケチる所じゃないから徹底的にヤルよ~(^^;)

-------------

これはHPを見てもらうと判るとおり、本来は自分くらいの世代が、自分の親(後期高齢者)に対して設定するサービスだったりする。これを自分はこの歳で自分自身にかけた。でも突然死は最近は中年以上だと誰でも起こりうるリスクになってきている。自分は災害にしろ、日常生活にしろ、こういう非常事態にしろ「備える」と言う行為が大好きなのでこういう機械導入も楽しませてもらってるよ(^^)/

| | コメント (3)

2019.06.10

カモナ・マイハウス

自宅生活に戻ってかれこれ一ヶ月チョイ。
この家に引っ越してきてから3年目を迎えた。

この3年間に住んでいた期間は1/4もない。造り自体は築7年目くらいだけど、この家を作った前オーナーさんの暮らしていた期間と会わせても実質で3年間くらいしか使われていないため、玄関を開けるとまだ少しだけ新築の香りがする。いや、大げさじゃなくて本当だよ。

そんな自宅はまだまだ新しめな事もあって機密性高くて、スキマがなく、風を通しても全部に網戸があるので自分以外の生き物がほとんど室内に入ってこれない造りだ。

なので、自分はこの家でゴキに出会った事が…実は一度も無い。

引っ越してきた時にワクワクしながら据えたホイホイは結局一匹のゴキやその他の生物が巻き添えになることなく無駄になった。

Gokihoi3yearsafter

…もしかしたら、地球上からゴキは絶滅してしまったんじゃないだろうか?、と思うほど会ってない。でも、そんなに好きな昆虫ではないから会わなくてもいいけどね(^^;)<ばき

------------

他にも、庭に繁ってるクチナシの若葉に大好きなオオスカシバの幼虫が何匹も付きムシャムシャ、モリモリと葉っぱを食べている姿をずっと眺めて癒されたりすることはあったり、(画像は小さめ)

Imomusi201905

門扉には夜になると全長5cmくらいのヤモリの赤ちゃんが現れたり(つまり繁殖している、ということ!)

Risard201905

いろいろな生き物たちが中年男の一人暮らしの自宅に現れてくれて嬉しい限り。、やぁ、ようこそ我が家へ(^▽^)♪

------------

そんなとある休日の朝、玄関を開け放って風を通しつつ、その玄関先でバイクを整備していたら、玄関内に速いスピードで黒い鳥が2羽飛び込むのが見えた!おいおい!、なんで屋内に!!、

あわてて室内に戻ると、部屋の中で黒いツバメが二羽、パタパタと羽ばたいてホバリングしながら室内の様子をあちこち探ってた(^^;)。

どうやらイワツバメ?のカップルがウチの中を洞穴かなにかと思って飛び込んできて、営巣する場所を探しているようだ。飛ぶのを止めて停まったタイミングで一羽だけその姿をパチリと撮影(^^)

Tubame201905

このままだと明るいガラス戸に向かって飛んでしまって当たって怪我したり死んでしまう可能性もあるので、あわてて全開放が出来る窓類を
家中全てあけてやったのに、ツバメ夫婦は場所探しに夢中みたいでなかなか出て行ってくれない(苦笑)

しばらくして一羽ずつ飛び出していった。ふぅ、コレで一安心、と思っていたら、また飛び込んできて、部屋の隅々までもう一度飛び回って、出て行った。すぐ窓を閉めてカーテンも閉めて玄関も閉じた。出て行ったところのガラス戸に飛び込んでしまわないようにね。

ツバメが巣を作って、ヒナが孵って成長する様を近くで見ていられたら楽しいだろうけど屋内はさすがに終日窓を開放しておくのは無理なので、軒下だったらフン害くらいはどうにでも面倒みるんだけど、今回のカップルはそっちには興味はないみたいだった。

でもツバメさんが室内訪問するなんて滅多に無い事なので、ちょっと嬉しかったよ。また機会があればおいで~、取って食おうなんてしないから仲良くなりたいな(^^;)

 

 

| | コメント (8)

2018.10.09

10年早かったのかも

気が付けば、借家立ち退き&自宅購入騒動から
もう2年以上が経過している。なのに、その自宅で
生活した日数は実質半年くらいで、残りの3/4は
あちこちのビジネスホテルで暮らしが今も続く。

ちょっと前に強烈な台風がやってきたのもあって、
放置してる自宅が心配になったので無理を言って
この3連休に自宅に戻ってみた。ご近所さんに色々
お話を伺うと、相当強い風がここにも吹いたらしい。
でも自宅は何の被害もない。被害と言えばバイク
カバーが一枚風圧に負けて裂けオシャカになった
くらい。それはそれで約5千円のダメージ(T_T)

ほぼ最新スペックの平屋住宅が地震に強いのは
地盤改良計画書やら設計図面やらハウスメーカー
発注仕様書を見れば一目瞭然なんだけど、今回は
台風(大風)にも強い事が判ったよ(^^;)

------------

で、せっかくの3連休なので、久々にバイクを満喫
…したかというと、なんと帰りの新幹線の中で隣の
客が2時間くらいずっとゲホゲホやっていたのを
ノーマスクで受け続けていたため、翌朝から発熱、
結局丸二日寝込む、という無駄な時間の使い方を
してしまうハメに。

せっかくの秋晴れの自宅での休日なのにぃ~!

まぁ体調不良は仕方がないので、引越し以来
もしかしたら初めて?、な自宅で完全引き籠り
生活をやってみた。

------------

…結論から言うと、高齢者が一人で暮らすために
特化した特注フルバリアフリー平屋住宅は何の
不自由もなく不健康生活を過せた。備蓄食料も
豊富にあったので買物にすら行かなかったけど
何も困らない。体調不良の中年が一人で何でも
出来てしまう。

ウチにはTV自体が無いから、ダラダラした時間の
使い方は、古いノートPCによるインターネット閲覧
AMラジオくらいしかないけど、もしもこれでTVや
DVDプレイヤーでもあったら、相当長い出不精に
なってしまうんじゃないだろうか?、という感じ。

デメリットをあえて言えば自分が孤独死した時は
発見が相当遅れてしまいそう、という事くらいかな。
まぁその時のためにセコムの緊急ドクターコールを
契約してるからヤバい時その緊急ボタンを押して
から死ねば腐る前に死体発見してくれるはず(^^;)

------------

…ここでちょっと考えた。家を買う、という一大事は
そうそう何度も出来る事じゃないので熟考に熟考を
重ねて、人生設計を立てて、何百回、何千回と
電卓を叩いて今の趣味生活と老後生活を同時に
成り立たせられるバランスを考えてこの家を買った
けど、ちょっとそのバランスが今の生活よりも先の
老後に偏り過ぎていたかもなぁ、という気がした。

今の趣味を全開で楽しむ家、となると恐らく住居
スペースがオマケで付いているようなガレージ
ハウスが理想形になる。でもそんな家だとあと
10~20年後には単なる物置に成り果ててしまい
老人の生活としては不便でしかない事も判る。

でも、今という時期を目いっぱい楽しむためには
そういう選択肢の方が楽しいのかな?と。そして
その生活スタイルを満喫してから今みたいな家に
引っ越していたら、多分最高の選択だったと思う。

------------

まぁそれを叶える財力が自分にあるわけじゃないし
現時点で道楽に全力を注ぐと今後の老後生活が
全く成り立たなくなることも嫌と言うほどわかる。

そういう大人の計算と妥協を多分に含んだ人生
設計に従って自分は今の家を買った。FPあたりに
判断を依頼しても、多分最良の選択をしたね、と
言わせる自信もある。

でも人生は一度きり。もう少しだけ冒険して遊んで
みても良かったんじゃないのかな?、と、布団で
ゲホゲホしながら寝込みつつ思ってた。

養う家族もいない、守らねばならない物も何も無い。
そんな自分が、何でこんなにもガッチリし過ぎな程
守りに入ったモードでいるんだろう?

これが老いに対する無意識の恐怖心なのかな?
生物の本能みたいなものだとすると、それに抗って
いまさら遊びモードに突入は難しいかも(^^;)<ばき
 

| | コメント (7) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧