生きるために、死地に戻る
以前、不眠やら嘔吐やらの体調の悪化が限界を超えてしまい
当時最前線の戦場であった現場から傷病兵扱いで送り返され
なれぬ事務仕事を約2ヶ月しながら体力と気力の回復を図って
いたのだが、ある程度の健康回復と気力回復も実感出来た。
生活も落ち着いてきて、現場出張生活には楽しめなかった
日々の暮らしも楽しめるようになってきた。睡眠薬も飲まず
寝れるようになったし、頭痛もおさまってきた。食欲もあるし
○ンコも驚くべき事に毎日規則正しく○るようになった(失礼)
これだけ短期に回復する、というのは、やっぱりストレスに
よる心身症だったんだろうな。
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身体も精神もだいぶマトモになってきた、という自覚がある。
そして仕事は以前と変わらず忙しくて、いやむしろもっと
忙しくなっているといってもいい。
そうなると、そろそろ現場復帰、という声があちこちから
チラホラと出てくるのは、むしろ自然な流れともいえる。
ただ、ストレスから遠ざかることで、劇的によくなった、と
言うことは逆に言えば、ストレスに近づくことで劇的に悪く
なる、という可能性がある、ともいえる。
それなので、オファーはあるものの、ずっと躊躇していた。
せっかく事務型の仕事に少しずつ慣れつつあるし、これは
これで新しい人生として受け入れてもいいかな?と、毎日
通勤電車に揺られながら、生まれて初めて手にしたスイカの
定期券で改札を通過しながらそんなことも考えていた。
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でも、自分の例もあるし、自分が抜けた穴をカバーすべく
今現場で苦闘している仲間達も無限の体力と精神力を持つ
わけではないので、このままだと同じことの繰り返しになる。
そこで、会社も少し考えてくれたようで、新しくこの仕事を
行うべく、新人がウチのチームに何人か配属されてきた。
あ、新人、とはいっても新入社員じゃないよ、詳細は控える。
だけど、新人は即戦力にはならない。一定レベルに成長して
くれるまでは、逆に足を引っ張る『足かせ』と言ってもいい。
今の疲弊したチームにその負荷は想像以上に重い。
ここで彼らが成長して一人前になってくれたら、味方として
今の戦線に参加してくれたら、自分や仲間がこれ以上苦労を
しなくてすむようになるのだ。だがそこまでの道のりが遠い。
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色々考えた。
今の生活をしていれば、収入は現場労働の時と比べると
驚くほど少ないが(とはいえ世間一般のサラリーマン並か
それ以上ではあるのだが)自分の生活や身体を最優先に
すれば、この生活も決して悪いもんじゃない。
少なくとも毎週連休があって、いつでも手元にバイク達も
いてくれるのだ。まさに夢のような生活だよな(^^)♪
ただ、仲間がまだあの泥沼で足掻いているのに、自分だけ
ノウノウとしてこんなぬるま湯(では決して無いのだが)的な
生活を送っていてもいいのだろうか(-_-;)?
あの泥沼の中に、かの新人集団をぶちこんだら、仲間は
その負荷に耐えられないだろう。そしてその結果、現状を
打破するためにやってきた新人を含むチームの崩壊は
避けられない。
様々な現状を鑑みて、結局自分からカチョーに志願して、
あの死地である前線の戦場に自ら戻る事を決めた。
これは単に無謀な賭けで死にに戦場に戻るんじゃない。
自分が、仲間が、我ら全員が生きるために行くんだ。
そして今の自分の仕事を後任に引き継いで、自分が
新しい世界に行くために行くんだ。
…身代わり地蔵を自身の代わりにドロ底なし沼に沈めに
行く、と言えなくもないような気もするが(-_-;)<ばき
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と、言うことで、今週からまた現場生活が始まった。
しばらくは常駐ではなく、複数の現場を毎週回って
あちこちの現場にパラでかかわるような形になる。
な、もんで、ぢつは今も自宅ではなく現場の宿舎から
PHSをモデムとして使いナローでネットに繋げている。
ちょっと前までやっていた事なので、まるで療養と静養の
ために自宅で生活して事務所に勤務していたこの二ヶ月が、
夢を見ていたのか、非定常な異常な状態で、今こそが
現実であるような感がどこかに漂ってる気がするのだが、
ま、気のせいだろう:-p
それが気のせいでなく本人が戻りたいと渇望するように
なったら、その時には大手を振って戻りゃいいのさ(^^)b
ちょっと前に過労で倒れかけただけに、その選択肢は
(空手形かもしれないけど)持たせてもらっているから。
それに可能なら、可能な限り出張を短く切り上げたり、
週末は帰宅したりして、日常生活も以前よりずっと大切に
してゆくつもりなので、今後にもこうご期待<ばき!
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新人のコーチとしてゆくので、現場仕事も今までのような
ウルトラハードワークではないし、本当の意味での最前線に
立って主戦力として闘うわけでもない。むしろ闘う彼らの
後ろにたって、その闘い方でいいのか?といったことを
問いかけて考えさせる役目を行う事になる。
いつもだったら自分でやりたがるタイプの人間なので手を
出してしまうと思うが、今回は非情の鬼教官を目指して
頑張ってみる。新人に必要で、最も成長する方法は物事を
自分で判断をさせて、その責任を持って実行させ、儚くも
失敗させること、そしてその尻を最後まで自分で拭かせて
何が悪かったのか、二度と繰り返さない、と体感させる事。
当然怪我する、とかモノを壊す、とか客先や他社、地域に
迷惑をかける、といった不適合の発生は未然に自分が全て
阻止する。でもリカバー可能な事であればあえて不具合を
気付かせずに実行させて、それを体感させる。
自分が(会社の中だけでなく子供の頃からずっと)そう
やって育ってきたし、もし自分に子供がいたなら、多分
そうやって育てているだろうし。
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そう考えると、これは母性本能ならぬ父性本能なのかな?
「何かを伝えて、教え、育てる」という一連の行為ってさ。
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